ちねちゃんのデジタル絵日記

 


◆ 8月1日(日) 機内便餐

朝4時起き! 起きられるとは思ったけど、一応携帯電話の目覚ましをかけておいた。これが大正解。完璧に熟睡していた。3時くらいに目を覚まして「あと1時間だな」と思ったところまでは記憶があるんだけど。慌てて支度する。とはいっても、昨日のうちにほとんど全部すませているので、身の回りのものをスーツケースに詰めるだけなんだけど。
チェックアウトでトラブると困るので、ちょっと早めの4:40くらいにフロントへ降りていった。保証金として渡した4万円と200元を返してもらい、クレジットカードで決済をする。カードが日本のものなのでちょっと作業に手間取ったものの、なんとか無事クリア。ちなみに200元もの保証金を取られた国内長距離電話の料金は、たったの2元。だったらそんな法外な保証金を取るなよ……
外に出るとタクシーが待っていて、元気なおばちゃんが出てきた。さすがに朝早いだけあって、道行く車が少ない。ものの30分で空港に着いてしまった。「6時前だから割増料金で120元」と言われたが、まあ朝早く時間通りに来てもらったからと思ってそのまま払った。まあ、いいだろう。
空港は意外とすいている……と思ったら、まだ係員がスタンバイしてなくて、手続きが全然始まっていなかったのだ。ロビーにはチェックイン待ちの客が大勢並んでいた。私も掲示板で桂林行きの飛行機のカウンターを確認し、列に並んで待つ。早めに並んだおかげで、私は2人目。よかった。前に並んでいた西洋人は、「7時半の飛行機だから5時に来たのよ。そうしたら真っ暗で誰もいなかったわ」と言っていた。ご苦労さまです……
6時になり、ようやくチェックイン開始。ところが、私の並んだ列は荷物のベルトコンベアーが動かず、2人目の私は別の列にまわされてしまった。せっかく並んでいたのに、結局他の人たちに先を越され、私は後ろに並ぶことになってしまった。悔しい! まあ、手続きは早めに完了したので万事OKである。
安全検査も済み、搭乗ゲートの近くで待っていると、カフェがオープンしたので早速コーヒーを1杯。やっぱりこれでなきゃ。1杯38元という値段もこの際許可。
飛行機は8時過ぎに動き出し、無事に離陸した。9時に機内食が出てきた。もう、お腹ペコペコ。中華風か洋風か選べと言われたので中華風にしたけど、これは失敗だったな。おかゆと漬物とパン。洋風の方はパンとソーセージとエッグだった。洋風の方がよかったな。
飛行機は10:50に桂林両江空港に着いた。空からの眺めは最高だった。永遠に続くかのように見える田園風景。そのところどころに何気なくある山。レンズ付きフィルムをスーツケースに入れっぱなしだったのは失敗だった(デジカメは離着陸時は使用不可)。あの風景、写真に撮りたかったな。
空港からホテルまでは約40分。始めは一面の緑の中を進む。そのうちに岩山がポコポコ目立ち始め、それが急に街の姿に変わる。その向こうにかすかに見える山。これが私の憧れつづけた中国の姿だ。水墨画の世界そのままの中国だ。やっとこの風景に出会えた。そう思った。
12時前にはホテルに到着し、ホッと一息。……なんてしてる場合ではない。今日は象山公園と七星公園に行くんだから。さっさと支度して、まずは象山公園へ。タクシーが客引きしているのを無視して、歩いて街に出る。だってこれが私の旅のスタイルだから。歩いていると、「あ、日本人だ」と指をさすものあり。一人で街中を歩く日本人は珍しいらしい。オマケに写真まで撮られた。よほど珍しかったんだな。
象山公園には象鼻山という有名な山がある。象が鼻を水に入れているかのような形をしているのだ。山の上にも登ってみる。正直なところ、今回の旅は登ったり下ったり、動くこと甚だしい。ちょっとウンザリしながら展望台に登ると、街が一望できて、気持ちよかった。やっぱり登ってよかった。
象山公園を出て、今度は七星公園へ移動。今度も歩いて行く。ここではまずは園内の動物園に行く。ここでパンダを見るのだ。でも、パンダは高齢のため寝てばかり。ただのぬいぐるみと大差ない。それよりも、圧巻は入口にいたトラ。お金さえ払えば、生きているトラと一緒に写真が撮れるんだよね。いいなあ。いいなあ。私も一人じゃなかったら、誰かに写真を撮ってもらうんだけどなあ。
動物園から入口の方に戻り、今度は七星岩へ。北斗七星の形に並んだ岩の下には巨大な鍾乳洞がある。ここにはいるのには別料金がかかるけど、これがここの名物だというので30元払って中に入る。客が50人くらい集まるまで待って、中国人のガイドが説明しながら鍾乳洞を案内してくれる。外の暑さが嘘のように、中はひんやりしている。七色にライトアップされた鍾乳洞は自然の不思議さを圧倒的な強さで見せてくれている。しかしお腹すいたな…… 時計を見れば、もう4時過ぎ。そりゃそうだよねえ。お粥食べただけだもんね。
結構疲れたので、ホテルに帰って休むことにする。途中で見つけたパン屋でハンバーガーのようなもの(間にはランチョンミート1切れと目玉焼きがはさんである)を買って帰り、早速部屋でかぶりつく。食べるのはちょっとだけにしておこうと思ったのに、気付いたら一気に全部食べていた。あれ? おいしかったのかかな? よくわからないや。相当お腹へってたんだな。こうして私のお腹は満たされ、そのままベッドに寝転がり、テレビをつけてみる。久しぶりに日本のNHK(海外版)が写ったので、ニュースをぼんやり見ていた。日本は台風で大変なことになっているらしい。私が日本を留守にするたびに、日本は大変なことになるなあ。
7時になったので夜の散歩。解放路や正陽街を歩いてみる。あちこちにパン屋があり、露店で売られている果物の種類は豊富だ。全体的に北京よりも物価は安いようだ。そして目につく「土産」の看板。桂林はその産業を観光のみに頼っているらしい。それがこういうところに現れているようだ。あちこちうろついて、ようやく中山路に行ってみると、ちょうど夜市の用意を始めているところだった。どうろの片側車線を完全に歩行者天国にして、ここに数々の屋台が出るのだ。その距離は約1km。屋台が完全にできあがるまで、私はケンタッキーでコーラを飲んで休憩。8時を過ぎると屋台は出来上がり、人通りが激しくなった。食べ物の屋台はないけど、土産物がたくさん。買うものはないので見るだけだったけど、それでも面白かった。
外を歩いているうちに、またお腹の調子が悪くなってきた。お腹もあまり減っていないので、慌ててホテルに帰る。途中で水とビールを仕入れてくる。部屋に入ろうとしたらカギが開かないので、フロントで文句を言ってカギを変えてもらった。部屋に入ると、明日の漓江下りツアーのガイドからの伝言が置いてあった。集合場所の確認をしたいから電話してくれって。慌てて電話をして確認。
そのあと、やっとシャワーを浴びて……ビール! くぅ〜〜〜っっ コレコレ! 今日は疲れた〜 でも、昨日足底マッサージをしてもらったおかげで、今日はしっかり歩けたのかも。
ではでは、おやすみ。
本日の歩数は24992歩(←疲れるはずだよ…)。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


