chineko's delicious days

 


■ 71日(土) 今日もたくさん食べました♪

今日は昼頃新宿に出かけてトル子さんと待ち合わせ。トルコ旅行のあれこれをご指導願うのだ。で、まあその前にちょっと早く新宿に着いて ZARAでバーゲンセールのお買い物。さすが始まったばかりということで試着室も会計も長蛇の列。とりあえずタンクトップとロングスカート、パンツだけチャチャッと選んでカードで会計。だって給料日もボーナスもまだなんだもん。
で、トル子さんと合流してサムラートへ。カレーとナンを食べながら、トルコ旅行の心得を教えていただく。うん、しかしウマイな、このナンは…… そして、場所をcafeユイットに移してこちらでイスタンブールやアンカラの歩き方、エスキシェヒルでの合流方法などを確認。おいしいお店もあちこち教えていただいた。さっきのサムラートが総論なら、こちらのユイットでは各論を指南いただく(感謝です。>トル子さん)。こうなったら、何が何でも楽しい旅行にしてみせますよ!
そして、一旦帰ってきて仕事。テストを作って、成績の処理をして……
んでもって、夜はホルモン本舗。今日は白センマイ刺し、ノドガシラ、タン、ガーリックホルモン、ハラミ、ガツ芯、小ライス、ビール2杯にサンザシサワーで5415円でした♪
そういえば、私が入店したとき、座敷から出てきたカップル。網の交換をしたとき、肉がポロリと男の膝に落ちてジーンズがちょっと汚れたらしい。「火傷はしていないので大丈夫」と言ったくせに、「お気に入りのジーンズが汚れたからクリーニング代をよこせ」とアタリ屋ぶりを発揮したらしい。お店の方でクリーニングするというのを断って、「自分でクリーニングに出すから示談金をよこせ」と青臭いことを言ったらしい。そして店を出たとたんに店に電話をかけてきて、「火傷をして病院に行かなければならないうえに仕事も休まなければならないので金をよこせ」と大馬鹿なことを言ってきたらしい。「医師の診断書をお持ちください」と言うと、「面倒くさいから診断書はもらわない」とまた大馬鹿なことをほざいたらしい。本当にただのアタリ屋である。で、「ちょっと電話をかわりますので」と言ったとたんに電話は切れたらしい。……ちっちゃい男だよな。だってさっき、普通に歩いてたもん。全然火傷してるふうじゃなかったよ。そんな難癖をつけて金をふんだくろうなんて、その根性が浅ましいよな〜
まあ、そんなこととは関係なく、今日もホルモンはおいしかったです。さあ、これからお風呂に入ったら、ワインを飲むぞ〜♪


サムラートのランチ。


cafe
ユイットのドリンクたち。


白センマイ刺し。
これがおいしいの〜♪


豚タン。
撮る前に七輪に乗せられちゃった……


豚タンはこんな感じで焼けてます。
アツアツでウマ〜♪


ノドガシラ。
これはお決まりなのだ!


ガーリックホルモン。
貝のような食感が美味。


こちらも網の上で焼けてます。
早く食べた〜い!


ハラミ(手前)とガツ芯(奥)。


ご飯に乗せていただきま〜す♪

 

■ 72日(日) ちょっと気味の悪いこと

最近、土曜日から日曜日の深夜にかけて毎週必ず公衆電話から無言電話がかかってくる。私が出ると電話は切れる。ものすごく気持ち悪いんですけど。
今度かかってきたら警察に相談してみようかな……

 

■ 76日(木) 朝顔市

今日は入谷に寄って「割烹 さいとう」。友人と行く予定だったんだけど、体調が悪いということでドタキャン。なので、私一人で行ってきました。(^^;) なんとまあ、昨日は朝顔市もやっていてかなりのにぎわっていました。外国人のお兄ちゃんも、うれしそうにシャッターを切ってました。
ということで、朝顔市の風景と、さいとうのウニ丼(850円)。ウニ丼は意外と普通でした。これ、大盛りにできないかな?


朝顔まつりと七夕まつり。
実は初めてなんだよね……


屋台もかなり出てました。
これは餡儿餅。


ちょっと変わった朝顔も咲いている。
2000
3000円くらいで
結構なお値段です。(^^;


一面の朝顔。


さいとうのウニ丼。
ウニも結構入ってます。
でも、もっと欲しい!


今日はイチゴフラペにモカソース。

 

■ 77日(金) ネズミパン

今日は、昨日買った90cmの「超〜ロング」パンを友人に渡すため新宿で待ち合わせました。ついでにわちふぃーるどの夏イベントも今日からなのでたっぷりお買い物(年4回あるイベントでお買い物をするとノベルティグッズがもらえます。私も友人もかなりはまってるのでこの数年でそれぞれ50万くらいつぎ込んでるんじゃないかという噂……)。
で、買い物のあとで、ちょっと遅めの昼ご飯。新宿ルミネESTの地下でガパオを食べました。ついでに果香で台湾風カキ氷(日本サイズ)を食べちゃました。んま〜〜〜♪ これ、日本サイズも相当大きいんだけど、台湾サイズはすごく大きいのよ。
食事のあと、友人と別れて、私は仕事へ。(^^;) 夜、帰ってきてから昨日のパンと、今日買ったネズミパンを食べました。ネズミパンにうちのネズミを対面させたんだけどちょっと怖がってました。なぜ? アンタの方が大きいのに。やっぱりまぐっちはビビリ〜なんだ。。。


アジアンスパイスのガパオ。


果香のマンゴーカキ氷。


ほら、ネズミパン。
かわいいでしょ〜♪


でも、大きさがこんなに違う……
同じ値段なのに…なんで???


ちょっと偉そうなまぐっち。
大きさは一緒だねえ。


尻尾をもらって大喜び。
おいしいでちゅか〜?

 

■ 78日(土) 仕事という名のボランティア

今日は、私の通っている高校のうちの一つで「体験入学」というのがありました。ようするに、中学生を集めて、体験授業を受けてもらうというもの。私は休日出勤な上に代休ももらえないので仕事とは名ばかりのボランティアである(市民講師や外国人のアシスタントだと報酬が出ます。非常勤講師は勤務日以外の勤務が認められていないので土曜日は勤務対象外ということで報酬が出ないんです)。
一昨年は30人近く集まったのに、去年は6人、そして今年は5人(←中国語受講者)。他の講座も年々減ってるみたい。この学校は単位制高校なんだけど、最近都立では単位制高校が増えているから魅力がなくなってきたらしい。受講生があまりに少ないと盛り上がらないので現在中国語を選択している生徒にお手伝いをお願いした。で、10時半〜12時までの90分の体験授業。受講者の感想に「90分は短かった」とあったので多分楽しんでもらえたことでしょう。最後にちゃんとお土産(中国茶と中国菓子)も配ったしね。(^^;)
後片付けのあと、手伝ってくれた生徒を連れて昼ご飯を食べに行きました。いつもは私がご馳走するんだけど、今日は外国人アシスタントのエンちゃんが「今日お金がもらえるのは私だけだから」と言ってご馳走してくれました。ありがとです。>エンちゃん
(去年は生徒が7人くらい手伝ってくれたので、結構な赤字だった。(^^;)
ところで。
忘れていたけど、昨日は七夕でしたね〜 私は田舎の出身なので、こういう行事は月遅れでする習慣です。雛祭りは43日、端午の節句は65日、七夕は87日、お盆は815日。なので、あんまり実感がなかったのですが…… JR板橋駅に七夕飾りがあって、そこには願い事を書いた短冊が鈴なりになってました。何気なくその短冊を見たら、「長い休みがほしい」と書いてありました。……そんなことは会社か上司に言えよ。そんな願い事をされても牽牛と織女は困るであろう。その近くには「筋の通った女になりたい」と書いてありました。……じゃあ、なれよ。それは願ったからってなれるもんじゃないだろう。自分で努力しろよ。最近は不遜な願い事が増えたみたいですね。


朝は学校のそばのスタバで
チョコドーナツの朝食。


ムルギーのナシゴレン。
辛くしてもらったのだ!


こちらはムルギーカレー。
ご飯の盛り方が素敵。
エンちゃんは辛くしてもらってました。


サービスでグレープ&アセロラジュース。


晩ご飯は牛スジで肉じゃが。


ご飯にのせてもおいしい。

 

■ 710日(月) 「ペチカ」

今日はお昼に新宿を通ったので、前から行ってみたかったロシア料理の「ペチカ」に行ってきました。ここは平日&土曜日は980円でランチバイキングを展開。好きなだけピロシキやつぼ焼きが食べられるってわけ。で、行ってみたのですが。今日のメニューは
 ・つぼ焼き(3口サイズでほとんど具はない)
 ・チキンストロガノフ(え? ビーフじゃないの?)
 ・豚肉と玉ねぎの炒めたもの(吉野家の豚丼の具とほぼ同じ)
 ・ドリア(普通のドリア)
 ・スパゲティ(ナポリタン)
 ・ニシンのマリネ
 ・レタスサラダ
 ・白パン
 ・ピロシキ
 ・ボルシチ
 ・さつまいものポタージュ
 ・ドリンク
でした。うーん、ドリアもスパゲティもロシアの味がしないよ。つぼ焼きはおいしいけど具がないし。(T_T) 豚肉と玉ねぎなんて、隣のテーブルからも「なんでロシア料理に来て吉野屋食べなきゃ行けないわけ?」という声が聞こえてきました。ピロシキはもう冷め切っていて油がしたたってるし……(T_T) さつまいものポタージュは結構おいしかったんだけどな〜 ニシンのマリネも珍しくてよかったんだけどな〜 値段を考えればアレだけど、今日のメニューは完全に失敗でした……
帰りに京王でスカーフを1枚購入。ほら、トルコはイスラム99%だから。一応髪を隠すスカーフくらいは持っていかないと。(^^;)
で、帰ってきてから紫蘇ジュースを飲みました。そう、梅干用に使った紫蘇の残りで紫蘇ジュース。きれいな色に出来上がってうれし〜♪ 味もGOODです。ぜひ、お試しを♪


