一粒チョコな毎日

 


◆ 2月1日(金) 行ってきま〜す!

2月だ! あっという間に今年も1ヶ月が終わって2ヶ月目。私は明日から4日間、上海の空の下。しばらくこの日記も更新ができなくなる。帰国後の再開をお楽しみに!

◆ 2月2日(土) 上海1日目・チャイナドレス万歳!

朝5時起床! こんなに早く起きるのは久しぶりだ。新宿6:33発の成田エクスプレスで空港へ。飛行機は定刻より若干送れて離陸、上海へは現地時間の12:30に到着(以降、中国時間で記述。日本との時差は“−1時間”)。
さて。ここからが長かった。久しぶりの中国に感動している暇はない。税関は混んでいるし荷物も出てこない。結局空港を出ることができたのは13:10頃、ホテルに着いたのは14:30だった。さすがに土曜日、車が多い。というよりも、以前来たとき(4年前)はこんなに車はなかった。自転車の方が多かった気がする。今や自転車の姿はほとんどなく、自家用車、タクシー、バス、トロリーバスで道路は溢れている。
何とか部屋にたどりつき(16階だった)、身の回りのものをまとめてフロントに下りる。まずは4万円を中国元に換金する。ああ、円安! 1万円で600元を切っている。1万円両替すると1000元近く戻ってきた時代もあったのに! それにしても何故4万円も換金したのか。それは、今回最大の目的、チャイナドレスを作るためなのだ! シルクで完全オーダーメイドなので、最低でも800元、高ければ1200元はする。
いざ行かんとホテルの入口を出たところで派手にすっ転ぶ。痛い。あとでかなり腫れそうな気配。まあ、よい。とりあえずホテルから人民広場まで歩き、そこから地下鉄に乗る。2駅なので2元。静安寺駅で降りて藍染めのお店に行ってみる。ところがガイドブックにはよさそうなものが載っているのに、実際にはなんだかしょぼい感じの店で、いいものがない。仕方がないので花園飯店(ホテルオークラ)まで歩き、この周りに並ぶチャイナドレス屋さんを片っ端から覗く。結局ガイドブックには載っていなかった店で作ることにした。だってこの店、流行ってるんだもん。人もいっぱい採寸してもらってるし。そろそろよぼよぼしてきたおじいさんが採寸してくれて、非常に心配であったが、「彼はベテラン」との言葉を頼みとする。交渉によって、4日の夕方が仮縫い、20日に縫いあがりで日本まで送ってもらうことにした。チャイナドレス1200元に送料150元。かなりいい値段である。でも、いいのだ。シルクだし。
ようやくチャイナドレスの方が決着がついたので、やっと安心して今夜の食事場所を探す。ふらふらと歩き回ったものの、どうしてもいい店が見つからず、そのまま南京西路まで歩き、さらに南京東路までてくてく歩き、ホテルのそばの店で「鮮肉生煎」を食べる。おいしかった。
さて。今日は朝早く起きた上に、時差の関係で1日が25時間である。さっさとお風呂に入って寝ようとして気がついた。パジャマを忘れたことに!
本日の歩数は21462歩。
(旅行中につけていた日記を再構成したものです。原文は中国語交じりで意味不明です)


新しい上海の空港。
ここから市内まで車で約1時間。


たこ焼きの屋台がある〜〜〜
でもひっくり返せばひっくり返すほど崩れる…


クレープ屋さんもありました。
ちょっと食べてみたかった。


夜の南京東路。
土曜日の夜というだけあって激混み!

◆ 2月3日(日) 上海2日目・買い食いって楽しいぞ!

