一粒チョコな毎日

 


◆ 1月1日(火) あけましておめでとうございます。

2002年でございます。
お正月といえば初詣、初詣といえばおみくじというわけで、今年も実家近くの八重垣神社にお参りをして、おみくじもひいてきた。去年のおみくじは大吉だったので捨てる(木に結ぶ?)のが惜しく、ずっと財布に入れたままだったので、今年のものと比べることができたりする。ちょっと見てみようかねえ。

(2001年のおみくじ)
第四番 大吉
「吹く風に 高峰(たかね)の雲も はれ行きて 涼しく照らす 十五夜(もちのよ)の月」
冬の枯木に春が来て花さき黒雲晴れて月てり輝く如く次第に運開け幸福加わり家業繁盛します しかし安心して油断すると折角の幸が禍となりますようじんしなさい

(2002年のおみくじ)
第四十番 吉
「立ちよれば そでになびきて 白萩の 花のかゆらぐ 月の下かげ」
時期を考えてはやくあらため進がよい人と人とを互いに力あわせてすればよきときあり けれどわるいことと知りつつ進めばわるし注意せよ

(コメント)
「大吉」→「吉」への変化。これをどう見るか? 次第に運が開けて輝かんばかりの運勢に彩られた2001年に比べ、時期を考えてとっとと行動を起こさねばならない2002年。しかも「わるいことと知りつつ進めばわるし」とはどういうことか。悪いと知りつつ進めば悪いに決まっているのではなかろうか?

○願事 目上の人の助を得て思わず早く調のう

○願事 早くすれば他人の助けありて調のう

他人の助けがなければ何もできないとはいかがなものか?

○待人 たよりなし来る

○待人 来ずおとずれ有

待ち人は来ないらしい。でも、待ち人って誰よ?

○失物 早く出る物の間

○失物 出にくい

出ないらしい。なんてこった!

○旅行 さわりなし

○旅行 さわりなしよろし

唯一これだけが良くなっている?

○商売 気を付けてすれば吉

○商売 利益あれど少なし

ということで、今年は商売(仕事)はホドホドにしま〜す。

○学問 安心して勉学せよ

○学問 努力すればよろし

「努力すればよろし」って……当たり前ではないのか?

○相場 見合わせ今が大切

○相場 動かせば利あり

動かせばって……動かすものがありませ〜ん。

○争奪 人の助あり早く済む

○争奪 勝つ静かにせよ

本当か? 本当だな? 静かにしてれば勝てるんだなっ

○恋愛 表面だけ用心せよ

○恋愛 未来に幸福あり

未来ってどれくらい先の未来よ? ねえねえ?

○転居 さしつかえなし

○転居 よろし東が吉

よっしゃー、これで私も23区内の住人か?

○出産 やすし信心せよ

○出産 安心せよ安産

相手もいないのに安心して安産してよいものか?

○病気 気に病むな治る

○病気 心を強くもてばなおる

心を強くもてばって…そんな非科学的な……

○縁談 思わず早く調う他人にまかせよ

○縁談 叶う あまり返事をながびかすと悪い

そもそも、すでに縁談の来ない年齢なんですが……

 

そして今年はこれだけでは終わらない。通常の100円みくじに加えて、200円の「招き猫おみくじ」なるものがあったのだ。おみくじの中に入っている招き猫の色によって御利益が違うという。金は金運と商売繁盛、赤は魔除と家内安全、緑は身体健全と学業成就、白は開運招福と吉兆来福、黄は金運と商売繁盛(金と同じ)、黒・グレーは家内安全と厄難消除、ピンクが縁結と良縁招来である。今年後厄の私としては、何としても金か黄色の猫が欲しいところだ。
さて、その結果。

 


招き猫おみくじは異様に白猫が多い。

 

第二番 小吉
広い大地を耕すような地道な努力が必要なときです。ここは全てに控え目に、これまでの方針を守っていく方が得策。
自己主張をできるだけ抑えて、良識のある指導者に従って行動する謙虚な心がまえが欲しいもの。信頼できる友人の協力をあおいで事をなすのも吉。流れに逆らう行動は不信を招くので要注意。

 

小吉とはまた中途半端な……
私の場合、何が嫌いって「地道な努力」以上のものはない。確かに昔の私は地道な努力をコツコツ続けていたが、もう飽きた。そしてそれに続いて嫌いなのが「控え目」だ。「控え目」という言葉に隠された「優柔不断」「他人任せ」「責任転嫁」こそ最も嫌うところだ。そして「指導者に従って行動する」よりは指導者になる方を望む。「謙虚」はしばしば「傲慢」を含んでいることが多いので大嫌い。

仕事・交渉・取引 思うように成り行きが運ばず、はっきりしないことが多い。焦っては駄目。相手の動きに合せることが必要。

よーするに踏んだり蹴ったりということか。まあ、今年は仕事も宝くじもホドホドにするからいいけどさー

愛情・縁談・恋愛 面白味はないがむしろ地味で安定している。女性がリードするとよい。縁談は平凡にまとまる。

面白味のない愛情とはどういう意味か? 地味で安定ってどういうことよ? 平凡にまとまる縁談よりは、波瀾に満ちた恋愛を求む!