盛り付け失敗!
ストロガノフが……(T_T)


ニシンのマリネとピロシキ。
せっかくのピロシキなのに……


つぼ焼きは見た目は大きい。


でも、中身は3口で終わっちゃうの。
具も入ってないし。
ちょっともったいないよな……


さつまいものポタージュ。
さらっとしてます。


スカーフを買ってきました。
一応シルクなの♪


晩ご飯は残り物で。


紫蘇ジュースです♪

 

■ 712日(水) とうとう決まっちゃうのか……

教員免許が10年更新制になるんですね。薬剤師の免許も更新制だから教員免許も更新制になってもいいんですが…… でも、問題は期限切れ前の2年間に30時間の講習を義務付けるってところ。私の場合講師だから、1週間、朝から晩まで目いっぱい授業が入ってるわけですよ。で、その合間、合間に授業の準備をするんだけど、講習が入っちゃったら124時間では足りなくなるな〜、と思うんだよね。ただでさえ現職の教員(教諭と講師)は生徒による授業評価や管理職による授業観察(←これでランクが決まる)があるのに、この上に講習か〜 産休や育児で一旦職場から離れた人は講習&更新の関係で教職に復帰するのは難しくなるかもね……
で、話題は外れますが。教員免許はちゃんと専門に分かれて取得して取得した教科しか教えられないのに(特例はある)医師免許は専門に分かれてなくて、免許さえ取得すればどの科でもOKというのは何故なんでしょう? 基本的な知識・情報・技術を証明する医師免許と自分が専門とする科の免許の両方を義務付けた方がいいと思うんだけど。だって健康診断に来た医師に自分の体の変調などについていろいろ質問したけど、「さあ? それは私にはわかりません」「そんな症状は聞いたことありません」って処理されちゃったんだよね。


天使の卵。
7
年前、相当な覚悟で買った。(^^;


本日のニャンコ(3匹目)。
愛想はなかったけど。


晩ご飯。
そろそろ冷凍庫の整理を……


梅干がいい色になってきました。
さて、どこに干す?

 

■ 713日(木) 通勤費に関する謎

私のように非常勤の講師の場合、交通費は回数券の金額で支給されます。 たとえば190円区間なら[1900円÷11回=172.7円]なので172円支給されます(端数は切り捨て)。バスの場合は5000円のバスカードを買ったものとして計算されます。# 5000円のバスカードは5850円分利用できるので、200円区間の場合、[200円×5000円÷5850円=170.9]なので170円支給されます。また、たとえ通勤先に、より近い駅があったとしても、その駅に到達する直前に料金が1つ上がる場合は、手前の駅までの交通費しか支給されません。
そりゃあ国民の皆様、都民の皆様の税金から支払われるわけだから、少しでも無駄は省くべきでしょう。でもねえ、5000円のバスカードを買ったって、そう都合よく使い切れないんですよ。だから5年前に余ったバスカード(その学校にはその後行っていないので)がまだ残ってます。(T_T)
回数券だって、そう都合よく使いきれるわけじゃないし、私のように通勤している学校が多いと、京王線の回数券を2種類、東京メトロの回数券を2種類、JR線の回数券を3種類、都営地下鉄の回数券を2種類、さらにパスネット(東京メトロと都営地下鉄の乗継ぎがある)という 10種類のものを持ち歩かなきゃいけなくなるわけです。週の出勤回数の多い学校だと回数券は1週間でなくなるし、買い忘れちゃったりすると、結局は手持ちのSuicaやパスネットで
支払うことになっちゃうわけです。で、パスケースが膨らんでどうしようもないので、ここ数年は自分が損をしてるのを分かっていながら、回数券を買うのをやめました。どの路線でどの回数券を使えばいいのか分からなくなって混乱し始めたから。ようするに、私の頭が悪いわけね。京王線だけは6ヶ月定期を買ってるけど(出勤のない月は交通費が出ないから6ヶ月分買うと赤字だけど、3ヶ月ずつ買うよりも安いからね〜)。
で、この間、某高校の通勤費の額がおかしかったのでセンターに聞いてもらったら、それはセンター側のミスでした。東京メトロと都営地下鉄の乗り継ぎは、別々に回数券を購入する(190円+172円=362円)より、乗り継ぎ割引(290円)の方が安いのです。ところが、この乗り継ぎ割り引き料金をさらに回数券扱いで263円の計算にされてしまったので計算が合わなくなっちゃったんですね。 もちろん乗り継ぎ料金に回数券はありません。
さらに、別の学校でも支給額が足りなかったので事務室に聞きに行ったら、申請した通勤経路よりも安い経路があるという理由で別の通勤経路が認定されていました。(T_T) 申請した通勤経路と認められた通勤経路の違いは金額(30円)の違いで、それ以外は全て申請した通勤経路の方が理にかなってるんだけどな〜 京王線から五反野まで行くんだから、通勤時間も早くなるし、乗り継ぎ回数も少なくなるし、ラッシュも回避されるのに。で、ちょっと気になって確認したら、(自腹を切って)認められていない通勤経路を利用すると列車の遅延や労災は認められないんだそうです。え? そうなの? だって金額以外は全て申請した通勤経路の方が勝っているのに、ただ値段が安いというだけでそういう扱いになっちゃうの?自分で差額を払ってもダメなわけ? でも、仕方ないよな〜 乗り換え回数が多くて混んでいて時間がかかる電車より、乗り換え回数が少なくて、速くて、空いてて座れる路線の方が通勤には便利ですよねえ? だから労災はおりなくても(自腹を切ってでも)、私は申請した経路で通勤しますよ。>東京都&都民の皆様


北千住の「ライカノ」。
ランチがものすごく豊富です。


蒸し鶏ガーリックライス。


ついでにスタバでスコーン。
旨かった〜♪


晩ご飯は中村屋のピロシキ。
この間のリベンジって感じ?

 

■ 714日(金) あー、ビックリした〜

今日は授業がなかったので近くの調布駅まで行ってきました。それはね〜、今日がボーナスの日だったからなんです♪ 
私のメインバンクはりそな銀行なんだけど近所にないわけですよ。で、わざわざ電車に乗って調布まで。(笑) 通帳に記帳して(ムフフ……)ここ3ヶ月で他の口座から引き出して使っていた分を補填するためお金をドーンと引き出してから、お昼を食べに行きました。
今日の目的地は「出雲そば や久も」。一応島根出身なので出雲そばはプロな私です。でも、この店、随分前から知っていたのに「わざわざ東京で出雲そば食べなくてもね〜」と思って行ったことがなかったんですよ。でも、まあ、物は試し。行ってみました。
店内に一歩入ったところで、いきなり声をかけられました。
「○△※×ちゃん!」
げげ、ダレ? ふと見ると、大学時代の同級生が蕎麦を食べてました! 私の大学は文京区の大塚にあるんだけど。 確か彼女の家は北区かどこかそこらへんじゃなかったっけ? それがなぜ調布? なぜ出雲そば? 頭がぐるぐるしてきました。聞いてみたら、職場がこの近くで、昼ご飯を食べに来たらしいです。あー、ビックリした〜 しかも私、ノーメークだったよ(休日はいつも化粧しないのよ……)。で、肝心の出雲そばですが、出雲で食べるより値段が高くて蕎麦もちょっと細めのかためで都会的な雰囲気が漂ってました。出雲そばってもっと田舎くさくて泥臭い感じのものよ……
帰りに、ちゃんと別の銀行口座の補填も済ませました。


私の愛するボーナスちゃん。
君のおかげで
旅行ができるのよ〜♪


三色割子(1050円)。


店はこじんまりとしてます。


こちらが普通の割子そば。
こっちの方がおいしいかも。
でも、ちょっとぬるりとしてるの……

 

■ 715日(土) 今夜もホルモン〜♪

今日は月に一度の勉強会。で、夜は近所のホルモン本舗へ。(≧∇≦)ノ だって今、5周年記念でドリンク1杯につき100円、壷漬けホルモン1つにつき100円のキャッシュバックをしてるんだもん! そんなわけで、今日は、センマイ、ノドナンコツ、壷漬けホルモン、ギャラ芯、豚ハツ、Pトロ、小ライス、生ビール3杯で5340円。もちろんキャッシュバックが400円なので実際には4940円。ん〜、おいしかった♪


お昼はサンドイッチでした。
神戸屋、ウマ〜〜〜♪


トルコで星空を撮る練習。
マニュアルで撮ってみました。


ホルモン本舗の辛みそ。
これがおいしいんだよ!
いつも山ほどつけて食べます。


センマイとノドナンコツ。


久しぶりに壷漬けホルモン。
結構食感がいいのだ。


これも久々のPトロ。
今日は脂が少なめでGOOD


手前は豚ハツ。
脂肪が少なくてヘルシーなんだって。
貧血の人にもよさそう。


ケーキも買ってきて食べました。

 

