ちねちゃんのデジタル絵日記

 


◆ 7月2日(金) 今年も後半スタート!

7月である。ようやくたまっていた期末考査の問題を提出し、やっとのことで一息ついた。しかし、あれだね。通っている学校が6つもあって、それぞれにカリキュラムや年間行事予定が違ったりすると、5月、6月、7月、9月、10月、11月、12月、1月、2月、3月(4月と8月以外だ!)に定期考査があって、毎月テストを作っている気がする。気のせいか?
そして、1日の授業が終わり、コーヒーメーカーでコーヒーを入れ、ふと見ると、I先生が期末考査を作っていた。その内容を見ると、どうやら芥川龍之介の《鼻》からの出題のようである。そこで「《鼻》ですか〜、《鼻》って面白いですよねえ」という話に発展した。何故、《鼻》は面白いのか。そこに話は集中する。「本人が必死になっている姿」「開き直ればいいところを、ぐずぐず悩んでさらに墓穴を掘るところ」などなど、愛すべき主人公の姿を国語教員3人(←私を含めて全員女)でえぐり出す。そこで私がふと放った不用意な発言。「そういえば《鼻》の主人公の姿って、ハゲオヤジの空回りな努力と似てますよね」というと、一斉にそうだそうだ、ということに。「堂々としていればいいのに、変に気に病んで無駄な努力をしている」「努力しているのはわかるが、努力の方向性が間違っている」「努力の効果が全く見られない」「バーコードオヤジはなぜあのような髪型なのか」「頭頂部には毛がないのに、なぜ横の方は落ち武者のごとく長い毛が生えるのか」などなど、《鼻》からはすでに遠くずれた話題に盛り上がってしまった。
さて。帰り道。新宿に寄って旅行代金の残金(航空会社変更により、新たに発生したもの)の4700円を支払う。でも、その前に、ちょっとゲームセンターめぐり。モモちゃん本舗では「ポストペット がまぐちポーチ」が取れなかったけど、コモモ本舗で1200円使ってモモとコモモをゲット。これでモモとコモモのがまぐちポーチは全部で6個になった。しかし、こんなに取ってどうするつもりか? いくらこのプライズが久々に心を昂揚させるからといって、こんなに使いきれるものか? まあ、いい。かわいいからね。


モモとコモモがてんこ盛り。
かわいーーーっ!


夕食はキュウリの中華風浅漬け以外、
自分で作ったものはないのだ……

◆ 7月3日(土) ブルーベリーを食べよう!

日帰りで河口湖畔のブルーベリー狩りに行ってきた。40分食べ放題で1000円。おみやげに1パック摘んで持って帰ることができる。普段はちょっとずつしか食べられないブルーベリーをお腹いっぱい食べる。一気に4〜5個口に放り込んで、口の中でジュースが流れ出すのを楽しむ。1日から始まったばかりだったので、ブルーベリーはまだまだ山ほど実っている。面白かったのは、どこかの子供が「お父さん、あっちに大きい実がなってたよ!」と喜んでいたこと。大きいからって美味しいわけじゃないからね。
その後、ダヤンの木ノ花美術館に行って、フローズンストロベリーたっぷりのパフェを食べ、夜は行きつけの焼肉屋「パンチャン」でコチュジャンを分けてもらってきた。いや〜、おいしかったです。ぜーんぶ。


見渡す限りのブルーベリー畑。
これ、ぜーんぶ食べてもいいんだよ!


実を摘む前はこんな色をしてます。
本当にきれいなブルーです。


これがお土産パック。
好きな実を好きなだけ詰める。
お気に入りの木を見つけるのが
結構楽しいのです。


木ノ花美術館にて。


1周年記念イベント前日なので
あまり混んでいませんでした。
ゆっくりじっくり見られてよかったな〜


「いちごいちえ」は苺がぎっしり!


パンチャンのサムギョプサル。
美味しく焼けるかな〜


葱タン塩を焼く。
ああ、早く食べたいっ!


生でも食べられるレバー。
このまま食べるのが美味し!


パンチャンサラダ。
ちょっと塩辛かったよ……


先月からずっと食べたかったチャプチェ。
「自分で作れ」って?


シメはユッケジャンクッパ。
辛ウマ、満腹、満足であります!


寝そべってダラダラする猫。
真っ暗な中でここまで撮れるオリンパス!


補正なしでも暗闇の中の猫が
このくらいには撮れますです。

◆ 7月4日(日) ぽすとぺっと庵

最近、ゲームセンターからPostPetのプライズが縮小されている。哀しい……
そこで、夕ご飯の後で、近所のゲームセンターを覗いてみると……あったあった! もう諦めていた「ぽすとぺっと庵のTシャツ4種類! 早速ゲットに執念を燃やし、無事獲得。ああ、めでたい!


この盛り付けって……(@ガスト)


モモちゃんのTシャツ!
取ったよ〜〜〜(T.T)

◆ 7月7日(水) ツバメ

先日、駅の売店でツバメのチビ(1羽のみ)を見つけた。今年は随分遅いなあ、と思いながら通った。今日はデジカメを持って行き、ツバメのチビを写すことにした。私がカメラを構えた瞬間、どこからかツバメの親が2羽、飛んできた。そして巣をじーっと見守っている。巣と近くの棒を往復しながらチビの面倒を見ている。う〜ん。ツバメのチビちゃん、結構大きくなってるな〜 でも、クチバシの形は「プ〜ッ」と言ってるような感じ(←多分言ってない)。
その後電車のホームに上がると、どこからか鰻の香りが…… どこかなあ、と思ってキョロキョロすると、線路の前のマンション1階に、テイクアウト専門の鰻屋ができていた。先週の金曜日にはまだ工事中だったから、週末か、昨日、一昨日のうちに開店したのだろう。連休中から工事をしていて、マンションの玄関部分だったので「そうか、4月からゴミの出し方が変わったから、ゴミ置き場ができるんだなあ」と勝手に納得していたのだけれど、実はそうではなかったらしい。店の前を通る人たちは、その匂いに引き寄せられるらしく、次々と買っていく。よし、今夜は鰻だ! あの1050円のを買うぞ(デジカメのズーム最大で撮ったら、ちゃんと値段も見えたのだ)!
烏山の駅に着いて、お昼を食べようと思ったら、行こうと思っていたお店(←キッチンからすやま)の日替わりランチメニューにカレーがなかったので、以前から気になっていたカレー専門店に行ってみることにした。その店は、駅からも見える「AIAIカレー」。小麦粉を使わず、スパイスと野菜等を煮込むことでとろみを出したというこだわりの店らしい。ちょっと期待して行ってみると、12時をちょっと過ぎたばかりだというのに店内はガラガラ。イヤ〜な予感を感じながら注文すると……果たしてカレーの味はダメダメだった。「
にやさしく、もたれしない」→「胃胃」→「I I(アイアイ)」→「AIAI」とかいう大層な店名の由来も書いてあったが、そんなに自慢するほどの味ではない。よっぽど今夜は家でカレーを作ろうかと思ったくらいだ。おっと、いかんいかん、今夜は鰻だった。
そして帰りにめでたく鰻を買って帰り、鰻丼にして食べた。よしよし、今月21日の丑の日は、鰻に決まりだなっ


ツバメのチビと親。
不穏な空気(私のことか?)を感じたらしい。


巣のすぐそばで親ツバメが見ている。
そんなに警戒しなくても……


やっぱり子ツバメは「プ〜」と言っています。
あの口の形がなんとも……


駅前に鰻屋ができていた。
ここ、ゴミ置き場ができるのかと思ってた。


「AIAIカレー」のビーフカレー。
ヤクルトラーメンの味がするのは気のせい?