健康・病気・療養 日頃のペースを守っていけば心配はいらない。病気も医師の指示に素直にしたがえば間もなく全快。

日頃のペースを守っていると、とっても肩凝り・腰痛が激しいんですが。それでも心配はいらないと?

 

学業・技芸・試験 たゆまず努力を続けてきた人はようやくゴールに到達できる。ここで急に方針を変えても間に合わない。

たゆまぬ努力は捨てたんだってば。そんな私にはすでにゴールを見失ったということか? 失敬な!

というわけで、招き猫おみくじにはピンクの招き猫が入っていた。結局のところ、良縁しか今年は期待できないようである。とほほほ……
で、ふと気になったんですがー
おみくじの順番って「大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶」の順だと思っていたが本当はどうなのか? もしや「小吉」は「吉」よりも“吉”の度合いが小さいのか? となると正しい順は「大吉→中吉→吉→小吉→末吉→凶→大凶」なのか? そしていかにも中途半端な「中吉」は、本当に“吉”の仲間に入れてよいものか? 疑問はますますふくらむ元日でした。

◆ 1月2日(水) 初夢

こんな夢を見た。
弁当を作った。手巻き寿司弁当だ。ごはんと具を包むのに、海苔だけでなく薄焼き卵も用意した。準備万端調って出かける。道は山道にさしかかる。携帯電話の電波が届かなくなり、とうとう「圏外」の文字がディスプレイに表示される。「携帯が届かなくなったから薄焼き卵をもっと用意しなくては」と思う。「圏外になってしまったら薄焼き卵が必要だ」と強く思う。さっぱり意味がわからず目が覚めた。
そしてまたこんな夢を見た。
私は川を渡って向こう岸に行きたい。川幅は100mくらいだろうか。途中までは川の水面に突き出ている岩を渡って通れるが、どうしても最後の10mが渡れない。その部分だけ岩がないのだ。行っては戻り、行っては戻りして3回目。ふと左前方を見ると、小さな人影が行列を作っている。目を凝らしてみると、みんな岩陰の穴から出てくるようだ。どうやら横の方に地下トンネルがあるらしいと気がついたとき、誰かが「あっちから行けますよ」と声をかけてきた。声に従って歩いて行くと、なるほど岩場に入口がある。川の向こうには私の通っていた高校が見える。岩場の中に入るとそこは暗いトンネルになっていて、ところどころに裸火が置いてある。トンネルには窓があり、外を覗くと宍道湖の夕日が見える。あまりにきれいなので写真を撮る。「そういえば、夕日の写真はよく撮るけど朝日の写真はあまり撮ってないな」と思うと、夕日の横に朝日が出現した。慌てて朝日に向かってシャッターを切る。またしばらくトンネルを歩いて行くと下に降りる階段がある。「ここから地下に入るのだな」と思い、ゆっくりと降りていく。降りてみたら中華食材市場だ。「生春巻きの皮が欲しいなあ」などと思いながら陳列棚を1つ1つ見ていく。不思議な中華パンや調味料の売り場が終わると、今度はパンダ売り場だ。いや、売っていないのかもしれないが、食材売り場の横にあったからやはり売り物なのであろう。その次にあるのが家具売り場。そしてその市場を通りぬけると上り階段がある。ここを上るといよいよ川の向こう岸だ。階段を上りきり、地上に出たところで目が覚めた。
今年の初夢はさっぱり意味がわからない。他にもいくつか見たが、敢えて書き残すほどのものでもないのでやめておく。
夏目漱石の「夢十夜」にははるか及ばない私の夢物語だった。

