朝ご飯を食べて荷物のチェックをしていると、
メイドのサラさんがご出勤。
頼んでおいたアエーシをたくさん持ってきてくれた。
私とSパパで半分ずつに分けて荷物に入れる。
さらに昨夜の残りのターメイヤも
保冷バッグに入れてスーツケースにしまい込む。

思い残すことはまだまだあるけれど、
エンちゃんの家族はまだ当分エジプトに駐在予定なので、
その間にまた来たいな、と思う。
今度はアレキサンドリアにも行きたいし、砂漠ツアーも体験したい。
そうそう、世界遺産になっているクジラ谷にも行きたいし。
weiweiの学校も覗いてみたいなあ。

でも、とりあえずそれまでにデジタル一眼か
ミラーレスのカメラを買いたい。(笑)
せっかくいろいろなところに行くのに
私のコンパクトデジカメではあまりきれいに写せないんだもん。
やっぱり高いカメラにはそれだけのものがある。


10時過ぎに家を出て、車で空港に向かう。

あまり渋滞していなくてよかった！




空港が見えてきた。


こっちはきれいなターミナル3。(笑)


私たちが用があるのはターミナル1。




中も狭い。
チェックインをしようとしたら「ここではない」と言われた！
「外に出て向こうに回れ」って。
私たちのエティハド便は向こう側のカウンターだったのね……

そしてここからが大変だった。
チケットのない人は空港内に入れないので
エンちゃんたちとはここでお別れ。
私とSパパ2人でカウンターに向かう。
ところが入口の荷物検査で私が引っかかり、
「酒を持ってるだろう！ スーツケースを開けろ！」となった。
確かに私は酒を持っていた。
kenny氏がヨルダン出張の土産に買ってきてくれた赤ワインだ。
しかし、私が持っているのはそれ1本きり。
何一つやましいことはない。
ところが「ワインの領収書を見せろ」と言うのだ。
「土産にもらったものだから領収書はない」と言っても
「領収書を見せろ」の一点張り。
ははぁ、これがいわゆる「袖の下をよこせ」のサインなのだな。
でも、そもそも私はワインを1本持っているだけなのだ。
係員に見逃してもらうようなことは1つもない。
そこでさっさとスーツケースを閉じて、
チェックイン・カウンターへと向かった。

ちんたら作業する航空会社の係員。
そのへんで集団になってカウンター前を占拠する乗客。
ワインの1件で若干ボルテージが上がり気味の私は
きっと目が吊り上っていたと思う。(笑)


それでも何とか手続きを終え、エジプトを出国した。
もちろん出国時にもカードを書かねばならないので
Sパパと私の2人分をまとめて書く。


私たちの飛行機は13時20分。
とくに遅れたりしてはいないようだ。


ターミナル1は、中も狭い。(笑)
そのとき、ふと気づいて2階に上がってみると
開放的な空間になっている。


これはもしや太陽の船をかたどった売店？（＠＠；）


窓からは滑走路も見えて、なかなかよろしいではないか。
Sパパには、ここで椅子に座って待ってもらい、
私は偶然見つけたスタバ（←3階にあった！）に駆け込んだ。


見慣れた感じのスターバックスの店内だ！(笑)
ここで私はいいものを発見する。
それはベンティサイズのロゴマグである。
実は日本で発売されているロゴマグはショートとトールのみ。
去年韓国に行ったとき、グランデサイズのロゴマグをかったけれど、
ベンティサイズを見たのは初めてだ！
ついでに「エジプトにはエジプトタンブラーはないよ」と言われていたけど
エジプトタンブラーを見つけてしまった！
ということで、タンブラーとマグをお買い上げ。
一気に手荷物が増えた。(笑)

ついでに書いておくと、スタバのフード類はものすごくデカイ。

ほうれん草チーズパイは25cmくらいある。(笑)