6:48起床。もっと早く起きるつもりだったのに。不覚……
急いで準備をして7時頃に部屋を出る。まずは豫園までタクシーに乗って(10元)お出かけ。上海の観光地といえば豫園が有名だ。でも、今回は中を見るのはパス。すでに2回も行っているのだ。今日の目的はここの露店で買い食いをすること。
まずは天津煎餅(クレープのようなもの)を食べる。1.7元。焼きいもを食べたかったが、焼きいもは見つからなかった。時期的に遅いのかもしれない。他にはニラ餅を0.5元で購入。これもおいしかった。以上で朝食は終了。
みちを歩いていたらおばあさんに連れられた白い犬に出会った。名前を聞いたらメイニーだと言っていた。しばしメイニーと遊び、周りの人に「家に犬がいるの?」などと聞かれ、「ううん。家にいるのはハムスター」と答えておいた。
続いてバンドを歩き、ここから名物(?)の観光地下トンネルを通って黄浦江の東側へ行く。なんだかヘンなゴンドラに乗って(これが20元もするのだ!)いよいよ川の東へ。ここで長年の夢であった東方明珠(テレビ塔)に上った。もっと晴れていればよかったけど、ちょっと遠くがかすんで見えるので残念だった。そして帰りは地下鉄でホテルのそばまで帰る。マックで2元のソフトクリームを食べたりしてホテルに戻る。
ちょっと休憩してからホテルのちょっと南にある書店街を歩き、頼まれた本や自分の必要な本を探して歩いた。本屋のはしごをしているうちに両手は本の重みでちぎれそうになってきた。そして、そんなときに念願の焼きいも発見! こんな状態でどうやって食べろというのだ? 結局焼きいもは諦め、本を置きにホテルに戻る。
14時過ぎにホテルを出て地下鉄に乗り、繁華街の淮海路に出かけた。途中で宝くじを売っていたので20元出して買ってみたらこれが大当たり。60元返ってきた! 今夜はお祝いだぞ!
淮海路をずーっと歩いて、歩いて、歩いて…… 3時間くらい歩いたと思う。すっかり疲れて、スターバックスに入ることにした。アメリカンのアイスを注文する。薄い! でも、中国のコーヒーもここまで来たかという感じ。
ここで30分くらい休憩したらちょっと元気が出た。さらに歩いて、ガイドブックで見つけておいた「川妹子豆花村」を探し、早速入ることにした。今日は朝ちょっと食べただけで、昼ご飯を食べてない。もうお腹はぺこぺこである。早速担々麺と豆苗の炒め物と魚香肉絲(豚肉・タケノコ・きくらげの細切り辛味炒め)を注文した。合計で28元。これが今日の贅沢。味はまあ普通だった。この店のそばにあった火鍋の店の方がよかったかなあ。
そして食後の運動として、またまたひたすら道を歩き、ホテルまで歩いて帰ってきた。
本日の歩数は32198歩!
(旅行中につけていた日記を再構成したものです。原文は中国語交じりで意味不明です)


これが「煎餅」。
中には揚げパンが入ってます。


豫園の九曲橋。
ここを渡るといろいろなことを考えます。


路地の果物屋さん。
「ハシマケ」って何よ?


これが上海の人々の生活の場所。
ここで生きてるんだね。


バンドは現在と過去の重なる場所。
外国人たちによって作られた場所なのです。


バンドから見る黄浦江と浦東地区。
東方明珠が左端に見えてます。


日曜日の南京東路はすごい人出。
ここは年中ずっと歩行者天国です。


何故か混んでいるピザハット。
オシャレな感じがするのかなあ?