■ 717日(月) 中華街で課外授業

今日は某高校の中国語選択の生徒を連れて横浜中華街に行ってきました。
そもそも、この高校では夏休みに各科目の補講をするんだけど、以前、日本史の補講で「江戸散歩」というのをやっていたのが非常にうらやましかったんです。みんなで東京の名所旧跡を歩いて、江戸の歴史や文化を知るという講座。これ、ぜひ中国語の授業でもやってみたいと思ったんですよ。横浜中華街に行って、中国の文化や歴史、食べ物などを知って、ちょっとだけ中国語も使ってみよう、みたいな感じで。
でも、私は一介の非常勤講師。非常勤講師は「授業」と「研修」しかしてはいけないので補講や課外授業、校外学習などはやってはいけないのです。だから、こういうことをやろうとすると専任の教諭を巻き込んで、その教員が責任者になる形にしないと実現不可能なわけです。で、問題はこういう責任者になってくれる人がなかなかいないこと。課外授業で水餃子作りをしようと思っても家庭科室を貸してもらえないくらいですから。以前は貸してくれたんだけど、数年前から一切不可になってしまったので最近はエンちゃん(ALTね)の自宅でやってます。
そういうわけで、今回は学校行事とは全く関係無しにプライベートという形で中華街に出かけることにしました。
中国語の生徒は12人いるんだけど、集まったのは5人。まあ、受験生だし、部活もあるし。 11時半に集まって、まずは食事。混まないうちにということで「大珍楼新館」に行ってみました。本館の方は行ったことがあったんだけど、新館は初めて。料理はそれなりにおいしかったし、今まで食べたことのなかったようなデザートにも挑戦したりして、なかなかよかったんじゃないかなあ、という感じです。やっぱり黒ゴマプリンが旨いわ。カスタード餡入り揚げ饅頭も旨かったけど。
そのあとは関帝廟やいろいろな店を覗いてあれこれウンチクを語る私。まあ、一応勉強だからね。(^^;) そして「横浜大世界」に入って京劇鑑賞。ちょうど西遊記の一部分を30分程演じてくれたので雰囲気が味わえてよかったかも。
そのあとも「果香」で杏仁豆腐を食べたりして中華街を堪能。お土産も買い、プリクラも撮って、みなとみらい線で帰ってきました。
こういうの、全部の学校でやりたいんだけどな〜 でも、私一人の力ではちょっと無理ですね。(T_T)


大珍楼のオーダーバイキング。
2
時間で2650円。


一人1000円ずつ集めて、
残りは私が出すことにしました。


点心もてんこ盛り!
みんなのお腹に消えていきました。


北京ダックも食べました。
みんなの食べたことないものを中心に。


仙草ゼリーと愛玉ゼリー。
どっちも台湾のデザートね。


「横浜大世界」では
昔のオモチャが展示されていました。


体が伸びたり縮んだりする鏡。
生徒たちには大ウケでした。
そういえば上海でも人気だったよな〜


ちょっと中も改装されたみたい。


京劇の1シーン。
こういうのが上演されるのを見るのは
やっぱりいいことですよね〜


一人二役()やってます。


ちょっと雑技も織り交ぜながら……


下の階はフードコートです。


果香の杏仁豆腐。
これがおいしいのよ〜♪


こちらは久龍。
果物の寒天よせね。

 

■ 719日(水) 劉の店&サンゴ

今日はHatsumiさん、KACOさん、mayさん、adaprioさんと錦糸町駅前の「台湾厨房 劉の店」に行ってきました。KACOさんは仕事の都合で食事を始める前にお店を出ることになってしまったのですが…… 
まずは前菜1575円というのを食べながらゆっくり料理を選びました。私は蜆のニンニク醤油漬けが食べたかったんだけど「本店にはあるけどここにはないの」と言われ断念。炒青菜(空心菜炒め)、三杯鶏(鶏肉のスパイシー鍋焼き)、葱油花枝(イカの葱生姜のせ)、扣肉飯、嚕肉飯、担仔麺というラインナップで攻めていきました。一品料理よりもご飯もの、麺類が多いのでどちらかというと一人でフラリと入って食べるのに適したお店という感じがします。
そして、二次会。ここでKACOさんが復帰。これまた錦糸町駅の東側にある「サンゴ」というお店へ。こちらはかなりディープなタイ料理が味わえるところで、ネーム(生ソーセージ)やソムタム、ラープなどをいただきました。よかった〜 この間からネームが食べたかったのよね〜 聞けばこれは豚肉、豚皮、塩、唐辛子などを混ぜて発酵させて作るらしいのです。豚皮のコリコリした食感が病みつきになりそうです。ソムタムやラープもmayさんのおかげで普通のタイ料理店では出てこないタイプのものを味わうことができました。
感謝です。>mayさん
そして、ごちそうさまです。>adaprioさん


前菜の3品。


半生状態がおいしいイカです。


三杯鶏は結構おいしい。


扣肉飯の豚角煮は
かなりやわらかく煮込まれていて
これはヒットです。


嚕肉飯の挽き肉には味がよくしみていました。


担仔麺は小さめの器で
成都で食べた清湯麺みたいです。
ちょっと塩辛いかな。


こちらはサンゴのネーム。
コリコリした歯ごたえが美味。


カムカヌンとソムタム。
これはディープです!


これはサービスで出てきたラープ。
歯ごたえがいい感じ。


こちらは左のものとはまた別のラープ。
子袋や豚皮が特徴的です。

 

■ 721日(金) トルコ1日目

いよいよ今日からトルコ旅行。飛行機が12:50なので、ゆっくり7時に起きて、8時半に家を出た。成田へは9:40発の成田エクスプレスだったけど、さすがウィークデーと雨の影響で、電車はかなり遅れていた。結局出発も到着も遅れて、成田空港第1ターミナルに着いた。そう、今回はトルコ航空なので第1ターミナルなのだ! うーん、やっぱり空港がきれいだ〜♪ 航空券とレンタル携帯電話(1105円という安さ!)を受け取って、早速チェックイン。スタバで軽く朝食をとってから、出国ゲートに進んだ。ちょうど夏休みに入るか入らないかという微妙な時期なので、空港内は結構すいている。もちろん出国ゲートもガラガラ。あっという間に日本を出てしまいました!(笑)
飛行機は予定通りに動き出し、無事にイスタンブールに向けて出発! でも、結構機内は揺れる。そりゃあ、そうだよ。だって雨だもん…… そんなわけで機内食のサービスが若干遅れたものの、飛行機は水平飛行に移行した。機内食はビーフかパスタが選べたので、私はビーフを選択。すき焼きっぽい味で、なかなかしっかりしたお肉です。パンは機内食にしては珍しく温めてあって、おかわりも自由。へえ、さすがトルコの飛行機だね。
食事が終わったらデジカメの時刻をトルコ時間に変更。トルコは現在夏時間なので、日本時間から6時間引けばよい。時計はいつものようにデュアルウォッチなので直す必要はない。スチュワーデスのおねえさんが、窓のカバーを閉めて回ると機内が暗くなってしまったので、そのまま私は寝てしまった。
しばらくして目が覚めると、前のモニターで「南極物語」のアメリカ版を上映していたので、ついつい見入ってしまう。犬の演技がいいんだな〜
トルコ時間で14時半頃、ケーキとサンドイッチとおにぎりの軽食サービス。私はちょっとおなか減っていたのでサンドイッチをもらった。到着時刻は18:51と出ている。あと4時間半か〜 今はシベリア上空を飛んでるみたいだな〜 そして、到着の少し前に2回目の機内食。今度はパスタでした。
飛行機がトルコに到着したのは18:5519:20には入国手続きも終わって、到着フロアに出てこられた。意外とスムーズだったかな。とりあえず、日本円をYTL(イェニ・テュルク・リラ)に両替しなきゃ。何しろ、初めてのトルコだから、取るこのお金なんて一銭も持っていないのだ。おとなしく列に並んで2万円ほど両替してみる。これで253YTLくらい。レートはまあまあってところだろうか。
さあ、今度は市内に向かわなければならない。う〜、メトロに乗るには地下に下りなきゃいけないのに、地下に下りるエスカレーターが動いてないよ〜 係の人に聞いてみたら、「外に出て、左に行くとエスカレーターがあるから」という。そっか、一度外に出なきゃだめなのね。こうして地下に下りれば、メトロの駅はすぐ。ここでジェトンと呼ばれるトークン(チケットみたいなものね)を購入。地下鉄でゼイティンブルヌまで行き、ここでトラムヴァイに乗り換える。ジェトン売り場の横に、アクビル(「賢いチケット」という意味で、これがあれば船、地下鉄、トラム、バスなどほとんどの交通機関で利用できる)売り場もあったので、早速40YTL(内、6YTLは保証金)でアクビルを手に入れた。これがあれば市内を移動するのも便利、便利。
空港から、ホテルのあるスルタンアフメットまでは乗換えを含めて約50分。意外と近いかな。スルタンアフメットでトラムヴァイを下りて、スーツケースを引っ張って歩いていたら、早速あちこちから客引きがやってきた。無視して歩いていると、それでもガッツのあるオヤジが先回りして着いてきていた。ひぇ〜! 「私はツーリスト・インフォメーションの者で、フリーガイドだよ。ホテルはどこ?」と聞いてきた。アヤシイ。無視しても、ずっとついてくる。仕方ないのでホテルの名前を告げると、きちんと正しいホテルまで道案内をしてくれた。意外といい人だったの? 「明日、朝9時にインフォメーションにおいで無料の地図とガイドブックをあげよう。そのあと、チャイを飲みに連れて行ってあげる」というので、一応約束だけして別れた。
ホテルのチェックインはあっという間にすんだので、大通りま晩ご飯を食べに行くことにした。今日は最初で右も左もわからないから、トル子さん(トルコ通で、今回の旅行でお世話になる&なった人)に教わったキョフテ屋さんに行ってみる。もう夜の9時をとっくに過ぎているというのに、店内は人でいっぱいだ。なるほど、人気のお店なのね。早速、アイランとキョフテ、そしてピラウを注文。アイランは塩味のヨーグルトドリンクで、ちょっと微妙な味だ。でも、これは肉料理に合いそう。これさえ飲んでおけば、お腹の調子もよさそうに思える。アイランを飲んで待っていると、キョフテとピラウがやってきた。キョフテは小さめのハンバーグという感じ。結構やわらかくて、臭みはない。これならいくらでも食べられるかも。ピラウもパラリとして、塩加減がちょうどいい。いいねえ、トルコ料理は。
帰りにビールと水を買い、露店で買ったドンドルマを食べながら戻ってきた。トウモロコシがおいしそうだったな〜 さあ、今日は疲れたし、のんびりお風呂に入って(←小さいホテルだから浴槽はなくてシャワーだけだけど)ビールタイムにしましょう。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


成田空港第1ターミナル南ウィング。
うーん、きれいになりました。


今回はトルコ航空(JALとの共同運航便)
での渡土となります。


機内はこんな感じ。
結構ガラガラなの〜


アメニティグッズも充実。
靴下はちょっとうれしいかも。


あんなに警備が厳しいのに
なぜ金属のナイフが……?


