モモとコモモの 上海つまみ食いの旅 (4)
【2012年9月24日(月)】 気が付けば最終日。 もう帰らねばなりません。 でも、飛行機は14時5分。 まだ時間があるよ〜♪ そんなわけで、本日はホテルのレストランで朝食です。 私とPさんは朝食無しのプランで宿泊しているので あとで朝食代68元を徴収されますが、1回くらいは食べてみたいもんね。 NさんとBさんがテーブルを取っておいてくれたので テラス席で優雅にお食事です。 「なんだかリゾート〜!」 「モモ、それ前にも言ってたじゃん……」 朝食はビュッフェ形式なので、好きなものを取ってきました。 「てんこ盛りだねっ」 「ちねちゃん取りすぎ……」 「みんなは何を取ってきたのかな〜?」 「それ、ひとくちちょーだい!」 コラコラ、食べたかったら自分で取ってきなさいよ。 私たちがのんびり食事をしている間、モモとコモモは退屈してました。 で、危険な遊び…… 「高〜い!」 「モモ、アブナイよ……」 「かくれんぼ♪」 「モモ、見えてるよ……」 と、まあこんな具合です。(笑) 食後、Nさん、Bさんとは別れて、豫園までお買い物に来ました。 あれだけ買っておいてまだ買うか、という感じですが。 せっかくなので九曲橋を渡ります。 「妖怪は渡れないんだよね」 「ちねちゃんは渡れるの???」 失礼しちゃうわね。 妖怪はまっすぐにしか進めないので、曲がった橋は渡れないのです。 でも、妖怪なら橋の欄干なんか突き抜けて行けそうですな〜(笑) 久しぶりに龍の口から水が…… 「レアだね……」 「レアだね……」 レアですね…… そして最後に海棠餅。 「味は今川焼きだねっ」 「今川焼きとべっこう飴な感じっ」 そうそう。そんな感じです。 このあとも気持ちよく買い物を続けていたら、 気が付いたときには11時になってました! これは大変! 11時半にチェックアウトして空港に向かう予定だったのに。 慌ててホテルに戻って荷物を引きずり、 フロントでチェックアウト&清算をしました。 そのとき、何となく変だなと思ったのですが 急いでいたので金額のチェックだけして、ホテルを後にしました。 道々、アタマの中に浮かんだ「?(ハテナ)」の理由を考えて ようやく謎が解けました。 今回、宿泊代は前払いではなく、その場で清算をしたのですが、 504元×3泊=1524元でした。 計算に間違いなし、と思って支払いを済ませたのですが、 実際には今日の朝食代68元が加算されてなきゃいけなかったんです。 朝食代を請求するのを忘れたのね。 得しちゃった、んふんふ♪ 空港へは地下鉄とリニアを乗り継いで行きます。 「これでリニアともお別れだね……」 「しばらく上海には来ないもんね……」 そう、次に検定を受けにくるのは2年後。 当分上海とはお別れです。 そして今回は浦東国際空港からのフライトなので この無駄に広い空港を行ったり来たり…… 疲れるわ〜 「ちねちゃんの家もこのくらい広ければいいのにねっ」 「引越しちゃう〜?」 掃除が大変だから絶対にイヤ! 免税店でお買い物をしたりして、ゲートへをたどり着きました。 さあ、いよいよ日本に向けて出発! 「お客さん、少なくない?」 「ガラガラなんだけど……」 今回のことで観光業界は大打撃ですね。 でも、中国はいつもと変わりない状態だから みんなドンドン旅行してねっ! 中国の人たちも、本当はいい人たちなんだよ。 そうこうしているうちに機内食の時間。 「今度は何かな……」 「おいしいかな……」 「エビチリだ〜!」 「早く早くぅ〜〜〜っ!」 そういえばもう15時だもんね。 そりゃあお腹も減るわよ。 デザートのハーゲンダッツまで美味しくいただきました。 で、2時間半のフライトはそれなりに順調で、 日本には定刻より15分早く着きました。 「上海、楽しかったね〜♪」 「やっぱり上海はタベモノがおいしいよね〜♪」 とりあえず無事に日本に戻ってこられてヤレヤレです。(^^;) 実は今回の検定試験は、日中関係の悪化を懸念して 受検を断念した人たちもいたのでした。 私たちは「そんなの大丈夫だよ〜」という楽天的な思考で あまり気にせずに行っちゃいましたが…… 私は中国に行くたびに嫌なこともいろいろあって 「もう、ホントにっ!(怒)」と思うこともよくあるのですが、 それでも中国って面白くて楽しくて、 そこに暮らしている人たちも結構いい人たちで、 だから中国は大好きなんです。 中国を嫌いにはなれません。 政府レベル、国家レベルのあれこれはひとまず置いておいて、 一般市民、民間レベルでは関係が修復されることを期待しています。 ということで、上海よ、私はまた(美味しいものを食べに)来るよ!(爆) < お わ り >
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