地下鉄の駅はきれいです。
でも、マナーはあんまりよくない…


こういう街の商店でお買い物。
これが楽しいのだ。

◆ 2月4日(月) 上海3日目・老上海

今日も6:48に起床。昨日はあわただしかったので、今日はゆっくりと朝の支度をすることにした。8時頃に部屋を出て、南京東路を歩きながら老人の太極拳などを見る。おばちゃん達は踊りを踊っていた。中年男女の社交ダンスも見てしまった。これはいいことなのか???
人民公園まで行き、2元払って中に入ってみる。中は老人だらけ。みんなそれぞれにグループを作り、太極拳にいそしんでいる。私はそれに参加する気力もないので、ベンチに座ってしばらく彼らの姿をぼーっと見ていた。そして日本の老人と彼らの違いを必死に考えていた。日本ではこんな風に集まって、一緒に楽しく運動するということがないのではないか、と。確かにゲートボールとかはあるけど、太極拳とは明らかに違う気がする。みんな一生懸命体を動かしている。健全な気がする。
公園を出て、ちょっとお散歩。野菜饅頭と生煎で朝ご飯。そろそろあちこちの店がオープンし始めたので、お菓子やお茶、干し肉などを両手いっぱい買い込む。重い! そりゃそうだ。全部あわせて3kg以上あるのだ。とにかくホテルに戻って荷物を置く。このホテル、やっぱり便利だ。ホテルは街の中心にあるのに限るぞ。
ホテルを出て地下鉄の駅へ。途中でまた宝くじを買う。10元分買ってみたら、増えたり減ったりして、結局0に。 (^^; でも。10分以上遊べたのでよかった、よかった。
淮海路でお茶を買ったりしながらふらふらと歩き、またまたスタバに入る。ちょっと休憩してから図書館まで歩き、インターネットコーナーを探すも断念。だって、休止中のサービスばっかりなんだもん。近代的な建物と設備はすごいけど、こういうところは中国なんだなあ。
諦めて図書館を出て、タクシーを拾って魯迅故居に行った。タクシーの運転手が道に迷い(!)、人に道を聞きながらようやくたどりつく。4元払って鍵を開けてもらい、中に入ったら、若いお姉さんが案内しながら一生懸命説明してくれた。魯迅が執筆活動した部屋のこと、妻が手作りしたティーコジーのこと、亡くなった5:25で止められた時計のこと、49歳でできた子供のために与えた一番広い部屋のこと…… 狭い家を見ていくうちに魯迅のことがとても気になったので、当初行く予定のなかった魯迅公園と魯迅記念館にも行ってみることにした。広々とした公園。ここには魯迅の墓もある。胡弓を弾く老人やトランプをする人々。ここでも時代から少し身を離した人々がゆっくりと時を過ごしていた。
さてさて。このあとがメインイベント! チャイナドレスの仮縫いだ! なかなかチャイナドレスが到着せず、1時間以上店で待ち、ようやく試着。またまたあのおじいさんが細かい採寸をして、あちこちを詰めてくれる。あとは出来上がるのを待つだけ。
外に出てみたらすでに暗かった。いよいよ最後の夜。昨日行ってみたかったあの火鍋の店に行こう。今、上海では四川料理が流行っているらしい。「一人でもいいか?」と聞いたら大丈夫だというので、さっそく店に入り、あれこれ注文し、鍋の到着を待った。日本と違って、まずは基本の鍋のスープを選び、そこに入れる具材を好きなだけ注文するのだ。私は赤い辛いスープと白いスープの2色が鍋に入った鴛鴦火鍋を注文。牛肉、羊肉、魚餃子、エビ団子、香菜、豆苗、キャベツを具として注文。さらにビールも頼み、タレは「特製ちょい辛」を選ぶ。いや〜、食った食った。これだけ食べて90元。だから中国って好きだ。日本の鍋屋は「2人前から」とか気取ってるし、値段は高いし、好きな具を選ばせてくれないし。
こうして今日も無事に終わった。あと1日だね。
本日の歩数は30956歩。
(旅行中につけていた日記を再構成したものです。原文は中国語交じりで意味不明です)


広場で太極拳をすつ人々。
若者はいないのだ。


踊りを踊る婦人。
それぞれにグループがあるらしい。


こっちは社交ダンス。
でも、ここ、デパートの前だよ?


これが鴛鴦火鍋。
これだけ注文しました〜


そして食べたあと。
なんだかすごく食べたなー


夜の上海はすごくきれいです。
夢みたい。


ミスドのチョコファッション。
日本のより卵の味が濃い!


ビールで〜す。
私は毎晩2缶飲んでました。

◆ 2月5日(火) 上海4日目・最後の朝

朝起きたら7時だった! 寝過ごしたー! でも、いいのだ。今日はゆっくり準備して、豫園に小籠包を食べに行こう。
8時ちょっと前にホテルを出て豫園に行く。南翔饅頭店(ここが一番有名)に行き、早速2階に上る。1階では普通の豚肉の小籠包が16個8元ということになっているけど、これはテイクアウト専門。2階は蟹入りの小籠包で16個が15元。注文して10分くらいで待望の蟹入り小籠包が到着! 前回、前々回も小籠包を食べたけど、別の店だったのがずっと心残りだった。上海人の知り合い達も「あそこの小籠包は美味い」と言うくらいだから実際に美味いのだろうと垂涎だったのだ。さてさて、その小籠包。アツアツの蒸したて、プリンとしてツヤツヤの小籠包を見た途端、「早く食べたい!」と気がはやり、とりあえず1個口に放り込んだ。あ。幸せ。中から蟹の風味がじゅわ〜っと出てくる。16個も食べられるかなあとかなり心配だったけど、あっという間に平らげてしまった。恐るべし、小籠包。
同じ豫園の中にあるお茶屋さん(昨日、一昨日行った店と同じ系列)でお茶と茶器をゲット。ついでにホテルのそばのスーパーマーケットでおいしそうなものや面白そうなものを物色して時間つぶし。そうこうしているうちに、あっという間に帰る時間(ようするに帰国ね)時間になってしまった。ホテルでは最後のスーツケース調整。来るときにはガラガラだったスーツケースもめでたくいっぱいとなり、1人では持てないほどの重さ。
あとは日本に帰るだけ。久しぶりの中国。久しぶりの上海。やっぱりここは面白い街でした。来れば来るほど、もっと来たくなっちゃう、そんな街。今回、上海旅行をするに当たって、いろいろとアドバイスをくれた友人や上海人や元教え子達に感謝です。
我的上海、再見! 我一定再来! (私の上海、さよなら! きっとまた来るよ!)
(旅行中につけていた日記を再構成したものです。原文は中国語交じりで意味不明です)


