モモの小さな大旅行(5日目)
今日はいよいよパンダに会いに行く日です。 ちねこさんはこの日をずっと待っていました。 「中国ではパンダと一緒に写真が撮れるんだって!」 そう聞いたときからずっと、 パンダに触れる日をずっと待っていたのです。 パンダのそばでパンダのお世話をしてみたくて、 2003年の春に「世界ウルルン滞在記」の視聴者ウルルンにも 「四川省の臥龍パンダ研究センターに行って パンダの世話をしたい!」という内容で応募までしました。 実際には採用はされなくて、 去年の春頃に別の局の別の番組で 俳優の金子貴俊さんが同内容の体験をしてきたらしんですけど。(--#) 今回のツアーは九寨溝と黄龍だけでなく、 臥龍にも行けるというので申し込んだのでした。
でも、まずは朝ごはんを食べなきゃね。 ホテルの食事もついてるけど、 この間見つけたおいしそうなものを食べに行きましょう。 というわけで。 「鶏汁煎包」を食べてみました。 生煎には負けるけど、これもおいしい。 もちろんホテルに帰ってからちゃんと朝ごはんを食べましたよん♪
そして8時にホテルを出発。 まずは昨日行けなかった武侯祠に寄ってから、 いよいよ臥龍に向けて出発です。 ところが。 どんなに急いでも3時間以上かかるという山道。 昨日の大雨で山道は土砂崩れ。 通行止め状態になってしまいました。 半泣きのモモちゃんとちねこさん。 いつまでたっても動かない車にぐったりしてしまいました。 ちょっと気分転換に、車の外に出てみると ヘビイチゴがなっているではありませんか。 ちょっと機嫌の直ったモモちゃんです。
そして。 車を走らせること5時間。 急な山道を時速60kmで走るという ドライバーの意地と技術のおかげで、 とうとう臥龍のパンダ研究センターに到着しました。 ここは標高2000mくらいの場所。 野生のパンダは標高3000〜5000mくらいのところに いるらしいんです。 早速モモちゃんはパンダの真似。 「ねえねえ、こうやったらパンダになれる? パンダになったらみんなの人気者になれる?」 それはちょっと甘いんじゃないかな。(^^; 「あ! パンダの赤ちゃん!」 本当に小さくて手のひらに乗るくらいのチビパンダです。 まだ保育器の中で眠っていました。 たれぱんだみたいだね。 そして、パンダと一緒に記念撮影。 なんだかモモちゃんは「食べ物」だと思われてしまったみたいです。 ちねこさんは別料金の500元(7000円くらい)を支払って、 パンダの子供たちと一緒に遊びました。 みんなとってもいい子で、最後はちねこさんに抱きついたり 帰っていくちねこさんを追いかけたり、 本当に楽しい時間を過ごしました。
続いて都江堰へ。 ここは大昔に造られた人工の河なのです。 氾濫の多かった河も、人工的に造られた河のおかげで治まり、 成都は「天府の国」とまで言われるようになったのでした。 このつり橋の下を流れているのが人工の河。 中国の昔の人はどうやってこれだけの大事業をなしとげたのでしょう。 その執念と技術にはただただ驚くばかりです。 自然を壊さずに造られたこの河は 2000年以上経った今でも、立派に使われているのです。
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