北京→桂林の搭乗券と空港建設費(50元)。
朝8時出発という暴挙。


機内食の朝食。
なんとお粥が出てきてビックリ。


漓江を舟で漂う人。
多分仕事してるんだろうけど。


象山公園の塀には
象さんの飾りがついていました。


象山公園の中はやっぱり象だらけ。
テイストがとっても微妙。


象鼻山の上に登って漓江を眺める。
結構景色はよい。


象鼻山の洞穴。
実はここが観光名所。


象が水に鼻を入れているように見えるから
「象鼻山」というのだそうです。


街中では果物売りがいた。
全般的に物価は安い。


岩が北斗七星の形に並んでいるという
七星公園は桂林の名所の一つ。


公園内の動物園では
虎と一緒に写真が撮れます。(^^)


100元以上の寄付をすれば
パンダと一緒に写真が撮れます。


七星岩の下にある鍾乳洞。
七色にライトアップされていて幻想的。


機内食を食べたきりでお腹減っていたので
夕方にパンを食べました。


ホテルの近くにある正陽街。
買い物客でにぎやかな場所の一つ。


露店で見つけたブタちゃん。
とってもユーモラスな雰囲気。


街のあちこちで売っていたお菓子。
小豆や緑豆などがある。


中山路の半車線を歩行者天国にして
観光客目当ての夜市が開かれる。


ライトアップされた日塔と月塔。
観光が主な収入源の桂林らしい。


ホテルは漓江沿いにあったので、
窓から漓江の夜景を眺めた。

◆ 8月2日(月) 辣子鶏

朝からお腹の調子が…… うう、今日がメインなのに……
とにかく7時に起きて支度。8時半にガイドの崔さんが迎えにきた。バンで船着場のある竹江まで連れて行ってもらう。「20分くらいで着きますよ」と流暢な日本語を喋る崔さん。瀋陽の出身で、大学卒業後に桂林に来たらしい。
9時前には竹江に着き、乗船した。次々と出港していく船。中国人客を乗せた船が先に出港するらしい。私たち外国人の乗る船は、その後で出るという。「もう待ちきれない!」と思った頃に船は動き始めた。時計を見ると9時半過ぎ。さあ、いよいよ漓江下りの小旅行に出発だ。
最初は「一人で団体に交じるよりは、ガイド席の方が気楽でしょう」とガイドさんが気を遣ってくれたけど、そのうちにガイドが増え始めたので、結局は一般の席に戻ることになった。まあ、それも楽しみの一つだし。
さて。三峡に比べれば漓江は小さいけれど、前後左右に尖った山が重なる。そしてそれぞれが不思議な形を作っている。思わず写真を撮りまくる。ガイドブックには「前半でフィルムを使い果たす客が多い」と書いてあったが、まさにその通りである。私も他の客も皆、同じような写真を次から次へと撮った。
乗ってから1時間半後がハイライトの連続。観音様の形の山、リンゴ岩、富士山の形の屋山などが次々に姿を見せる。自然の不思議とはこういうものか、と昨日に引き続いて思う。
12時頃、風景の様子も一段落したところで食事が出る。8人がけのテーブルに6人。そのうちの3人は農業研修のプログラムを含むおじさん達、残りの2人は日本人の若い女性。お互いに自己紹介をしながら、和やかなランチタイム。味はまあまあ。なぜか私が料理を解説しながら魚や肉を味わう。そういえば、久しぶりのまともな食事だな、と思いながら、私はバクバク食べた。甲板は真昼の太陽に照らされて暑い。食後もテーブルでだらだらしていると、船は陽朔に到着した。
元々陽朔で下船後は、陽朔の街を歩いてみたいと思っていたけど、体調を考えると桂林に帰った方が無難な気がした。ガイドの崔さんも当然のように私を車に案内し、そのまま車は桂林市内へ向かった。よかった。ちょっと頭もフラフラしてたし、この方が助かる。途中うとうとしていると、いつの間にか車は桂林市内に入っていた。船で4時間かかった道を、車はわずか1時間で遡っていく。
ホテルに戻ると、どっと疲れが出て、ベッドに倒れこんだ。ぼんやりテレビを見て、7時半まで休んだ。その後、散歩がてら外に出た。昨日と同じように正陽街や中山路を歩き、昨夜目をつけておいた四川料理の店に入ってみる。外はすでに暗い。お店の小姐が「うちは四川料理が名物だから、“辣子鶏”なんかどう?」というので、それを注文。あとは野菜炒めとご飯を注文する。甘いものも飲みたかったので、スプライトも頼む。缶に添えられたストローがお茶目だ。辣子鶏はたっぷりの唐辛子で炒めた鶏肉で、思ったほど辛くはないけど、これがご飯に合う。おいしかった〜 いい店を見つけちゃったな。
そのうちにまたお腹の調子が悪くなってきたので、慌ててホテルに帰る。部屋に戻ったらまずはお風呂。ビールを飲みながら明日の飛行機の確認をする。よし、大丈夫。明日は上海。そして明後日は日本、か。
本日の歩数は6173歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