これを蒸して……
ストローを突き刺してスープをすするのだ!


小籠包!
この形がかわいいのだ。


上海浦東空港は新しくてきれい。
しかもすごく広いのだ。


閑散とした空港。
これで元が取れるのか?

◆ 2月6日(水) 上海旅行・その後

4日ぶりに仕事をした。生徒から「先生、髪が伸びたんじゃない?」と言われた。
そうか。そうかもしれない。旅行中、なんだか髪が伸びてきたなあと思ったんだ。あれ、気のせいじゃなかったのね。ということは、旅行中に伸びたってことだから……
髪の毛でお悩みの方、ぜひ1度上海へお越しください。 (^^)/

◆ 2月8日(金) 惣菜?

近所の弁当屋でゼリーを買った。買ったのはゼリーのみ。弁当や惣菜は一切買っていない。そして会計のとき店員のおねえちゃんはこう言った。「箸はお付けしますか?」と。はぁ? 箸? 買ったのはゼリーだけなんですけど〜
でも、おねえちゃんがあんまり真面目な顔を聞いてきたので、私も真面目に答えた。「箸はいらないと思うんですけど〜、スプーンがあったらスプーンください……」 後半は笑いをこらえるのに必死で声が震えてしまった。

◆ 2月10日(日) なんでんかんでん

「“なんでんかんでん”って何でんねん?」と言われそうだが、これはラーメン屋の名前である。場所は環七、京王井の頭線新代田駅のそばにある九州とんこつラーメンの店。
注文するのは当然「3バカラーメン」。海苔とネギと玉子がわんさか乗ったイチオシのラーメンなのだ。海苔なんて放射状に何枚も丼に挿してあるし、ネギも山と積まれている。玉子は味玉子1個とうずら卵が4個。これを究極と言わずして何と言う?
まずはとんこつのスープを一口……と思ったらレンゲが入っていなかった。あれ? この店ってもしかして、「ラーメンスープをレンゲで啜るなんてもってのほか! そんな痴れ者は来るなかれ!」みたいな店なのだろうか? まあ丼にレンゲを突っ込むと味が変わるって言う人もいるしなあ。そこでふと隣を見てみれば、同行した友人がレンゲでスープをすくっているではないか! 思わず「いいなあ、ソレ……」という言葉が口から出てしまった。そして一斉に振り向く気配の店内。厨房のおじさんもこちらを覗き込み、「あ、レンゲがなかったね。悪いね」とレンゲを差し出した。よかった。ちゃんとレンゲの出る店だったのね。
ここでやっとスープを啜る。あ。おいしい。ニンニクが結構入ってる気もするけど、思ったよりあっさりしてて、飲みやすいスープかも。唐辛子入りの高菜で辛さを調節しながら麺も食べてみる。「ハリガネ」ね。まだ芯の残るくらいの固さの麺。徐々にスープを吸っておいしくなっていく。スープに隠れたうずら卵を掘り出し、2枚入っているチャーシューを大切に保管しつつ、海苔とネギをしゃわしゃわと崩しながら豪快に啜りこむラーメンは美味い! やっぱラーメンはこれでなくちゃね。
ちなみにこの店、コンビニの企画で、カップ麺も発売されてます。店まで行けない人は、そちらでお試しを。。。

3バカラーメンはすごいぞ!
のりバカ・ネギバカ・玉子バカが1つになった
究極のとんこつラーメンなのだ。
この日は海苔の残りが少なくて、
その分キクラゲが多めに入っていた。
この次は「人殺し唐辛子」という
恐ろしげなものに挑戦の予定。

◆ 2月12日(火) 私は流行最先端!