お待ちかねの機内食。
わーい、ビーフだよ〜♪


こちらは軽食サービスのサンドイッチ。
おにぎりやケーキもありました。


トルコ到着直前の機内食。
トルテローニでした。


空港から市内へ向かうメトロ。
こんなところにタイルが使われています。


こちらはトラムヴァイ(路面電車)。
20
時半なのにこの明るさは何?


ホテルの近くのキョフテ屋さんで
まずはアイランを飲んで乾杯です。
キョフテが楽しみ〜〜〜♪


こちらがそのキョフテ(ミートボール)。


おしゃれなカフェが並んでいます。
でも、もうお腹いっぱい……


ライトアップされるブルーモスク。
毎晩ライトアップのショーが行われます。


こちらはアヤソフィア。
夜は一段と美しい。


屋台で買ったドンドルマ(アイスクリーム)。
1YTL
(約80円)でした。


ホテル近くのスパイスショップにいた
ボンジュクちゃん。


夜のマルマラ海もきれい。
明日はここでご飯です。

 

■ 722日(土) トルコ2日目

ホテルの朝食は7時からということだったので、朝6時に起きた。ささっと身支度を整えて屋上のレストランに行ってみると、キュウリにトマトにオリーブというトルコらしいものが並んでいた。適当に選んで皿にのせ、外のテラスに出る。あ、ドリンクを取ってくるの忘れちゃった! アップルタイザーをグラスに注ぎ、テラスに出たところで事件は起きた。……犯人はカモメだ。私のパンやハム、チーズをごっそりと持っていかれてしまった…… 仕方ないので、もう一度やり直し。(^^; でも、今度は気をつけていたので、カモメに狙われることもなく、無事に朝食タイムは終了。
のんびりした朝食を終え、8時頃に外に出かけた。ホテルのフロント係は、昨日の人も今日の人も私の子を「マダム」と呼びかけるんだけど、一応私は未婚者ですから。(^^;
で、まずはブルーモスク。スルタンアフメット・ジャーミィというのが正式な名前だけど、日本人にはブルーモスクの方がなじみがあるかも。中に入ってみようかな、と思っていたら、ゴンザレスという若者が声をかけてきた。ガイドブックを買わないかというのだ。「要らない」と断ると、ブルーモスクを無料で案内してやるという。首をかしげながらついていくと、モスクのミナレット(尖塔)やモザイクなどについて、いろいろ説明してくれる。建物内のタイルは、それはそれは見事であった。でも、最後がいけなかった。ゴンザレスは日本語を話すカーペット屋を私に紹介したのだ。ちぇっ、こいつも客引きか? とりあえずカーペット屋には「約束があるので」と断り、ゴンザレスとも別れようとすると、「ガイドをしたからチップをくれ」と言い、20YTL請求してきた。20YTL? なんでそんなに? あなたの説明にそんなに価値がありましたか? あまりに馬鹿馬鹿しいのでそのまま無視して行こうとすると、「冗談だよ。10YTLでいいから」と言う。まあ、これ以上つきまとわれても困るし、10YTLくらいなら妥当かなと思ってお金を渡しておいた。畜生、もう二度と引っかからないぞ!
そして9時にツーリスト・インフォメーションを覗いてみたが、昨夜のオヤジはいなかった。インフォメーションのおじさんに「日本人は騙されやすいから気をつけて」と言われた。なるほど、やっぱり昨夜のオヤジはカーペット屋の客引きか。大いに納得である。
さて、そんなこんなで、今度はアヤソフィアに向かう。向かうと言っても、旧市街のほぼ々場所に観光地が密集しているので、移動はほとんどしない。チケットを買って中に入ると、その天井の高さに驚かされる。もともとギリシャ正教の教会だったこの場所も、トルコの支配下ではモスクとして使用されたという。修復中の箇所があったのが残念だったけど、この建物はいつまでも残しておいてほしいものである。
続いては地下宮殿。ここは掘っていたら偶然出てきたという地下貯水池。夏でもひんやり涼しい。魚の泳ぐ水面を眺めながら、暑さを忘れてしばし涼むことにした。
ちょうどこのあたりで昼ご飯のことを考える時間になった。できれば観光は今日全てすませておきたい。そうすれば、あとはのんびり買い物に専念できるもんね。というわけで、トラムに乗ってガラタ橋へ。ここは上下2層の構造になっていて、上が橋、下はレストランとして利用されている。昔のガラタ橋は消失してしまったが、それでもなお昔の面影も残っているという。以前はガラタ橋付近にサバサンド売りの船が出ていたというが、現在は景観を守るために禁止されている。そこで周辺の露店ではドネルケバブに加えてサバサンドも売り出すようになった。私は橋の下層にあるレストランでのんびり金角湾を眺めながらサバサンドとコーラの昼ご飯を食べることにした。サバサンドは、その名前とは違ってカツオがはさんである(トルコ語では「魚サンドイッチ」と呼ぶ)。レモン汁をたっぷりかけてパンにかぶりつく。この豪快さがトルコなのだろう。「ちょっと大きいかな」と思ったパンだったのに、ペロリと食べてしまった。
さあ、午後はトプカプ宮殿だ。「トプカプ」なんて名前だけでもウキウキしてくるではないか。中に入ると、ちょうどハレム・ツアーが始まる時刻だった。トプカプ宮殿といえばハレムが有名で、入場は別料金になっている。しかも30分ごとだか1時間ごとだかにまとまってツアー形式で観光をするのだ。ちょうどいいタイミングだったので、私もツアーに滑り込み、早速中に入る。「ハレム」なんて名前を聞くと、大勢の女性が閉じ込められていた薄暗い場所を想像していたけど、とんでもない! 豪華絢爛としか言いようがない。美しいタイル、明るい部屋、きらびやかな風呂やマッサージ室。ハレムに入れるのは幸せなことなのではないかと、つい思ってしまう。十分ハレムを堪能したところで宮殿の庭園に戻り、今度は秘宝館に入る。写真撮影不可が残念なくらいに素晴らしい宝石の数々…… いいなあ、あれ、相当な価値があるんだろうなあ。スプーン屋のダイヤモンド(ダイヤの原石を見つけた人は、その価値がわからなかったので、市場でスプーン3本と交換したらしい)なんかは手に乗せたらズシリときそうな感じだ。うう、写真に撮りたかったよ〜
そんなわけで午後の観光もたっぷり楽しんだら、結構疲れてしまった。一旦ホテルに帰って休憩だ。こんなとき、ホテルが近くにあるのは便利だね。休憩は1時間だけのつもりが、思いのほか疲れていたらしく、2時間以上寝てしまった。そりゃあ、朝8時から炎天下の中を歩き回ってたんだもんね。そんなわけで7時頃にごそごそ起き上がり、晩ご飯に出かけた。時間も遅くなったので、最初予定していた魚市場はやめて、アクサライに行ってみることにした。
ぶらぶら歩いてロカンタ(大衆食堂?)を見つけたので、ドネルケバブやビベル・ドルマス(ピーマンの肉詰め)などを指差し注文。ケバブはポテト入りで具沢、ビベル・ドルマスには米が入っている。ついでに頼んだグラタンみたいなのにはマッシュルーム、トマト、肉、ポテトが入っていておいしい。結構お腹いっぱいになっちゃったな〜
お腹いっぱいで満ち足りた気分のままスルタンアフメット駅まで戻ってくると、昨夜のオヤジがいた。「どうして今朝来なかったんだい?」と言うので「ちゃんと来たけどアナタはいなかった」と告げると、「ああ、そういえばロンドンからのお客さんに航空機のチケットを取ってあげていたからね」と言い訳しやがった! しかも「もうカーペットは見たかい? トルコのカーペットは素晴らしいよ。普通の店やバザールで買えば高いけど、私の知り合いの問屋なら安く買えるよ。チャイも飲めるし、行ってみよう」と言う。正直なところ、私は絨緞に興味がなく、このオヤジも胡散臭く、実際疲れてもいたので、とっととホテルに帰って休みたかった。そこで「行かない。絨緞に興味はない」と答えたのに、このオヤジはどこやらに電話をして、「OK、まだお店は開いてるって。さあ、行こう」としつこいことこの上ない。だんだん私もムッとしてきたので、「疲れてるから行かない」と言い放ち、そのままオヤジを無視してホテルに帰ってきた。うーん、やっぱりあのオヤジはカーペット屋とグルだったんだな〜
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


明けて、朝。
朝食は屋上のレストランで。


朝からたっぷりいただきます。
アップルタイザーがうまい!


トルコのお金です。
1
日で結構揃いました。


こちらがホテル。
この辺りはこんなホテルが並んでいます。


まずはスルタンアフメット・ジャーミィへ。


ブルーモスクとも呼ばれる寺院です。


中に入れば、その荘厳さにうっとりです。
細かな模様もそうだけど
天井の高さにも圧倒されます。


この模様だけでも見る価値がある。


眩いばかりの寺院内。


ブルーモスクの中庭。
ここからの眺めも素晴らしい。
空の青さによく映える。


おじさんたちが集まっていて
チャイをくれました。


陶器屋さんの猫。
インジ(真珠)ちゃんだって。


スルタンアフメット界隈の目抜き通り。
このトラムヴァイにもお世話になりました。
1
1.30YTLです。


開館と同時にアヤソフィアへ。


こちらも驚くほど天井が高い。


親指を入れたまま、
指を1週させて円を描くことができれば
望みが叶うといわれています。


アヤソフィアも複雑な歴史を持っていて、
イスラム寺院の様式になっています。


壊れかけのモザイク画。
1
1つタイルが貼ってあります。


天井のドーム。


アヤソフィアの祭壇。


アヤソフィア専属の猫。(笑)


青になると、人が動きます。


こちらは地下宮殿。
いわゆる貯水池だったところですが
怪しい雰囲気をたたえています。


なぜかメデューサの像。


ガラタ橋たもとのサバサンド屋さん。
カツオの焼けるいいにおい。


そしてこちらがサバサンド。
結構お腹いっぱいになります。


ガラタ橋は、下層にレストランがあります。
私はここでサバサンドを食べました。
上層では釣りをする人が……


これがスィミット!


