一粒チョコな毎日

 


◆ 10月1日(月) 指とま!

「この指とまれ!」というサイトがある。5年前に私がネットの世界に入ったばかりの頃からすでにそれはあった。ネット上でいろいろな学校の同窓生の交流を助ける(?)というものらしい。でも、なんとなく「個人情報の漏洩?」とかが頭に浮かび、仮登録をしたもののそのままにしてしまっていた。
毎年7月頃に私の卒業した高校の東京支部同窓会というのが開かれる。私は毎年欠席なのだけれど、今年はその案内状に同窓会のURLが書いてあったので早速アクセスしてみた。行ってみるとメールマガジンの案内まである。「ん〜、メルマガか〜、まあ、読むだけだしいいかなあ」と登録してみると、そのメルマガは「指とま!」のサービスを利用していたのだった。「ついでに登録しちゃえ〜」というわけで、中学、高校、大学それぞれの母校に本登録をしてみた。
「どんな人が登録してるのかなー」と思って見てみても、自分の知っている人はほとんどいない。定期的に送られてくる「あなたの母校に○○さんが登録しました」メールにも知っている名前がない。「人数も多いんだし、こんなもんかなー」と半分諦めていたところ、先日のお知らせメールに知っている名前が登場したのであった。
「おおーーーっ 懐かしい!」と感動していたら、昨日、その当人からメールが届いた。中学、高校の1学年上の先輩で、今は仕事でアメリカにいるという。
こういうのって結構うれしい。インターネットで同窓会。もっと他の人も登録してくれないかなー

◆ 10月2日(月) 仲秋の名月

本当は昨日が旧暦の8月15日だったのだけれど、今年は暦がずれていて今日2日が満月。
古代中国では旧暦の1〜3月が春、4〜6月は夏、7〜9月が秋、そして10〜12月が冬でした。そして、物事の順序を「孟(伯)」「仲」「季」という言葉であらわしました。だから弟のことは「季子」と読んだりしたわけです。「伯」という言葉は今の日本でも使われていますよね。そう、父親の兄や姉、母親の兄や姉を「伯父」「伯母」と呼ぶのはこれが理由です。
さて、1月は春の最初だから「孟春」、2月は春の真ん中だから「仲春」、3月は春の最後だから「季春」と呼びました。この法則からすると8月は秋の真ん中なので「仲秋」。だから旧暦の8月15日の月を「仲秋の名月」と呼ぶのです。
中国では毎年この旧暦8月15日を「中秋節」として祝います。中華街や中国食品の店でよく売られている月餅は本来この日に食べるものなのです。
なーんていう話をしていたら、今日の2時間分の授業はあっという間に終わってしまった。だって月の話から食べ物の話、文化、歴史、民族の話へとどんどん話が発展していったんだも〜ん。


うさぎはいるかな〜?


月って明るいんですね。

◆ 10月5日(金) 今年のアタシはどこか違う!

思えば正月恒例のおみくじが事の発端だ。
そう。実家近くの神社(縁結びでは結構有名のようだ)に初詣をした。そこでひいたおみくじは「大吉」。珍しいことがあるものだと思いながら、今度は駅近くのサティで300円のクジをひいてみたら、これが大当たり。60センチくらいのミッキーマウスのぬいぐるみと、ドラえもんのクッション、それにディアボロ(中国独楽)が入っていた。総額8000円〜10000円くらいだろうか。
「今年はいいことがありそう・・・」などと期待していたが、それからしばらくは幸運らしい幸運は訪れなかった。昨年末に応募した夢庵の温泉ツアーの優待券が4月に当たり、7月には、3月にバーミヤンで応募した懸賞に当たり、4000円のお食事券をゲット。さらに、つい先月末に登録した i LAWSON で商品券5000円が当たったとのメールがさっき届いたのだった。
そう、今年の私はどこか違う。今までの私は懸賞という懸賞に外れてばかりだったのに、今年の流れはどういうことか? 「これはもしや?」という思いがむくむくと湧きあがっており、年末ジャンボの購入を検討中である。

◆ 10月17日(水) もしや私は中国人?