最近思うんだけど。
この「一粒チョコ」に書いたテーマがテレビのニュースや情報番組で取り上げられることが多い。とくに平日朝、フ○テレビで放映されている「めざ○しテレビ」の中で取り上げられることが多い。これってただの偶然なのかなあ? もしかしてテレビ番組の企画担当者がこのコーナーを愛読しているのではないかと疑う今日この頃。

◆ 2月13日(水) ハンバーグステーキ

ファミレスで昼ごはんを食べていた。隣の席に座ったのはザンバラ頭のジイサン1人。ジイサンはハンバーグステーキランチを注文して安心した様子。ところが事態はそう簡単に収拾しなかったのである。ジイサンの前におかれたハンバーグステーキには目玉焼きが乗っていた。目玉焼きを崩しながらハンバーグとともに食べるのかと思いきや、その目玉焼きをライスに乗っけてしまった。そしてハンバーグを一気に切り分けてしまった。こうしてジイサンは安心したようにフォーク1本でハンバーグステーキを食べ始めたのだった。そういう食べ方って可能なのね……
ちなみに私が食べたのはカレーライスです。うふっ


このままならハンバーグステーキ。


でも、こうすると全然別の料理。

◆ 2月16日(土) くすのきのさんぽ道

家の近くに「くすのきのさんぽ道」がある。昨日、偶然見つけた小さな公園だ。そもそもなぜ、こんな公園を見つけたのか。それは、家の近くにあるはずの図書館を探して歩いていたからなのだ。
iモードで住所と地図を調べ、携帯電話の画面を頼りに家の周りを歩き回った。実際には、家のすぐ裏の辺りに図書館はあったのだけれど、どうしても見つからなくて1時間は歩き回った。そのとき、間違って入り込んだ小道の突き当たりにこの公園はあった。こんなところがあるなんて知らなかった私には夢か幻のように思えた。夕暮れ時の公園は、やや鬱蒼とした雰囲気で、何かが中に潜んでいてもおかしくないような場所だった。
さて。一夜明けて、今日。昨日の公園は本当に本物なのか、私の思い違いではないのかを確かめに出かけた。もし本当にあるのならモアナにも見せてやりたいと思ったので、モアナと一緒に出かけた。昨日随分道に迷ったので、ちゃんと行きつけるかどうか不安だったけど、記憶をたどって歩いていくと、ちゃんとそこには公園があった。昼間見る公園は明るくて、テーブルとベンチも備え付けてあるのがわかる。早速モアナをキャリーケースから出して、遊ばせてみた。最初は初めて見る場所におどおどしていたものの、だんだん慣れてきて、スタコラサッサと我が物顔に歩き回るモアナ。とても楽しかったらしい。
住宅に囲まれた場所にあった小さな森。昼間はいいけど、やっぱり夜はちょっとコワイ感じの場所だ。


木々の間に休憩する場所がありました。


何か悪いことを企んでいそうなモアナ様。


モアナ様、どちらへ〜?


かなりやる気満々のモアナ様。

◆ 2月18日(月) 学校を作ろう!!

この間、近所の中古ゲームソフト屋で「学校を作ろう!!」というPSソフトを見つけた。後ろの説明を見てみたら、学校を運営するシミュレーション・ゲームらしい。校長先生になり、教師をクラスに配置したり、生徒の要望を聞いて構内施設を充実させたりするのが主な内容である。そして、全国ランク1位の高校を作ることができれば目的達成となる。
昨日、早速新宿のヨドバシでソフトを物色していたら、「学校を作ろう!!」の第3弾が棚に並んでいたので、とりあえずそれを買ってきた。買ってきてゲームを始めてみたら……これが意外と難しい。ゲームのコツがよくわかっていない私は生徒の要望を聞くことができないため、どんどん自分の人気は落ち、生徒は不良化していった。そして生徒から発せらせる「話しかけるな」だの「こんな学校嫌いだ」だのという冷たい言葉。ああ、こんなに彼らに尽くしているというのに。(T.T)
そんな訳で束の間の校長気分を味わっている私である。