宝くじ売り屋さん。
スクラッチですぐに結果がわかるらしい。
私も買えばよかったかも。


アクビルは便利です。


午後はトプカプ宮殿へ。
宮殿の城壁がまた素晴らしい。


中は緑の木々に覆われていて
暑さを忘れそう。(暑いけど)


こちらはハレムの中。


ハレムのトイレです。
意外と狭いのね。
お風呂もあります。


きらびやかなハレム。


きれいな女性がたくさんいたのね〜


宮殿は思ったより狭かった。
つい紫禁城とかと比べてしまうので。


宮殿内にはこんな場所も。
これはもうこのままなのかな〜?


トプカプ宮殿から眺める旧市街。
やっぱりいい眺めです。


晩ご飯はロカンタで食べました。
ビベル・ドルマス(ピーマンの肉詰め)が美味。

 

■ 723日(日) トルコ3日目

今日は日曜日。トルコのオフィスやバザールは、日曜日がお休みだ。だから今日はのんびり起きることにした。8時頃に起きて、ゆっくり朝食。そんなわけで、ホテルを出たのは9時だった。
バザールもオフィスも休みとなると、今日はあまりすることがない。新市街でのんびりショッピングでもする? ということで、トラムとテュネルを乗り継いで、イスティクラール通りまでやってきた。テュネルは世界で最も古い地下鉄の一つで、しかも距離が世界一短いのである。乗ればあっという間に終点に着いてしまうが、結構な上り坂になっているので、軟弱な私には必需品である。しかし、テュネルの駅は、普通のビルの1階にひっそりとあるので、あまりに普通すぎて気づかずに通り過ぎてしまった。しばらくうろうろして、ケバブ屋のおにいちゃんに教えてもらって、ようやく駅のありかがわかった。
テュネルを下りて、今度はノスタルジック・トラムに乗ろうとしたら、ちょうど線路の工事が始まったところで、トラムは走っていないらしい。仕方ないので、タクスィムまでてくてく歩くことにした。結構距離があるんだけどな〜 ついでにどこかで日本円を両替したいなあ。元手が結構減っちゃったもんな〜 でも、今日は日曜日なので銀行は開いていない。私設両替商を探さないと…… 結局イスティクラール通りをずーっと端まで歩いたけど、両替屋は見つからなかった。通りの端にあったスタバに駆け込み、ちょっと休憩。アイスアメリカーノは4YTL。日本とあまり値段がかわらないね。
タクスィムに着いてうろついていると、ようやく両替屋を発見した。3万円で385.5YTL。空港よりちょっとレートがいい感じ? これで買い物できるぞ! そこでメトロに乗ってオスマンベイへ。でも、オスマンベイに行っても、やっぱり休みの店が多い。本当に日曜日って休日なのね。(^^; そんなわけでタクスィムまで引き返しながら、途中にあったコンビニやスーパーに入ってみる。セブンイレブンなんかは日本のものより立派で、入口にテーブルと椅子があってカフェのようになっているし、おいてあるサンドイッチもどことなくおしゃれである。ほへぇ〜〜〜っ! 中にはちゃんとサロンまであるし。スーパーではチャイのグラスや生徒のお土産にするお菓子(150個!)を買った。お店の人も私の買い物を見て一瞬絶句し、「パーティーでもするの?」と聞かれちゃいました。(^^; しかし、荷物が重くなっちゃったな……
タクスィムまで戻ってくると、時間はちょうど12時。お腹も減ったし、マクドナルドの「トルコ限定メニュー」というのが気になったので、そのままマックに入ってみることにした。限定メニューは「マックトルコ」という商品。トルコ風のパンに、スパイスのきいたチキンかビーフが入っている。これが意外とおいしくて、日本でも発売したら売れそうな感じの味だった。サイドメニューのポテトも油っぽすぎず、しょっぱすぎずおいしい。トルコのマックはレベルが高いぞ!
イスティクラールを通ってテュネルの駅に戻る途中、さらにお土産を買ったので、さらに荷物が増えてしまった。ついでに魚市場に寄ると、ミディエ・タワス(ムールのフライ)を揚げているのを見つけた。これ、おいしいって言ってなかったっけ? 早速1YTL1本買ってみる。ムール屋のおじさんが、ミディエ・ドルマス(ムールのピラウ詰め)を1個サービスしてくれた。熱々のフライも、レモンを絞ったドルマスもおいしかった〜
とにかく荷物が重いので、一旦ホテルに戻って荷物をおいてから、またまた出かけてきた。今度はトラムでエミノニュに行き、ここからフェリーでユスキュダルに渡り、さらにフェリーを乗り継いでオルタキョイまで行こうという魂胆である。ところが、トラムは途中で止まってしまった。事故? 故障? とにかく全員トラムから下ろされる。いずれにせよ、下ろされた場所(スィルケジの手前)からエミノニュまでは目と鼻の先なので、そのまま歩いて埠頭へ。
フェリーに乗ってユスキュダルに行ってみると、ここから出ているはずのクズグンジュック行き埠頭が見つからない。仕方ないのでベシクタシュ行きに乗り、ベシクタシュからはバスでオルタキョイに向かうことにした。でもねえ、そうは言っても、私だって初めてのトルコなのよ。(^^; ベシクタシュについてバス乗り場を探したけど、見つからないわけ。とりあえずバスの運転手さんにオルタキョイ行きのバスはどれか聞いてみたら、「*%&#※%*#!(←トルコ語なので意味不明)」と言い返された。どうやら「ここではなくて、ロータリーの外のバス停に行きなさい」と言っているようだ。一応お礼を言って、通りに出てみるとバス停があった。待っている人に聞いてみると、オルタキョイに行くにはここでバスを待てばいいらしいということがわかった。しばらく待っているとバスが来た。「これに乗れ」と言っているようだ。バス通りは大渋滞で全然進まない。バスはドアを開けたまま走り、バス停のないところで人を乗せ、バス停ではないところで人を下ろしている。車掌のおじさんにオルタキョイに着いたら知らせてくれるように頼み、ぼんやりと外を眺めていた私。急に車掌のおじさんに「ここ、ここで下りなさい」と(多分)言われたので、首をひねりながらバスを下りると、果たしてそこはオルタキョイだった。大回りしたけど、とりあえず着いたからいいかな。
オルタキョイにはたくさんの屋台が出ていて、なにやら賑やかである。でも、残念ながら、みんなトルコ語しか話せないらしく、意思の疎通は最初から無理であった。(^^; おいしそうなものもたくさんあったし、面白いものもいろいろあったんだけどな〜
帰りはバスでタクスィムを目指す。渋滞している通りを抜ければ、あっという間に終点のタクスィムに着いてしまった。所要時間は30分くらいかな。隣に座ったおチビさんがかわいかったなあ。
イスティクラールに戻り、昼に立ち寄ったムールのお店に行くと、昼のおじさんがまだいた! 今度はフライを2本買うと、またまたピラウ詰めを1個サービスしてくれた。フライのうちの1本はパンにはさんでサンドイッチにしてくれたけど、私はパンがない方が好きだなあ。そのあと、ドネルケバブの店に入って、ケバブサンドを食べた。やっぱりポテトが入ってる…… 東京で食べるケバブサンはポテトなしなんだけどなあ。食後はデザート代わりにスタバのラズベリーフラペ。
そしてイスティクラール通りを歩ききり、テュネルの駅まで戻ってきた。今度はガラタ塔(すでにclosedで、入場を断られた……)を横目に見ながら坂道を歩いて下りる。カラキョイからはトラムで戻り、ホテルのすぐそばにある店でエフェスビールを2杯飲んで帰ってきた。イスタンブールは猫が多いけど、この店にも専属の猫がいて、客の食べている料理を「あれ、くれないかなあ」とでも言うような顔でじーっと見ているのが何とも面白かった。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


本日の朝ごはん。
まあ、毎日同じものだけど。(^^;


すぐ近くをTCDD(国鉄)が
走っています。


新市街に入ると
ヨーロッパ風の街並み。


世界でも最も古い地下鉄の1つ。
テュネルです。


しかも距離は世界一短い!


イスティクラール通りのお菓子屋さん。


道端にはテーブルと椅子。


やっと見つけたスタバ。


タクスィム広場。


これはピカチュウ?
トルコでも携帯は必須アイテム。
みんな持ってます。


さりげないメトロの入口。


スーパーのチーズコーナー。
さすが、いろいろな種類がある。
多分どれもおいしいんだろうな〜


セブンイレブンには
ちゃんとカフェコーナーもあります。


これがマックトルコ!
意外とスパイシーでおいしい。


午後になって賑やかになってきた
イスティクラール通り。


ナザール・ボンジュウは
魔よけのお守り。


これはクンピル。
ジャガイモにいろいろな具を混ぜたもの。
かなりカロリーが高そう……


どんどん伸びるドンドルマ。


ロカンタの店先。
指差しすればいいので注文も簡単。


プロフィテロル。
シュークリームのデザートね。


ユフカとチーズを重ねて焼いた
大きなボレッキ。
これを切り分けて食べます。


ムールフライ屋のおじさん。


揚げたてのムールは
サクッ、フワッ、トロッの三拍子。


ケバブサンド。
やっぱりポテトが入ってる。


スタバでドリンクを頼むと
名前を聞かれます。
これ、「チホ」って読める?


暮れゆくガラタ塔。


カラキョイの夜景。
どこを撮っても絵になる。
さすがイスタンブールだ!