いよいよ竹江から船に乗って
漓江下りのクルーズが始まる。


船の後ろの方では
早速食事作りが開始される。


船内はきれいで広い。
ここで休んだり食事したりする。


前後左右が全て水墨画の世界。
これが漓江の一番のハイライトシーン。


陽朔に着くと鵜をつれたおじいさんが
写真を撮る人を募っていた。


夜は四川料理屋さんで
辣子鶏を食べました〜

◆ 8月3日(火) 生煎

5時半に目が覚めた。「あんまり早く起きてもな……」と思ったので、そのままベッドでゴロゴロしていたけど、そのうちにゴロゴロするのにも飽きてきた。6時半になったので、エイヤッと起きて、さっさと身支度をした。
今日は上海に移動する。桂林とはサヨナラだ。せっかくなので出発まで、朝の散歩をすることにした。今まではホテルを出て左(北と西)にしか行ったことがなかったので、今日は右の方(南側)に行ってみることにする。このあたりは地元の生活が色濃く出ているところで、朝の食事をしている人たちをたくさん見かけた。その途中で、「そうか、桂林の名物はビーフンか」と気付いた。どの店も「桂林米粉」というメニューを掲げているのだ。「米粉」でなければ「河粉」と書いてある。ちなみに「米粉」は細いビーフンで、「河粉」はきしめんくらいの太さのビーフンである。「ちょっと食べてみたいな〜」と思ったけど、お腹がすいていなかったのでパスした。この次桂林に来ることがあれば、絶対試してみよう。
8時半にチェックアウトを済ませると、タクシーで空港へ。90元。桂林のタクシーはアバウトだ。ブンブンぶっ飛ばし、高速道路料金は10元だったにも関わらず、料金メーター70元に20元を上乗せして徴収した。そのうえ領収書は無し。君たち、そういう商売はよくないよ。
空港に着いたのは出発時刻の2時間前。タクシーの運転手が「国際線? 国内線?」と聞くので国内線の入口に連れて行ってもらったが、中に入ってみたら、国際線も国内線も1つのカウンターで手続きが行われていた。開いているカウンターは2つ。片方は団体客用で、もう片方が個人客用。私のチェックインはあっという間に完了し、待つだけの時間が残された。とりあえずベンチに座って空港を見回していると、そばにいたおばちゃんが話しかけてきた。同じ上海に行くらしい。「どこ行くの? 上海? 飛行機は? 上海航空? あら、一緒だわ。私なんか9時に来たんだよ。もうヒマでヒマで」と言うので、曖昧に頷いていたら、「アンタどこの人? 中国人でしょ? え? 日本人なの? (そこらへんにいる知らないおじさんに向かって)ちょっとちょっと、この小姐は日本人なんだって!」と一人で盛り上がっていた。ご苦労さまである。「で、桂林には何日いたの? 2日? 北京は行ったことある? 上海は? 広州は? 福建は? 福建はいいわよ。ぜひ福建にも行ってみなさい」と勝手に話を進められてしまった。出発まではまだたっぷり時間はあるものの、することもないので中に入ってコーヒーでも飲んで待とうかと思って立ち上がると、「ちょっとアンタ、飛行機が出るのはまだまだ先だよっ 今頃中に入ったら早すぎるよっ」と押しとどめられた。大きなお世話であるが、まあよい。適当に空港の売店でお菓子を買って食べたりして時間をつぶし、出発の1時間前(10時過ぎ)に中に入った。そして搭乗券に書かれている7番ゲートに行ってみると、そこには「9番ゲートに変更」という張り紙があり、9番ゲートのあたりでウロウロしながら時間をつぶした。そのうちに搭乗の案内があり、ゲートに並ぶとさっきのおばちゃんがフウフウ言いながらやってきて、「アンタがいないかと思って探したけど見つからないから心配してたわ。先に来てたんだね。9番に変更になったの、ちゃんと知ってたんだね。アンタ、賢いじゃない」とにっこりした。
飛行機は定刻通りに離陸。そのうちに機内食の時間になり、「ご飯か麺か」と聞かれたので麺の方を選択。食べそこねたビーフンを食べることができたので、善しとしよう。そうこうしているうちに上海に着いた。北京から桂林は2時間40分のフライトだったけど、桂林から上海は2時間10分。あっという間だ。空から見ると、上海は空気が汚れているのがよくわかる。全体に灰色っぽいのだ。かすんで見えるという感じだ。実際に空港に降り立つと蒸し暑く、夏の上海を侮っていたことがよくわかった。飛行機から空港まではバスで移動。今回は国内線なので浦東空港ではなく、虹橋空港である。ここも昔は国際空港だったんだけどな。今になってみると、小さくてボロい感じがする。そのうちに整備されてきれいに甦るのかなあ。
外に出るとタクシー待ちの行列が長く伸びていた。しばらく待っていると列はどんどん消化されていき、私の番になった。「あんたは向こうの3番目の車ね」と案内係に言われてタクシーのところに行くと……スキンヘッドに黒メガネの怖そうなおじさんが運転手だった。うわ〜、おっかない…… おそるおそるホテルを告げると知らないと言う。そこで地下鉄の駅を言ってみると(私の泊まるホテルは地下鉄の駅の上に立っている)、大きく頷いて車をスタートさせた。