◆ 2月19日(火) 今年は484,457円

今年もアノ季節が廻ってきた。そう、確定申告である。去年までは2月15日〜3月15日が申告期間と定められていたが、今年から少々様式に変更があり、1月中から確定申告の書類を受け付けてもらえるようになった。おっと、つい税金の話なので口調が固くなってしまった。
さて。じゃあ、どんな人が確定申告をするかというと、(1)事業をしている人、(2)給与以外の所得がある人なのだ。大抵の人は会社に勤めて、そこから給料をもらう。細かい税金の計算や年金・保険等との差し引きは会社任せ、全て給与の中から天引きされて手元に渡る。ところが株の収入があったり、預金の利息が定められた金額を超えたり、2ヶ所以上から給与をもらったり、医療費が15万を超えたり、寄付(領収書が必要)をしたり……という場合は(2)に当たり、確定申告をしなくてはならないのだ。
んでもって。私のように講師で仕事をやっていると、給与の中から所得税と雇用保険等は天引されるけれど、それ以外の年金・健康保険・住宅保険等は天引されないので別途納めることになる。そうすると、本来納めなくてもよい分まで所得税として納めていることになるので、確定申告をすればある程度の額が戻ってくるわけだ。ちなみに所得税として納めなければならない金額は、全収入から必要経費として指定されている金額を引いたものから各種保険料や控除分を差し引き、さらにここに税率(所得によって異なる)を掛け、災害や医療等の控除分を引き、これに定額減税率を適応して決定する。年間で所得税として納めた金額が計算して出てきた税額より少なければ追加納税し、税額より多ければ超過した分が戻ってくるという仕組みだ。これを毎年やる。必ずやる。結構面倒くさい。
そうして戻ってくるお金を還付金と呼び、私の場合、一昨年は136,407円還付され、去年は230,375円還付された。そして今年はいくらになるかというと……484,457円だったりする! ちょっとしたボーナスのようにも見えるし、盆と正月が一度に来たようにも思えるが、実際には払いすぎた分が戻ってくるのに過ぎないので喜ぶほどのことではないのであった。
そして確定申告のあと。私は毎年税務署の帰り、寿司を食べることにしている。還付される金額に比べたら昼の寿司ランチなど何ほどのことがあろう? でも、「ああ、去年も仕事したなあ」と実感するのがこの時なので、税務署帰りは寿司ランチと決めている。今日も実はそのつもりでいたのだけれど、近所の寿司屋が不味くなったので寿司はやめ、家のそばにある「庄や」でお昼のランチを食べることにした。日替わり弁当に茶碗蒸し、味噌汁、お新香、コーヒーが付いて780円。なかなかおいしかったし、刺身も入っていたので「悪くないな」とも思ったが、やはりそれでは悔しいので、明日寿司を食べることを密かに決意した私であった。

 

◆ 2月20日(水) Suica

昨日の公約通り寿司を食べてきた。「大江戸」という回転寿司チェーンで全ての皿が130円という店である。安い。そして値段の割に美味い。快調なペースで寿司を口に放り込む。エンガワ(敢えてヒラメとは言うまい)、トビウオ、アワビ、ウニ、イクラ、サーモン、焼きサーモン、ウナギ、ハマチ、サザエ…… すると隣に座っていたカップルの男の方が私の積み上げた皿を見て、「あれよりたくさん食べないとなっ」と言い放った。私には対抗する気など全くなかったが、私が皿を取れば向こうも同じものを取り、私が新しいネタを注文すれば向こうも負けじと同じものを注文する。向こうが倒れるまで食べ続けるのもいいかと思ったが、一応フトコロと相談して15皿(30カン)でやめておいた。それは、まあよい。
ここからが本題である。つまり“Suica”の話。これまでの定期券やイオカードに代わって登場したのがこのSuicaなのだ。検札機に通すことなく、読取専用のエリアにカードをかざすだけで改札を通ることができるというシステムだ。どうやら「
スイスイ通れるード」という意味らしい。
昨日買って、実際に使うのは今日が初めて。これは結構便利かもしれない。でも、慣れるまではついつい定期入れからカードを取り出そうとしてしまうのがちょっと情けない。
ちなみこのシステム、韓国ソウルの地下鉄ではすでに導入済み(1999年7月の時点)、中国上海の地下鉄でも定期のみ使用可能(2002年2月)です。


回転寿司には珍しく醤油皿があるのだ。


チャージを繰り返せば永遠に使えるのだ!