ホテルのそばでビールを1杯。

 

■ 724日(月) トルコ4日目

雲一つないいい天気。今日ものんびり7時半くらいに起きて朝食。夜中ずっとバスルームの電気をつけていたら、電球が壊れたみたい。お掃除のときに取り替えておいてくれるといいなあ。しかし、学習能力のない私。今日も朝ご飯をカモメにかっさらわれてしまった……
今日も9時くらいに出かけて、まずはカパル・チャルシュ(グランド・バザール)へ。カパル・チャルシュというのは、「屋根付き市場」という意味で、3000以上の店が軒を連ねていると言う。そう、本当に広いのだ。これは迷子になるぞ〜! 自分がどっちに向かって進んでいるか覚えておかないと、絶対出てこられなくなる気がする…… 実際、迷子になりかけたけどね。基本的には絨緞やキリム、陶器、ガラス、衣類、宝飾品などが並んでいて、どこの店もあまり代わり映えはしない。ガラスで出来たランプがきれいだったので写真を撮ろうとしてカメラを構えたら、店のオヤジが出てきて「私の自慢のコレクションを見せてあげよう」としつこく誘われてしまった。私は写真が撮りたいだけなのに…… ちょうどフレームの中にお客さんが入っていたので、全員がフレームから外れるのを待っていると、「ね? チャイもご馳走するから。1分でいいから見ていって!」と言う。自慢のコレクションを見るのにたった1分ですんじゃうの? それはたいしたコレクションじゃないわねえ。(^^; でも、こっちの人は「1分だけ!」とか「2分だけ話をしよう!」と誘ってくる。1分や2分じゃすまなくなるくせに〜(^^; で、まあお店のオヤジを適当にあしらいながら、あちこちのお店を覗いていく。買う気がなくて見るだけの私にしてみれば、これほど見ごたえのある場所はない。買わないので気楽だ。本当に迷いそうになりながらいろいろな店を見て、外に出てきた。うん、中は別世界だったな。
さて、今度はエジプシャン・バザール。「スパイス・バザール」の別名を持つここは、スパイスやお茶、お菓子などが所狭しと並んでいる。匂いをかいだり試食したりして楽しんでいると、店のおじさんに「ハズバンドがいるかい?」と聞かれた。面倒なので「いる」と答えると、「僕にはチャンスがないのかい?」というので、「ない」ときっぱり答えておいた。(笑) そういえば、昨日トラムを待ってるときも若者に声をかけられ、最後は「ねえ、僕も君と一緒に行っていいかな?」と聞かれたっけ。「ダメ」ときっぱりお断りしたけど、トルコの男性はみんな口がうまいわね〜
さて。エジプシャン・バザールの中の、とある香辛料屋さんの前を通ると、珍しく日本語で話しかけてくるおじさんがいた(今まで声をかけてきた人は、基本的にみんな英語でした。トルコに来てから日本語を話す人には1人しか会ってません)。「ウチハ、ビンボーショップネー!」という怪しい日本語。きっと「安売りの店」とか「激安ショップ」とか、そういう意味なんだろうな。そのビンボーショップのオーナーにモモとコモモのマスコットを見せると大喜び! 「オォ〜、マイベイビ〜♪」と言って、モモとコモモを抱えた写真を撮ってくれと言われてしまった。どこに行ってもモモとコモモのマスコットは大人気だ。
エジプシャン・バザールの横には、観光客目当てではなく、イスタンブール市民相手の市場が並んでいる。コーヒーがあまりにいい香りだったので、つい200gほど買ってしまった。そして、昨日散々歩き回ったイスティクラール通りに移動。あまりお腹がすいていないので、魚市場の横にあるお店で、軽くボレッキの昼食。ボレッキというのは、ユフカという薄焼きパンにチーズを混ぜて型に入れて丸く焼き上げたものだ。ちょっともそもそするけど、味はまあまあ。わずか2.5YTLという安さです。次に魚市場を覗いてみると、昨日のおじさんがいない。日曜日だからかな? そこで昨日のムールとほかの店の食べ比べのつもりで、あちこちのムール屋でムールのフライを1本ずつ買って食べてみた。それぞれもちろん味が違っていて、ソースも微妙に違う。私は昨日の店のが一番好きかも。だってカキみたいにとろりととろけるんだもん。しかも揚げたてだしね。
トイレに寄ろうと思ってスタバに入り、アイスコーヒーを注文すると、今日もまた名前を聞かれた。昨日は馬鹿正直に「チホ」と答えていたけど、どうもトルコ人には聞き取りにくい名前らしい。そこで今日は「モモ」と答えてみると、カップにはバッチリと「MOMO」と書かれました。よし、トルコにいる間、私のスタバネームは「MOMO」だ!
さて、午後の予定はアクメルケズというショッピングモールでお買い物なんだけど、その前に日本の自宅宛にエアメールを出すことにした。というのは…「一昨年送った手紙が最近届いて、去年送った手紙がまだ届かないのよ〜」とトル子さんが言ったからなのだ。本当に日本まで1年もかかっちゃうの? それを試すために、自宅と友人のエンちゃんの家に葉書を出したわけ。1通が0.8YTL2通で1.6YTL。面倒なので10YTL札を出そうとしたら、細かいお金で出すように言われました。(^^; 一般にトルコの人はお釣りが多くなるような出し方は嫌いみたいね。
で、今度こそメトロに乗ってレヴェントまで移動。もちろんタクスィムからアクメルケズに直行するバスも出ているんだけど、アクビルのチャージもしたかったし(←メトロの駅に設置されている「アクビル24」という機械を使うと簡単にチャージできる)、新市街をぶらぶら歩いてみたかったからね。で、レヴェントまで行って地上に上がる。ふと見ると、駅の上に「METRO CITY」というショッピングモールがあった。うーん、じゃあまずはアクメルケズに行って、帰りにMETRO CITYかな。で……アクメルケズはどっちよ? とりあえず、ケバブ屋のおじさんに聞いてみる。「&%※$#*※@!」あちゃー、だから私はトルコ語はわかんないんだってば! でも、どうやら「このまままっすぐ行って、つき当たったら右に行って、さらに左に行くように」と言っているようだ。つまり、私の歩いている道で合ってるってことね。で、高級住宅街を通り抜けて大通りへ出ると、左へ向かった。そのまままっすぐ歩いていくと、道が2つに分岐している! さあ、困った!これは予想してなかったぞ。仕方ないので、向こうから来るおねえさんに「アクメルケズに行きたいんだけど」と話しかけると、「私、英語はわからないの。ごめんなさい」と断られてしまった。ここで見捨てられると困るので、今度は英語を使わず、ただ一言「アクメルケズ」を2回ほど繰り返した。すると「ああ、アクメルケズね!」とおねえさんの目が輝き、目の前の建物を指差してくれた。なーんだ、真ん前にある大きな建物がアクメルケズだったわけね。
アクメルケズに行ってみると、とにかく広い。入口で手荷物の検査を受けたら、中に入って、とりあえず店内地図を注意深く読む。……わからん。まず、方角がバラバラな上に、現在地が書いてない。しかも、自分が何階にいるのかすらわからないのだ。仕方ないので周りにあるお店の名前を頼りに、自分のいる場所と階数、そして方角を割り出す。で、目的のZARAの位置を確認。そう、私はZARAでバーゲン品を買うためにここまできたんです。(^^; とにかくZARAで春物のコートや、夏用のタンクトップなどを購入。バーゲンになっていないものは日本とそれほど値段が変わらないので、買うのはやめることにした。それにしてもびっくりしたのは、全身を隠しているイスラム女性が大きく胸元の開いた華やかなドレスを試着していたこと。いいの? 肌を見せていいの?
しかし、こういうショッピングモールにいると、ここがトルコだということを忘れてしまう。まるで日本にいるみたい。フードコートがトルコ料理のオンパレードなので、そのあたりで何となくトルコを感じる程度だ。そういうわけで、それ以外の店にはとくに執着もなく、またぶらぶらとメトロの駅に歩いて戻った。途中、バクラヴァのお店があったので入ってみた。1kgでどのくらいか聞いてみると、大きな箱1個分だという。そこで半分の500gを買うと、味見用に1個くれた。まだほんのりと温かいバクラヴァ。甘〜くてパリパリでおいしい!
そして今度は駅に隣接しているMETRO CITYをぶらつく。入っている店はアクメルケズとほぼ同じ。若干規模が小さいけど。地下にミグロスがあったので、飛行機で飲んでおいしかったチェリージュースを2本(合計2L!)買ってみた。う……いきなり荷物が重くなっちゃった。
帰りはオスマンベイで下りて、タクスィムまで歩く。勝手知ったる道なので、躊躇なく歩ける。途中、昨日見つけておいたトルコ航空のオフィス(昨日は日曜日で休みだった)に寄って、リコンファームをする。でも、窓口のおねえちゃんは「リコンファーム」が何のことだかわからず、「私の友達に聞いてちょうだい」と言い放つ。え? あなたの友達って誰ですか? 仮にも航空会社で働いているんだから、リコンファームくらい覚えておきなさいね。とりあえず、別の窓口でリコンファームはしてもらえたけどさ。
で、イスティクラールを通って、ホテルまで帰ってきた。ホテルの近くにある陶器屋さんに、ここのところ毎日顔を出していたんだけど、ここの店主のドゥルが私の知っている中では唯一日本語話せる人らしい。この店の猫と戯れながら、陶器の皿を何枚か買う。モモとコモモにお土産もくれたよ。
ホテルでしばらく休憩してから、8時くらいに食事に出かけた。今日はスルタンアフメット駅近くのキョフテ屋さんでシシ・ケバブを食べる予定。でも、思いのほかお腹が減っていたらしく、ケバブだけでなくピラウにサラダ、アイラン、コーラをペロリとたいらげてしまった。デザートにヘルワスも持ってきてくれたけど、さすがにそっちは全部食べられなかった……orz
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


本日の朝ごはん。
パンにハムと野菜をはさんで
サンドイッチです。


カパル・チャルシュ。


グランド・バザールの方が
日本人には馴染みがいいかな?
中には3000以上のお店が!


こちらは水タバコ。


イズニック風のお皿。
どれも色や形、模様がかわいい!
全部欲しくなっちゃう。


色とりどりのランプ。


素早い手さばきで
あっという間に絨毯が出来上がっていく。


いろいろな形のチェス。
チェス好きにはちょっと気になる。


エジプシャン・バザールの横にある
庶民派市場にて。


いろいろなピデもある!
おいしそうだな〜


エジプシャン・バザールには
香辛料がいっぱい!