相変わらず上海の道路は混んでいる。高速道路もノロノロ運転。なんとかならないのかね? それでも30分ほどでホテルのある場所に着いた。強面の運転手がホテルを見逃したので、私が指をさして教えると、すぐにホテルの真ん前まで連れて行ってくれた。車のトランクからスーツケースを出し、料金をぼったくることもなく、ちゃんと領収書もくれた運転手さんは、顔に似合わずとってもいい人でした。ホッ
ホテルのチェックインはスムーズにすみ、早速部屋に落ち着いた。基本的に中国のホテルには「シングル」というものがない。一人でもツインの部屋に案内され、ツイン料金を支払うことになる。今回のホテルではダブルの部屋に案内された。ベッドが広くてうれし〜い。適当に荷物を散らかしたところで、外に出てみることにする。とりあえず、もしものときのために1万円ほど両替しておいた。今朝のニュースで円高になったことを知っていたので換金率が上がっていることを期待していたんだけど、期待通りちゃんと上がっていた(米ドルと固定レートなので1ドル→8.2元くらい。北京に来たときが1万円→738元、その後1万円→733元、1万円→730元と下がっていたいたけど、今回は738元だった。ラッキ〜♪)。
まずは明日の下見ということでリニアモーターカーの駅を目指す。リニアに乗るには地下鉄で龍陽路駅まで行き、ここで乗り換える必要がある。私の泊まっているホテルは漢中路駅の真上にあるので、ここから1号線で人民公園駅まで行き、2号線に乗り換える。スーツケースを持った状態でも駅の上り下りは大丈夫そうだ。ホテルから龍陽路駅までは約35分。リニアは龍陽路駅から空港までをわずか7分半で結んでいる(車だと1時間くらいかかる)。チケットの窓口を見ると、片道50元、往復80元らしい。そうか、往復チケットを買って、空港を見に行く人もいるわけね(そもそも片道75元だったのが地盤沈下の影響で客足が遠のいたために値下げした)。朝8時半〜夕方5時20分まで、1時間に3本(20分間隔)で運行していると表示されていたので、ちょっと安心。よし、明日はリニアに決定だ。
その後、地下鉄で南京東路に戻って、生徒たちのお土産の飴を2kg分くらい購入。本当はもっと買いたいけど、多分これくらいが限度だろう。というのも、空港で預ける手荷物の重さに限度があるからだ。去年の夏、大連で重量オーバー(+10kg)で、あやうく超過料金700元を取られそうになった。今回の旅行では全て中国系の飛行機を使っているので、重量オーバーした場合、きっちりお金を請求されそうな気配がある。そこで、スーツケースの重さにだけは気をつけてきた。成田から北京へのフライトでは14.6kg(Yちゃんのスーツケースに入りきらなかったものを2kg分くらいが入っていた)、桂林へのフライトでは17.6kg、上海へのフライトでは17.5kg(減っているのは着るものや要らないものをどんどん捨てていったからです)だった。この調子で行くと、他のお土産も含めて、飴の購入限度は2kgということになる。さあ、明日の手荷物チェックで何kgと出るのか楽しみである。
そのままぶらぶら歩いて南京西路まで行き、ちょっと早めの夕ご飯を食べることにした。場所はもちろん呉江路の「小楊生煎館」。ふとメニュー表を見ると1両(小麦粉50グラム分=4個)が2.5元に値上がりしている! 去年の11月くらいに1.8元から2元に値上がりしたというのに、またもや値上げ。あらまあ。とりあえず2両注文してレジスターのところを見ると、新しい1元札が置いてある! 「あ、いいなあ。欲しいなあ」と思わず日本語で呟くと、「欲しい?」と聞くので早速10元分を新1元札に取り替えてもらった。へえ、緑色か。これで100元、50元、20元、10元、5元、1元と新札が揃ったわけだ。そのうちに私の番が来たので生煎を8個皿に入れてもらい、店の奥で食べ始めた。しかし、あれだね。この夏の暑い日に生煎は意外とヘビーだ。お腹の調子が万全でないこともあってか、4個食べたところで箸が止まってしまった。おいしいんだけどね。でも、もうこれ以上食べられない。生煎の中のスープをずるずる啜って、あとは残しちゃった。ゴメンネ。今度冬に来たら、たっぷり食べるから。店を出て呉江路を歩いていくと、2月に来たときに何度か食べた羊肉串の屋台が出ていた。よかった。まだちゃんと営業してたんだ。今度来たら、絶対食べよう。
その後、ちょっと休憩のつもりで南京西路のスタバに寄る。2月に来たとき、ここには何度も寄ったんだよね。2年前にも何回か来たし。上海(&北京)は、もう地図がなくても大丈夫だな。大体のところは歩けそうだ。ここで上海限定のタンブラーを2個買い、そのうちの1個分に付いている無料チケットでマンゴーフラペチーノの1杯飲んだ。これがデザート。しかし、飴2kgは重い。これを持って街をぶらぶらするのは無理だな、と思ったので、ちょっと早いけどホテルに戻ることにした。部屋に戻ってゴロゴロ。お風呂に入ってダラダラ。北京でマッサージしてもらったおかげで、ふくらはぎの筋肉痛は完全に取れている。ありがたい。
さて、明日はどこのスタバに行こうかな〜 だって無料チケットがもう1枚あるんだもん。ムフフ……
本日の歩数は13564歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