◆ 1月3日(木) 雪原

最近毎日のように「一粒チョコ」を書いている。これは驚異的なペースだ。素晴らしい。……とまあ、それはおいといて。
元旦に降り始めた雨は夕方から雪に変わり、昨日から徐々に積もり始めた。雪が吹雪くために5m先が霞み、10m先が見えない。雪は夜になっても降り止まず、今朝起きてみたら7cmほど積もっていた。平野部で住宅街の我が家でこのくらい積もるのだから、山に近い地域は20cm以上積もっているのではないだろうか。
せっかくだからモアナにも雪を見せてやりたくて、大急ぎでかまくらを作った。もともとシベリア生まれのジャンガリアンだから寒さには強いはず。出来たてほやほや(ひえひえ?)のかまくらのそばにモアナを下ろしてやると、周りをうろうろしてみたり、中に入って不思議そうに見回したり、そのうちに元気よく雪の上をぽてぽてと歩き始めた。寒そうにはしているものの、興味津々の眼差しだ。雪原(ちょっと大袈裟だけど)を我が物顔で行くモアナ。万事如意、当意即妙(?)といった感じである。
そこで1句。
   
初春や 寒さ蹴散らせ 雪ねづみ


寒さに震えるモアナ。


雪に驚くモアナ。


かまくらでくつろぐモアナ。


雪原をお散歩ちぅ〜

◆ 1月4日(木) 空の上から

私の冬休みは終わり、東京に戻ってきた。学校そのものはもう少ししてから始まる。とりあえずは明日の勉強会に間に合うように帰ってきたわけだ。
いつものように空の旅。向こうは雪が積もって寒かったのに、東京に戻ってきたら雲一つない青天。ちなみに私は東京に来るまで「青い空」というものを見たことがなかった。大学に入って東京に来るまではずっと実家で過ごしていたが、向こうの空はいつもどんよりと雲に覆われていて、「晴れ」の日でも雲が消えたことはなかった。「本当の青空」というものを私は東京で初めて見た。だから、どんなに他の人が「東京は空気が汚れている」「空が汚い」と言っても、私にとっては東京の空こそ本当の青空なのだ。
今日は飛行機の中でずっと本を読んでいたが、ふと目を上げたら視界の隅に白い山が飛び込んできた。「あ。富士山!」と気がついて、慌ててデジカメのシャッターを切った。今までこんなにきれいに富士山が見えたことはない。今年元旦のおみくじは「吉」と「小吉」だったが、なんとなく今年1年いいことが起こりそうな気がした。


駿河湾の向こうに見える富士山。


山頂は上から見ても雪なのでした。


空から見る空はとっても青いのだ。


横浜方面が見えてます。

◆ 1月6日(日) 時計道楽

正月気分もそろそろ消え、通常モードに移行しつつある人が多い中、私はいまだに正月気分を満喫している。
「正月といえば福袋」というわけで、TIC TACで時計の福袋を買ってきた。去年は悩みに悩んで買わず、結局後悔したので、今年こそはと気合を入れたわけである。今回は腕時計6個が入って2万円(他には5千円のものと1万円のものがあった)。合計で7万くらいの商品が入っているので、気に入ったものが1〜2個あれば元が取れる計算になる。これはこれでよい。詳しくは「
ちね・これくしょん」を見ていただこう。
本題はここから先だ。年末から欲しかったのが「天使の腕輪」シリーズ。ブレスレットタイプの腕時計で、銀製品である。文字盤はピンクの貝を使っていて、ブレスレットが2本ついている。かわいい。欲しい! しかし! しかしである。私は一昨年腕時計を3個買い、去年は2個買った。そして今年は、ついさっき6個入りの福袋を買ったばかりである。ここまでですでに合計22個(それ以前のものも加えて)の時計を持っていることになる。毎日日替わりでつけても(週休2日として)1ヶ月かかる計算だ。そんなに時計ばかり持っていてよいものか? 迷いに迷った挙句、とうとう23個目を結局買ってしまった。
大抵の人は酒と色で身を持ち崩すらしいが、私の場合は時計で身を持ち崩すのではないかという疑いが濃厚である。


福袋セット! 画像をクリックしてみよう!


こちらは天使の腕輪。これもクリックしよう!

◆ 1月7日(月) AIBO

近所のパソコンショップに行った。PCソフト売り場に行ってみたら、AIBOがいた。1世代目の犬型AIBOと、2世代目の仔ライオン型AIBOと、3世代目の小熊型AIBO2匹が私を待っていた。
「へぇ〜、アイボか〜」と思って眺めていたら、店員のお兄さんが「遊んでみますか?」と言って、AIBOを起こしてくれた。4匹のうちの3匹はご機嫌ななめだったり空腹だったりで遊んでくれなかったが、3世代目の“マカロン”というやつがしきりに愛嬌を振りまいていた。名前を呼ぶと片手を上げて返事をして、「ららら〜♪」と言うと一緒に歌う。「お手!」と命令すれば片手を差し出す。店のお兄さんと一緒にしばらくAIBOの相手をして、最後に「ばいばい」してやった。「バイバイ」と言うと頭についている光が点滅し、ご機嫌ななめになってしまった。お別れするのが嫌だったらしい。
到底生身の動物には叶わないが、これはこれでかわいいものだと思った。(でも買わないよ!)