ビスコッティなんか30cmはある。(笑)
クッキーだって直径18cmくらいだ。(≧∇≦)ノ
見ているだけ笑いがこみあげてくる。


さて。
時間になったので、飛行機へと移動する。

今回も横3席＋3席の小さい機体だ。


このバスでターミナルから飛行機まで運ばれてきた。


飛行機はほぼ定刻に出発したのだけれど、
今回私たちが座った席は「非常口座席」と言われるシート。
「非常の際にはお手伝いください」とCAに説明され、
「ああそうか」と気付いた。
さらに「非常口座席なので荷物は全て上に上げてください」と言われ、
貴重品以外はすべて上の荷物棚にのせられてしまった。
これから4時間も機内で過ごさなきゃいけないのに
本も読めないじゃんっっ（怒）


飛行機はあっという間に空の上。


CAのおねえさんがドリンクと機内食を運んできた。


私はチキンタジンを選んだ。


うーん、ちょっと想像と違ってたかな〜(笑)


こっちはムサカサラダ。
ようするに茄子ね。


Sパパはビーフとオクラのシチュー。
こっちの方が美味しそうだったかも。


飛行機は順調なフライトを続け、定刻より15分以上早くアブダビに着いた。
アブダビでは3時間弱のトランジット。


日本から来たときとは違うターミナルに着いたらしい。


こちらもなかなかきれいな建物だ。


お約束のモスクもちゃんとある。


アラビア料理のデリも完備。


ラクダの置物も完備。(笑)


それにしてもゲートまでの距離が常識外れに遠い。（＠＠；）
途中でSパパが「免税店に寄りたい」というので免税店でお買い物。
せっかくなので私も免税店でチョコレートを2種類お買い上げ。
そういえば私が免税店で買い物をしたのって何年ぶりだろう？(笑)
でもいいの。
ドルが相当残ってたし。

実はアブダビの空港では円が使えない。
ユーロやドルは使用可。
ただ、免税店の値段表示は全てUAEの通貨Dhs（ディルハム）なのだ。
私は下調べをしておかなかったので、
1Dhsがいくらなのか全く分からなかった。
失敗した！
# 1US$＝3.6725Dhsなので100Dhs＝約27US$。
# 円と換算すると1Dhs＝22円くらいです。


買い物を終え、しばらくゲート前で待機。


そのうちに飛行機が到着した。


成田行きの飛行機は満席。
イランやトルコからの帰国が多いのだろう。
中には空港で待っている間に山盛りの梅干を取り出して
回し食べをしている日本人ツアー客もいた。
恥ずかしいからやめてほしいんだけど……

飛行機はほぼ定刻に出発。

これから約10時間の長い長いフライトだ。
私の隣はイラン人の男性2人。
私はこっそりホメイニ氏と小アリ氏（日暮里にあるザクロという店の
店主アリさんに似ていた）と名付けた。(笑)
彼らは日本語がペラペラで「イランからですか？」などと聞いてくる。
いえいえ、エジプトからです、と答えたりしているうちに
話がはずみ、日暮里のザクロや秋葉原のダリアショップの話題で盛り上がる。
「イランより日本がいいね。日本も日本食もチョー好き」と陽気な小アリ氏。
イランには自由がないので、日本がいいと言うのだ。
「ディズニーランドもチョー好き！」という小アリ氏は
聞いてみたら私よりもよっぽどディズニーランドに行っていた。(笑)


そうこうしているうちに、機内食の時間。

私はアラビア風スパイスの的鯛。
パスタよりは、やっぱりアラビア風かな、と思って。(笑)


これはなかなか美味しい。


ゴマのマリネサラダはまあまあ。


Sパパはもちろん和食。
かんぴょう巻にに桃色のうどん。
それに的鯛のフライパン焼き。


食後のデザートはプリンかアイスクリームだったので
アイスにしてみた。


ラズベリー＆バニラ。
さっぱりしていてよかったよ。


今回の飛行機は、成田→アブダビの便よりもちょっと上等だ。
シートのリクライニングも前回よりもしっかり倒れる。
しばらくは本を読んでいたけれど、疲れてきたので読書は断念。
シートを倒して眠りについた。


　　　＜つづく＞


（旅行中に書いていた日記を元に修正しました）