モモとコモモの 千夜一夜物語 【エジプト旅行記(9)】
【2012年3月25日(日)】
朝6時。 目が覚めました。 そろそろ朝食の時間のはずなのですが、全くその気配はありません。 予定通り、列車は遅れているようです。(爆) とりあえず顔を洗って車窓を眺めていると、 車掌さんが顔を出して「朝食だよ」と運んできてくれました。 「パンが3つも!」 「こんなに食べられないよ〜!」 私はエンちゃんと2人で2個食べて、 残りはすべて持ち帰ってメイドさんにあげることにしました。 チャ〜ララッチャッチャチャ〜ララ〜、チャ〜ラ〜〜〜チャ〜ララッラ〜♪ (by 世界の車窓から) 朝食を終えて窓の外を眺めていると、 ちょうど学校へ行く子どもたちの集団に出会いました。 エジプトはイスラム教国家なので学校は金曜日が休日で 日曜日は休みではないのです。 列車のすれ違い退避のために一時的に停車していると、 みんな車窓のそばの近くに寄ってきて手を振り始めました。 ぉぃぉぃ、学校に行けよ。(笑) 昨日、ラメセス2世葬祭殿でも子どもたちの遠足に遭遇し、 大量の子どもたちに「ハロー!」「ハロー!」と声をかけられました。 「名前は?」と聞かれたので「momo」と答えると、 あちこちから「モモ!」「モモーーー!」と呼ばれてタジタジ。 もしも皆様がエジプトに行って「モモ!」と呼ばれたら、 それは私のせいです。(^^;) スミマセン。 でも、この子達は外国人が珍しくて、ただただ声をかけたいだけなんですね。 一緒に写真を撮ってほしてくて、そばをウロウロしては 学校の先生に怒られてました。(笑) 車窓の外の子どもたちもこちらが珍しいらしく、 みんな思いっきり手を振ってくれましたよ〜 「モモも一緒に遊ぶ〜!」 「コモモも学校に行く〜!」 こらこら、そんな時間はないからね。 というわけで、列車は2時間半遅れでラムセス駅に到着。 ひょうきんな車掌さん、お世話してくれてありがとう。 「またね〜!」 「また乗るよ〜!」 ホームから駅の中を通って、外まで出ていくのですが…… ついこの間まで改装していたというラムセス駅は リニューアルが完了してました。 私の行いがいいからね〜(笑) 「それは違う!」 「絶対違う!」 駅の外に出ると、エンちゃんのところの運転手さんアムルが 待っていてくれました。 荷物を車に運び込んで、家まで帰ります。 家に帰ってシャワーを浴びて洗濯をして、 旅の荷物を片づけていると、メイドさんが来てくれて ターメイヤのサンドイッチを作ってくれました。 ターメイヤは乾燥させたそら豆を一晩水でもどしてからペーストにして ハーブやスパイスとともに混ぜてコロッケ状にしたもの。 これをアエーシに挟んで食べるのがエジプトの定番ランチ。 「揚げたてはホクホクだねっっ」 「アエーシの中に入りたい〜!」 食後、洗濯物を干しにベランダに出たら、 隣のリビア大使館の前には長蛇の列ができていました。 リビアへ出稼ぎに行くためのビザ申請に訪れている人たちです。 なかなかビザが発給されないので、連日この状態。 この人達目当てにシャーイ(お茶)屋さんや ターメイヤサンド屋さんも店を出していて、それなりに盛り上がってます。(笑) そして、洗濯も終わったので、両替と買い物を兼ねて近所まで 散歩に出かけました。 喉が渇いたので、とりあえずジューススタンドでオレンジジュース。 エンちゃんはサトウキビジュース。 フレッシュなので美味しかったよ。 買い物を終えて帰ってきて、支度をしたら今度は晩ご飯です。 ナセルシティにある火鍋屋さんで、 エンちゃん家族+エンちゃん旦那の同僚Mさんと一緒に 中国火鍋をつつきました。 エジプトで火鍋。(笑) 「おいしいぢゃん」 「おいしいぢゃん」 おいしいけどエジプトっぽくないですね。(笑) 大使館に海鮮を卸している業者が副業でやっている中華屋なので 海鮮類も新鮮で豊富です。 シャコやワタリガニも食べたよ〜! というわけで満腹になって帰ってきました。 さあ、明日は市内のモスク巡り。 モスク三昧ですよ。 ▲つづく▼
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