AIBOがいい子だったら褒めてあげよう。


お得意の「からてちょっぷ」をしてご機嫌。

◆ 1月12日(土) ベトナムコーヒー

今行きたい国は、ベトナム、トルコ、タイ、インドネシア、エジプト、ペルーである。これらの国々の名前を聞けば、私がどのような人間かわかろうと言うものである。
中でもベトナムは今一番行きたい国である。だからといってすぐに行けるわけでもないので、ベトナムの雑貨を見たり、ベトナムの食べ物を食べたりして、気分だけベトナムに浸っている。
今日はベトナムのコーヒーサーバー(?)を買ってきた。これでコーヒーを入れれば気分はもうベトナムまっしぐら。


とりあえず、気分だけはベトナム。
ベトナムコーヒーはとても甘いのだ!

◆ 1月14日(月) スーツケース

スーツケースが壊れた。いや、昨日や今日のことではない。一昨年(2000年)の夏に韓国に行ったとき、飛行機の積み下ろしの際に壊れたのだ(ユナイテッド航空、許さん!)。すぐに航空会社に言えばなんとかなったのだろうが、日本に帰って2日後にイギリスへ発ったので文句を言う暇がなかったのだ。結局イギリスへは壊れたスーツケースで行った。「次に旅行するときは新しいのを買おう」と心に決めて。それからしばらくは海外旅行の機会がなかったので、壊れたスーツケースをそのまま放っておいた。
さて、来月久しぶりに中国に出かけるので、新しいスーツケースが必要になった。もちろんスーツケース無しのバックパック旅行をする人もいるが、やはりスーツケースの方が私には便利だ。昨日、一昨日と見てまわったが、あまり気に入ったのがなかった。色ももちろんそうだし、使い勝手や大きさ、重さといったものも重要なポイントだ。スーツケースを選ぶときの私なりの基準は
  
1) 大きすぎないこと。大きすぎると1人で持てない。(^^; 足りないものは現地で買え!
  
2) ケースの外側が固いこと。あまりやわらかすぎると中のものが壊れる。
  
3) 派手な色をしていること。黒や紺だと、他の人のスーツケースと間違いやすい。
  
4) 中を開いて両面にベルトと仕切りがあること。ものをきっちり固定できる方がラク。
  
5) 車輪がスムーズに動く。これが動かないと悲惨。泣きたくなる。
の5点である。
というわけで、今回はPALCOでピンクのスーツケースを「お買い上げ〜♪」ということになった。大きさは前回とほぼ同じで 65cm×44.5cm×29.5cm、6.5kgである。本来なら5〜7日間の旅行用の大きさだが、経験上10日間でも大丈夫である。色はピンク。別にウケを狙っているわけではなくて、他の人のものと区別しやすいことを一番に考えた選択である(他の人が間違えない、ということでもある)。帰ってきて早速シールを貼ってデコレート。これで世界にたった1つ、私だけのスーツケースの誕生である。
さて、今までスーツケース、5年間使ったが、いよいよこれも御役御免である。粗大ゴミとなる。でも、壊れたといっても使えないわけではない。底についている車輪が2つあり、その横にストッパーのようなものがついているが、そのストッパーが取れてしまっただけなのだ。だからまっすぐに立てようとすると傾いでしまうけれど、持ち運びや荷物を入れることに関しては、全く影響がない。そういうわけで、欲しい方には無料で差し上げます。欲しい方は
こちらまでご連絡ください。(笑)
ところで、このスーツケース、いずれは粗大ゴミに出さなければならないので、これを捨てるついでに随分長い間使用していなかった自転車も一緒に捨てるつもりで自転車置き場を覗いてみたら、私の自転車がなくなっていた! 知らないうちにパンクさせられて、もう4年以上乗っていなかった自転車。いったい誰があの自転車を持っていったのか? 全ては謎のまま今日の日記を終える。


今までのスーツケース。


新規購入のスーツケース。


中はこんな感じ。

◆ 1月16日(水) カモノハシ

今一番気になる動物。それはカモノハシである。哺乳類でありながら嘴を持ち、卵を産むという。何とも奇々怪々なモノである。
今日は授業中にふとカモノハシのことを思い出した。はて、カモノハシは一体どういう姿だったのだろうか、と。そこで手近なところに描くものはないかと探したが紙がなかったので、教務手帳にカモノハシを描いてみた。
生徒に見せると「それはおかしい」「それは違う」との指摘を受け、何度か描き直してみたものの、やはり誰もが納得するカモノハシは描けなかった。誰か本当のカモノハシを教えてちょーだい!