結局「うな祐」で1050円のを買ってきた。
味はなかなかよかったよん♪

◆ 7月9日(金) ダヤンの誕生日だぞ!

7日からダヤンのバースデーフェアが始まった。年4回の四季のイベントの1つである。このフェアの期間中は2000円以上の買い物で景品が1個、5000円以上の買い物で別の景品が1個、7000円以上の買い物なら両方の景品が1個ずつもらえる。今回は2000円以上でピルケース(直営店以外では3000円以上)、5000円以上でココット。私は両方とも2個ずつ欲しいので、当然のごとく14000円以上の出費となる。
さてさて。今日は午前中で仕事が終わったので、1時過ぎにエンちゃんと待ち合わせて歌舞伎町の「コパンコパン」へ。暑〜い炎天下の靖国通りを歩いて、ようやくたどり着いてみれば、「本日、クーラーが故障していて店内が暑くなっておりますがよろしいでしょうか?」とのこと。うーむ。この暑い中で石焼ビビンバ? 私、キムチチゲを食べようと思ったのに…… しばし相談するも、これからまた移動するのも辛いので、結局ここで食べることにした。席に案内されて、私は石焼プルコギビビンバ、エンちゃんは石焼カルビビンバを注文(←7月末までキャンペーンで100円引き)。アツアツをフウフウ言いながら、汗をダラダラ流しながら食べる。実に潔い。そして食べ終わった頃、「本日は本当にご迷惑をおかけしましたので、飲みものをサービスさせていただきます」とのこと。私はアイスコーヒーをお願いした。……そういえば、随分前に、エンちゃんと眞露ガーデンに行ったとき、注文した石焼ビビンバがなかなか来ず、「ご迷惑をおかけしました」ということでサラダとドリンクをサービスしてもらった記憶がある。そうか、エンちゃんと私と石焼ビビンバ。これはどうも、そういうめぐり合わせになっているらしい。
そしてそのあと、いよいよダヤンのお店へ。私は先日取り置きしてもらっておいた腕時計と、今日出たばかりのダヤンのマスコット(大きさは約7cm)を購入。これでめでたくココットとピルケースを2セットずつゲット。バッチグ〜〜〜♪
んでもって。家に帰ってからは明日の体験入学(某高校では中学生を招いて、体験授業をする。私も中国語の授業をするのだ!)のためのプリントを作る。ついでに、今日知音で買ってきた中国のお菓子を参加者の人数+α分になるようにパッキングする。これは授業最後のゲームで使う景品となる。
というわけで、本日のお仕事は終了です!


「コパンコパン」の石焼プルコギビビンバ。
おいしかったけど…空調がね……


やっと今日手に入れました!
四季のイベントの景品です。
ココットとピルケース♪


ちびちびダヤン達のマスコット。
かわいいけど、1個1400円もするの。(T.T)


ベビーダヤンの腕時計。
またエンちゃんとおそろいになっちゃったよ…(^^;


今夜キャベツと豚肉のカレー。
とってもおいしいんですのよ♪


アンテノールのシフォンケーキ。
思わず買ってしまいました。(^^;

◆ 7月10日(土) 体験入学

今日は体験入学の日。中学生達が高校の授業を体験しにくるのだ! 私は中国語の講座を開くことにしたものの、募集20名のところ27名の参加者。1時間半の授業の中で中国語の雰囲気や面白さを味わってもらえればいいわけだけど……参加者の定員オーバーにかなり焦ってしまった。(^^; だって27人の名前を中国語で教えるだけで30分以上かかっちゃうんだよ。(^^; さらに自分の名前を中国語で自己紹介したりちょっとした会話をするとなると…一言ずつやったとしても30分以上かかってしまう。1時間半なんて足りないくらいだ!
結局2年生の2人がボランティアで手伝ってくれたので、簡単な会話部分は手分けしてスムーズに終了。よかった! 授業後は手伝ってくれた生徒と一緒に昼ごはんを食べにいった。
その後、新宿に寄り、コモモ本舗を覗いたところ、63cmのコモモが店頭に出ていたので早速トライ。先日モモちゃん本舗でピンクのコモモを5000円くらいかけて取り、昨日はブルーのコモモをモモちゃん本舗で挑戦したもののNG。今日は早速ブルーの子を捕獲することにした。そこで200円放り込んでアームを動かしたところ……アームがコモモちゃんに当たって、そのまま落っこちてきた! そこでもう200円放り込んでピンクのコモモにトライすると、やっぱりアームがつっかえて、そのままコモモは落ちてきた。邪道も邪道、もっともイケナイ方法で2個ゲット。ウハウハ笑いながら帰ってきたが、63cmはやっぱりデカイ! さて、どこにおこうかなあ。。。


左の子は5000円くらいかかりました。(T.T)
右の2匹はそれぞれ200円ずつ〜♪


昨夜の残りのカレーに
目玉焼きの乗せて食べるのダ。

◆ 7月12日(月) 佐川に激怒!

先週5日、アクロス(今回の中国旅行手配をお願いしている旅行社)から「バウチャーを送りました」との連絡があった。ということは、ホテルクーポンと航空券の引換証がようやく送られてくるわけだ。
そう思って待っていたら、全然届かない。8日まで待っても届かなかったのでアクロスの方に確認したら、さらにそこから佐川急便に確認したらしく、「11日か12日に届くそうです」との連絡があった。で、結局今日届いたわけだけど。なぜこんなに時間がかかってしまったのか?
一応、私の方では想像がつく。宛先に不完全な住所が書いてあったのだ! そう、番地がそっくり抜けていたのだ。そりゃあ佐川急便も困るというものだ。しかし。しかしである。送り主の方の住所や電話番号はきちんと書いてあるのだから、一旦そちらに差し戻し、宛先をきちんと確認すればよいではないか! または、送り先の電話番号が書いてあるのだから、私の方に電話して確認すればよいではないか! どうもそれを怠って、送り主から確認の電話が来るまでそのまま放っておいたらしい。アクロスも佐川もどっちもどっちである。宛先をきちんと書かなかったアクロスも悪いが、ただ荷物を放っておいた佐川はもっと悪い。そういえば佐川急便の配達員は、無駄に走ってるって気がするな。走ってればいいってもんじゃないんだからなっ


宅配便の受付日。
ちゃんと7月5日になってるよね。


今日は焼きそば。
目玉焼きを崩しながら食べよう!

◆ 7月13日(火) 猫もぐんにゃり

毎日暑い! 梅雨も明けてないのに暑い! 外を歩けば猫もグッタリ。早く誰かどうにかして〜〜〜!


「暑いニャ〜」
タバコ屋の店先でグッタリ。
でも、ダヤンのマスコットが気になるらしい。


トラ太郎も建物の隙間でグッタリ。

◆ 7月14日(水) 久々の渋谷

行政書士をしている父が、出張で東京にやってきた。会議や懇親会があるので、その後の数時間だけ会えるということで、半蔵門の会場まで行ってみた。5時半に待ち合わせて渋谷に行き、109の上で夕ご飯を食べた。これから遊びに行くらしい女の子達は、テーブルの前で化粧に余念がない。父だけでなく、私も宇宙人を見るようにマジマジと眺めてしまった。
その後、泊まるホテルに移動し、コーヒーを飲んで別れた。明日は昼頃の飛行機で帰るらしいです。へぇ〜っ


昼は帰ってきた「ナン・タコス」。
相変わらず食べにくい……


夜は渋谷の109でセルフの麻婆豆腐飯。
お腹が減ってなかったので半分くらい残した…

◆ 7月15日(木) ナスナスナス!

