トルコ7日目

 

727日(木)

6時に起きてパン、トマト、チーズ、オリーブの朝食。ばたばた食事をしたと思ったら、6:50にはミニバスで発掘現場に向かう。発掘作業の手伝いをしてくれる青年たちと7時に現場で合流し、早速作業開始である。ほかの人たちは街の中心部分の発掘現場を担当しているが、トル子さんはその周辺にあるらしい一般市民の住居跡を探しているのだという。メインの部隊とはちょっと離れたところで小ぢんまりと作業しているので、わりと和気藹々としたムードである。私の名前も一応「チネコ」で定着し、みんな「チネコ!」「チネ〜コ!」と呼んでくれる。トルコには「チネコップ」という名前の魚がいて、私の名前は「チネコ」の方が覚えやすいだろうということで決めたのであった。
10
時になると、一旦休憩。みんなでおやつを食べる。おやつは青年たちが持参したパンやケーキ、ジュースだ。しかもこのパンやケーキは彼らのお母さんたちの手作りだ。作りたてのふかふかしたパンは最高においしい。「これも食べてごらん」といって出してくれた、ポテト・ナス・ズッキーニのトマトソースはこれだけでパンのおかずになる! 男の子たちは気前がいいので、残ったパンは「これ、もって帰っていいよ」と袋ごとくれるのだった。
さて、10時半になって作業再開。掘っても掘っても成果が出ないので、私は一人でぶらぶらヒマワリ畑などを見に行く。戻ってくると男の子たちが「あっちには蛇がいるから気をつけたほうがいいよ」と教えてくれた。そーゆーことは最初に言ってください。(^^;
12
時になると午前の発掘は終了。私たちは宿舎に戻って昼ご飯を食べる。ポテトとひき肉のトマト煮込みがおいしい! この昼食は毎日おばちゃんが作りにきてくれるのだ。家庭料理っぽくてなかなかの味だ。
さて、のんびり休憩する暇もなく、12:50になると、再びミニバスで発掘現場へ。今度は15時半まで発掘作業を続ける。うーん、やっぱりそれらしい遺跡の痕跡が出てこない。途中何度も教授が見に来るが、出てこないものは出てこない。そして今日はまったく成果が見られないまま、発掘作業は終了となった。
ここで手伝いの男の子たちは帰っていき、30分の休憩タイムとなる。みんなでパンにトマトやオリーブをはさんでサンドイッチを作る。私は働いていないのでそんなにお腹が減らないが、若い子たちはよく食べる。私は食べるよりも水分が欲しい。(^^;
さて、16時になると発掘現場の製図を取る作業が始まる。私はすることがないので日陰で座っていたら、いつの間にか寝てしまった。うーん、太陽の日差しは体力を奪うからね〜 結局、作業がいつもより長引き、19時過ぎに宿舎に戻ってきた。その後、水でシャワーを浴びて(お湯が出ないので、昼間のうちにバケツに汲んだ水を日向においておき、このぬるま湯と水でシャワーを浴びるのだ!)、髪も洗う。そういえば昨日はシャワーを使わなかったので、体中から汚れが出る、出る! この際、水でもいいぞ〜!
20
時半にようやく夕食。もうみんな食べ終わったあとだったので、残ったキョフテをちょっと多めにもらったりして、満腹になりました。外に出ると、満天の星空。天の川もきれいに見える。隣のジャーミィのミナレットにかかる北斗七星が見事だ。21時から今日のまとめ作業が始まるので、私は一人外に出て、空を眺めては星空の写真を撮っていた。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


発掘隊の朝食。
その日の当番が用意します。


こちらが発掘隊の宿舎。
男の子部屋と女の子部屋がある。


向こうに見えるのが食堂。
ここで3日間お世話になります。


敷地では発掘された
土器を乾かしています。


教授の飼い犬レマン。
最近野生が戻ってきました。


7時には発掘現場へ。
早速今日の仕事開始です。


使い終わった道具は
こんな感じでしまってあります。


あちこちに発掘の跡があります。
ここは何年もかけて掘っているらしい。


向こうに見えているのがメインで、
私たちはこちら側を掘ります。


こんな感じで土器が見つかります。
小さいのはあまり役に立たない……


掘った土は
一箇所にかためて置いておきます。


この辺りは去年掘ったところ。
壁が出てきてます。


一面のヒマワリ畑!
これは食べるためらしいですよん♪


ミツバチも集まってました。
こうして受粉するのね。


掘削作業を手伝いに来た若者たちが
おやつを持ってきていました。
みんなで食べるのが楽しみ!


こちらはケシの実ペースト入りのパン。


宿舎に戻って食べるお昼ご飯。
結構ボリュームがあります。


モモとコモモはすっかり
気に入られちゃったみたいです。


こちらは晩ご飯。
ポテトをのせたキョフテでした。


これが食堂。
水は水道の水を飲んでました!

 

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