(1)

嘴と水掻きがあるというので
こんな図を描いてみた。
ところが「カモノハシはもっと脚が長い」
との指摘を受けた。

 

(2)

「もっと脚が長い」という
指摘を受けて描いた図。
今度は「これでは脚が長すぎる」
「まるでダチョウだ」との指摘を受けた。
全くもう、ワガママなんだからっ

(3)

横から描いたのが
いけないのではないかと思い、
今度は上からみた図を描いてみた。
「カメのようだ」との指摘を受けた。
ホントにもうワガママなんだからっ

◆ 1月18日(金) ミニ・グリーン

確かこのコーナーは「日記のようなもの」であって、絵日記ではなかったはずなのに、なぜか最近は写真だのイラストだので埋め尽くされている。「これでいいのか」と思いつつ、今日もやはり写真付き。
先日、(中国人の)友人から中国土産の香菜をもらった。食べ終わったあとの根っこがあまりに立派だったので水につけておいたら新しい葉が出てきた。ついでに料理に使った万能ネギの根っこも水につけておいたら根が伸びてきた。
そういうわけで100円ショップで器とザルを買ってきて、今日から水栽培を始めた。さあ、ちゃんと大きくなるかなあ?


キッチンのグリーンなのだ。
左が香菜、右が万能ネギ。
土も100円ショップで赤玉土を買ってきた。
合計500円ナリ〜〜〜

◆ 1月19日(土) 下町散歩

本日のテーマは下町散歩。
新宿の京王百貨店で開催中の駅弁大会で気仙沼の「海鮮ふかひれ弁当」を入手。近くのタカシマヤ1階のオープンテラスでさっそくお弁当を広げる。小さいながらもちゃんとふかひれ姿煮が3つ入っている。しゃきっとした感じの歯ごたえで、独創性は二重マル。
地下鉄で浅草まで移動。途中、大江戸線から浅草線への乗り継ぎのために地上へ。てくてく歩いていったら、ときどき見かける猫が今日もいた。ひとしきり遊んでから駅に向かう。何といっても、地下鉄間の乗り継ぎは30分以内と決まっているのだ!
そして浅草に行ったら浅草寺。ついでに今年4回目のおみくじ。またもや「末吉」。今年の運勢はすでに決まっているらしい。境内にはハトの盛り場があり、「鳩ポッポの歌碑」もある。ここでハトのエサを買ってハトと戯れるひと時。ここのハトはよく知っている。私がエサを買おうとして売り場に立った途端に群がってきた。そして両手両肩頭の上をハトに占領されるのであった。
この後が本日のメインイベント! 実は東海林さだおの食べ物エッセイが好きな私である。以前に読んだものの中に、浅草の食品サンプル店のことが書いてあった。それによれば、外国人に人気のおみやげとなっているらしい。そんなわけでここは私の憧れの場所だったりする。iモードで店を調べて、いざ出陣! 西浅草の1丁目にその店はあった。一歩入ればそこは食品サンプルのパラダイス! 下手な料理屋よりもずっとおいしそうなサンプルが並んでいる。どれもこれも見ていると食べたく……いや、欲しくなる。実においしそうなのだ。値段もかなりお高い。次に行ったサンプル店は値段が全体的に安かったものの、できはあまりよくなかった。結局最初の店でいくつか買い物をして浅草を後にした。
こんな散歩もなかなかいいでしょ?


京王百貨店で駅弁を購入!
ふかひれ弁当なり〜♪


蔵前駅のそばでよく見かける猫。
今日もやっぱりいました。


浅草寺でハトに襲われるワタシ。
でも、ちょっとうれしそう……


食品サンプルの厚切ロースかつ。
4800円もするのだ!


とてもリアルな焼きギョーザ。
5個で6000円の極上モノ。


大とろにぎり2800円。
ホンモノの方が安い???