トルココーヒーを入れるポット。
これでドロドロに入れるのね。


ヤギの皮を巻いた
大胆なチーズ。


ヤギの蹄ももちろん売り物。
どうやって食べるんだろう?


お昼は軽くボレッキを。
チーズが入っていておいしい。


スタバでは名前を聞かれたので
momo」と答えたら書いてくれました〜


これがトルコの郵便局!


新市街のレヴェント。
ここは高級住宅街。
大きな家が並びます。


アクメルケズは大きなショッピングモール。


駅のそばでバクラヴァを買いました。
ほんのりと温かいのを1
サービスにもらっちゃいました。


駅の上にあるMETRO CITY
ここも大きなショッピングモール。


モモとコモモはナザール・ボンジュウの
お守りをつけてもらいました。


暮れ行くブルーモスク。
この時間のモスクは
本当に敬虔な雰囲気を見せる。


ウサギ占いは12YTL


晩ご飯はケバブと豆サラダ。


きれいにたいらげたので
デザートのヘルワスも食べました。
これはちょっと甘いかな。(^^;

 

■ 725日(火) トルコ5日目

今日もゆっくりめに起きて朝ご飯を食べたあと、フロントで不在時の荷物預かりができるかどうかを聞いてみた。そう、明日はイスタンブールに一旦別れを告げ、旅行最終日前日に戻ってくる。そのとき利用するのが同じホテルなので、できれば大きな荷物だけでも保管しておいてほしいのだ。すると、答えはOKだったので、これで安心。
続いて」ツーリスト・インフォメーションでTCDD(テー・ジェー・デー・デー=トルコの国鉄)の時刻表がないか聞いてみたところ、ここにはないと言う。スィルケジ駅に行けば時刻表があるから、そこで時刻表を見てチケットを買うように言われた。そういうわけで、今日の午前の予定を大幅に変更。まずはスィルケジ駅に行くことに!
スィルケジ駅といえば、ヨーロッパからくる列車の終着駅。そう、オリエント急行の終着点だ。アガサ・クリスティもここを利用したんだって。中にあるカフェの名前も「Orient Express」。鉄道博物館も併設されていて、雰囲気もたっぷり。懸案の時刻表はチケットブースに大きく貼ってあり、購入もスムーズだった。てっきり朝8:35の列車かと思っていたら、10時発のを勧められてちょっとびっくり。そうか、着く時間は30分しか違わないんだもんね。それなら余裕のある10時発の方が便利だよね。
そして今度はスィルケジからカラキョイまで歩いて、フェリーに乗る。15分くらいの船旅でハイダルパシャに着く。デッキの椅子に座っていると本当に気持ちがいい。船酔いをしない性質で本当によかった。
向こうの方に見えていたハイダルパシャ駅がだんだん近づき、目の前で止まる。今日は一日のんびりできるので、ハイダルパシャ駅の下見もしておくのだ。そうすれば明日慌てずにすむからね。ハイダルパシャ駅は近代的な感じはするけど、モザイクやタイルが使ってあって、トルコらしい雰囲気をかもし出している。ちゃんと雰囲気を残しているところが立派である。
駅の中をぶらぶら歩いていたら、猫を発見! ほんと、どこにでも猫がいるねえ。猫と遊んでいたら、カフェのおじさんが手まねで「チャイを飲むかい?」と聞いてきた。彼は全然英語が話せないので、身振り手振りとトルコ語だけだったけど、とにかくチャイをご馳走になってしまいました。(^^; それにしても、私だって英語はそんなに堪能なわけではない! それでも言葉の通じない国を拙い英語で何とか旅していけるのは、中学校の頃にビシバシしごいてくれたT先生のおかげだと思う。授業は厳しかったし、緊張の連続できつかったけど、そのおかげで英語もしっかり覚えたし。「日本の英語教育はダメだ」なんて言われてるけど、なんのなんの、十分ですよ。話せて、ちゃんと意思の疎通が図れればそれでいいんだもの。そして私の場合は中国旅行で「外国語を躊躇なく話す」練習もしたしね。それにしてもトルコは中国よりはるかに旅しやすい。私話せるトルコ語の単語は、「メルハバ(こんにちは)」「ギュナイドゥン(おはよう)」「テシェッキュル・エデリム(ありがとう)」「エヴェット(はい)」「タマーム(OK)」くらいだけど、何とかなるもんね。
さて、ハイダルパシャからカラキョイに戻って、今日もイスティクラール通りへ(笑)。ここもずいぶん慣れたなあ。今日は仏蘭西小路を覗いたりしてから、魚市場へ。いたいた、いつものおじさんが! そんなわけで今日もムールのフライを2本。やっぱりおいしい! ついでにピラウ詰めの方も3個で1YTLだというので注文したら、おじさんがレモンを絞って、貝の上のピラウを片方に寄せてくれて、あろうことか私の口に全部ぽいっと入れてくれました。私の手が汚れないよう気を遣ってくれたみたいで、3個とも口の中に放り込んでくれました。(^^; なんだか鳥のヒナになった気分…… その後、ロカンタでキョフテとピラウを完食。これまたおいしくて、日本に帰ってからキョフテが恋しくなったりしないか不安です…… そして、いつものようにスタバタイム。なぜ毎日スタバに寄るかというと、それはトイレに行くため。スタバならゆっくりトイレに行けるからね。
そんなときにふと思い出すスパイスのこと。やっぱり香辛料が欲しいよなあ。辛いもの好きだし。それなら思い残すことのないよう、買いに行きましょう。というわけでエジプシャン・バザールへ。お店のおじさんたちの中には私のことを覚えていた人もいて、「また来たの?」「毎日来てるねえ」「エジプシャン・バザールが気に入ったのかい?」などと声をかけてくれました。中でもビンボーショップのおじさんは、「僕のベイビ〜たちはどうした?」と言うので、バッグの中からごそごそとモモとコモモを取り出すと、「おお、僕のベイビ〜たち! ほら、僕のベイビ〜だよ。かわいいだろ? さあ、写真を撮っておくれ!」と言って、全然知らないヨーロッパから来た観光客に無理矢理モモとコモモの写真を撮らせていました。おじさんったら……(^^; きっとあの観光客はあとで画像を削除したんだろうなあ。そして私はバザールの外にある庶民のための市場でお茶とスパイスを買って(←外の方が安い)帰った。
帰りにドゥルの店に寄ると、弟のオスマン君が「ぜひ一緒に夕食を食べにいこう」と誘ってくる。オスマン君は26歳のイケメンの若者である。最初はお断りしようかと思っていたが、結局晩ご飯くらいならいいかな、と思って一緒に出かけることにした。ホテルに戻って荷物をまとめ、7時にオスマン君と待ち合わせ。スルタンアフメット駅の裏辺りにある「メドゥーサ」というちょっと高級なレストランで夕食をご馳走になりました。オスマン君は結構な典型的なトルコ人。ロマンチストで、女性をほめまくります。聞いてる私の方が恥ずかしい。(^^; 「エスキシェヒルなんかに行かないで、僕と一緒にイスタンブールで過ごそうよ」「僕をイスタンブールでの恋人にしてくれない?」と言葉巧みに誘われても、その気のない私には彼の熱意は通じない。(^^; そんなわけで9時くらいにオスマン君をドゥルの店に送り届けて(←ぉぃぉぃ)、私は一人でホテルに戻ってきた。
さあ、荷物を整理しましょう。置いていくものと持っていくものがあるからね。明日は朝が早いから、今夜はさっさと寝ましょう。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


またまた朝ごはん。
かわりばえしなくてスミマセン。


ヨーロッパへつながる駅。
それがスィルケジ駅。


駅の中には自由に入れる。
ただし近距離線は改札がある。


長距離列車の方は
ホームを自由に歩くことができる。


駅内に鉄道博物館もある。
オリエント急行の世界が想像できる!


「オリエント急行」の名を持つ
駅内のカフェ。


フェリーでハイダルパシャへ。
桟橋をおりれば
まん前がハイダルパシャ駅。


駅内のチケット売り場。


駅の中も広々している。
アジアへの玄関口。
それがハイダルパシャ。


こちらは待合室。


私の乗る列車はこれ。


イスティクラールから
一歩入ったところにある
仏蘭西小路。


おしゃれなカフェが並んでいます。


壁の落書きも面白い。
こういうのを書いちゃうなんて
日本もトルコも同じだね。


お昼はロカンタで
キョフテとピラウを食べました。


TCDD
のチケット。
結構大きいよね。


晩ご飯は陶器屋のドゥルの弟
オスマン君と食べに行きました。
これが伝統的なトルコの食卓。


サラダにももちろんトマトを使う。


私はチキンを食べました〜


これはジェトン。
交通機関の切符です。
メトロとトラムは同じものらしいけど。

 