朝のお散歩でおにぎりのようなものを発見。
実際に買っている人もいました。


木の生えちゃった家もあるらしい。
集合住宅はこんな感じ。


閑散とした桂林両江空港。
カウンターなんか2つしか開いていない。


上海航空の機内食はこんな感じ。
牛肉河麺(ビーフン)はまあまあでした。


上海虹橋空港は国内線専用。
ここに来るのは7年ぶり。


到着ロビーも古くて狭い。
昔は国際線もここを使っていた。


南京東路の歩行街で見つけた。
この像はちょっとコワイ……


中国のマックも頑張ってます。
5元メニューを出しているらしい。


南京東路は相変わらず。


夜は生煎を食べたけど、
夏にはちょっとヘビーだった。
半分残しました。不覚。


上海のスタバでもタンブラーを買って
ドリンク1杯サービス券をもらった。


ついに出た毛沢東の1元札。
出たばかりなのに1999年発行って……

◆ 8月4日(水) 鮮肉包子

昨日はさっさと寝るつもりだったのに、NHKのBSでやっていた韓国ドラマ(「美しき日々」とかいうモノ)を見始めたら、ついはまってしまった。最初はベッドに寝転がってみていたのに、そのうちにテレビにかぶりつきで見ていた。しかし、あれですね。出ているのはイ・ビョンホンとチェ・ジウなんだけど、この2人が新庄と松嶋菜々子にしか見えないだす…… どう見ても新庄と松嶋菜々子。
で、今朝は7時過ぎに起きてダラダラ。お腹の調子がよければ豫園まで行って小籠包を食べようと思っていたけど、そこまでの気力はない。そこで8時半頃にホテルを出て、新天地へ行くことにした。新天地までは地下鉄で1本。あっという間に着いてしまう。とりあえず、新天地の周りを散歩してみる。前回来たときには、新天地そのものには行ったけど、その周りって歩かなかったんだよね。
新天地は新しくできた「新上海」の象徴的スポットだけど、その周りにはまだまだ昔風の生活が残されていて、ごく普通の暮らしが垣間見えた。その中で、ちょっと行列のできている包子屋さんがあったので、私も早速並んでみる。肉包と菜包を1個ずつ買う。1個がわずか0.8元。まずは肉包の方をパクリッ! うわ〜、ジューシーな肉汁だしみ出してくる。おいしい。小ぶりの肉まんだけど、これはいい。次に菜包を食べてみる。うーん、こっちはイマイチだな。菜っ葉と豆腐干が入ってるけど、味がちょっと薄い。黒酢をつけて食べるとおいしいんだろうけど、このままだとちょっとね… 結局半分残しちゃった。肉包を2個買えばよかったかな〜
また道をてくてく歩いていくと、猫がいた。この通りには飼い猫が本当に多い。それぞれの猫と親交を深め、新天地に戻った。9時開店のスタバに入り、モカフラペチーノとチョコレートチーズケーキを注文。もちろんフラペチーノはチケットで無料。ケーキは12元。次から次へと西洋人が入ってきてコーヒーを注文しては、テイクアウトで持ち出していく。いずれも上海駐在のビジネスマンのようだ。ここをオアシスのように利用しているのは私だけじゃなかったんだね。
そうこうしているうちにいい時間になったので、ホテルに戻ってチェックアウト。そしていよいよ地下鉄に乗ってリニアの駅に向かう。意外と早く駅に着いたので、12:20のリニアに乗ることにする。厳重な手荷物のX線チェックを受け、ホームに上がると、そこには1台のリニアモーターカーが待っていた。上海リニアは中国語で“磁浮列車”と呼ぶ。列車内は自由席なので、それぞれが好きなところに座る。空港へ向かうビジネスマン、リニアを体験をしにきた家族など、乗客はさまざまだ。時刻通りに列車は動き出し、約3分後に最高時速431kmを達成した。さすがにこの速度だと列車が揺れる。そしてその風景はどんどん流れていくので面白くない。でも、431km/hだ。すごいぞ! そしてまた列車は徐々に速度を落としていき、7分半後に空港に到着した。
空港に着くとチェックイン手続きがまだ始まっていなかった。飛行機の出発時刻が15:35だから仕方ない、か。カウンターで列を作って待っていると、1時になり、手続きが始まった。さあ、私のスーツケースの重さは? 思わずワクワクしながら重量計を見てみると……0.0kg。係のおねえさんは、全然重さを量ってくれなかった。ねえ、あんなに20kg内に収めようと思って頑張った私の努力はどうなるわけ? こんなことなら、もっといっぱい買い物しておけばよかった……
チェックイン後、お土産を見てまわった。あ、あった! 2月に来たときに見つけたジャンボプリッツ。あのときは「上海蟹味」しかなかったけど、今回は「北京ダック味」「広東フカヒレ味」「四川麻辣味」が増えていた。国内線の方にあるお店では80元、国際線の方にあるお店では99元。当然私は国内線の方で買うことにする。「どれがいい?」と聞くと、当然のように「上海蟹味がいい」というので、これを1箱買ってみる。おいしいかな……
外にいてもすることがないので出国手続きを済ませて、中に入った。一応規定では、液体(水とかお茶とか)を機内に持ち込むのは禁止なんだけど、私の持っていた水はノーチェックだった。最近、この辺のチェックが甘いんだよね。中に入っても私は買い物まっしぐら。どうしてもここで買いたいものがあった。それは「折畳合」というアクセサリー入れ。見た目は1枚の布のようなものなんだけど、組み立てるとアクセサリーを入れる箱が出来上がるのだ。前回来たときに自分用に1つ買ったら今回の旅行で重宝したので、20個ばかり買って、旅行を頻繁にする人たちへのお土産にしようと思ったのだ。あとはコーヒーを飲み、私の手持ちのお金はほぼなくなった。
そろそろ時間なので、搭乗券に書いてある搭乗口(15番ゲート)に行ってみる。すると、1つ前の飛行機が停まったまま。どうやら、出発が遅れているらしい。私の乗る飛行機は影も形も見えない。3時なっても3時半になっても何のアナウンスもない。気がつくと出発時刻はとっくに過ぎていて、4時半頃にようやく「搭乗口を12番に変更します」というアナウンスが中国語で流れただけ。チェックインのときに知り合ったおじさん(←中国語を流暢に話す日本人)は、中国語のわからない日本人に通訳するのに忙しそうだった。でも、ちょっと待て。1〜14番は国内専用ゲートだ。ということは一旦外に出て乗るわけ? どうもよくわからない。そのうち5時近くなった頃、出発状況の表示されている画面に「17時出発」の案内がようやく表示された。ということは、実際に出発は18時くらいってことかな。うーむ。私は今日中に家に帰れるのだろうか。それと前後して「機材の故障により、機種変更で出発が遅れる」旨のアナウンスが入る。ねえ、それは遅いって。とっくの昔に出発時間は過ぎてるんだよ。それを何のアナウンスも説明もなく放っておくなんて、とんでもない。民航を選んだ時点でこういうことは想定できたし諦めてもいたけど、ちょっとひどすぎる。もう絶対民航は使うまい。
5時過ぎにようやく飛行機への搭乗が許され、すきっ腹を抱えて座席に着く。飛行機はそのままじっと待機。どうやら乗客が揃わないらしいのだ。3名ほど搭乗が遅れているという。あのね、飛行機の出発が遅れてるときは、ちゃんと搭乗案内に注意しておくべきなの。案内されたさっさと搭乗するの。自分勝手に飛行機を遅れさせたりしちゃいけないのっっ それから随分経ってから、乗り遅れた人が悪びれる様子もなく席に着いた。ようやく出発である。飛行機は18:10に無事離陸した。ということは日本時間で19:10。本来ならそろそろ成田に着く時間だ。こんなに遅れてしまったら、今日中に家に着くのは無理かもしれない。
この飛行機は全日空との共同運航便なので、日本人スチュワーデスが1人だけ乗っている。このスチュワーデスが日本語アナウンスをするわけだけど、つい不用意にも「間もなく機内食をお持ちいたします。本日のメニューは鶏肉と鰻となっております。どちらかお好みのものをお選びください」などと放送したものだから、さあ、大変。私の斜め前にいた母子の母親(私よりちょっと若いくらいか?)の頭には「ウ・ナ・ギ」の3文字が完全にインプットされたらしい。当然私たちの乗っているエコノミークラスの席には日本人スチュワーデスなんか来ないので、中国語と英語しか話せない中国人スチュワーデスが機内食のサービスにやってきた。スチュワーデスはにこやかに母子に「Chicken or fish ?」と聞く。母親は「チキンとウナギ!」と答える。スチュワーデスには「ウナギ」がわからないので、再び「Chicken or fish ?」と聞く。母親は「チキンとウナギ!」を繰り返す。そのうちにスチュワーデスの眉間にシワが寄り、だんだん語調が強くなってくる。「Chicken or fish ?」「チキンとウナギ!」という会話がしばらく繰り返された挙句、ようやく母子の前に鶏肉と鰻が1つずつ置かれた。ねえ、「fish」くらいは覚えておこうよ。文法は間違っててもいいから、単語だけでもいいから、ちょっとくらいは英語を話そうよ。ちなみに私は「fish」を選択。ちゃんと鰻が出てきました。お腹減ったよ〜 だってもう18:45だもんね。そりゃあ、お腹も減るって。
飛行機は順調にフライトを続け、21:50に成田に到着した。着いてみればすでに最終便はとっくに到着したあとで、我々の飛行機が本日最後の到着だった。入国審査時も、すでに奥に引っ込んでいた係官がわらわらと駆けつけてきて、なんだか空港内全体が寂しい感じ。なかなか出てこない荷物を待ち、税関を通る。係の人に「お疲れ様でした!」と言われたけど、実際、心底ぐったりしていて、クタクタでした……
何とか22時半の新宿行きシャトルバスに乗り、新宿0:18の終電にギリギリ間に合って家にたどりつきました。日本に、家に無事に帰れてよかったよ〜〜〜(T.T)
本日の歩数は12933歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


