モモとコモモのトルコ紀行 〜12日目〜

 

81日。

いつの間にか、8月です。
イスタンブール最終日。

この眺めも今日で最後です。
「優雅だよね〜」
「アタシにぴったりだよね〜」
……薄汚れているくせに。(^^;
朝食のあと、昨日のトラブルで買えなかった
お土産を買いにイスティクラール通りまで出かけてきました。

トラムヴァイとテュネルを乗り継ぐわけですが、
テュネルというのは最も古い地下鉄の一つで、
しかも世界最短の距離(500mくらい?)なのです。
パリの地下鉄のモデルにもなんたんだとか。
車両は1両のみで小さく、
ケーブルカーのように山道を登っていきます。

イスティクラールには猫の広場があるのですが
ここには20匹近くの猫がダラダラしています。
「みんな〜、また来たよ〜!」
「モモの方がかわいいよ〜!」
ここの猫は人馴れしているので、
結構フレンドリーです。
そのうちの1匹は私の背中にのぼり、
おんぶ状態でご満悦でした(←猫が)。(笑)

おみやげのバクラヴァを買ったり、
ターキッシュ・ディライトを買ったり。
ターキッシュ・ディライトというのは、ゼリーを牛皮みたいなので
包んであるトルコのお菓子。
ナルニア国物語の中の「ライオンと魔女」で
エドマンドが魔女からもらうお菓子としても登場します。
日本版の訳ではターキッシュ・ディライトは馴染みがないということで
プリンと訳されていましたが、
ずーっと中学校の頃からターキッシュ・ディライトは気になっていました。
ようやく本物とご対面です。
そんな中、お菓子屋さんにはてんとう虫の形の
かわいいケーキがありました。
そして、ホテルに戻って休憩してからチェックアウト。
昨夜かけた国際電話の料金は5YTL(約400円)でした。
その後、ホテルの近くのピデ屋さんまで
スーツケースを引きずって昼ご飯を食べに行ったわけですが。
この途中で、もう一人の嫌な奴に出会いました。
それは、ゴンザレス。
イスタンブールに着いた翌日、ブルーモスクを観光しようとしたら
「僕はフリーガイドだから。お金は要らないから」
と言ってついてきたくせに、最後に「チップをくれ」と
20YTL
(約1600円)を要求したゴンザレス。
馬鹿馬鹿しいので無視しようとしたら
「冗談、冗談。10YTLでいいよ」
とあくまでもチップを要求するゴンザレス。
まあ、彼のおかげでブルーモスクの説明も聞けたし
10YTL
くらいなら手切れ金としてちょうどいいだろう、
というわけで10YTL渡して別れたゴンザレス。
そのゴンザレスが今日もブルーモスクの前で
カモを探してうろうろしてました。
「やあ!」と声をかけてきたけど、
あなたと挨拶する義理がどこにありましょうか?
さくっと無視して、お昼ご飯に向かいました。
ああ、今思い出しても腹の立つゴンザレス……





お昼はちょっと豪勢に。
カルシュクピデ(いろいろのってるミックスピザ)にサラダ、コーラ、アイラン、
そして最後はシュトラッチという名前のライスプディングとチャイ。
ピザはアツアツの焼き立てで、生地もパリッとしています。
おいしかった〜
私、ピデだけでも毎日暮らせそう♪
「トルコのピザはどうしてお舟の形なの〜?」
「きっと中に入って食べるためなんだよ〜」
いや、それは違うと思うけど、どうしてなんでしょう?
でも、イスタンブール式のピデは、必ずこの形です。
そして、大きさも十分で、生地が文句なくおいしい。
これでピデ1枚が57YTL500円前後)というのはオドロキです。
ライスプディングは注文したときにお店になかったらしく、
店のおじさんが「ちょっと待ってね」とウィンクして隣りの店に行き
そっちからプディングを持ってきてくれました。(^^;
もちろん食べ終えた後のお皿は隣りの店へ(←もちろん全然別の店)。
このアバウトさが好きです♪

そして、来たときとは逆のルート、
つまりトラムヴァイ&メトロで空港に向かいました。
空港は結構警戒が厳しくて、
中に入るときにセキュリティチェックがあります。
私もピンポン鳴ってしまったので(多分、パーカーのファスナー)
検査されました。(^^;
飛行機のチェックインは結構スムーズ。
重いなあと思ったスーツケースも実際には25.4kgで、すんなりクリア。

トルコ航空の案内係をしていた人たちのTシャツがかわいかったので
写真に撮らせてもらいました。
みんないい人たちで、わざわざキャラクターが見えるように
T
シャツをひっぱって見せてくれました。
そして私は、ここで最後の「テシェッキュル・エデリム」。
「テシェッキュル・エデリム」というのは、
「ありがとう」のトルコ語。
他の挨拶はさほど上達しませんでしたが、
「テシェッキュル・エデリム」は日に日に発音がうまくなってきました。
それくらい感謝することが多かったってことですね。

チェックインのあとは、空港内をぶらぶら歩き回ります。
でも、とくに欲しいものも見つからなかったので
到着ロビーにあったスタバで休憩することにしました。





私はチョコレートフラペチーノ。
注文の際に「ちょ…ちょこり…ちょこりっと…くれ…くりーむ…ふ…ふらっ…ふらぺ…」
とかみまくってしまいました。
恥ずかしい。(^^;
そして市内より若干高めの値段設定になってます。
本日のおすすめは「ベンティのバナナキャラメルフラペ」。
ベ…ベンティ? (^^;
日本ではショート(8oz)、トール(12oz)、グランデ(16oz)、
ベンティ(20oz)があるんだけど、20ozって約600mlだよ。(^^;
そんなのおすすめされても……
で、この到着フロアから出発フロアに行くのがまた大変でした。
警戒が厳しいので、そのままは上がれないんですね。(^^;
仕方ないので一旦外に出て、
もう一回セキュリティチェックを受けてから
出発ロビーにやっと入ることができました。
出国審査のゲートも結構混んでいて、20分は並んだかな。
でも、出国してしまえば、あとは免税天国です。

私はあまり買うものがなかったので
こんなものを写真に撮って遊んでました。
フードコートはやっぱりトルコ色が強く、
ケバブやバクラヴァなどが並んでました。
そういえば、来たときは気づかなかったけど、
今日、空港に入ったときには「あ、羊のにおい…」って思いました。
日本の空港はお醤油のにおいがするって言うけど、
トルコの空港は羊のにおいなのね……

さて。
あの飛行機に乗るわけです。
「もう帰っちゃうの〜?」
「もうちょっとトルコで遊ぼうよ〜」
「ねえねえ、またすぐ来る〜?」
「アタシたちだけトルコに残ってもいいよ〜」
いいえ、一緒に帰るんです!
来るときはガラガラだった飛行機も、
日本が夏休みに突入したせいか、乗客も多めです。

そして機内食の時間。
「ねえねえ、おうちでも機内食食べたい〜」
「機内食、作って♪」
飛行機の中で食べるから「機内食」なのでは?
食事が終わったら、お休みの時間です。

 

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