上海七色万覧記 (2)
【9月18日(土)】 何とか朝6時に起きて、身支度。 今回は朝食付きの宿泊ではないので まずは朝ご飯を調達しなければなりません。
とりあえず、ホテルの外に出てみます。 昨夜の真っ暗な印象とは大違い。(笑) ホテル近くの延慶路で煎餅を見つけて朝ご飯にしちゃいました。 やっぱり、これこれ。 今回びっくりしたのは、材料名が表示されていたこと。 高梁粉や蕎麦粉も使われているとは知りませんでした〜 腹ごなしに少しだけ散策してからホテルに戻ると、 試験の時間が迫っていたので、 すぐに二胡を抱えて上海音楽学院に向かいました。 学院のそばではこんな風景を見かけました。 検定を受検する子どもと、その両親。 お母さんに「ここのところを歌ってみなさい」と言われて たどたどしく歌う子どもに、 「そこ、違うでしょ!」とすかさずダメ出しをするお母さん。(笑) がんばれよ〜 さて。 今年は影のある場所に父兄の待合所ができていました。 クラスのメンバーは早々と来ていたので、 私も一緒にちょっと二胡の音出しをしてみました。 そのうちに時間が来たので、受験会場のある建物へ。 しばらく待っていると、番号を呼ばれて 第5会場(9階)に連れていかれました。 ここが私達の受験会場。 同じ時間帯に受ける受験生がまとめて部屋に入ることになったのですが、 私が一番最初だったので、かなり緊張。 試験官の先生に 「緊張しなくていいよ。リラックス!」 と言われたけど、そう簡単にはいかないのよ…… 案の定、弾けないところがボロボロで、 弾き終わってから注意点として指摘されました。 私の試験が終わってから、 ウェイウェイ先生がいらしたので、 全員の試験後に一緒に外に出ました。 「もっと体で表現して」という話で 「わかってるけど、できない〜」という感じ。(^^;) そんなこんなで、全員の試験が終わってから、 上海音楽学院の入口で記念写真を撮りました。 そして、2級と6級の人たちと挨拶してから 田子坊へタクシーで移動。 双皮奶を食べて小休止。 昼間の田子坊はのんびりした雰囲気です。 面白い雑貨が並んでいたり。 洗濯物が干してあったり。(笑) 姫の「イタリアンが食べたい」というリクエストで、 みんなでパスタのおいしそうな店を探しました。 決め手はガーリックの香りかな〜(笑) ビールで乾杯しつつ、パスタとピザを食べながら 今日の労をねぎらいあいました。 クワトロ・フォルマッジ。 ツナとトマトのリングイネ。 タリアテッレのアラビアータ。 ふと気づけば、まだ二胡を持っていたので、 一旦ホテルに帰って荷物を置いて、 陝西南路のスタバに14時集合を約束。 私はぶらぶら歩いて帰ることにしました。 この辺りには大きな病院があるので 薬局がずらりと並んでました。 そして、今年も上海旅游節のキャラクターが! どう見ても「せんとくん」のパクリにしか見えないんですが。(笑) そして、陝西南路のスタバに集合してから、 皆様には私のチャイナドレス作りにつき合っていただきました。 その後、姫はマッサージに行き、 ぼのとねーさんと私は3人で南京東路へ移動。 疲れたので、マンゴーのスムージーで休憩。 ご馳走様。>ぼの スーパーに寄ったり、月餅を買ったりしていると、 あっという間に姫との約束の時間になってしまった! 約束の地、南京東路で待つも、姫の姿は無し。 なんと姫は南京西路で待ってました! 結局、晩ご飯を食べる店のある世紀大道に集合。 ここからが大変でした。 店がわからなくて。(笑) でも、何とか「巴国布衣」にたどり着きました。 実はここ、前に成都に行ったときに連れて行ってもらった店と 同じ系列の店なのです。 まずはビールで乾杯。 2度目の乾杯です。 でも、今回の乾杯には「残念」の「完敗」も交じってました。 というのも、尖閣諸島問題で、日中関係が微妙になっていて 当局から「万博に日本人での共演は自粛」と指示が出たということで、 明後日の万博ステージは無しになってしまったのです。 我々は万博に行くけれど、 ウェイウェイ先生のステージを見るだけ。 とてもさびしい話です。 こんな時期だから仕方ないけれど、 「どうして今なの?」と悔しいですね〜 さてさて、肝心のお料理。 上海の四川料理は「辛くない」と思っていたら大間違い。 かなり花椒がきいていて、ビリビリきます。 かなり辛かったけど、おいしかった! ★ 晾杆白肉 これはよく「雲白肉」って名前で出てる料理を 洗濯物風に立てかけたお料理ですね〜 名物かも。(笑) ★ 麻婆豆腐 言わずと知れた麻婆豆腐。 他の料理の辛さに比べたら、これはそれほど辛くなかったけど もちろん日本のレベルは比じゃないよ。(笑) ★ 夫妻肺片 私の大好きな前菜。 美味です。 辛いですけど。(笑) ★ 口水鶏 よだれ鶏。 花椒がビリビリきます! ★ 干炒山药 山芋の炒め物です。 山芋のシャキシャキ感がいいですね〜 ★ 炒青菜 辛くないものを、ということでオーダー。 ★ 龙抄手 四川風のワンタン。 これも辛くないよん。 ★ 河水豆花 おぼろ豆腐です。 ホッとする味〜♪ ★ 艾蒿馍馍 ヨモギ団子。 これ、ヨモギの青臭さがなくて、 意外と美味しかったんですよね。 ただ、期待していた変臉をやってくれなくて、 お店の人(あとでマネージャーだということが分かりました)に 変臉をいつやるのか聞いてみたら、 もうすでに終わってしまっていて、勝てつで 7時にやるんだけど、私たちが間に合わなかったのだ ということを言われました。 え〜? 楽しみにしてたのに〜 と思ったら、特別に変臉を見せてくれることになりました。 うれしい! 変臉をしてくれる役者さんが私達のテーブルまで来てくれました。 そして、あっという間に顔が変化! これは赤い顔から青い顔に変わった直後の様子。 中国の最高国家機密に属する変臉の秘密は そのまま秘密にしておきますが、 目の前で顔の色を変えてもらったのは かなりエキサイティングでした。 本当に早業でした。 お腹ももう、いっぱい。 満腹満足です。 地下鉄でホテルを目指し、 ぼのたちとは人民広場駅で別れました。 私は1号線で最寄り駅まで帰ってきて、 スタバでお買い物をして帰りました。 ホテルの近くの襄陽公園ではダンスを楽しむ人でいっぱいでした。 そしてこちらが戦利品。 茶葉をそのまま入れられるタンブラーや お湯で溶くだけでOKのココアパウダー、 キャラメルソースなどなど。 日本にないものを買えて満足♪ あ〜、それにしてもなんだか疲れたな〜 明日は夕方までフリー、 夜にはクルージングのスペシャルパーティーがあるので、 それまでは時間があります。 何をしようかな〜? 寝ながらゆっくり考えましょう。(笑) 〜 つ づ く 〜 (旅行中に書いた日記を編集しました) (私の二胡の弦が銀製ということで、 タイトルを「銀色の音」にしました)
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