朝の包子を買ったお店。
結構人気があるらしい。


どこかの店の裏で寝ていた猫。
全然起きなかった。


これまたどこかの店先にいた猫。
夫婦仲良く毛繕いをしていた。


上海の新天地。
まだ朝早いので人が少なくてよかった。


世界最高速を誇る上海リニア。
龍陽路と浦東空港を結ぶ(50元)。


走り始めて3分くらいで最高時速431kmに到達。
また3分くらいかけてスピードが落ちていく。


ジャンボプリッツが増えている!


上海浦東空港はやっぱり広い。
そして、飛行機の出発が遅れて、
合計6時間をここで過ごした。


現地時間18:10に2時間半遅れで出発。
もう、お腹減ったってば。


で、機内食は鰻でした。
空腹だったので、そりゃあもうおいしかった。

◆ 8月5日(木) 帰ったぞー!

中国旅行中、大雨に降られて寝込み、それ以来あまりまともなものが食べられなかった私。日本に戻ってきてまず食べたかったのはカレーライス。やっぱり日本人だもの。日本人なら日本食、日本食といえば国民食のカレーライスだよねっ


お昼はジョナサンキッチンのビーフカレー。
おいしかったよ〜ん♪


家の近所ではお祭りをやってました。
何のお祭りだろう?


露店でアンズ飴を売っていた。
おいしいのかな?


夜はホルモン本舗へ。
こめかみ、壷漬けホルモン、短冊カルビ、ハツを食べた。

◆ 8月6日(金) くるみさん

今日、くるみさんを引き取ってきた。なんだかしばらく見ないうちに痩せちゃったなあ。食事の量はいつもと同じはずなんだけど、あまり食べなかったようだ。そんなくるみさん、しっかり私のことは覚えていたようで、期待満々で手に乗ってきましたとさ。


家に帰るなり食事ですか……?


何やら必死にアピール。
何か食べたいの?
おやつが欲しいんですかい?


水も飲んじゃったりして。
広いお家は満足?
楽しいですか〜〜〜?


早速チューブの中でおやすみ……

◆ 8月11日(水) だらけている私

旅行から帰ってきて、毎日だらだらしている。今日も昼過ぎにモスで昼ごはんを食べ、そのついでに写真の整理の残っていた部分を終わらせてきた。帰ってきたら、某高校から電話。新規講師の依頼だ。でも、私は今年全く余裕がないので丁重にお断りする。
夜は胡瓜とソーセージ(中国から買ってきたやつね)で炒飯を作った。中国では、炒飯は決して高級な料理ではない。前の日の残りご飯を美味しく食べる知恵として生まれたのが炒飯だ。だから具も本当に素朴なものが多い。中国でよく見かけるのは胡瓜の炒飯。私も急に食べたくなったので、ちゃちゃっと作って食べた。もたもたしていると胡瓜から水分が出てくるので、できるだけ手早く炒めるのがコツだ。
あ。先週の5日に買ってきた増設用のHDD! 買ったまま箱から出してない! 早くPCにつないでデータの保存をしなくちゃ。


今夜は胡瓜の炒飯。
さっと炒めるのがポイント。


今回の旅行写真。
ようやく整理が終わりました。

◆ 8月12日(木) HDD増設完了

私の相棒VAIOちゃんのHDD残量が4GBを切った。4年前に買ったときはHDD30GBで最先端のPCだったのに…… 今やそこらへんのノート型PCに追い越されてしまっている。もちろん追い越されちゃってもいいんだけど、HDDの残りが乏しいのは問題である。そこで、画像データ(これが14GBくらいたまっている)を外付けHDDに逃がしてやることにした。そこで先週、モノを買ってきたものの、繋ぐのが面倒で(私の相棒は Windows 98SE なので、ドライバのインストールが必要なのだ)そのまま放っておいた。でも、やっとのことでやる気になって箱を開けることにした。
箱を見ると「HD-160U2」と書いてある。あれ? 120GBのを買ってきたつもりだったのに、これ、160GBのHDDだ。160GBなんて必要ないのに……(T.T) 気を取り直して箱を開けようとすると、「レシートが保証書です」と書いてある。うわぁ〜〜〜、昨日家計簿に金額をつけてから、レシートをそのままゴミ箱に放り込んじゃったよ。しかも、そのゴミは今朝、「燃やせるゴミ」として捨てちゃったよ…… これで初期不良にでも当たったらどうするつもりか?(←私は電気製品と相性の悪い女。初期不良に当たる率が非常に高い)
とりあえず、ドライバのインストール。無事終了。ホッ… 続いてPCのデータをコピーしていく。Cドライブの必要データのバックアップは完了。続いてDドライブもデータもバックアップをとっていく。そしていよいよ画像データのコピー。15時半から初めて、コピーが完了したのが21時過ぎ。長かった…… 続いて、画像データの中で、今すぐ使わないものをVAIOちゃんの中から消去。これで10GBの空きができた。本日の作業は完了。
ちなみに私のVAIOちゃん、マシン名は“MOLULU”。私からのDMを受け取った方は、メールのプロパティを見てください。ちゃんと“molulu”と明記されているはずです。これが入っていないメールは、私のマシンからのメールでない可能性があります(出先のPCとか。私のアドレスを偽装したウィルスとか)。そして初代のBIBLOちゃんのマシン名は“MOG”。次に購入するVAIOちゃん(←すでにVAIOを買うと決めているらしい)は“MOANA”、その次に買うことがあれば“KURUMI”となる。我が家の歴代ハムスターの名前を踏襲しているのだ。PCよりハムスターの寿命の方が短いのが哀しいけどね。