私にもやっとボーナスが出た! 名目は「付加報酬」。2割くらいが所得税として引かれたので、手元に残ったのは少ないけど、これをあちこちの口座に分散して入れたりして、楽しい時を過ごした。
夜は定時制の学校で夏休み前、最後の授業。これでしばらくは私も休めるというもの。帰りにおにぎりでも買って夕ご飯にしようと思っていたけど、電車の中であまりの空腹感に路線変更。家の近くの牛角に寄ることにした。逆上気味にあれこれ注文し、生中、焼肉5皿、サンチュ、ライス(中)をたいらげ、さあ会計。3千円以上だと500円割引券が使えるということで、気になる会計は3000円以内に納まった。ああ、幸せでしゅ!


ドトールのBサンド。
新商品なんだけど、パパイヤ入り。


移動メロンパン屋さん。
毎週木曜日に売りにきます。


今まで、木曜日は帰りが遅かったし、
たまに早く帰っても長蛇の列で
全然買えなかったんだけど、今日は楽勝。


定食屋のドアの中にいるチョビちゃん。


夜は空腹のあまり牛角へ。
これは豚トロです。


豚トロを早速焼いてみる。
早く、早くぅ〜〜〜っ


チャックとかいうモノ。
結構やわらかいのだ。


さがりとかいうモノ。
ハラミっぽい雰囲気。


中落ちカルビ(激辛)も注文。
ご飯に合う〜〜〜っ


最後は豚ハラミ。
1人で5皿は食べ過ぎ?

◆ 7月19日(月) 寒天パパって知ってるかい?

プリンは好きだけど、作るのは面倒。そんなときに便利なのが「寒天パパ」。ポットの湯と牛乳でできる寒天プリン。ただ、問題なのは大量にできてしまうこと。今日も丼いっぱいにできてしまった。まあ、これはこれで楽しいんだけどね。くるみさんもとってもうれしそうに、あっちを齧り、こっちを齧り、してました。(^^;


寒天パパで特大プリン(10個分)。


くるみさんもプリンは大好き。
齧りあとがネズミっぽい……

◆ 7月21日(水) 池田あきこ原画展

今日から日本橋高島屋で「池田あきこ原画展」が始まった。今日、24日、25日、31日、8月1日にサイン会があるということで、私は今日、朝も早くから出かけることにした。10時10分前くらいに着くように行こうと思っていたら、9時半には高島屋の正面玄関に着いてしまった! でも、すでに、そこここにサイン会目当ての客がいるいるいる! 10時の開店時には、すでに行列。すごいなあ。今日は平日なのに、みんな、ホントにすごいなあ。
入口のドアが開くと、全員エレベーター目指して猛ダッシュ。そして8階の会場まで一目散。整理券(←サイン会用)を受け取り、原画展をブラブラ見て歩く。ふんわりした感じのダヤンがかわいらしい。いいなあ。
原画展から出てくると、皆さん、お買い物に走っていたけど、私は何も買わずにサイン会が始まるのを待っていた。そして、無事にサインをいただき、場所を新宿に移動してお昼ご飯。久しぶりにFLAGS Cafeに行ってみたけど、ちょっとメニューの雰囲気が変わってしまっていて、味も落ちた感じ。もう、行けないかもなあ。
今日も暑かったので、地下鉄の駅の自販機でコーラを買い、新宿のスタバでマンゴーフラペチーノを買い、近所の駅前のドトールでアイスコーヒーを買って、ようやく帰宅。こうでもしないと、途中で倒れちゃう……
夕方6時半頃に駅前の「うな祐」に鰻弁当を買いに行ったら、すでに売切れだった。丑の日に鰻専門店が、この時間に鰻を切らしちゃだめだよねえ。我が家は旅行に向けて米がすでに底をついているので(←帰国してから新しい米を買いたいから)、スーパーで鰻だけ買って帰るのも無理。今日は鰻弁当の予定だったので、何も用意してないし。途方にくれて「これはもう、オリジン弁当しかないかなあ」と諦めモードで寿司屋(←「寶寿司」という店です)の前を通ると、鰻の蒲焼にご飯をつけてくれると言う。よかった。ここの鰻、好きなんだ。店先で焼いてくれる鰻をご飯に乗せてもらって、ホクホクしながら帰宅。これで元気いっぱいです。


原画展の入口。
この奥には、独特の風合いの絵がいっぱい。


原画展のポスター。
1枚欲しいよ〜〜〜


お買い物タイムの人々。


11時からサイン会開始。
早速並んでます……


来場者と握手する池田あきこさん。
1人1人にサインを書くのは大変だろうな〜


サインには必ずダヤンの絵を添えてくれる。
これも一気に150人分描くのは大変。


原画展の図録と招待券。
招待券が当たってよかったわ〜


いただいたサインはこちら。
字はあまり上手じゃないの……


FLAGS Cafeのランチサラダ。
ちょっとメニューの雰囲気が変わったんだよね。


ランチプレート。
パンが選べないなんて……

◆ 7月22日(木) ディープブルー

テレビで紹介されていたのを見て、とても観たかった「ディープブルー」を、六本木ヒルズまで出かけて鑑賞してきた。海の中の(または海の上の)生物の姿が一日のサイクルで(または1年のサイクルで)描かれていて、とてもよかった。
ついでに六本木ヒルズの中をあちこち歩いてみたら、回転ドアは全て使用禁止になっていた。しかし、このバブリーな建物は初心者泣かせで、来たのが2回目の私も迷ってしまった。案内図の前で「わからん……」と呟いている女の人を見かけたけど、まさにその通り。フラフラ歩いて行ったら、前回は見ていないガーデン(池付き)に遭遇。じーっと見てみると、池の中にはカルガモが! そしてそのカルガモのお腹の下には9羽のチビ達がひしめいていた。かわいー! 持って帰りたいー! デジカメを持ってこなかったのは不覚……
帰りは新宿で都庁に上って、都内の風景を眺めてみたり。まあ、そんな優雅な休日でありました。


六本木ヒルズでランチ。
今日はナシゴレンランチに決定。
目玉焼きが半熟で理想的。


六本木ヒルズにはガーデンがあるのです。


池の中央の筏にはカルガモの親子が!
昨日産まれたばかり9羽のチビたち。


都庁(北展望台)からの眺め。
もうちょっと晴れてるときれいに見えるけど。


すぐ近くにオペラシティが見えます。


夜はNSビルでビールを飲む。
こんな日はビールが最適。
グイグイすすみますね〜

◆ 7月23日(金) くるみさんを預けに…

今週末から旅行なので、我が家のワガママ女王様くるみさんを、友人のエンちゃんに預けに行ってきた。昼まで仕事があるということだったので、新宿でお昼を食べながらくるみさんの受け渡し。盛んに「大きい!」を連呼するエンちゃん。期待通りの大きさでよかったね〜
その後、PostPetのTシャツが欲しいというエンちゃんとゲームセンターに寄り、無事Tシャツをゲット。知音で国際電話カードを買い、いよいよダヤンのお店へ。今日はここで20周年記念イベントのノベルティグッズを交換するのだ! 元々わちふぃーるどのショップにはポイントカードがあって、500円でスタンプが1個押してもらえる。スタンプが40個たまるとノベルティのテレホンカード(50度数)と交換となる(今度からは図書カードになるらしい)。去年の7月から始まったイベントでは、専用のポイントカードがあって、500円で1個のスタンプ20個でダヤンのコインが1個もらえる。このコインの枚数に応じて、イベント限定のノベルティと交換ができるのだ。そのイベントも今月いっぱいで終了する。私はすでに、コイン2枚でやわらかマスコット(手でグニュグニュ握ると気持ちいい!)、コイン3枚でチェンジミラー、コイン10枚でマルチクロスと交換した。でも、まだ7枚のコインが残ってる。どうしよう? 5枚でランドリーバッグに換えて、2枚残しておくか? 心は千々に乱れる。ここでエンちゃんの助け船。彼女は20枚のコインがあって、すでに10枚でマルチクロスと交換したという。残り10枚のうち5枚でランドリーバッグと交換し、5枚残る。そのうちの3枚を私にくれるというのだ! これで私も10枚そろい、2枚目のマルチクロスをゲット! さらに、エンちゃんの半端なポイントと私の半端なポイントを併せてコイン1枚をゲット。これでメモ帳と交換し、仲良く半分ずつに分けてきた。
さあ、明日はお楽しみ袋の発売日。頑張らなきゃ!(←すでにくるみさんのことは忘れている)