これがぜーんぶ食品サンプル。
こんなのが食卓に並んでいたら楽しいかも。


本日の戦利品。
たこ焼き(マグネット)980円。
うにの軍艦(マグネット)1200円、
リーフパイ(ブローチ)1800円。

◆ 1月20日(日) ホットビスケット

一時期凝っていたホットビスケット。最近あまり作っていなかったので、今日は久しぶりに焼いてみた。材料は小麦粉・生クリーム・バター・BP(ベーキングパウダー)。これをアレコレするとホットビスケットができちゃうというわけだ。
  (1) 小麦粉2カップとBP少々を混ぜておく。
  (2) (1)にバター大さじ5を加え、指先でポロポロになるまで混ぜる。
  (3) 生クリームを加えてしっとりするまで混ぜる。
  (4) 型で抜いて、220度のオーブンで20分程焼く。
焼きたてのあたたかいビスケットにクリームとジャムをつけて口に放り込めば、幸せが体中に広がっていくのです。お試しあれ。


ただいま焼きあげ中〜♪


焼きたてのホットビスケット!

◆ 1月21日(月) 終わりを待つ部屋

今年度いっぱいで廃校となる学校がある。過疎地域ののことではなく、東京23区内の話だ。東京都の政策で半数以上の都立高校が統廃合され、都内からはどんどん都立高校が減っていく。私の勤務する学校のうちの1つも他の学校と統合されるため、今年度で廃校となるのだ。
年末、教務の先生から「先生のクラスは何人ですか?」と聞かれた。不要となる机や椅子を一度に廃棄することができないため、何度かに分けて業者に出すという。
年が明けて学校に行ってみたら本当に机と椅子が減っていた。「この学校で教えるのもあとわずか」だと思うと寂しい気がする。とくに8年も通った学校だと思うとなおさらだ。
生徒数が減る今こそ、学校を減らすのではなくて、1クラスの人数を減らして充実した授業を目指すべきではないかと思うが、一介の非常勤講師には何もできないのであった。

◆ 1月22日(火) Wonderful time!

3年生の授業が徐々に終わっていく。
ほとんどの高校で、今週・来週くらいで3年生の授業は終わりとなる。例年、3年生の最終授業はお茶会ということにしているので(先月分の一粒チョコにもその話を書いたっけ……)、私はここのところ毎週毎日のようにお菓子とケーキを食べている!
今日もまた1つのクラスが終わった。3年生の授業を持つというのはかなりのプレッシャーがある。大学受験に必要かどうかは関係なく、3年生の授業だというだけで重圧は必ず存在する。だからこそ1人も欠けることなく最後の授業を終えることができたときは、たとえようもなくうれしい。
今日のクラスはかなりユニークで、携帯番号やメルアド交換をしたり、全員で横浜の中華街に行ったりしたこともある。ここまで教師を受け入れてくれるクラスは稀であると言える。今日もスパゲティ・ナポリタンを作ってきた男の子もいたし、杏仁豆腐を作ってきた女の子もいた。みんなでお金を出し合っておやつを買ってきてくれた。そして授業の最後に、寄せ書きの色紙をもらった。こういうのをもらうと「1年間やってよかったな」と思う。とっても。

◆ 1月25日(金) チョコレート

なぜチョコレートはおいしいのか? これは人類に課せられた永遠のテーマである。
最近イライラすることが多かった。何をやっても気に入らない。何をやってもうまくいかない。何をやっても楽しくない。とにかく毎日イライラして嫌だった。
今朝は机の引き出しに入っている「冬の口どけポッキー」が目に入ったので、何となくそれを食べてみた。一口食べたとたんに体中に広がるチョコレートの感触。これよ、これ。私が求めていたのは。何だかスッと気持ちが軽くなった。
人類に課せられた謎を解くのは難しいけれど、私がなぜチョコレートを食べるのかはわかった気がする。

◆ 1月26日(土) 旅行の準備

今月半ばにちらっと書いたが、来月中国に行く。来月というか、来週の土曜日、2月2日から行くのだ。考えてみればあとちょうど1週間ではないか!
今回はなんとなく私ものんびりしている。日程が3泊4日というせいもあるが、それにしてもこの落ち着きは何なのか? 用意という用意もしていないし、自分が何時の飛行機に乗り、何時に到着するのかも確認していない(もちろん日程表には書いてある。覚えていないだけである)。
考えてみればここ数年で中国は飛躍的に成長した。初めて行った12年前は、今ほど物が豊富ではなかった。本当に必要なものは自分で持っていくのが最も確実な方法だった。今は大抵のものが現地で揃う。日本から持っていかなければならないものなんてほとんどない。着替えだってそうは必要ない。汚れたら洗って乾かせばいいのだ。そう考えていくと、どうしても持っていかなければならないものなんてほとんどない。
そうすると、持っていくべき(用意すべき)ものはこんな感じか? 
(◎は必要なもの、○はあるとよいもの)
  
◎ パスポート (当たり前である。これがなかったら出国できない)
  
◎ お金 (トラベラーズ・チェックという方法もあり。私は現金をおすすめする)
  
◎ ティッシュ・ウェットティッシュ (中国で買うのも一興だが、普通は日本から持っていく。トイレ使用時に効果あり)
  
○ カメラのフィルム (日本の方が種類が多い。APSの人は日本で買っていくべきである)
  
○ 洗面用具 (三星以上のホテルに泊まるなら不要。部屋に付いている)
  
○ 筆記用具 (ノート、鉛筆等があればメモを取るのに便利。筆談も可)
  
○ 本・雑誌 (時間潰しに有効。ガイドブックの1冊もあればよいのでは?)
  
