トルコ3日目

 

723日(日)

今日は日曜日。トルコのオフィスやバザールは、日曜日がお休みだ。だから今日はのんびり起きることにした。8時頃に起きて、ゆっくり朝食。そんなわけで、ホテルを出たのは9時だった。
バザールもオフィスも休みとなると、今日はあまりすることがない。新市街でのんびりショッピングでもする? ということで、トラムとテュネルを乗り継いで、イスティクラール通りまでやってきた。テュネルは世界で最も古い地下鉄の一つで、しかも距離が世界一短いのである。乗ればあっという間に終点に着いてしまうが、結構な上り坂になっているので、軟弱な私には必需品である。しかし、テュネルの駅は、普通のビルの1階にひっそりとあるので、あまりに普通すぎて気づかずに通り過ぎてしまった。しばらくうろうろして、ケバブ屋のおにいちゃんに教えてもらって、ようやく駅のありかがわかった。
テュネルを下りて、今度はノスタルジック・トラムに乗ろうとしたら、ちょうど線路の工事が始まったところで、トラムは走っていないらしい。仕方ないので、タクスィムまでてくてく歩くことにした。結構距離があるんだけどな〜 ついでにどこかで日本円を両替したいなあ。元手が結構減っちゃったもんな〜 でも、今日は日曜日なので銀行は開いていない。私設両替商を探さないと…… 結局イスティクラール通りをずーっと端まで歩いたけど、両替屋は見つからなかった。通りの端にあったスタバに駆け込み、ちょっと休憩。アイスアメリカーノは4YTL。日本とあまり値段がかわらないね。
タクスィムに着いてうろついていると、ようやく両替屋を発見した。3万円で385.5YTL。空港よりちょっとレートがいい感じ? これで買い物できるぞ! そこでメトロに乗ってオスマンベイへ。でも、オスマンベイに行っても、やっぱり休みの店が多い。本当に日曜日って休日なのね。(^^; そんなわけでタクスィムまで引き返しながら、途中にあったコンビニやスーパーに入ってみる。セブンイレブンなんかは日本のものより立派で、入口にテーブルと椅子があってカフェのようになっているし、おいてあるサンドイッチもどことなくおしゃれである。ほへぇ〜〜〜っ! 中にはちゃんとサロンまであるし。スーパーではチャイのグラスや生徒のお土産にするお菓子(150個!)を買った。お店の人も私の買い物を見て一瞬絶句し、「パーティーでもするの?」と聞かれちゃいました。(^^; しかし、荷物が重くなっちゃったな……
タクスィムまで戻ってくると、時間はちょうど12時。お腹も減ったし、マクドナルドの「トルコ限定メニュー」というのが気になったので、そのままマックに入ってみることにした。限定メニューは「マックトルコ」という商品。トルコ風のパンに、スパイスのきいたチキンかビーフが入っている。これが意外とおいしくて、日本でも発売したら売れそうな感じの味だった。サイドメニューのポテトも油っぽすぎず、しょっぱすぎずおいしい。トルコのマックはレベルが高いぞ!
イスティクラールを通ってテュネルの駅に戻る途中、さらにお土産を買ったので、さらに荷物が増えてしまった。ついでに魚市場に寄ると、ミディエ・タワス(ムールのフライ)を揚げているのを見つけた。これ、おいしいって言ってなかったっけ? 早速1YTL1本買ってみる。ムール屋のおじさんが、ミディエ・ドルマス(ムールのピラウ詰め)を1個サービスしてくれた。熱々のフライも、レモンを絞ったドルマスもおいしかった〜
とにかく荷物が重いので、一旦ホテルに戻って荷物をおいてから、またまた出かけてきた。今度はトラムでエミノニュに行き、ここからフェリーでユスキュダルに渡り、さらにフェリーを乗り継いでオルタキョイまで行こうという魂胆である。ところが、トラムは途中で止まってしまった。事故? 故障? とにかく全員トラムから下ろされる。いずれにせよ、下ろされた場所(スィルケジの手前)からエミノニュまでは目と鼻の先なので、そのまま歩いて埠頭へ。
フェリーに乗ってユスキュダルに行ってみると、ここから出ているはずのクズグンジュック行き埠頭が見つからない。仕方ないのでベシクタシュ行きに乗り、ベシクタシュからはバスでオルタキョイに向かうことにした。でもねえ、そうは言っても、私だって初めてのトルコなのよ。(^^; ベシクタシュについてバス乗り場を探したけど、見つからないわけ。とりあえずバスの運転手さんにオルタキョイ行きのバスはどれか聞いてみたら、「*%&#※%*#!(←トルコ語なので意味不明)」と言い返された。どうやら「ここではなくて、ロータリーの外のバス停に行きなさい」と言っているようだ。一応お礼を言って、通りに出てみるとバス停があった。待っている人に聞いてみると、オルタキョイに行くにはここでバスを待てばいいらしいということがわかった。しばらく待っているとバスが来た。「これに乗れ」と言っているようだ。バス通りは大渋滞で全然進まない。バスはドアを開けたまま走り、バス停のないところで人を乗せ、バス停ではないところで人を下ろしている。車掌のおじさんにオルタキョイに着いたら知らせてくれるように頼み、ぼんやりと外を眺めていた私。急に車掌のおじさんに「ここ、ここで下りなさい」と(多分)言われたので、首をひねりながらバスを下りると、果たしてそこはオルタキョイだった。大回りしたけど、とりあえず着いたからいいかな。
オルタキョイにはたくさんの屋台が出ていて、なにやら賑やかである。でも、残念ながら、みんなトルコ語しか話せないらしく、意思の疎通は最初から無理であった。(^^; おいしそうなものもたくさんあったし、面白いものもいろいろあったんだけどな〜
帰りはバスでタクスィムを目指す。渋滞している通りを抜ければ、あっという間に終点のタクスィムに着いてしまった。所要時間は30分くらいかな。隣に座ったおチビさんがかわいかったなあ。
イスティクラールに戻り、昼に立ち寄ったムールのお店に行くと、昼のおじさんがまだいた! 今度はフライを2本買うと、またまたピラウ詰めを1個サービスしてくれた。フライのうちの1本はパンにはさんでサンドイッチにしてくれたけど、私はパンがない方が好きだなあ。そのあと、ドネルケバブの店に入って、ケバブサンドを食べた。やっぱりポテトが入ってる…… 東京で食べるケバブサンはポテトなしなんだけどなあ。食後はデザート代わりにスタバのラズベリーフラペ。
そしてイスティクラール通りを歩ききり、テュネルの駅まで戻ってきた。今度はガラタ塔(すでにclosedで、入場を断られた……)を横目に見ながら坂道を歩いて下りる。カラキョイからはトラムで戻り、ホテルのすぐそばにある店でエフェスビールを2杯飲んで帰ってきた。イスタンブールは猫が多いけど、この店にも専属の猫がいて、客の食べている料理を「あれ、くれないかなあ」とでも言うような顔でじーっと見ているのが何とも面白かった。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