◆ 8月13日(金) にほんばし島根館

東京駅の大丸に入っていた島根県のアンテナショップが、日本橋に移ったという話を聞いていたので、いつか行ってみようと思っていた。今日は、東京駅まで出たついでに、その「にほんばし島根館」に行ってみることにした。
場所は日本橋三越の真ん前。まさに一等地。よくこんなところで店がもってるな…と嘆息。さて、中に入ってみると、生姜糖、板わかめ、野焼き等、島根県出身の者には懐かしく、それ以外の人には使用方法のわからない品々が並んでいた。生姜糖は生姜の入った板状の飴。板わかめは海苔のような板にして乾燥させたわかめ。このままパリパリ食べたり、ちょっと崩してご飯やお茶漬けにかけたりして食べる。野焼きはあご(トビウオ)を使った竹輪のオバケのようなもの。本当は焼き立てをちぎって食べるのがおいしいが、残念ながら焼きたてはない。私は思わず野焼きと板わかめを購入。
では、昼ご飯もここでということで食堂の方に移動。見渡すと、ほとんどの席が埋まっている。私は割子そばセットを注文。割子そばに蟹いなりとしじみ汁がついている。お店のおばちゃんが「食べ方はわかりますか?」というので「ハイ」と答え、薬味とツユをかけてそばをツルツルすする(私の従兄なんかは噛まずに飲んじゃったりする!)。そばにコシがあっておいしいですわ〜 普段はそばを食べないけど、やっぱり出雲そばは食べちゃうね。しじみ汁のしじみもちゃんと殻からはずして食べる。どうして東京の人は食べないのかしらねえ。そして食べている間もテーブルは入れ替わりで満席。結構な繁盛だと見た! 「にほんばし島根館」は安泰かもしれないな。


今日もチューブの中でみっちり。
くるみさん、暑くない?


割子そばの食べ方、知ってる?

◆ 8月16日(月) ビーズ細工

昨日、ビーズアクセサリーのキットが売り尽くしセールで安くなっていたので買ってきた。早速今日作ってみることにした。まずはチョーカー。こちらの方は難なくクリア。続いて五連のブレスレット。1本ずつ仕上げていき、最後にまとめるところで悲劇は起きた。ザーッと一気に流れ落ちるビーズ。慌てて拾い上げたものの、全てを見つけることはできなかった。そういうわけで、ブレスレットは未完成です。


これは簡単にできました。
視力のせいで、ビーズの穴がよく見えないのが難。


今夜はミートソースご飯と冷や汁に胡瓜の梅和え。
ミートソースは生トマトとケチャップで手抜き。

◆ 8月18日(水) 火鍋

毎日暑いし、おかげで体力はどんどん奪われるし、こういうときは中国の火鍋を食べるのが一番! というわけで、池袋の「銭櫃(キャッシュボックス)」に行ってみた。
ここは、以前前を通ったときに「ピン!」ときたお店なのだ。店の前の立て看板。何かあやしい。こういうところが中国の味を楽しめる店なのだ。早速ビルの5階に上がる。そこには……中国人の客ばかり。(^^; 店自体はあやしくないけど、店の人も客も中国人で、雰囲気だけあやしい。フロア担当のおねえさんは注文をとりつつ、説明がこみいってくると日本語から中国語へとスムーズに移行していくのだった。
そうして食べた火鍋はかなりおいしゅうございました。(^^)


池袋の「銭櫃(キャッシュボックス)」で
中国火鍋を腹一杯!


これは「台湾燕餃」。
これも火鍋に入れる。

◆ 8月19日(木) 水出しコーヒー

近所に「パオコーヒー」というコーヒー豆屋さんが引っ越してきた。それによると、家庭で簡単に水出しコーヒーを作ることの出来るポットがあるらしい。そこで、昨日ちょっと出かけて買ってきた。お値段は980円(税別)。中挽きのコーヒー豆と水を入れておくと、8時間後にはアイスコーヒーが出来ているというスグレモノだ。
昨夜コーヒーと水を入れて冷蔵庫に入れておいたら、今日はちゃんと飲めるようになっていた。簡単だし、香りも残ってるし、これは結構便利です。


近所で買ってきた水出し珈琲ポット。


今夜は三越カレーです。
三越の売り尽くしセールで
1缶850円のカレーが550円だったの。(^^)

◆ 8月21日(土) お寿司を食べよう

贅沢って何だろう? そりゃあ人によっていろいろあるだろうけど、やっぱりお寿司を食べるためだけに、沼津まで日帰りしちゃうっていうのは贅沢なんじゃないでしょうか。ねえ?


「魚がし鮨」の“近海にぎり”(1900円・税込)。
カニ汁が付いてるところが豪華でしょ〜?


“とろあぶり”(1050円・税込)。
ごま油の香りがきいててウマイ。


“ぶりあぶり”(630円・税込)。
実はこれが一番ウマイ(とろあぶりよりも)。


そして見つけた変なもの。
「イルカ香味漬」って、あのイルカ?

◆ 8月22日(日) 半年以上経っちゃった!

近所に「自由が丘・喜多由」というお好み焼き屋さんができたのが、去年の年末。それ以来「行きたいなー」と思いながらも、ついそのままになってしまっていた。思えば、同時期にできた「麦蔵」(喜多由のすぐそばにある)には行ったのだから、不公平と言えば不公平だ。
さて、その喜多由に、今日やっと行ってきました。テーブル2席、座敷3席という狭い店だけど、いつもそれなりに客がいて、なかなか繁盛しているらしい。まずはお好み焼き(イカ・エビ・豚)ともんじゃ焼き(カレー・チーズにコーンのトッピング)の注文から。程なくしてお好み焼きの準備完了。デカイ。とってもデカイ。でも、気を取り直してサックリ混ぜる。量が多くて混ぜにくいのでササッと簡単に混ぜる。これが成功の秘訣だったらしい。出来上がったお好み焼きはふんわりとしていて、かなり好みの出来栄え。私にお好み焼きを焼かせたら天下一品だな。続いてもんじゃ焼き。器からはみ出しているので混ぜられない。そのまんま鉄板に具を放り込み、チャッチャと炒める。そして土手を作って生地を流す。手際よく混ぜ合わせ、あとはおこげができるまでそのまま放置。こちらは出汁の味がかなりきいていて、これまた大成功。私、もんじゃ焼きを作らせても上手いな。大阪生まれでも東京生まれでもないけど、粉モノを仕切るのは抜群に上手いな(←自画自賛)。
そんなとき、隣りの席から「お、できたぜっ!」という声。カップルの男の子の方がお好み焼きを作っていたようだ。思わず出来栄えをチェック。するとそこにはマヨネーズの海で溺れているお好み焼きが2つ。お好み焼きの上も、お好み焼きの周りもマヨだらけ。そして漂うマヨのにおい。いいんだけどさ。私もマヨは好きだし。でも、どうかな。一度に2つも焼いたら食べ終わるまでに焦げるぞ! ガンバレ、マヨラーカップル! そして女の子は、その上にさらにソースをかけた。もう塗ってあるのに……
帰りがけ、「生地がふんわりしていて、とっても美味しかったです!」とお店の方に感想を述べると、「ありがとうございます」とドアの外までお見送りをしていただいた。平日遅くまでやってるようなので、今度利用させていただきま〜す(もちろんビール付きで!)。


