一粒チョコな毎日

 


◆ 9月4日(火) モーグリ

SQUAREの出しているゲームソフト「FINAL FANTASY」シリーズは私のお気に入りである。
RPG(ロール・プレイング・ゲーム)といえばドラクエしか知らなかった頃に話はさかのぼる。大学4年の冬。遅々として進まない卒論に泣きたくなった私は、新宿のヨドバシカメラに行った。「ナゼ?」などと聞いてはいけない。とにかくヨドバシカメラのゲーム館に行ったのだ。そこで出会ったのがスーファミソフトの「FINAL FANTASY 4」だ。ドラクエが謎解きを楽しむRPGならFFはストーリーを楽しむRPGだ。もともとファンタジー系の読み物が好きだったのでFFの世界にはまるのに時間はかからなかった。そして卒論提出日を前に、いまだ完成しない論文のことは忘れてFFのラスボス戦〜エンディングに涙していたのだった。ふぅ。
それから数年経って、今度は「FINAL FANTASY 5」と「FINAL FANTASY 6」を同時に買うことになる。これまた新宿のヨドバシだ。今回はテレビでFF6発売のCMを見ていたので迷わず購入した。そしてここで私は運命の出会いをする。そう、モーグリとの出会いだ。FF5では重要な鍵を握る(違うって…(^^; )脇役として登場し、FF6では世界を救う主人公として(だから違うってば。(^^;;; )一部上場を果たしたのだった。
それ以降も折に触れては登場するモーグリ。その仕種の愛らしさにすっかり心を奪われた私は、当時ペットとして人気急上昇だったジャンガリアン(ハムスター)を飼ってモーグリの名前をつけることを即座に決意した。その夢叶ったのは1996年の6月。初代のジャンガリアンの名前は「もぐ」(FFに出てくるのは「モグ」)。人から「どうして“もぐ”なの?」と聞かれると、ここまでの経緯を熱っぽく語るのもアレなので「もぐもぐ食べて大きくなってほしいから」「いつも中にもぐってるから」などと適当に答えてきたが、実はとても由緒正しい名前なのだ。
FF6に出てきたモグの彼女の名前は「モルル」。だから2代目のジャンガリアンの名前は「もるる」。そして3代目。ここに来て困ってしまった。2000年にFF9が発売され、そこには大勢のモーグリが登場した。一気にモーグリの数が増えたのだ。名前が多すぎて選べない。もうよい。かわいければどれでもいいのだ。そうして決まったのが「モアナ」。
さてさて。今年の夏にFF10が発売されて、モーグリのぬいぐるみも店頭販売されることになった。モーグリへの思いは募るばかり(ちと大袈裟か?)。居ても立ってもいられなくなった私は、「コンタクトレンズの保存液がなくなったから新宿で買わないとねー」などと理由をつけ、帰る途中で新宿に寄り、ヨドバシでモーグリのぬいぐるみをついにゲットしたのだった。ふぅっ