お昼は久しぶりに中村屋で。
インドカリーを食べて汗ダラダラ。


わちふぃーるどの20周年記念イベントも
今月いっぱいで終了。
今日はマルチクロスと取り替えてきました。

◆ 7月24日(土) 皆勤賞

ここ最近、毎日新宿のわちショップに行っているゾ! 皆勤賞だな〜
そんな今日は夏のお楽しみ袋の発売日。今年は5000円のもののみの販売ということで、アパレルの小と大、それぞれ1個ずつ買ってきた(友人用にもう1個買ってあるけど)。販促品が多かったけど、まあまあの内容でした。うひっ


アパレル・大(5000円)の福袋。
色違いで赤いものもある。


合計15000円分の中身。
Tシャツはどれもかわいいよ。


アパレル・小(5000円)の福袋。
上の2種類の袋も用意されていた。


七分丈パンツは2Aサイズだったけど履けた!
ラッキ〜! 中国に持っていこう!

◆ 7月26日(月) 北京[火考]

朝6時に起きて身支度。成田のホテルで前泊したので、こんなに寝坊できるのだ。いつも支度の早い私は6時半には全てを済ませてゴロゴロしていた。7時頃にようやく支度のできたYちゃんとともにホテルをチェックアウトし、シャトルバスで成田の第2ターミナルへと出発した。
さて、今回の中国旅行。実は目的が2つある。4年ぶりに帰国するYちゃん(某定時制高校で私が日本語を教えている生徒)を中国まで送り、哈爾浜へ旅立つのを北京空港で見送る、というのが1つ。もう1つは、私自身の桂林漓江下り。この2つをクリアできて、初めて旅は成功となる(←そんな大袈裟なものではない)。
7時半ぴったりに航空券を受け取り、いざ搭乗手続き……と思ったら、これが時間のかかることこの上ない。今回は安いチケットを利用したので、航空会社は中国国際航空(昔は「民航」と呼ばれていたヤツだ)。民航を選択した時点で、すでにさまざまなトラブルは覚悟していた。が、しかーし! たかが搭乗手続きだけでこんなに列ができて、30分も待たされるなんて普通じゃないよ……
その後、出陣前の腹ごしらえということで、いつもの「カフェ・クロワッサン」へ行く。ここで軽く食べて、あとは機内食でお腹を満たすというわけ。食事は適当に済ませて出国手続きに行くと、ここが長蛇の列。やっぱりな。夏だからな。でも、並んでいるわりにはスムーズに進み、15分ほどで私は国外への脱出成功(?)となった。
その後はお決まりの免税店。私自身は何も買うものがないが、Yちゃんは北京でお世話になる親戚におみやげとして煙草を買っていた。そして急いで登場ゲートに向かうと、そこで待っていたのは飛行機ではなく、飛行機へと連れて行ってくれるバスだった。国際線でこういうバスに乗るのは2回目である。んもー、変な航空会社(スミマセン)だからこういうことになるんだわ。そのバスに乗って飛行機のところにたどりつくと、そこには小さな機体が待っていた。ボーイング757だって。横は3席×2列で、180人も乗ればいっぱいになってしまう飛行機だ。そしてこの飛行機がボロい。シートが半分壊れてる…… ヤバイよ。民航、絶対、ヤバイ。しかもスチュワーデスは日本語が全然話せない。んもう、役立たずなんだから。
飛行機は9時半の予定を20分遅れて動き出し、10時頃ようやく離陸した。飛び立ってしばらくすると食事。食事はかき揚げ丼。味つけがなんだか微妙だったので半分残してしまった。あんこが苦手な私は、栗饅頭には手をつけなかった。そうこうしているうちに、飛行機は中国へと近づいていく。機内の人々は中国への入国カードと健康申告書を書きはじめた。もちろん私もさっさと書く。すると、近くに座っていた日本人がスチュワーデスに書き方を聞いていた。ところが、さっきも書いたように日本語の話せないスチュワーデスは、聞かれても何も答えられず、適当なことを喋るだけ。仕方ないので私が横から口を出し、カードと申告書の書き方を説明した。本当に役立たずである(スチュワーデスが)。
12時半にようやく北京着。いざ、入国! だったんだけど……中国人の入国はスムーズなのに、外国人の入国は長蛇の列。列が長い上に、手続きに時間がかかり(1人5〜10分くらいかかっていた)、私が並び始めて無事に入国を果たすまでに1時間が経過していた。私の前に並んでいた日本人は「国内線の乗り継ぎ便に間に合わない…」と肩を落としていた。後ろの日本人は「仕事より飯が大事なのか!」と肩を怒らせていた。その間、中国人なのでさっさと入国したYちゃんを、私はただボンヤリと1時間待たせてしまった。ゴメンよ〜 
ようやくのことで荷物も受け取り、外に出ると……約束していたSさん(Yちゃんの親戚で旅行会社勤務、今回の北京滞在中のホテルの予約をお願いしていた人)がいなかった! どうやら私の入国がもたついたために、行き違いになってしまったらしい。「どうしよう?」と半泣きのYちゃんに電話カードを与えて、「これで電話しなさい」と命令。中国に着いた途端に“利害(リーハイ=中国語で「コワイ」とか「気性が激しい」といった意味)”になる私。電話は無事に通じ、私たちはSさんの車で王府井の近くにある「富豪賓館」というホテル(星3つ)へと直行した。ホテルはSさんの顔で1泊450元(ツイン)。保証金3100元を請求されたものの、いきなりそんな金額は持ち合わせがないので、日本円で4万円を渡した。中国って必ず保証金が必要なんだよね。すでに宿泊費が払ってある場合も、絶対に保証金を請求される。本当はクレジットカードの方が便利なんだけど、このホテルのことはよくわからなかったので、とりあえず現金払いにしておいた。
Sさんが夕ご飯をご馳走してくれるというので6時半に約束をして別れた。私たちは部屋でしばしくつろいだ後、早速王府井へと出かけることにした。それにして、今日の北京は雨。傘は私の折り畳み傘1本。大丈夫だろうか? 途中、デパートに寄って、Yちゃんのお父さんへのお土産を探すことにした。「何がいいかなあ?」と聞かれても、私は彼女のお父さんを具体的に知ってるわけではないのでコメントはパス。王府井では、まずは新東安市場へ。ちょっと小腹がすいたので、サーティーワンでアイスを食べることにした。私は「杏仁開心果(アーモンドピスタチオ)」。コーンに巻いてある紙がなかなか剥がれないなーと思ったら、しっかりと糊付け(!)してあり、勢いよく紙を破った瞬間、コーンがバリッと割れた。悔しい。Yちゃんはサングラスが欲しいというので、あれこれ試着。「これはどう?」と聞くので、「香港のスターっぽいね」と、中途半端なコメントをしておいた。
さて、時間もいいようなのでホテルに戻り、Sさんと再会。「お酒を飲むから車は置いてきました」というSさん。飲む気満々である。そしてタクシーで王府井の「全聚徳」へ。10分ほど待たされて、テーブルに案内される。そして次々出てくる料理。アヒルのレバーはフォアグラみたいでとても滑らか。おいしい! もちろん真打ちの北京ダックもおいしい。ちょっとスモークの香りがして、とても香ばしいのだ。以前、前門で食べたのよりずっとおいしい。やっぱり店舗によって随分味に差があるんだな。
食後は王府井の夜市をひやかし、故宮の前まで人力タクシーに乗せてもらった(Sさんが10元に値切っていた)。昼間に降った雨のせいか、とても涼しい。夜風がとても気持ちいい。故宮の午門からタクシーに乗って「后海」へ。ここは最近注目のスポットで、オシャレなレストランやバーが建ち並んでいる。夜だというのに人通りは多く、にぎやかだ。貸切ボートにも乗り、大満足。全部Sさんが仕切ってくれた。どうもありがとう。
「今日はホテルに帰ってゆっくり休んでください」というので、ホテルに帰る。フロントで「国内の長距離電話が通じないんだけど」と文句を言うと、ちょっと調べて保証金200元を請求された。200元って…そりゃあんた、多すぎるんじゃないの? でも、Yちゃんが実家と連絡をとるのに必要なので、200元払って領収書をもらう。これで電話も無事に開通。
本日の歩数は14065歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