 

◆ 2月22日(金) なごみまくり

今日、道を歩いていたら玩具屋の軒先で変なモノを見つけた。それは「なごみまくり」という、ぺたーっとした感じのぬいぐるみだった。何となくその形状に目が離せなくなった私は、吸い込まれるように店に入っていった。中にはぬいぐるみだけでなく、メモ帳だのシャーペンだの、さまざまなグッズが並んでいた。「なごみまくり」を出しているのはSan-X。そう、たれぱんだを発売している会社だ。
「なごみまくり」はきれいな河や深い森にいる不思議な生き物という設定である。さんしょううおに似ているが、ちょっと違うらしい。のたっとした動きがポイントで、森のなごみまくりは生成の体でおなかはちょっとひよこ色、水のなごみまくりは水色の体でおなかは白い。これを見てなごむかどうかは別にして、どうにも欲しくなった。
しかしここで気づく。この形、どこかで見たことがある。なごみまくりを眺めながらぼーっと考えていて気づいた。そう、私が去年の10月2日にお絵かき掲示板で描いたトンベリ(ゲームの FINAL FANTASY に出てくる)に似ている。本物のトンベリはこういう形状ではないけれど、何となく「生まれたてはこうかな?」と思いながら描いた絵にそっくりなのだ。「それってどうなのよ? パクリってこと〜?」などと思い、首をひねりながら帰ってきた。
ねえ、San-Xさん。キャラクターのデザイン料、ちょびっとでいいからちょーだい! ね?


森のなごみまくり。ぽてぽてしている。
水のなごみまくりはしずくを頭に乗せている。


私が描いたトンベリのチビ。似てない?

◆ 2月23日(土) カルボナーラ

この間の木曜日、いつものようにガーデンズ(すかいらーくグループのファミレス。イタリアン専門)で昼ごはんを食べながら仕事をしていた。食べていたのはトマト味のスパゲティだった。すると、ふとスパゲティ・カルボナーラが食べたくなってしまったのだった。そういえば学生の頃はよく作っていたなあ、などと思うと居ても立ってもいられない、矢も盾もたまらぬ、いや、こうしてはおれぬ、とどうにも食べたくなってしまった。
ここで一応説明しておくと、私が大学に入ったのは今から14年ほど前の話であり、高校までを東京以外の土地で過ごしていた私にとってスパゲティと言えばナポリタンかミートソースだった。そのうちにキューピーの缶詰シリーズでボンゴレビアンコやボンゴレロッソ等が登場し、一気にスパゲティの種類が増えたものの、レストランで食べるスパゲティは大抵がナポリタンかミートソースであった。そして大学に入り、カルボナーラを食べて、「こんな美味いスパゲティがあったのか」と思ったり、「これはぜひ自分のレシピに加えねばならぬ」と意志を固めたりしたのだった。そこで一人暮らしの夕食にはカルボナーラがよく登場した。言ってみれば青春の味、懐古の逸品である。
さて。どうしてもカルボナーラが食べたくなってしまった私は、早速帰りにベーコン・卵・生クリームという黄金の3点セットを買って帰り、夕ごはんはカルボナーラを作って食べた。結果は上々の出来。これならば800円の値段をつけても売れる。いや、1200円でも一向に差し支えない。ここにサラダとコーヒーをつければ1500円でも文句は言われまい。そんな上々のカルボナーラレシピを以下に記す。

[カルボナーラ] (材料は1人分)
用意するもの:スパゲティ100gくらい・卵1個・生クリーム50〜80cc・
         粉チーズ大さじ2〜3杯・ベーコン2枚くらい・塩少々・胡椒少々
作り方:(1) スパゲティをたっぷりの湯でゆでる。
     (2) 生クリーム・卵・粉チーズ・塩を混ぜておく。
     (3) ベーコンは適当な大きさに切り、フライパンかオーブントースターで焼いておく。
     (4) ゆであがったスパゲティに (2) と (3) を加えて和える。
     (5) 皿に盛りつけ、胡椒を振る。
注意することなど……
   * 和えるときは手早くね。でないと卵が固まってしまうのだ。
   * 本などには「卵黄1個分」と書かれているが卵白が余るともったいないので卵1個でよい。
   * 生クリームの量が少なければ少ないほど失敗しやすい。初心者は生クリームを多めに。
   * 生クリームはコーヒー用のポーションタイプで代用可。
   * 新鮮な卵のストックがなければ、マヨネーズ大さじ2〜3杯くらいで代用可。

これであなたもカルボナーラ職人。美味く(!)できた方にはマイスターの称号と免許皆伝の証(謎)を差し上げます。 (^^)