先週の水曜日。中国教育報刊社の記者達が授業の視察に来た。生徒たちはびっくり。みんなガチガチに緊張して、手なんてブルブル震えている。そんなに緊張しなくてもいいのに・・・と思ったけれど、考えてみれば鼻先30センチのところでカメラを構えられたら、そりゃあ緊張もするだろうと納得した。
今日は校長・教頭が授業観察(管理職による教員の授業観察が昨年度から義務付けられて、それによって教員が評価されるシステムになった)に来た。校長・教頭は離れ離れに座っていたので、思わず「もしかしてお二人は仲が悪いんですか?」と聞こうとしたけれど、知らなくても別にかわまないことなのでやめておいた。授業のあとで教頭が私のそばに寄ってきて「先生は中国に留学していらっしゃんですか?」と聞いてきた。「大学の頃に1ヵ月半ほど短期留学はしましたけど?」と答えると、「先週視察に来た人たちが“とても発音がいいけど本当に日本人なのか?”と言っていました」と言う。「私、本当は中国人なんです」と言ってみたい誘惑に駆られたけれど、正直に「日本人です。(^^;」と言っておいた。 (^^;;;

◆ 10月21日(日) 星の降る夜

子供の頃は空を見上げて「あれがカシオペア座。あっちはオリオン座」と星座をたどることができたのに、この夏実家に帰省したら、全然星が見えなくなっていた。実家の周りが明るくなったのか、自分の目が悪くなったのかわからないけれど、とにかく星なんて見えなくなっていた。
東京はもちろん星なんて見えない。私の住んでいるところからはかすかにゆらめく小さな光がぼんやりと見える程度だ。東京って明るいのだ。
そんなわけで昨夜は星を見にお出かけ。夜の空気は冷たいし、流れる星を見ることはできなかったけれど、満天の星空を見ることができて大満足でした。

◆ 10月23日(火) 長月

今年は陰暦のカレンダー(月齢付き)を使っている。これがなかなか楽しい。天気が悪くて月が見えなくても、「今日の月はどんな大きさかなあ」などとカレンダーを見て想像できる。
そしてこれが意外と役立ったのが、今年買った時計の月齢合わせ。時計とカレンダーで、ますます私は月に詳しくなった。
今日は長月(陰暦9月)の7日。月齢6.3。マンションの屋上からは白く光る月が見えた。


今夜の月はこんな月。

◆ 10月24日(水) 英国式リフレクソロジー

先月、近所の風呂屋(とは言ってもただの銭湯ではない)で台湾式足底療法を体験してから、寝ても覚めても足裏マッサージのことが頭から離れない私である。今日は午後の仕事がなくなったので新宿でのんびり昼ごはんを食べていたら、むくむくと足裏マッサージに行きたい病が頭をもたげてきたのだった。そう、今日は天気もよい。仕事も午前中で終わってしまった。しかも午前の授業は短縮授業だった。まさに「マッサージ日和」とはこのことではないのか?(絶対違う)
そんなわけで、かねてからインターネットで調べて目をつけていた新宿ルミネ2(3階)の「リラクゼ新宿」というリラグゼーション・スポットに行ってみた。全身マッサージなど、さまざまなコースがある中、リフレクソロジーはパウダーコースとアロマオイルトリートメントの2種類があり、さらに20分、40分、60分のコースに分かれているのだ! とりあえず、今回は下見(何の?)ということで、アロマオイルトリートメントの20分コース(2500円)を試してみることにした。
まずは入口でカルテに記入。そしていよいよリフレクソロジーの始まりである。まずは5分ほどフットバスに足を浸して足の裏をやわらかくする。その間にトリートメント用のアロマオイルを6種類の中から1つ選ぶ。私はとりあえず「10月限定」とか書いてある「スピリット」というモノを選択。弱った胃腸にいいらしい。
さて。フットバスが終わればお待ちかねのリフレクソロジーだ。前回、台湾式足底療法のときには15年前のおねえさんが担当だったが、今回は正真正銘、現役のおねえさんだ。うれしい。まずは右足から。つま先の方から順にもみほぐしていき、右足が終われば左足へ。足底療法をすでに体験しているせいか、それほど痛くない。椅子はマッサージ器兼用になっていたので、自分で好きなように首筋や肩をもむこともできる。足の裏と肩と腰。ついでに首筋もすっかいいい気分である。
そして20分のマッサージが終わり、おねえさんが「今、麦茶をお持ちします」と言う。えー? 英国式なのにハーブティーじゃないのー? 麦茶ー? まあよい。麦茶を飲んでいるとおねえさんが本日の診断をしてくれる。
「そうですね。最初におっしゃっていた通り肩は凝ってますね」
そりゃそうだ。だからそう言ったではないか。
「あとは目も疲れているようです」
当然だ。白目に血管が浮いているのだから誰にでもわかる。
「ストレスもたまっているようですね」
当今、ストレスのたまっていない人間などいるだろうか。というよりも、ストレスのたまっていない奴はここには来まい。
「本日は水分を多めに摂ってください」
よし、ビールだな。
「カフェインの入っているものやアルコールはお控えください」
あら〜
「また吸収がよくなっていますので、食事は摂らないか簡単なものにしてください」
うっ さっき、ここの真上で腹いっぱいオムライスを食ったんですけども・・・
というわけでリフレクソロジー体験終了。なんだかんだ言って、やっぱり気持ちよかった。とっても足が軽くなった感じ。この次は40分コースをやってみようかなあ。
足取りも軽快に歩いていてふと思った。こんなに体が軽いのは、朝、カバンに入れていた宮部みゆきの分厚い本2冊(『模倣犯』上・下)を高校の図書館に返却したせいではないのか、と。

