7月28日(金)
今日は6時前に起きて、準備。人より遅れると迷惑をかけちゃうからね。朝が早いので、みんな次の日に着る服を着て寝ているのだ。(^^; 昨日同様、朝食が終わると現場に向かった。
現場では、なぜかモモとコモモがアイドル並みに人気で、手伝いの若者たちからは「モココ!」「モココ!」と呼ばれてかわいがられていた。うーん、モココって……
今日もほとんど収穫なく、午前の作業が終わる。途中の休憩時間が若者たちにはうれしいらしく、10時のちょっと前になると、みんなそわそわし始めて、ティータイムの準備に精を出す。こらこら、ちゃんと仕事しなさいって。(^^; その中に、以前私が教えていたM君という生徒に似た若者がいたので、トル子さんにこっそりと「彼はM君という生徒に似てるわ。M君は私が見てないとすぐサボる生徒でね〜」という話をすると、「実はあの子もそうなの。気はいいんだけどすぐサボるの。あの顔は万国共通のサボり顔なのかしらねえ?」とのことであった。
午後に入っても、目立った成果はない。去年からこのあたりを掘り始めていて、すでに民家が見つかっているので、このあたりにも絶対あるはずなのだ。でも、なかなか見つからず、全員の士気は下がりっぱなしのようである。それでも私(とモモ&コモモ)が見学しにきたことで、現場がちょっと活気づいたようなので役に立ったということにしておこう。
さて、16時になって製図の時間になった。ちょっと手のあいたトル子さんに発掘現場をあちこち案内してもらう。その様式や形で時代が特定できるのは面白い。また、遺跡の下から、さらに別の遺跡が出てくるというのも不思議だ。
そして17時になったところで、私は一足先に宿舎まで歩いて戻ることにした。明朝乗るバスのバス停を確認しておくためだ。宿舎を出て左に行き、最初の角を右に曲がり、十字路を左に行ったところにバス停はあった。おじさんたちがカフェの椅子に座ってのんびりまったりしている。一人でぶらぶら歩いている私を不思議そうに眺めていた。火・木・土・日の朝8時半にエスキシェヒル行きのバスが通っているらしい。これで明日の移動は大丈夫。エスキシェヒルから長距離バスでアンカラまで行ったら、買い物もたくさんしたいな〜 アンカラ城や博物館、ローマ浴場跡、アタチュルク廟は絶対みなきゃね。
宿舎でのんびりシャワーを浴びて日記を書いていたら、いつも発掘現場で一緒になる青年に「早く夕食を食べに行かないと遅れちゃうよ」と言われたので、一緒に晩ご飯を食べにいった。本日の晩ご飯もうまい!きれいにたいらげて部屋に戻ろうとしたところで、ヤプラック・ドルマス(葡萄の葉のピラウ包み)とビベル・ドルマス(ピーマンのピラウ詰め)を持ってきてくれた女の子がいたので、それも完食。彼女の家はレストランをしているので、ときどきこうしておいしいものが差し入れとして届くのだと言う。ヤプラック・ドルマスにヨーグルトをかけて食べると、「これがトルコの味か〜」と感慨もひとしお。ご馳走様でした。
外に出ると、今日も見事な星空。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)
|
早速今日の発掘開始です。
なかなか目指すものが出てこないので
ちょっとテンションが下がってます。
|
今日もモモとコモモは……
(^^;
|
積んだワラを
方形に固めているのが面白い。
|
今日のおやつ。
ケシの実ペースト入りのパン。
|
トマトとチーズの入ったパン。
これもお母さん達の手作りです。
|
働き者のヤオズ君。
一生懸命掘ってます。
|
お昼ごはんのケバブ。
今日は「農家のケバブ」と言われるもの。
|
ワラを刈って移動する民族。
このテントには興味あり。
|
どこまでも続く道。
トルコの大地は
本当にまっすぐなんですね。
|
宿舎の入口。
|
宿舎近くのバス停。
|
村はのどかです。
静かだし、人通りも少ないし。
日本の昔の田舎を思い出す。
|
今夜は豆のスープ。
トル子さんはこれが苦手らしい。(^^;
|
食後にいただいたヤプラック・ドルマス。
学生さんの親からの贈り物。
|
ここが製図を取ったり
土器の復元をしたりする部屋。
|
トルコ人は世界一国旗好き。
今夜の月は国旗に似ている。
|