まずは中国国際航空(民航)の機内食。
かき揚げ丼に煮物と茶そば。
そしてなぜか栗饅頭……


サーティーワンのアイスだけど……


全聚徳のアヒルちゃん。


北京ダックが焼きあがりました。、
さあ、食べよう。
餅(ビン)に包んでパクリッ!


王府井の夜市。
人出も多くてにぎやか。


夜市ではヒトデも売られていた。
おいしいのかな……


最近人気の「后海」。
オシャレな飲食店が並ぶ。


値段の高いお店ばかりなのに
結構人が入ってるみたい。

◆ 7月27日(火) 星氷楽

今日は7時半に起きて準備。一人のときと違って、準備に時間がかかる。朝食はホテルのレストランで軽く食べ、その後、ホテルのカウンターで明日の万里の長城ツアーの予約をする。一人180元だって。
さて、今日は市内観光をする予定なので、まずはタクシーを拾って前門へ。ちょっと前門や大柵欄を散策してから天安門広場へ向かう。相変わらず毛主席記念堂に入るための行列は長い。広場全体をぐるりと取り囲むほどだ。そうまでして(毛沢東の遺体を)見たいか? Yちゃんに「見る?」と聞くと、「見てみたいけど、この行列に並ぶのはイヤ」というので、あっさりパス。
広い天安門広場を通り抜けて、ようやく天安門の前までやってきた。実は私はまだ天安門に登ったことがない。今回初挑戦なのだ。ウキウキしながらチケットを買い、さあ入ろうとしたところで係員に止められた。「荷物はあっちで預けろ」と言う。荷物預かりのところへ行くと、「貴重品は自分で持て」と言う。私のカバン(リュックね)には、パスポート、お金、航空券、カギ等、貴重品だらけなので預けられない。そこでもう一度強行突破を試みたが、やはり係員に制止された。仕方ないので、Yちゃんの荷物を私が預かり、天安門の出口のところで待っていることにした。30分後くらいにYちゃんが出てきたので「どうだった?」と聞くと、「すごかった」と言っていた。詳細はわからないが、とにかくすごかったのだろう。あとでYちゃんの写真を見るのが楽しみである。
次は故宮。ここではチケットを買うのに30分くらい並び、ようやく自分の番が来たときにその行列の理由がわかった。窓口で強引に割り込む人が後を立たないので、行列がなかなか消化されなかったのだ。私は前に割り込もうとする人を強行にブロックし、自分の順を死守した。あー、もう、暑いんだからさあ、余計なエネルギーを使わせないでくれる?
ようやくのことで故宮に入ってみると、改修工事が入っていて、あまり見栄えがよくない。それでも太和殿などを参観し、「疲れたー」というYちゃんを引きずって、園内のスターバックスへ向かった。ここで私は芒果茶星氷楽(マンゴーフラペチーノ)とサンドイッチを注文。Yちゃんは芒果茶星氷楽と冷麺を食べていた。ちなみに冷麺の味はたいしたことなかったが、タレが火鍋のタレのような味でおいしかった。
フラペチーノで元気を回復した二人は、西太后の時計コレクションが置いてある「鐘表館」へ。大小さまざまな仕掛け時計を前に嘆息。200年も前に作られた時計たちは、今は動かずじっと時を待っていた。
広い広い故宮を抜けると、目の前には景山公園。当然ここにも登る。入口のところで羊肉串や鶏肉串を食べてエネルギーを補給して、一気に景山に登った。ここからは故宮が一望できる。この景色を見るためだけに、私はいつも故宮を参観したあとは必ずここに寄る。吹き抜ける風が気持ちいい。Yちゃんも満足してくれたようで、よかったよかった。
ここまでで結構疲れたので、一旦ホテルに戻ることにしてタクシーを拾う。ところが、私たちの泊まっているホテルは小さいところなので、運転手は知らないのだ。それどころかこの運転手は北京の道をよく知らないらしく、全く違う方向へ行こうとするので、私が道が違うことを指摘。正しい方向を教えてやった。しっかりしろよ。>運転手
ようやくホテルに着き、1時間くらい休憩した。今日は昨日と違って暑い。こういうときは、無理をしないで休むのが一番だ。冷たい水を飲んだり、ビスケットをかじったりして休息をとる。
4時になったので王府井まで出かけることにする。途中、Yちゃんはお父さんへのお土産を買い、自分用のバッグを買っていた。私の方は収穫無し。まあ、今日じゃなくてもお土産は買える。そのうち、お腹が減ってきたので、王府井の夜市で買い食いを実行することにした。羊肉串、鍋貼(北京風焼き餃子)、肉夾
[食莫]を食べ、喉が渇いたので酸梅湯を飲み、ホテルに戻ってきた。やっぱりここの屋台、昔の方がよかったなあ。確かに今は清潔になっているけど、値段は高くなったし、あまりおいしくない。絶対に昔の方がおいしかった。あまりきれいじゃなかったけどね。
ホテルでは足底マッサージ(1時間98元)で今日の疲れを取る。結構気持ちよかった。
明日の朝は早い。8:15にホテルのロビー集合だそうだ。戻ってくるのは5時半。さあ、今夜は早く寝よう。
本日の歩数は19086歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


天安門広場と毛主席記念堂。
行列は記念堂に入るための列です。


バカの一つ覚えのように天安門。
ここはいつ来ても変わらないな〜


故宮も暑かった。
もう、歩くだけでクタクタ……


故宮内のスタバで冷麺を発見。
この冷麺、北京にはあるけど上海にはないのだ。


故宮内の九龍壁。
ここではポーズをとって写真を撮る人が
後を絶たない……(^^;


西太后の時計コレクション。


景山公園からの眺め。
ここからが一番きれい。


王府井にある新東安市場。
北京で一番大きいデパート。


夜市で「鍋貼(北京風焼き餃子)」を買う。
10個で10元(約136円)は高いか安いか?


日本風味って……何?
寿司のつもりかなあ?