今日手に入れたモーグリのぬいぐるみ。


FF6で主役級に昇格したモーグリはこんな感じ。

◆ 9月15日(土) 湯けむりの里

といっても色気を期待してはいけない。私が住んでいるところの隣りの駅に「湯けむりの里」という大きなお風呂があるのだ。8月に訪れたのが初めてで、今回が2度目となる。電車で行ってもいいが、歩いても20分くらいなのでたいした距離ではない。
今回2度目にして会員になることにした。100円で1年間有効の会員になると、入浴料が50円引きになったりマッサージ料金が100〜200円安くなるというのだ。今回は「足底療法+オイルマッサージ」(4000円)を利用することにした。これが会員価格だと3800円! 一気に元が取れてしまう計算だ。早速100円払って会員となった。
まずはお風呂。露天風呂が2種類、ジェットバスにリラグゼーションバス、スーパージェットバスもシェイプアップバス、四季の湯にバイブラバスなど12種類のお風呂が楽しめるというわけだ。
そしていよいよ「足底療法」。実はこれ、初体験なのだ。「足底療法は初めてですか?」などと聞かれ、なかなかの鳥肌モノである。「足の裏には全身のツボがあり、健康なところは痛くないが不健康なところは死ぬほど痛い」と聞く。ドキドキしながらソファに座る。担当は15年前はオネエサンだったかもしれないくらいの女性だ。
足の裏にクリームを塗りながらツボを刺激していく。まずは左足。「ここは心臓です」と15年前のオネエサン。うっ…早くも唸るほど痛い。「ここは小腸で、ここが十二指腸」。うぉ〜〜〜っ 痛い! 日頃の不摂生に涙がにじむ。「ここは右脳にあたります」というコメントともに脳天を衝くような痛み。クリエイティブな仕事をしている(してないって…)せいで右脳が疲れているのであろう。足の裏だけでなく、足の甲やふくらはぎもギュウギュウ押される。扁桃腺も胸部リンパ腺も飛び上がるほど痛い。「そんなに力を入れてるわけではないんですよ」と言われても、痛いものは痛いのぢゃ。次は右足。腎臓と肝臓で死にそうになるくらいの痛み。これはもしや飲みすぎか? 左脳にあたる部分は全く痛くない。もしかして私は最近頭を使っていないのか? またしても扁桃腺のところで飛び上がるほどの痛さ。思わず手の指が空をつかむ。うひぃ〜〜〜っ その他、たまっているストレスを指摘され、うーうー唸っているうちに、今度はオイルマッサージへ。オイルマッサージは足底療法ほど痛くない。足の裏と膝下全体をマッサージされていると気持ちがいい。「ああ。このまま寝てしまいたい」と思ったが、15年前のオネエサンは「疲れがたまりますとね・・・」などとコメントを続けているので寝かせてもらえない。
そして40分。終わってみればなんとなく体も心も軽い(ついでに財布も軽くなった気もするが、これは気のせいではなかった)。悶絶の40分を耐え抜いた私は、「今日は水分を多めに摂ってください」と言われたのをいいことに「今夜はビールがうまかろうな」と一人ほくそ笑むのだった。

◆ 9月16日(日) フェネックギツネ

「ぼのぼの」という漫画がある。の〜んびりした感じの漫画で、疲れたときにほっと一息できる。これをお風呂の中で読むのが最高! 
と、そんなことはどうでもいいのだけれど、今日は井の頭恩賜公園にフェネックを見に行ってきた。7月4日に生まれたおちびちゃん。「ぼのぼの」に出てくるフェネックは、歌は歌うわ踊りは踊るわ、とにかくうるさいやつなのだ。井の頭公園にいたのは眠そうに丸まっている(当然だ。フェネックは夜行性だから)神経質そうな仔狐だった。きっと耳が大きいから人よりもよく音が聞こえるのだろう。ちょっと音を立てるとビクッとしていた。大きな耳はハエをはらうのに役立っていたようだ。
フェネックの近くにはアライグマもいた。「ぼのぼの」に出てくるアライグマは、悪者ではないけれど乱暴なやつだ。井の頭公園にいたのはでぷでぷした体をもそもそ動かしているやる気のなさそうなやつだった。こっちを向いて「何かちょーだい!」とおねだりしているのが不憫だった。