◆ 2月24日(日) チャイナドレス

今月アタマの上海旅行でオーダーしてきたチャイナドレス。「25日頃に届くからね〜」と店の人に言われていたが、なんと昨日留守にしている間に届いていた。EMS(速達の国際版)で届いていたので、結局郵便局へと持ち帰りとなり、受け取ったのは今日の午後6時前であった。
ちゃんと届くかどうか心配だったチャイナドレスの件もこれで落着、私の上海旅行は(気持ちの上では)これでようやく終わったという感じである。
それにしても郵便局の自動再配達受付サービスは不可解である。「自宅の電話番号を入れてください」という音声案内にしたがって番号を入力すると、「“0111111111”ですね?」とか「“0411111111”ですね?」という確認メッセージが流れる(そんな番号があるわけない)。結局自宅の電話からは再配達の依頼ができなくて、携帯電話を使ってようやく作業が完了した。何だかイヤな感じ。

◆ 2月25日(月) 2月って……

気分的には「1ヶ月は30日か31日」と思い込んでいるせいか、2月は短いようだ。「まだあと1週間あるな」と思っているのに、実際にはあと3日くらいしかなかったりして、「残りの4日を隠したのは誰だよっ?」とか「をいをい、勝手に3日も持っていくなよっ」とか考えてしまう。いっそのこと大の月(1ヶ月が31日の月)の最後の1日を2日分くらい集めてきて2月も30日にしてしまってはどうか? 1年は365日、30日で割ると12と余り5日。計算としては大の月が5ヶ月できるはずだ。こうなったら1月、3月、7月、8月、12月を31日、それ以外を30日としてはどうだろうか? 1・3・7・8・12月を大の月にする理由? 1月は年の初めだから。3月は春休み、7・8月は夏休み、12月は冬休みがあるから。その分多く休めるのではないかと期待している今日この頃。

◆ 2月26日(火) いなり寿司

急にいなり寿司が食べたくなった。原因は「伊勢エビの丸かじり」(東海林さだお・文春文庫)である。東海林さだおの「丸かじりシリーズ」は食べ物が実に美味そうに表現されていて気に入っているのだが、1つ困るのは読むと食べたくなることである。
そんなわけで急にいなり寿司が食べたくなり、油揚げを買ってきて早速いなり寿司作り。いなり寿司といっても、寿司飯を詰めるわけではない。今日の場合は梅きゅうり、しその実、しば漬である。この他には、つぼ漬、高菜、野沢菜、カリカリ梅、ひじきご飯なども有効である。
しかし、問題は食後の処遇である。何しろ1個や2個作るわけではない。8個や9個や10個は作ってしまう。そうなると食べきれなくて次の日の食事もいなり寿司ということになる。ということで、明日も私の夕食はいなり寿司です。 (^^;


左からしば漬・梅きゅうり・しその実。
中身が全然見えないって?


モアナ様もお気に入りの様子。
満足げに顔を洗っていらっしゃいました。

◆ 2月27日(水) 夢

こんな夢を見た。
中国に行った。生徒たちが修学旅行で中国に行くと言うので私もついていった。引率ではないから全くの別行動である。私はさっそく車を買った。黄色のポルシェだ。そしてあちこちを歩く。
そのうちにおなかが減ったので、匂いに誘われてパン屋に入った。美味そうなパンが並んでいる。どのパンも大きくて、両手いっぱいになりそうな感じだ。「あー、食べたいなー」と思って「我要這个!(これください!)」と言うと、「排隊!(列に並びなさい!)」と言われた。仕方ないので列の後ろに並ぶ。そしてやっと自分の番が来た。「我要這个和這个!(これとこれちょうだい!)」と言うと、「没有!(無いよ!)」と言う。なんと私が買うまでに欲しかったパンは売り切れてしまったというのだ。大きな食パンにチョコレートがとろりとかかったあのおいしそうなパン! 直径30cmはあろうかと思われるUFOのようなパン! 食べたかったのに…… 結局欲しかったのとは違うパンを買うことにする。ドーナツのようなパンとワッフルのようなパン。これはこれでおいしい。
そして集合時間が来る。日本に帰るために飛行機に乗らなければならない。「でも、私は車があるし、車で帰ればいいからな」と思う。集合時間ギリギリにホテルに帰ると、テレビでニュースをやっている。「あなたの車は偽造車です。日本へは持ち帰れません」と言う。慌てて車のロゴを見ると、ポルシェは“Porsche”が正しいつづりなのに“Porcshe”と書いてある! ホントに偽造車だ! テレビの画面ではルパン三世の銭形警部が悔しがっている。
ここで目が覚めた。昨夜はもう1つ夢を見たが、温泉に関する夢なのでNGである。


食パン型のチョコレートパン。食べたい!


パン・ド・カンパーニュか? 美味しそう!


 

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