◆ 10月25日(木) 大戸屋

先日、テレビに大戸屋が出ていた。食のデフレをテーマにした番組だったので、もちろん松屋や吉野家も出ていた。その中でとても気になったのが「大戸屋」というわけだ。
基本は定食で、20品くらいあるメニューは全て600円前後となっている。どれもおかず単品での注文も可。そしてデザート類は150円。ドリンクは120円。エスプレッソコーヒーはおかわり自由で、食事と一緒なら50円という安さ!
これは行かないわけないはいかない、というわけで、今日のお昼を食べてきました。特製大戸屋ランチ580円。ごはん少なめにしたので560円。これにエスプレッソをつけて610円。かぼちゃのコロッケもほふほふしておいしかったし、揚げ立ての鶏の唐揚げも大根おろしがかかっていてさっぱりしていた。う〜ん、こんな店が家の近くにあったらいいなあ、と思っていたら、なんと2軒もあったのでした。
大戸屋が「ちねちゃん御用達」の看板を掲げる日も近いことでしょう。

◆ 10月26日(金) アタシのこだわり

とは言っても、私のことではないのであしからず。
昨日の授業のとき、「みんなは何か“こだわり”ってある?」と聞いてみた。なかなかのこだわりを見せる者もいたので、以下に記す。

■ パンへのこだわり(1)
「食パンを買ってきたら、買った日とその翌日で食べきることにしてます!」
そうねえ。カビが生えちゃうもんね。
「ハイ」
でも、最近のパンってカビが生えないのがあるよね。とくにスーパーとかで売ってるやつ。
「そうなんですか?」
うん。でもね、この間パルコで買ったパンは翌々日にカビが生えた。カビを避けて食べたけどさ。

■ パンへのこだわり(2)
「惣菜パンは必ず暖めてから食べます」
そりゃそうだ。冷たいのっておいしくないよね。
「レンジよりオーブントースターです!」
そりゃそうだ。

■ コチュジャン
「おばあちゃんの作ったコチュジャンしか食べません」
え? おうちで作ってるの?
「はい。うちはおばあちゃんが韓国人なんです」
そっか〜、じゃあ、きっとコチュジャンっておいしいんだろうね〜
「外では絶対に食べられないくらいおいしいです」
うんうん。ぜひおすそわけ待ってるから。 p(^^)q

■ 豆腐
「豆腐には何もかけずに食べます」
へぇ〜、お醤油かけないんだ。
「そのままの方が大豆の味がしておいしいです」
そっか〜、じゃあ今度試してみるね。

■ ベーグル
「ベーグルはサミットです」
サミットって、あのスーパーマーケットの?
「はい。サミットに入ってるパン屋さんのがおいしいんです」
あのベーグルっていうのは、初めて食べたときは衝撃だったんだよね〜 モチモチして不思議だった。

ちなみに私のこだわりは、マヨネーズはキューピー、醤油はキッコーマン、ケチャップはカゴメ、アイスクリームはハーゲンダッツ。そしてハムスターはジャンガリアン。こんなとこか。