7月4日に生まれた仔フェネック。


流し目を送るフェネック。


「ちょーだい!」ポーズのアライグマ。


「ぼのぼの」に出てくるのはこんな感じ。

◆ 9月24日(月) W32/Nimda

今日は「秋分の日」の振替休日で休みだ。おっとこれは関係なかったか。
先日来、さまざまなメーリングリストから「“Nimda”に気をつけましょう」というメールが配信される。「“にむだ”って何なのよう」とのんびり構えていたら大変だ。これがいわゆるウィルスの一種らしい。感染したサイトを Internet Explorer(以下IE)で訪れると有無を言わせず感染するという。また、感染したPCからはメールで添付付きのファイルが送られ、Outlook Express(以下OE)でそのメールを開くと添付された“Readme.exe”が自動的に展開されて感染するという。IEやOEのセキュリティの盲点をついたウィルスと巷で大評判(?)のウィルスである。
しかし、セキュリティへの問題のあるIEやOEにも責任があるとはいえ、だからといってウィルスを作ってよいものか。ウィルスを世の中に撒き散らすのはいかがなものか。でも、そんなウィルスが出回っているのだから、私にできることはただ1つ、IEのバージョンをアップすることだけだ(普段のWeb閲覧にはNetscape Navigator を使っているけれど、一部サイトを見るときだけIEを使っているので)。
そんなわけで振替休日のこの秋空の下(秋空は関係なかったか…)、IEを5.00から6.0にアップデートすることにした。ローカルマシンにインストール済みのバージョンによってダウンロードするファイルの大きさが変わる。私の場合は約20MBのダウンロードが必要で、結局1時間半ほどかかってしまった。書店まで走っていって、IE6.0を提供している雑誌を買ってきたほうが速かったような気もするが、とりあえずダウンロード&インストールは成功してIEのバージョンアップが終わったのだった。
ああ、やだやだ。ウィルスなんて大嫌いだ。

◆ 9月25日(火) 茶トラ

朝。8時20分頃。王子神谷駅(営団地下鉄南北線)を出たところで猫の鳴き声が聞こえた。声に誘われて歩いていくと、月極駐車場のワゴン車の下に右の後ろ足を怪我して動けない茶トラがいた。刃物で切られたように、傷口がパックリとあいている。見るからに痛々しい。駐車場から乗用車が出ようとするとキバをむいてギャアギャア鳴く。私が近寄っていくと最初は警戒してこっちをにらんでいたが、何もしないことがわかるとおとなしく撫でられるがままになっている。朝の授業があるのでいつまでもそこにいることができず、「ここでおとなしくしてるんだよ」と声をかけてその場を離れた。
10時半過ぎにまた同じ場所を通ると、やはり茶トラはまだそこにいた。怪我で動けないのだ。すぐに東京都の衛生局獣医衛生課に連絡すると「動物保護センターで一括して保護・治療を行っているのでそこに連絡して欲しい」という。動物保護センターに電話すると、少し時間はかかるけれども保護をしに来るという。保護して治療し、1週間経過して飼主があらわれなければ安楽死。猫でなければ、野生動物であれば保護・治療の後、野に返してもらえるのに。怪我さえしなければ保護センターに運ばれることもなかったのに。私が一戸建ての家に住んでいれば家に連れて帰ることができたのに。
飼主が見つからなければ、1週間後には処分される茶トラ。私が見つけなければ誰か親切な人にひろってもらえたかもしれない。見つけても保護センターに連絡しなければよかったのかもしれない。でも、自分で動くことのできない猫をそのままにしておくことはどうしてもできなかった。
こうして保護センターに運ばれて、そのまま飼主が見つからずに安楽死させられる猫はこの茶トラだけではない。行政は飼主のいない(見つからない)猫をいつまでも保護するわけにはいかないことはわかっている。都内をうろつく猫全てを保護して面倒を見ることなど不可能なのだから。でも、人間の都合で処分されてしまうのはやはりどこかおかしいと思う。
茶トラを飼ってくれる人があらわれること祈らずにはいられない。誰か、あの子を飼ってくれる人はいませんか?

◆ 9月30日(日) お引越し

といっても「ク○ネコヤマトの〜♪」とか「アー○引越センターへ〜♪」とか「引越するなら〜ダ○ク〜♪」などとは関係ない。ホームページ(正しくはウェブページ)のことだ。
加入しているプロバイダのHP領域は@niftyが10MB、Dolphinが10MB、合計20MB。この他にも無料のサービスを利用してかなりの容量を確保しているけれど、メインは@niftyとDolphinなのだ。ところがここで問題が! HPが大きくなりすぎて、1つのサイトの中であっちのサーバ、こっちのサーバへと飛んでいるのだ! 自分でも「そのうちにわからなくなるぞーーーっ」という不安があったので、思い切って「ちねちゃん's はうす」のお引越しを決行したというわけだ。
あちこちに散らばっていたページをまとめたら8MB超。この他にもるるとモアナの写真館もまとめたかったけれど、それはそれだけで9MBほどあるので移動するのはヤメにした。
そんなわけで上のほうに広告ウィンドウが起動して見にくくなりますがそのあたりはご勘弁のほどを。 (^^;


 

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