◆ 7月28日(水) [シ刷]羊肉

今日は快晴である。
7時起床。なんとか遅刻せずに長城ツアーのバスに乗ることができた。これに乗ってさえ入れば、万里の長城と明十三陵(このツアーで行くのは定陵)に連れていってくれるのだ。素晴らしい。しかもたったの180元。そして昼食付き。タクシーをチャーターするよりずっと安い。ツアーガイドは中国語と英語で行われるので、中国語で聞き逃したところは英語を聞けばいい。なんて便利なんでしょう。今回のツアー参加者は25名。マイクロバスは満席である。
バスは調子よく走り、9時半頃に停まった。何かと思ってキョロキョロすると、翡翠の博物館らしい。ここで、翡翠の加工をしているところを見たり、お買い物をするのだと言う。Yちゃんと私は翡翠の良し悪しについてレクチャーを受け(「ホンモノの翡翠はガラスにこすりつけても傷がつかないのよ」と店のおねえさんは言っていた)、翡翠の腕輪のサイズを選ぶポイントを教えてもらった(指の付け根の節3本分の幅があれば、腕輪は入るのだと言う)。Yちゃんは実際に腕に翡翠の腕輪をはめられて、涙目になっていた。相当痛かったらしい。
10時頃に翡翠博物館を出て、いよいよ長城へ。ここで30元ずつ徴収される。どうやらソリのようなジェットコースターのような乗物で、長城の入口まで登るらしい。これが小さくて、今にも壊れそうで、非常に危険である。ひっくり返りそうになりながら長城まで5分ほどのドライブ(?)。ようやく長城に降り立ち、登城開始。ところがここで判明したのは、私が以前登ったことのある女坂の方は歩行禁止になっていて、男坂(傾斜が急な方)しか歩けないようになっていたのだ。仕方ないので、急な斜面と石段を、ヒーヒー言いながら登る。私はとっとと登って、早く休みたかったので、軽快なテンポで上まで登っていった。途中、Yちゃんが「先生、どうしてそんなに元気なのー?」と言うので、「若いから」と答えておいた。だんだん息が切れてきて苦しくなる。とにかく石段が狭くて急なので、途中で止まるとより危険である。脚がもつれそうになりながら、「あと1歩」「あと1歩」と思いながら登っていく。やっとの思いで、現在歩行できる一番高い場所に到達。ここまで来ると涼しくて気持ちいい。風が全身を吹抜け、汗がポトリと落ちる。この気持ちよさが頑張ったご褒美なのだ。苦しいことのあとには、必ずいいことが待っている。水は甘露のように喉を通り抜けていった。
さて。バスの出発予定は12:15だというので、また来た道を戻る。急斜面を登るのも大変だったが、それを下るのはもっと大変だ。疲れきった脚がガクガクして、思い通りに動かないのだ。それでも何とか転ばないように注意して、駐車場まで戻ってきた。バスの中では出発を待つ間、ツアーの代金が幾らだったかという論争に花が咲いていた。あるものは150元だったと言い、あるものは180元だったと言う。欧米人の客は200元払ったと言っていた。誰かがガイドに文句を言うと、「それはホテルの方で勝手に手数料を取ってるから、僕は知らない」と言っていた。そりゃあそうだろう。
バスはちょっと遅れて出発し、先程の翡翠博物館に到着。ここの2階が食事の場所らしい。全部で25名なので、8・8・9人に分かれて座る。私達は9人のテーブルについた。私の右はYちゃん、左は黒龍江省から来たおじさん3人、正面には香港から来た中年夫婦、その夫婦とYちゃんの間にはアメリカ人の従妹だという女性2人が座った。中国語、英語、広東語、日本語が入り交じった会話は壮絶である。それでも、食事は仲を取り持つという感じで、一緒にテーブルを囲んだメンバーは、この後もなんとなく友好的な雰囲気が続いた。食事の内容は結構豪華で、ごはん、スープに10皿の料理。ここぞとばかりに食べまくった。
食後は漢方薬工場に連れて行かれ、ここで漢方医に脈を診てもらうのだという。それぞれ順番に漢方医の前に座り、健康状態のチェックを受ける。Yちゃんは「あんたは悪いとこがないから、もういい」と言われたらしいが、私は「肝臓が弱っているので、この薬を」と半月で450元もかかる漢方薬を勧められた。香港人の奥さんは「1ヶ月で2000元のを勧められたわ」と言っていた。どうやら年齢によって、勧める値段を決めているようだ。結局ここでは誰も薬を買わず、バスは最後の観光地、定陵へと向かった。ツアーガイドに「自由に見て、あとは4時までにバスに戻ってきて」とほっぽり出され、私はYちゃんと一緒に地下宮殿にに向かった。久しぶりに来たけど、やっぱりここはひんやりと涼しくて、使われることのない(←お墓なんだから使われるわけがない)万暦帝と皇后の玉座が冷たくそこに佇んでいた。死んでなお、そこに魂を残そうとした執念が見えるような気がした。地下宮殿を出たところで、たまたま香港人の夫婦と一緒になったので、話しながら入口の方まで戻ってきた。気がつくともう集合時間だ。2つあるという展示室を見ている余裕はない。私たちは仲良く1本ずつアイスを買って食べ、バスに向かった。Yちゃんは一人走り去ったかと思うと、ソーセージを買ってきた。「これがウマイんだよっ」というので、私もちょっと味見。ちょっとスパムっぽい味かも。
バスは時間通りに出発し、6時前にホテルに着いた。私はすっかり疲れきって寝ていたのだが、途中でYちゃんに起こされた。香港人の夫婦に、買い物をするのによさそうな場所を聞かれて困っているらしいのだ。そこで私のガイドブックを貸して、簡単に説明をしてあげた。バスを降りたあと、私たちは王府井の東来順で羊肉のシャブシャブを食べる予定にしていたところ、香港人の夫婦も同じところに行くというので、案内がてら一緒に歩いていくことにした。夕食にはまだ早いという夫婦に付き合って夜市を見学(←私たちは3回目だ!)。「香港の屋台はあまり清潔じゃないんだけど、ここは大丈夫かしら?」「あなた達はここで食べて、おなかは大丈夫だったの?」などと聞かれたので、「大丈夫」と太鼓判を押しておいた。
さて、東来順では、羊肉がダメだという夫婦とは別のテーブルに座り、我々は海老だの肉だの野菜だのを大量に注文。162元の大盤振る舞い。おいしかったからいいんだけど。しかし、よく食べたな〜
食後、香港の夫婦と別れて、私たちは東安市場の地下でおやつを買った。帰り道にスタバに寄り、またまたフラペチーノを買い、飲みながらホテルに帰ってきた。昨日はYちゃんが先にシャワーを使ったので、今日は私が先。
ああ、疲れたニャ〜〜〜
本日の歩数は13942歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