○ おやつ (食事ができなかったときや、ちょっと小腹がすいたときのために)
まあ、こんなところか。まだスーツケースには詰めていないものの、おそらく半分も埋まらないのではないかと思われる。
ここでふと気がついた。今回、私は通常のカメラを一切やめて、デジタルカメラのみを持っていくことにしている。そうなればカメラのフィルムは不要である。いつもなら40枚撮りのものを15本くらい用意していく。今回はそれがない。デジカメの場合、スマートメディアやメモリースティックといったメディアに情報を記録する。これがカメラのフィルムに替わるものだ。そうすると、128MBのスマートメディア(大きさは切手くらい)の場合、1枚あれば256枚保存できる。40枚撮りのフィルム6本に相当するわけだ。今のところ128MBのスマートメディアは1枚しか持っていない。本当に1枚で足りるのか? もう1枚あった方がいいのではないか? そんな心配がむくむくと湧きあがってきた。
そんなわけで、今日はスマートメディアを1枚調達してきた。これで旅行の準備は9割方終わったのではないかというのが大方(誰だよ!?)の予想である。

◆ 1月28日(月) 寿司三昧

高校の近くに寿司屋ができた。今までは持ち帰り専門の冴えない寿司屋だったが、先月末にチェーン店の「すし三崎丸」ができたのだ。どの寿司も1カン100円。ただし1つのネタが2カンセットで出てくる。これが意外と繁盛しているらしい。
この店の近くの学校は今日で授業が終わり、3月で閉校となる。そういうわけで、今日が最後のチャンス、友人と2人で暖簾をくぐった。この友人、中国人のくせに寿司が大好き。体は小さいのに私と同じだけ食べてしまう。2人なら1カンずつ食べることができるのでお得というわけだ。
さて、味はというと、なかなかいい。これが100円なら上出来である。カウンターで板前さんと冗談を言い合いながら安い寿司を食べる。なんと贅沢なことではありませんか。


中とろ、ぼたん海老、つぶ貝を2カンずつ、
真鯛、かんぱち、平目、えんがわ、
サーモン、あじ、いわし、焼鯖、赤貝、帆立、
とり貝、石垣貝、煮はまぐり、うなぎ、
いくら、うに、白魚、赤いか、寒ぶり、
菜の花、ホッキ貝、しゃこを1カンずつ。
合計28カン、2人で56カン。
ゲタが28枚並びました〜♪
ホントはまだまだイケルけど、このあと
仕事があるのでここでやめておきました。

◆ 1月29日(火) 準備万端?

もうすぐ中国旅行である。そろそろ準備をしなければなるまい。今日はたまたま1日中休みだったので、スーツケースに持っていくものなどを詰めてみることにした。
とりあえず、服、折りたたみ傘、乾電池、ティッシュ、ウェットティッシュ、ジップロック(冷凍用ジッパー付ビニール袋)を入れてみた。そしてここではたと気がつく。もうこれ以上入れるべきものがない。これで準備は終わりである。にわかに湧き上がる不安。これでいいのか? スーツケースはまだ1/4も埋まっていない。慌ててビニール袋や輪ゴムを詰めてみるが、依然としてスーツケースは3/4以上余っている。仕方がないのでデジカメ用の充電池パックとアダプタープラグ7点セット(中国はコンセントの型が地域によって違う)を入れてみるが、やはり空き地は減らない。結局スーツケースは1/8しか埋まらず、そのまま準備は終わった。
2月3日の節分は中国で迎える。こっそりとスーツケースの隅に豆をしのばせて、旅のお守りとした。

