7月26日(水)
今日はエスキシェヒルに移動する日。ホテルのチェックアウトもあるので、早めに起きて、速攻で朝食。7時半にチェックアウトしたら、とくに部屋を確認されることもなく、ほとんどフリーパス状態だった。スーツケースをフロントに預けて、いよいよ出発。
トラムでカラキョイまで行くと、時間がちょっと早すぎたので、埠頭にあるカフェでチャイを1杯。時間を見計らって船着場に行くと、スィミット売りがいたので1個買うことにした。すぐ横にはポアチャというパイのようなものを売っているおじさんがいて、「ハムやポテトやチーズをはさんで食べるんだよ」と教えてくれた。とりあえずポアチャも1個買う。これが私の昼ご飯ね。
時刻はちょうど8時半。カドゥキョイ行きのフェリーが出るところだった。係の人に聞いてみたらこれに乗ってよいということだったので、とりあえず乗船。デッキの椅子で気持ちよく涼んでいると、だんだんハイダルパシャ駅が近づいてくる。そして……フェリーはハイダルパシャから離れていく。……やっぱり通過しちゃうのね。(T_T) 変だと思ったんだよな〜 すると、横からハイダルパシャだのカドゥキョイだのという単語が聞こえてきた。どうやら隣に座っているおばちゃんに、その隣にいる男の子が「ハイダルパシャにはどうやったら行けるのか」ということを聞いているらしいのだ。おばちゃんはトルコ語で「このフェリーはカドゥキョイに行って、そのあとハイダルパシャに引き返し、それからまたカラキョイに戻るのだ」と説明しているらしい。私もおばちゃんに「ハイダルパシャに行きたいんだけど」と言うと、トルコ語でさっきと同じことを説明してくれたあと、男の子に「この人もハイダルパシャに行くから、連れて行ってあげなさい」と頼んでいるようだ。そして船はカドゥキョイに着き、おばちゃんが船着場の係員にハイダルパシャに船が寄るかどうかを確認してくれた。そしておばちゃんは船を下り、私と男の子はそのまま船に残った。男の子はトルコ語しか話せなかったけど「カドゥキョイの次にハイダルパシャに停まるから、このまま乗っていればよい」という意味のことをぼそぼそ呟いて教えてくれた。果たして船はハイダルパシャに無事到着し、男の子は「ハイダルパシャだよ!
あれが駅だよ!」と元気に指差した。
さあ、無事に駅に着いたから、今度は自分の乗る列車を見つけなきゃね。どのホームかわからなかったのでインフォメーションで聞いたら、7番ホームだと言われてうろうろ探していると、親切なおじさんが「これだよ」と教えてくれた。うーん、トルコの人って本当に親切だな〜 そんなわけで無事に「Başkent Ekspresi(バシュケント・エクスプレスィ)」を見つけることができた。
列車は6両編成で、3号車と4号車の間に食堂車がついている。だから実際の客車は5両分。列車の中は結構きれいで、青いシートに赤い絨緞。かなり素敵だ。しかもシートは広いし、前の座席との距離にもゆとりがある。窓ガラスにはトルコ国旗のマークがついている。発射までまだ時間があるので、食堂車のメニューをチェックしたりしてすごした。メニューは駅のレストランとほぼ同じで、値段もリーズナブル。これなら食堂車で食事してもよかったかも。
列車は若干遅れてエスキシェヒルに着いた。やっぱり日本くらいなんだろうなあ。列車が時間通りに動くのは。駅の待合室でしばらく待っていると、真っ黒に日焼けしたトル子さんが迎えに来てくれた。トル子さんは3ヶ月間の予定でトルコの遺跡を発掘しにきているので、私はこれから3日間ほど、その発掘隊の宿舎でお世話になるのだ。毎週水曜日が発掘隊の休日で、このエスキシェヒルまで休日を過ごしにくるらしい。そんなわけでトル子さんと合流後、町をぶらぶら歩き、カフェでデザートを食べ、さらにはチャイをカブガブ飲み、ミグロスの上にあるレストランで晩ご飯を食べてから、発掘隊の宿舎まで戻ってきた。
宿舎には数名の男性隊員と、11名の女性隊員(トル子さんを含む)、それに教授夫婦がいる。私は女性隊員たち(ほとんどがイスタンブール大学の学生)の過ごす女の子部屋にお邪魔することになった。部屋は……うん、女の子の部屋ってこんな感じだよな。つまり、雑然としていて、服が散らかっていて、汚れている。(^^; 別に私はかまわないけど。女の子の隊員の中に、今日が誕生日の学生さんがいて、みんなで誕生日のお祝いもしたりして、あっという間に夜が更けていきました。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)
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本日の朝食。
もう見慣れちゃった?
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毎朝私の食事を奪いに来る
にく〜いカモメ。
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ホテルから見えるブルーモスク。
こんなに近くなんだよね。
いい場所に宿をとりました。
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時間があるのでチャイを1杯。
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この列車で出かけます。
全部で6両+食堂車。
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それぞれの列車に名前がついてます。
私が乗るのは3号車。
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こちらが広々とした客車。
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お昼は自分の席で
スィミットとポアチャを食べました。
ちょっと軽めかな〜
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エスキシェヒルに着きました。
意外と大きな駅でビックリ。
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鶏の胸肉を使ったデザート!
でも普通の冷たいお菓子だよ〜
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こちらはアーモンドのプリン。
やわらかめのパンナコッタという感じ。
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この小さな粒はオクラです。
オクラもトルコでは食べるのだ!
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これは花嫁さんのスカーフ。
エスキシェヒルの街には
こういう飾りを置いているところが多かった!
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こちらはスカーフの縁に縫い付けます。
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晩ご飯に食べたイスケンデル・ケバブ。
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トル子さんはピデを食べてました。
生地がパリパリしていて
トルコのピデは本当においしい。
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