このソリのようなもので長城の途中まで登る。
傾斜が45度近くあって、おっかない……


さあ、登るぞ〜
あの向こうまで行くのにどのくらいかかるかな〜


急な石段になっている箇所。
とにかく息が切れる。


ようやくここまで来た。
もうヘトヘトです。


登ってきたのと同じソリのようなもので降りる。
ブレーキはついているけど、おっかない……


明十三陵の一つ、定陵。
ここには地下宮殿がある。


皇帝と皇后の宝飾品などが納められいた。
そうとうなものがあったらしい。


地下宮殿は夏でもひんやり。


夜は「東来順」で羊シャブシャブ。
これがとってもおいしいんです。
私、おかわりしちゃいました。


ホテルの近くにあった教会。

◆ 7月29日(木) 譚家菜

朝から雨。しかも傘は私の折りたたみ傘1本。朝からとても鬱陶しい天気である。
9時頃に出かけ、私はホテルの近くのお店で煎餅(ジエンビン=クレープのようなもの)を買って食べた。王府井歩行街に程近い中国光大銀行で2万円ほどエクスチェンジ。日本円の1万円を「破れている」という理由でつき返されて腹が立ったので、渡された100元札のうち、破れていたのを「こんなのダメ!」と言ってつき返してやった。甘く見るなよー!
銀行を出ると、Yちゃんが真ん前にあったケンタッキーでバーガーを食べたいと言うので、ここで朝ご飯タイム。私はさっき煎餅を食べたばかりなので、飲みものだけで済ませる。本当はお昼ご飯がケンタッキーの予定だったんだけどね。
ケンタッキーを出ると、タクシーで天壇公園へ。本来ならば南の門から入って北に抜けるべきなんだけど、北門の方が近かったので、ここでタクシーを降りる。
天壇公園は、雨だというのに人が多い。私は5回目なのでとくに目新しいこともないが、適当にYちゃんに説明しながら北から南へと歩いて行く。人が多いので、回音壁(壁の端と端で話すと声が聞こえる)も三音石(1つ目の石の上で手を叩くと1回、2つ目の石の上で手を叩くと2回、3つ目では3回のこだまが聞こえる)も円丘(中心でささやくと自分にだけ声が反響して聞こえる)も全くダメ。試してみたけど、全然効果なし。残念。やっぱり朝早く来なきゃダメだなあ。
続いて、今日はYちゃん最後のお買い物タイム。タクシーで秀水市場へ移動。私はここで生徒へのお土産の一部(携帯ストラップ60個! お土産は全部で130個分買わなければならないのダ)を購入。あやしげな商品が並んでいる市場をぶらぶら歩いていると、急に雨は土砂降りに! それでも、友達に頼まれたヴィトンとロレックスは買わなければならないというYちゃんとともに、雨の中を果敢に歩く。私は体3/4がずぶ濡れである。なんとか目的のものが買えたので、一旦ホテルに戻ることにする。だって雨がすごいんだもん……
ホテルに戻ると、とりあえず濡れた服を脱ぎ、着替える。それでも冷えた体は温まらない。私はベッドでだらだら過ごし、夕ご飯の相談をすることにした。「何が食べたい?」と聞くと、「何でもいいけど、きれいで高級なところがいい」というので、ガイドブックの中から行きたい店をピックアップしてもらう。結局北京飯店の「譚家菜」に決まった。
実は私、中国でこんな高級な店で食べたことがない。北海公園内の「倣膳飯荘」で一人600元の宮廷料理を食べたこともあるが、それは昔のことである。普段中国では、1食100元を超えるような食事は絶対にしない。肉まんや餃子や麺なら5〜10元もあれば足りるし、普通の食堂でごはんに料理2品という注文でもせいぜい30元くらいだ。「譚家菜」というのは一体どのくらいの値段なのか、どのような料理があるのか、哀しいかな、私のガイドブックにその詳細はない。わかるのは「いかにも高級」という雰囲気だけ。まあいざとなったらクレジットカードもあることだし、と思い、4時にホテルを出かけた。
途中、Yちゃんはお土産に北京ダックを買っていた。いいなあ、私もあれ、買おうっと。そしていよいよ北京飯店へ。広い! 広すぎる! 改装したのは知ってたけど、こんなに広くなってるなんて! ようやくのことで店を探し当て、レストランの入口でメニューを見せてもらう。「どう?」とYちゃんに聞くと、「恥ずかしいから早く入ろう」との答えが返ってきたので、とりあえず入店。まだ6時前なので客は誰もいない。メニューを見てもイメージが全然わかないので、お店のおねえさんに聞きながら注文をする。とりあえず冷菜はキュウリの浅漬け、野菜料理は豆腐の海老あんかけ、肉料理は鶏肉と袋茸の炒めもの、魚料理は桂魚を注文。私はビール、Yちゃんはコーラ。おねえさんがビールを持ってきて、「ビールの温度はこれでよろしいですか?」と聞く。へえ、ビールの温度を聞かれたのは初めてだ。それ以外にも、痒いところに手の届くサービス。さすがに高級料理店だけのことはある。でも、見張られているようでちょっと食べづらい…… 料理はどれもおいしかったけど、一番のお気に入りは豆腐の海老あんかけ。皿でそのまま固めた豆腐に、やわらかい味のあんかけがかかっていてお腹にやさしい。味はお腹にやさしかったが、会計は懐に厳しかった。423.6元(約5760円)。まあ、一人だったら絶対にこんなところで食べないから、いい経験だったかな。
帰りに王府井小吃街を通り、民族文化街でお土産を購入。私はこれで合計90人分のお土産が買えたことになる。あと40人分か…… はぁ〜〜〜
ホテルに戻り、コーヒーを作って飲んだ。いよいよYちゃんは明日哈爾浜へ旅立つ。この数日で、随分中国語を思い出したようだ。もう一人でも大丈夫だろう。
本日の歩数は15741歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


ケンタッキーで朝ご飯。
私はコーラだけ。


中国のKFCには
レンコンのサラダもあるらしい。


雨の天壇公園。
それでも観光客でいっぱい。


回音壁は人が多いので
全然試せなかった……


天壇公園の円宮。
ここで皇帝が五穀豊穣のお祈りをする。


秀水市場は外国人客も多い。
あやしげなコピー商品も多数あり。


「譚家菜」で食べた桂魚の料理。
これだけで150元以上する……


王府井小吃街でサソリ発見。
ああ、食べたかったな〜


王府井の民族文化街。
ここでもちょっとしたお土産は調達できる。


夜の王府井。
夜になっても人通りは多い。

◆ 7月30日(金) 麦当労

7時半に目が覚めた。お腹がゴロゴロする。ヤバイ! 変なものは食べてないのに……
9時に軽く朝食を食べ、9時半にホテルを出発した。ポーターのお兄ちゃんに、「明後日は朝5時にホテルを出なきゃいけないけど、タクシーは大丈夫かな?」と聞くと、大丈夫だと言う。ラッキー! これで明後日も安心。
空港までは約40分。78元で着いた。まあ、こんなもんか。
国内線の空港建設費50元を買い、民航の国内線カウンターに並ぶ。30分並んで、ようやくYちゃんのチェックインが完了。スーツケースの重さは23.6kg(成田では17.6kgだった)。とくにとがめられはしなかった。よかったね。
日本に帰国するときの手順や場所なども説明してから、Yちゃんは安全検査に並び、11時頃に別れた。私はちょっと空港を散策。いつも急いでいるのでこんなにゆっくり見て回ったことがなかったけど、結構いろいろなお店があるんだね。2年前にここで買ったアヒルのチビのぬいぐるみを見つけてちょっとうれしかった。(^^;
空港からは民航のシャトルバスで市内へ移動。わずか16元という値段で運んでくれるので便利である。私は西単行きに乗った。市内までは約1時間。西単に着くと、とりあえず水分とエネルギーの補給ということでマックを探す。中国マックで売られている「麦香辣鶏腿ハンバーガー」がお気に入りなのだ。ポテトとコーラのついたセット(23元)を買って席に座る。しかし、このコーラ、でっかいなー 一体何リットル入ってるわけ? 結局食べきれず、飲みきれず、コーラだけは持ち帰ることにする。
そのうちに悪化するお腹の状況。どうもグルグルゴロゴロする。どうやらこれは風邪の兆候だ。昨日雨に降られてずぶ濡れになったのがいけなかったのだろう。寒気もする。もともと今日は前門で買い物をする予定だったけど、急遽予定を変更してホテルに戻ることにする。
ここでちょっと迷ったのがタクシーと地下鉄。タクシーの方がラクだけど、道が混んでいるとちょっとお腹が心配だ。地下鉄だと座れないけど、2駅で王府井に着くし、王府井の楽器屋さんでフルートを引き取ってこなくてはならない。そう、昨日、王府井にある楽器屋を覗いたとき、結構よさそうなフルートがわずか580元で売られているのを見つけたのだ。以前中国で買ったフルートは680元だったので、それよりも安い。しかも状態がよい。「今日はお金がないから明日買いに来るね」とお店のおじさんに約束したのだ。そのために朝、お金も両替しておいた。一度ホテルに帰ってから、もう一度買いに出る自信はない。そこで、ちょっと無理して地下鉄に乗り、王府井で降りて通りを歩き、途中でフルートを買い、歩いて帰ってきた。
ホテルに着くと、ポーターのお兄ちゃんが入口のところで、タクシーの予約が完了したことを教えてくれた。親切にしてくれてどうもありがとう。でも、私は一刻も早く部屋に戻って寝たいよ……
すぐに部屋に上がると、まだ2時なのでちょうど掃除中。しばらく部屋の外で待ち、掃除が終わった頃にようやく部屋に入り、そのままベッドに直行。服も脱がずにそのまま寝てしまった。5時頃に目が覚めて、熱がちょっと引いた気配を感じる。今日はもうどこにもいけないことがわかっているので、パジャマに着替えて、本格的に寝ることにする。
次に目が覚めたのは9時。熱はほぼひいている。ちょっとお腹がすいたので、クッキーやクラッカーを食べてお茶を飲んだ。明日は頤和園を観光する予定だったけど、まだ買い物も済ませていないし、体調も不安なので無理はしない方がよさそう。仕方ない、明日は前門と王府井で買い物だ。今日はとにかくゆっくり休もう。
本日の歩数は7572歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