◆ 10月27日(土) 月と太陽

寝坊をした。休日なので寝坊をしても一向にかまわないが、とにかく寝坊をした。
昼頃にごそごそと起き出して、買い物に出かけた。駅前で食料品を買って帰り、今度は電車に乗って昼ごはんを食べに行った。帰りは1時間近く歩きながら、ちょっとした散歩を楽しんだ。家に帰って荷物を置いて、また電車で出かけた。今度は隣町のユニクロに行ったのだ。ここでいろいろ買い込み、またまた歩いて家へと向かった。途中で出くわした猫の写真を撮り、夕焼け空を写真に撮った。
家に帰り着いたらいい感じの夕陽が見えたので、あわてて屋上に上がってシャッターを切った。夢中で撮っていたら、デジカメの電池が切れた。
こんな休日もいいと思った。


西の方には夕陽。


南東の方にはお月様。

◆ 10月28日(火) 無駄な仕事

今日の私はかなり機嫌が悪い。
都立高校には去年から始まった「授業観察」という制度がある。教諭や講師の授業を管理職(校長・教頭)が見に来て評価を下し、その評価を次年度の採用や異動に使用するというもの。導入には現場教師からかなりの反対・抗議があったけれど、結局実施されることになった。
一応、約束としては授業観察をする前に必ず担当教師に連絡をすることになっているけれど、それを守る管理職は少ない。「明日の2限を見に行きます」「今日見せてください」なんていうのはよくあること。別に手を抜いている訳ではないのでいつ見に来てもかまわないけれど、こっちにも予定というものがる。生徒も人が見ていると緊張するし、リスニングを書き取っているだけのところを観察されても意味がない。
今日の午後は私に何の断りもなく、教頭が授業観察に来た。これは大人のマナーとしていかがなものか。生徒のいるところで揉めるのは嫌だったので、そのまま教頭の入室を許可したけれど、本当は「日を改めろ」と言いたいところだった。この教頭、結構問題があって、いつも私と中国人指導員を間違える。何度訂正しても間違える。今日も私と間違えて、中国人指導員の方に「今日は授業を見せてもらいに行きます」と言ったらしい(外国人指導員は授業観察されないのでそこらへんもおかしいと私は思っている)。授業のあとで会議をしていた教頭を呼び出して抗議したところ、「今日のは授業観察ではない」と言い出した! 「興味があったから入ってみた」だけなんだとさ。「今日の授業のことは一切評価には加えない」という訳のわからないことも言っていた。あまりにお粗末な言い訳に、抗議した私は一気に力が抜けたが、私の抗議に付き合ってくれた教員はさらに怒りを増していた。結局、「では日を改めて」ということになった。
ついでに言うなら、今日の午前も別の学校で授業観察だった。授業が始まって教頭が見に来て10分もしないうちに、「授業のことはよくわかりました」と言って帰っていった。こんないい加減な授業観察ならやらない方がいいと思った。

◆ 10月31日(水) アタシのこだわり −2−

昨日の授業で出てきた「アタシのこだわり」パート2である。本当は昨日書くつもりだったけれど書きそびれてしまった。
さて、みんなのこだわりを聞いてみよう。

■ 健康食品
「私は体にいいものしか食べません」
合成保存料とか合成着色料とか入ってるのはだめなのね?
「はい! 野菜とかも結構気を遣います」
そういえば昨日知ったんだけどさ。セブンイレブンはお弁当とかサラダに合成保存料とか合成着色料とかを使ってないんだってね。それからカップラーメン。あれもそういうのを使わないんだって。乾燥してるから保存料とかは必要ないんだってさ。知ってた?
「はぁ・・・」

■ 賞味期限
「賞味期限を過ぎたものは絶対食べませ〜ん」
ちょっとくらい過ぎても大丈夫なんだってよ。
「でも絶対嫌なんです〜」
ああ、そう。確かに賞味期限ってのは微妙だよねえ。

■ 消しゴム
「消しゴムはMONO(TOMBOW)です」
どして?
「きれいに消えないと気分が悪いんです」
納得。

■ 美容院
「いつも同じ美容室で同じ人に切ってもらってます」
うんうん。でも不思議なんだよね。
「何がですか?」
ほら、美容院ってさあ、絶対に言った通りの髪型にならないんだよね。
「・・・そうですね」

■ コピー
「コピーはローソンでやってます」
あ、それ、同人誌やってる人から聞いたことあるよ。
「ローソンは紙もいいしトナーの具合がいいんですよ〜」
セブンイレブンはトナーが紙から浮いて、次の紙に移っちゃうんだよねー
「そうなんですよー」
でも、こういう話がわかっちゃう自分が嫌だ・・・
「私もこういう話ができる自分が嫌です・・・」

結構みんなこだわってるんだね。


 

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