◆ 1月30日(水) ジョージ

といっても、オトコの名前ではない。吉祥寺のことを最近はこう呼ぶらしい。
今日は仕事が午前中で終わり、家の近くの大戸屋で昼ご飯を食べていた。そのとき急に思いついて、吉祥寺まで出かけることにした。なぜそんなところに行ったのか。話はかなり遡る。
私は大学入学と同時に東京へやってきた。部屋に電話を引きたかったが、未成年だったために自分の名前で契約することができなかった。結局父親の名義で電話加入権を購入し、家に電話を引いた。それから数年、とくに困ることもなく名義だけは父の名前、支払いは自分でという方法でやってきた。しかしこれからは使用者と名義が異なっていたりすると書類が増えるばかりで面倒なことが多くなりそうな気がした。そこで電話加入権の名義変更(=加入権の譲渡)をすることにした。
この冬実家に帰ったとき、書類を父に渡し(実家の近辺を牛耳っているのはNTT西日本なので、そこで書類をもらうわけにはいかないのだ。ちなみにNTT西日本は「私はずっとNTT西日本」とかいう垂れ幕をぶら下げているが、沖縄や北海道に引越しても「私はずっとNTT西日本」と主張させるつもりか? このあたりのことも一度聞いてみたいものである)、印鑑証明等必要書類を揃えてもらうように頼んできた。ところが譲渡に関する書類は印鑑証明を取って3ヶ月以内に手続きをしないと無効になるというのだ。いつ行こうかと思っていたが、昨年末で近くのNTT営業所が閉鎖され(送られてきた通知書類には「高度化・多様化するお客さまのご要望にお応えするため」とあるが、要するに人員削減と営業所閉鎖によりコストを下げるということだろう。10ヶ所近くの営業所が1つに統合されてしまったら「お客さま」は利用しにくくて仕方がない)、最寄の営業所が電車で1時間の場所になってしまったために、なかなか行けなかったというのが本当のところである。
さて、何とか営業時間の午後4時までに行きつくことができ、名義変更の手続きも無事済んだ。営業所が統合されたために集まってくる客の数が増え、そのほとんどが「ADSLって何?」「ADSLにするとどうなるの?」みたいなインターネット関連の相談に時間がかかり、私はかなり待たされたことは敢えて言わないし、「全然お客さまのご要望に応えてないじゃん」と思ったのも敢えて言うまい(でも言っちゃった!)。
さて。その帰り。せっかく吉祥寺にきたのだから、前にテレビで見てちょっと気になっていた松阪牛専門店「サトウ」に寄ってみることにした。ここは1階が肉屋で2階がステーキ屋になっている。そして肉屋の方では松阪牛を使ったコロッケとメンチカツが格安で手に入るというのだ。行ってみるとかなり人が並んでいる。客をあまり待たせないようにするため、そして多くの客に買ってもらうためにメンチカツは購入個数制限を設けているのだけれど、これが平日20個、土日は10個なので焼け石に水である。みんなが10個、20個と買っていくので、揚げる端からなくなっていく。結局私も20分以上は待ったと思う。そしてようやく自分の番が来た。当初の予定ではコロッケとメンチを1個ずつのつもりだった。しか〜し! メンチは1個150円だが、5個以上買うと1個100円になるというのだ。つまり、3個買えば450円、4個買えば600円なのに、5個買うと500円になるという訳のわからない値段設定なのだ。これはかなり悔しかったので、コロッケはあきらめてメンチを5個買うことにした。
アツアツのメンチを持ってフラフラ歩いていたら、ふと思い出した。そう、誰かが「“ばくだん焼本舗”が吉祥寺丸井の横にあるらしい」と言っていたことを。この「ばくだん焼」というのは直径6センチのたこ焼き状のもので、イカやウィンナー、餅やコーンなど10種の具が入っている。言うなれば「たこ焼きのオバケ」である。今一番気になる食べ物がこれで、先日池袋で買ったときは写真を撮る前に食べてしまったのが悔やまれて仕方なかった。そこで今日は吉祥寺でリベンジ。丸井の横を覗いてみると、あったあった。ばくだん焼の移動販売車が来ている。早速店に近づき注文するとともに写真撮影の許可をもらった。店の兄ちゃんは気のいい青年だったが、こっちは写真を撮るのに必死で今一つ話は盛り上がらなかったのが心残りといえば心残りであった。
しかしここで気づく。メンチ5個にばくだん焼。1人で食べきれるのか? 大丈夫。メンチは明日まで残しておいても問題ない。冷めてもおいしいメンチなのだから。


これが“ばくだん焼”の販売車!
吉祥寺以外で見かけた方はご連絡ください!


焼かれる姿も威風堂々。
花火を刺してみたい誘惑に駆られる。


レギュラータイプとピリ辛タイプ(キムチ入り)。
どちらも300円。これはピリ辛タイプ。


この箱もかわいいのだ!
まん丸の爆弾が入っていると思うと……


丸井前にある「ふらいす」の店。
フライをライスで包んであるらしい。気になる!


これが「サトウ」のメンチカツ。
結局5個買った私は敵の思う壺である。


 

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