本日の朝ごはん。
まあ、毎日同じものだけど。(^^;


すぐ近くをTCDD(国鉄)が
走っています。


新市街に入ると
ヨーロッパ風の街並み。


世界でも最も古い地下鉄の1つ。
テュネルです。


しかも距離は世界一短い!


イスティクラール通りのお菓子屋さん。


道端にはテーブルと椅子。


やっと見つけたスタバ。


タクスィム広場。


これはピカチュウ?
トルコでも携帯は必須アイテム。
みんな持ってます。


さりげないメトロの入口。


スーパーのチーズコーナー。
さすが、いろいろな種類がある。
多分どれもおいしいんだろうな〜


セブンイレブンには
ちゃんとカフェコーナーもあります。


これがマックトルコ!
意外とスパイシーでおいしい。


午後になって賑やかになってきた
イスティクラール通り。


ナザール・ボンジュウは
魔よけのお守り。


これはクンピル。
ジャガイモにいろいろな具を混ぜたもの。
かなりカロリーが高そう……


どんどん伸びるドンドルマ。


ロカンタの店先。
指差しすればいいので注文も簡単。


プロフィテロル。
シュークリームのデザートね。


ユフカとチーズを重ねて焼いた
大きなボレッキ。
これを切り分けて食べます。


ムールフライ屋のおじさん。


揚げたてのムールは
サクッ、フワッ、トロッの三拍子。


ケバブサンド。
やっぱりポテトが入ってる。


スタバでドリンクを頼むと
名前を聞かれます。
これ、「チホ」って読める?


暮れゆくガラタ塔。


カラキョイの夜景。
どこを撮っても絵になる。
さすがイスタンブールだ!


ホテルのそばでビールを1杯。

 

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