近所の「喜多由」のお好み焼き。
かなりのボリュームで混ぜるのが大変。


もんじゃ焼きも量が多くて
混ぜるなんて絶対無理。


オイシソ〜〜〜♪
お好み焼きは手際よく焼くのがコツ♪


こんな感じで焦げができれば成功。
最後にパリパリのところを食べるのが楽しい。

◆ 8月24日(火) 帰省中

今日からしばらく実家です。
というわけで、昼頃の飛行機で帰ってきました。今回はJALのクラスJ。とはいっても、元々JASの路線なので、座席はレインボーシートのままなんだけど。でも、ちょっとでも座席が広い方が、脚がラクだからね。普通の座席だと、前のシートに膝が当たって窮屈(前の人がシートを倒すと、私は斜めに座らなきゃいけないし)だからね。


朝はロイヤル・デリでサンドイッチ。
結構ボリュームがあるよね〜


今回のスカイタイムはユズ味。
キャンペーンでお菓子がついてました。

◆ 8月25日(水) ぷーちゃん

実家の隣の家では黒くてでかい犬を飼っている。そこに突如現れたのが小さな子猫。犬は子猫を抱いて眠り、自分の子供のように育てているらしい。その子猫が家の庭に遊びに来るようになったらしい。今日も父が庭に出たら寄ってきたので、私もちょっと覗きに出てみた。名前がわからないので、私は「ぷーちゃん」と呼んでいる。ずーっと「ぷーちゃん!」「ぷーちゃん、おいで!」と呼び続けていたら、「えーっと、あたちの名前は“ぷーちゃん”なんだニャ?」と思ったようで、「ぷーちゃん!」と呼ぶと、隣の家にいても飛んでくるようになった。まだまだ小さくて、手のひらに乗る。私にすっかりなついたようだ。餌付けはしてないけどね。
そういえば、ちょっとチビに似てるかな。


隣の家のぷーちゃん。
犬に育てられているので
妙に犬っぽい格好をする。


でも、紐にじゃれるのは猫の特性。


くるみさんはチーズケーキを頬張る。
おいしくて、お目々に星が浮かんじゃってます。


「あたちは大福ちゃんでち。
お腹の中までチーズケーキでち」


焼さばと言ったらコレ。
1本丸ごと焼くのがホンモノです。


夕ご飯はデパ地下のお寿司。
16カンで1280円はオトク。

◆ 8月27日(金) 私はPCアドバイザー

相変わらず実家である。
実家パソコンのウィルス検知ソフトが期限切れになっていたので、それをアンインストールして、新しいセキュリティソフトをインストール。ついでにWindowsのアップデートもかけて、IEもバージョンアップ。ここでPCのウィルススキャン実行。さらに仕事に必要なPDFファイルが見られないというので、Acrobat Readerのバージョンアップ。メールソフトもちょっと設定を直す。と、まあこんなことをやって時間つぶしをしてます。


庭の姫りんご。
渋くて食べられないけどね。


庭の花。
気付くと雨上がりにキノコも生える。


今日のくるみさん。
パンとレタスをもらって大喜び。


今日のぷーちゃん。
隣の家からスタコラサッサ!


松の木に登ったぷーちゃん。
降りられなくなって結局私が手伝った…


電線にとまっていたセミ。
器用なことをするのねえ。


戦利品その1はミャウリンガル。
処分品で2700円くらいでした。


戦利品その2はR@kusuru。
携帯の画像を印刷できる優れもの。

◆ 8月28日(土) 今日のぷーちゃん

えっと。誤解している人もいると思うので一応言っておきますが、隣の猫を「ぷーちゃん」と呼んでいるのは、「小さい」→「プチ」→「プチちゃん」→「ぷーちゃん」ということです。他意はありません。
さてさて。そのぷーちゃん。母はこういう生き物が大嫌いなので、庭に遊びに来ているのを見かけると、小石や物干し竿で追っ払っている。私はといえば、こういう生き物が大好きなので、庭に呼びつけて遊んでいる。いいなあ。家にもあんなのが欲しいなあ。
あ、家にはくるみさんがいるんだっけ。


母の用意している小石が
大変お気に入りのようです。


甘えんぼのぷーちゃん。
右に見えるのは父の手です。

◆ 8月29日(日) 戻りました

東京に戻ってきました。途中、空港のレストランで信じられないような物件を見つけてビックリ。それは「ハンバーグラーメン」。ラーメンにハンバーグってどんな感じだろう? あんまり自分では試したくないな……
帰りの飛行機はやっぱりクラスJだったんだけど、今回の往復は全然ツイてなかった。行きも帰りも隣に座ったオヤジが、座った瞬間から赤い顔して酒臭かった。飲んでもいいけど、昼間から隣りで酒の臭いをプンプンさせられるのはツライ。ホントーにイヤだった。(T.T)


え? ハンバーグラーメン?
それは一体どーゆーモノなの?


まあ海老天ラーメンやヒレカツラーメンも
十分珍しいと思うけど。


これが私の乗ったJAL1668便。
機体は古いんだけどね。


このちっちゃなプロペラ機は
大阪行きの便なのです。


窓からの眺め。
今回はビールとおつまみをもらいました。


夕ご飯は京王で買ってきた惣菜等。
けっこう豪華よね。


 

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