トルコ10日目

 

730日(日)

6時に目が覚めた。体内時計?
身支度を簡単にすませたら、地下のレストランで朝食。さすが☆☆☆☆☆のホテル、朝食のラインナップも豊富だ。シガラ・ボレイというシガレット型のパイがおいしい。……でも、ちょっとお腹の調子が変かな。ごろごろするし…… 昨夜のピデが半生な感じだったのがいけなかったかのかも。明日もこんな調子だとバスでの移動はキツイかもしれないなあ。バスだとシート間が狭いしね。そんなわけで、明日のイスタンブール移動はTCDDを利用することに決めた。ちょうど「Başkent Ekspresi(バシュケント・エクスプレスィ)」なら10:20発で16:50にイスタンブールに着く。バスに乗るのとそんなに時間もかわらない。
7
時半過ぎにホテルを出て、地下鉄でアンカラ駅に向かう。駅のチケットブースには時刻表がおいてなかったから、ハイダルパシャでデジカメに撮っておいた時刻表が役に立ってよかったわ〜 チケットもすぐに取れたから、これで安心。
さあ、いよいよ観光だ。まずはローマ浴場跡へ。途中でお腹がゴロゴロしだして、トイレを探すというハプニングもあったけど、なんとか9時頃にはローマ浴場跡に着いた。入ってみてびっくり! 浴槽や部屋の形が本当にきれいに残っているのである。これを偶然見つけた人は驚いただろうなあ。
続いてアウグストゥス神殿とユリアヌスの柱を見てから、アナトリア文明博物館に向かった。展示されているものをじっくり見てみると、中国風のものもあったりして、東洋とのつながりを感じる。実際三本足の鼎なんかは西安の博物館で見たのとそっくりだ。やっぱりアナトリアはアジアと関連があるんだなあ。私がぶらぶら見ていると、日本語が聞こえてきた。そうか、日本からの団体旅行なのね。バスであちこち連れて行ってもらえるから楽でいいよな〜(^^; 博物館を堪能して入口に戻ってくると、デジカメの電池がちょうど切れかかっていた。ついでなのでベンチに座って電池交換をしていると、隣のベンチにいたおじさんが「ジャポン(日本人)?」と話しかけてきた。「エヴェット(はい)!」と答えると、なにやらトルコ語で話し始めるではないか。「私、トルコ語はわからないのよ」と言うと、「“エヴェット”って言うからトルコ語が話せるのかと思ったよ」と英語に切り替えてくれた。トルコ語は5つか6つの単語しか話せないと言うと、「それだけ言えたら十分だよ」と褒めてくれました。(^^; そうかな〜? ついでなのでおじさんにアンカラ城への行き方を教えてもらう。どうやら壁づたいに歩いて上っていけば、すぐらしい。
そんなわけでアンカラ城に行ってみると、入った途端に驚くことばかり、そこには一般の人々が住んでいて、普通の暮らしをしているのだ。アンカラ城内の地図はないので散々迷いながらあちこち歩いていると、住民たちが不思議そうな顔でこちらを見ている。北側の壁にようやくたどり着いて四方を見渡すと、隣にいたおじさんが「ほら、アタチュルク廟だよ」と指をさす。本当だ、あんなところにアタチュルク廟が! それにしてもここから見えるなんて、やっぱり大きい建物だったんだなあ。そして今度は東側の壁を目指して歩いていると、完全に迷ってしまった。「ここから先は行き止まりだよ」とおばちゃんに言われ、別の奥さんに正しい道まで連れて行ってもらう。そしてそこでもまごまごしていると、そこで遊んでいた子供が「こっちだよ」と案内を始めた。これはお金をせびられるな〜、と思った私はとりあえず子供を無視して坂道を登る。ようやく頂上に着いたところで、やっぱり子供がマニマニ!(money money)」と言う。そこでちょっと冷たいようだが、はっきりと「NO!」と言うと、子供はおとなしく帰っていった。それにしても東の壁から見るアンカラ市内は本当に美しい。白い壁と赤い屋根。全体が調和している。
などとのんびり眺めていたら、お腹の調子が……(^^; 仕方ないので、途中で買ったコーラを飲みながら坂道を下り、ウルス駅までたどりついた。後ろから男の人がついてきて、「日本人? 韓国人? 中国人? さっきアタチュルク像の写真を撮ってただろ? 見せてくれよ。ねえ、どこかでお茶でも飲まない?」などと言う。うう、私のお腹は今、それどころではないのだ! 私にしては不機嫌な顔でじろりと男をにらみ、「ヨック!(Noの意味)」と答えて、駅の改札に滑り込んだ。幸いメトロはすぐに来たので、ANKAmallに直行。こうなったら一刻も早くANKAmallのトイレに入りたい! 入口のセキュリティチェックも煩わしい。お腹の調子が悪いのって、こういうときに困るんだよなあ。やっぱり明日はTCDDにして正解だったな。
時間的にはお昼だけど、そんな状態なのでお腹もそれほどすいていない。そこでスタバでアイスコーヒーとヨーグルトタルトを食べて休憩することにした。ついでにミグロスで今夜食べるご飯も買って帰ろう。多分、昨夜のピデだけじゃなくて、旅行の疲れが出てるんだと思う。それに昨夜は長風呂をしてしまったし。今日は無理しないで、あとはのんびりホテルで休もう。ということで、ピデやジュースを買って、早めにホテルに戻ってきた。
ホテルに帰ったら、とりあえずお風呂。バスタブにのんびり浸かって、体中のコリを揉み解す。うん、結構疲れがたまってるみたい。お風呂からあがったら、ベッドでゴロゴロしながらテレビを見た。海外のテレビは意外と面白い。バラエティ番組、ニュース番組、アニメ番組……それぞれ個性的である。6時くらいに、買ってきたピデとジュース、それに昨日の残りの葡萄で晩ご飯。少し軽めだけど、まあ、いいでしょ。
そんなわけで夜は早めに寝ることにしました。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


いいホテルは朝食もおいしい!


チケットを買いに
アンカラ駅まできました。
こちらも雰囲気のある建物。


アンカラ駅のホーム。
やっぱり自由に入れるのね。


ローマ浴場跡。
こんなにはっきり形が残ってます。


ここは何をした場所だろう?
脱衣所なんかも残ってます。
こういうのがひょっこり出てくるのは不思議。


ユリアヌスの柱。


アウグストゥス神殿。
今はこれしか残ってない!?


アナトリア文明博物館。
ここには日本人の団体さんが来てました。


ちょっと中国っぽい土器。


ヒッタイトと言えばシカ。
何故か分からないけどシカ。
シカが多かったのかな???


こんなかわいいものも発見!
トリさん、かわいい〜♪


一博物館の入口には
ちゃんと地図がかけてあります。


アンカラ城。
一歩中に入れば
庶民の普段の暮らしが見られます。


このあたりは一般の居住区。


東の一番高い壁まできました。
落っこちそうだけど……


市内を一望。
全体にまとまりのある家ばかりです。


揃いの赤い屋根がかわいいでしょ。
よく見ると崩れそうな家も。
でもちゃんと済んでるんだろうな〜


アタチュルク像。


ホテルのそばにあったシカの像。


晩ご飯はミグロスで買ってきた
ピデとジュースにしました。
ちょっとお腹の調子がね……

 

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