北京首都空港は大混乱。
とにかく手続きが遅い……


あ! ぷーすか発見!
空港では70元だけど、街中では129元だった…


空港の商店では
あやしげなものも売られている。


空港から市内へのシャトルバス。
タクシーだと80元くらいだけど、これなら16元。


お昼は西単のマックで。
コーラがすっごくでかいんだけど……


王府井の楽器屋さんで買ったフルート。
たったの580元(約7900円)。

◆ 7月31日(土) 新食代

体調は何とか快復。起きたら早速シャワーを浴びてさっぱりする。いくら快復したといっても、無理は禁物。頤和園は諦めて、市内をぶらぶらすることに決定。
仕度をしながらテレビをつけると、いつものように《奔月》というドラマをやっていた。ここのところ毎日見ていたので、続きが気になっていたのだ。ちょうどいい。とりあえず放映を最後まで見ることにする。
9時過ぎにホテルを出て、前門へ。ぶらぶら歩いて、サンザシの実を干したものをようやく見つけた。これにお湯を注いで飲むと、酸っぱいけどおいしいんだよね。早速購入。ついでに胡同を歩いているとお腹が減ってきたので(そりゃそうだ。昨日はロクな物を食べてないもの)、韮菜餅(ニラと卵を小麦粉の皮で包んで焼いたもの)を買って食べた。1元(約13.6円)。これが今日の朝ご飯。
大柵欄を歩くついでに「天福茗茶」でお茶を買う。すぐ近くに老舗の「張一元」というお茶のお店があるけど、私はいつもここで買う。いつも、大量のお茶を買うので、奥に案内されて茶芸を見せてくれるのだ。今回も2kg近くのお茶を買い、お茶とお菓子をご馳走になった。
その後、記憶を頼りに胡同を歩きつづけていくと、2年前に見かけた猫がいた。真っ白な体に左右色の違う瞳。あのときはおばあさんがそばにいて、「写真を撮っていい?」と聞くと、「1枚1元」と言われたんだっけ。ふとそのことを思い出して近づいていくと、猫のそばにいたのは、あのおばあさんではなく、違うおばさんだった。あのおばあさんはどうしちゃったのかな? おばさんは「ほらね、目の色が違うんだよ。珍しいだろ?」と猫を存分に見せてくれた。ありがとう。でも、もういいよ。(^^;
そのままぶらぶら歩き、無事に琉璃廠にたどり着いた。ここではとく買うものはないけど、清の時代の街並みがそのまま残されているので雰囲気がいいのだ。とにかく無意味に歩き回る。そのうちにちょっと疲れてきたので休むことにする。休むと言えば……スタバでしょ?
ということで、バスで西単に移動。いつものようにスタバでフラペチーノを飲んでしばし休憩。確かにスタバは高い。フラペチーノ1杯が25元もする。こういうところで私が休憩することに、賛否両論あるだろう。「そんなもったいないことしないで、もっと節約したら」とか「同じ金額を出すならホテルにでも行ったら」とか「もっと中国的な茶館で休憩すれば」とか、いろいろな意見もあるに違いない。そのいずれももっともだと思う。だけど、旅の途中でホッとできる場所。そういう場所を見つけるのは、決して容易ではない。でも、ここなら寛げるということがわかっているので、ついつい寄ってしまうのだ。私ももう、決して若くはない。できるだけ無理はしないように、と決めているのだ。
たっぷり休憩したあとは、タクシーでホテルに戻る。何しろ荷物が増えちゃったからね。ホテルに戻ると、またポーターのお兄ちゃんに明日の朝のタクシーのことを確認された。ありがとう。もう十分わかったから。(^^; 部屋に帰ると、ちょっと頭がふらふらする。やっぱり病み上がりなのにちょっと無理しすぎたかな。
4時くらいまで休憩してから、王府井まで食事に出かけることにした。途中でお土産をまた買い込み(北京ダックとか。どうやって持って帰るつもりか?)、東方新天地までたどり着いた。本当は、夜市で晩ご飯にするつもりだったけど、座って食べたくなったので、ここの美食街でよさそうな店を探す。すると「新食代」というフードコートを発見。これ、大連の太平洋百貨にもあったな。よし、じゃあ、これだ。ここで食べよう。ぐるぐる回って、おいしそうなものを探す。大抵のものは10〜20元だ。冷麺、炒飯、餃子、鉄板焼き、小吃など、いろいろある。「麺が食べたい!」と思いながら、自分の猛烈な空腹に気付いてご飯ものを物色してしまう。結局、香港風の焼き飯セットを注文。量が多くて食べきれなかったけど、まあまあの味だったかな。
さてさて。昼にもらったスタバのタダ券(タンブラーやマグを買うと1杯無料券がもらえるのだ)があるので、帰りにマンゴーフラペチーノと取り替えてもらった。これをずるずる飲みながらホテルに戻り、明朝のチェックアウトについてホテルで尋ねる。何しろ朝5時に出発なので、そんな時間にチェックアウトが可能かどうか心配だったのだ。聞いてみると大丈夫だというので、安心した。部屋に戻って着替えてから、足底マッサージをしてもらいに地下まで降りた。ここ数日の疲れでかなり脚はむくんでいたけど、マッサージのおかげですっかりラクになった。
明日はいよいよ桂林。朝の出発も早い。今夜は早く寝よう。
本日の歩数は18781歩。

(旅行中の日記に加筆修正したものです)


前門あたりの路上果物屋さん。
結構種類が豊富。
昔はこんなになかったよ。


大柵欄を散策する。


お茶の老舗「張一元」も
最近はペットボトルを売り出した。


胡同で見かけた猫。
ちょっと目つきは悪いけどフレンドリー。


胡同(路地)をぶらぶら歩く。


清代の街並みを再現した琉璃廠。
筆や硯、書画などを売っている。
お土産がいろいろそ揃う


露店で見かけた毛沢東バッジ。
結構いろいろな種類があるようだ。


北京のスタバでタンブラーを購入。
これでドリンク1杯サービス。


東方新天地の美食街で夕ご飯。
量が多くて食べきれない…


洗面器のような大きさの丼に
なみなみと麺が入っているので油断できない。


 

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