■ 726日(水) トルコ6日目

今日はエスキシェヒルに移動する日。ホテルのチェックアウトもあるので、早めに起きて、速攻で朝食。7時半にチェックアウトしたら、とくに部屋を確認されることもなく、ほとんどフリーパス状態だった。スーツケースをフロントに預けて、いよいよ出発。
トラムでカラキョイまで行くと、時間がちょっと早すぎたので、埠頭にあるカフェでチャイを1杯。時間を見計らって船着場に行くと、スィミット売りがいたので1個買うことにした。すぐ横にはポアチャというパイのようなものを売っているおじさんがいて、「ハムやポテトやチーズをはさんで食べるんだよ」と教えてくれた。とりあえずポアチャも1個買う。これが私の昼ご飯ね。
時刻はちょうど8時半。カドゥキョイ行きのフェリーが出るところだった。係の人に聞いてみたらこれに乗ってよいということだったので、とりあえず乗船。デッキの椅子で気持ちよく涼んでいると、だんだんハイダルパシャ駅が近づいてくる。そして……フェリーはハイダルパシャから離れていく。……やっぱり通過しちゃうのね。(T_T) 変だと思ったんだよな〜 すると、横からハイダルパシャだのカドゥキョイだのという単語が聞こえてきた。どうやら隣に座っているおばちゃんに、その隣にいる男の子が「ハイダルパシャにはどうやったら行けるのか」ということを聞いているらしいのだ。おばちゃんはトルコ語で「このフェリーはカドゥキョイに行って、そのあとハイダルパシャに引き返し、それからまたカラキョイに戻るのだ」と説明しているらしい。私もおばちゃんに「ハイダルパシャに行きたいんだけど」と言うと、トルコ語でさっきと同じことを説明してくれたあと、男の子に「この人もハイダルパシャに行くから、連れて行ってあげなさい」と頼んでいるようだ。そして船はカドゥキョイに着き、おばちゃんが船着場の係員にハイダルパシャに船が寄るかどうかを確認してくれた。そしておばちゃんは船を下り、私と男の子はそのまま船に残った。男の子はトルコ語しか話せなかったけど「カドゥキョイの次にハイダルパシャに停まるから、このまま乗っていればよい」という意味のことをぼそぼそ呟いて教えてくれた。果たして船はハイダルパシャに無事到着し、男の子は「ハイダルパシャだよ! あれが駅だよ!」と元気に指差した。
さあ、無事に駅に着いたから、今度は自分の乗る列車を見つけなきゃね。どのホームかわからなかったのでインフォメーションで聞いたら、7番ホームだと言われてうろうろ探していると、親切なおじさんが「これだよ」と教えてくれた。うーん、トルコの人って本当に親切だな〜 そんなわけで無事に「Başkent Ekspresi(バシュケント・エクスプレスィ)」を見つけることができた。
列車は6両編成で、3号車と4号車の間に食堂車がついている。だから実際の客車は5両分。列車の中は結構きれいで、青いシートに赤い絨緞。かなり素敵だ。しかもシートは広いし、前の座席との距離にもゆとりがある。窓ガラスにはトルコ国旗のマークがついている。発射までまだ時間があるので、食堂車のメニューをチェックしたりしてすごした。メニューは駅のレストランとほぼ同じで、値段もリーズナブル。これなら食堂車で食事してもよかったかも。
列車は若干遅れてエスキシェヒルに着いた。やっぱり日本くらいなんだろうなあ。列車が時間通りに動くのは。駅の待合室でしばらく待っていると、真っ黒に日焼けしたトル子さんが迎えに来てくれた。トル子さんは3ヶ月間の予定でトルコの遺跡を発掘しにきているので、私はこれから3日間ほど、その発掘隊の宿舎でお世話になるのだ。毎週水曜日が発掘隊の休日で、このエスキシェヒルまで休日を過ごしにくるらしい。そんなわけでトル子さんと合流後、町をぶらぶら歩き、カフェでデザートを食べ、さらにはチャイをカブガブ飲み、ミグロスの上にあるレストランで晩ご飯を食べてから、発掘隊の宿舎まで戻ってきた。
宿舎には数名の男性隊員と、11名の女性隊員(トル子さんを含む)、それに教授夫婦がいる。私は女性隊員たち(ほとんどがイスタンブール大学の学生)の過ごす女の子部屋にお邪魔することになった。部屋は……うん、女の子の部屋ってこんな感じだよな。つまり、雑然としていて、服が散らかっていて、汚れている。(^^; 別に私はかまわないけど。女の子の隊員の中に、今日が誕生日の学生さんがいて、みんなで誕生日のお祝いもしたりして、あっという間に夜が更けていきました。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


本日の朝食。
もう見慣れちゃった?


毎朝私の食事を奪いに来る
憎〜いカモメ。


ホテルから見えるブルーモスク。
こんなに近くなんだよね。
いい場所に宿をとりました。


時間があるのでチャイを1杯。


この列車で出かけます。
全部で6両+食堂車。


それぞれの列車に名前がついてます。
私が乗るのは3号車。


こちらが広々とした客車。


お昼は自分の席で
スィミットとポアチャを食べました。
ちょっと軽めかな〜


エスキシェヒルに着きました。
意外と大きな駅でビックリ。


鶏の胸肉を使ったデザート!
でも普通の冷たいお菓子だよ〜


こちらはアーモンドのプリン。
やわらかめのパンナコッタという感じ。


この小さな粒はオクラです。
オクラもトルコでは食べるのだ!


これは花嫁さんのスカーフ。
エスキシェヒルの街には
こういう飾りを置いているところが多かった!


こちらはスカーフの縁に縫い付けます。


晩ご飯に食べたイスケンデル・ケバブ。


トル子さんはピデを食べてました。
生地がパリパリしていて
トルコのピデは本当においしい。

 

■ 727日(木) トルコ7日目

6時に起きてパン、トマト、チーズ、オリーブの朝食。ばたばた食事をしたと思ったら、6:50にはミニバスで発掘現場に向かう。発掘作業の手伝いをしてくれる青年たちと7時に現場で合流し、早速作業開始である。ほかの人たちは街の中心部分の発掘現場を担当しているが、トル子さんはその周辺にあるらしい一般市民の住居跡を探しているのだという。メインの部隊とはちょっと離れたところで小ぢんまりと作業しているので、わりと和気藹々としたムードである。私の名前も一応「チネコ」で定着し、みんな「チネコ!」「チネ〜コ!」と呼んでくれる。トルコには「チネコップ」という名前の魚がいて、私の名前は「チネコ」の方が覚えやすいだろうということで決めたのであった。
10
時になると、一旦休憩。みんなでおやつを食べる。おやつは青年たちが持参したパンやケーキ、ジュースだ。しかもこのパンやケーキは彼らのお母さんたちの手作りだ。作りたてのふかふかしたパンは最高においしい。「これも食べてごらん」といって出してくれた、ポテト・ナス・ズッキーニのトマトソースはこれだけでパンのおかずになる! 男の子たちは気前がいいので、残ったパンは「これ、もって帰っていいよ」と袋ごとくれるのだった。
さて、10時半になって作業再開。掘っても掘っても成果が出ないので、私は一人でぶらぶらヒマワリ畑などを見に行く。戻ってくると男の子たちが「あっちには蛇がいるから気をつけたほうがいいよ」と教えてくれた。そーゆーことは最初に言ってください。(^^;
12
時になると午前の発掘は終了。私たちは宿舎に戻って昼ご飯を食べる。ポテトとひき肉のトマト煮込みがおいしい! この昼食は毎日おばちゃんが作りにきてくれるのだ。家庭料理っぽくてなかなかの味だ。
さて、のんびり休憩する暇もなく、12:50になると、再びミニバスで発掘現場へ。今度は15時半まで発掘作業を続ける。うーん、やっぱりそれらしい遺跡の痕跡が出てこない。途中何度も教授が見に来るが、出てこないものは出てこない。そして今日はまったく成果が見られないまま、発掘作業は終了となった。
ここで手伝いの男の子たちは帰っていき、30分の休憩タイムとなる。みんなでパンにトマトやオリーブをはさんでサンドイッチを作る。私は働いていないのでそんなにお腹が減らないが、若い子たちはよく食べる。私は食べるよりも水分が欲しい。(^^;
さて、16時になると発掘現場の製図を取る作業が始まる。私はすることがないので日陰で座っていたら、いつの間にか寝てしまった。うーん、太陽の日差しは体力を奪うからね〜 結局、作業がいつもより長引き、19時過ぎに宿舎に戻ってきた。その後、水でシャワーを浴びて(お湯が出ないので、昼間のうちにバケツに汲んだ水を日向においておき、このぬるま湯と水でシャワーを浴びるのだ!)、髪も洗う。そういえば昨日はシャワーを使わなかったので、体中から汚れが出る、出る! この際、水でもいいぞ〜!
20
時半にようやく夕食。もうみんな食べ終わったあとだったので、残ったキョフテをちょっと多めにもらったりして、満腹になりました。外に出ると、満天の星空。天の川もきれいに見える。隣のジャーミィのミナレットにかかる北斗七星が見事だ。21時から今日のまとめ作業が始まるので、私は一人外に出て、空を眺めては星空の写真を撮っていた。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


発掘隊の朝食。
その日の当番が用意します。


こちらが発掘隊の宿舎。
男の子部屋と女の子部屋がある。


向こうに見えるのが食堂。
ここで3日間お世話になります。


敷地では発掘された
土器を乾かしています。


教授の飼い犬レマン。
最近野生が戻ってきました。


7時には発掘現場へ。
早速今日の仕事開始です。


使い終わった道具は
こんな感じでしまってあります。


あちこちに発掘の跡があります。
ここは何年もかけて掘っているらしい。


向こうに見えているのがメインで、
私たちはこちら側を掘ります。


こんな感じで土器が見つかります。
小さいのはあまり役に立たない……


掘った土は
一箇所にかためて置いておきます。


この辺りは去年掘ったところ。
壁が出てきてます。


一面のヒマワリ畑!
これは食べるためらしいですよん♪


ミツバチも集まってました。
こうして受粉するのね。


掘削作業を手伝いに来た若者たちが
おやつを持ってきていました。
みんなで食べるのが楽しみ!


こちらはケシの実ペースト入りのパン。


宿舎に戻って食べるお昼ご飯。
結構ボリュームがあります。


モモとコモモはすっかり
気に入られちゃったみたいです。


こちらは晩ご飯。
ポテトをのせたキョフテでした。


これが食堂。
水は水道の水を飲んでました!

 

■ 728日(金) トルコ8日目

今日は6時前に起きて、準備。人より遅れると迷惑をかけちゃうからね。朝が早いので、みんな次の日に着る服を着て寝ているのだ。(^^; 昨日同様、朝食が終わると現場に向かった。
現場では、なぜかモモとコモモがアイドル並みに人気で、手伝いの若者たちからは「モココ!」「モココ!」と呼ばれてかわいがられていた。うーん、モココって……
今日もほとんど収穫なく、午前の作業が終わる。途中の休憩時間が若者たちにはうれしいらしく、10時のちょっと前になると、みんなそわそわし始めて、ティータイムの準備に精を出す。こらこら、ちゃんと仕事しなさいって。(^^; その中に、以前私が教えていたM君という生徒に似た若者がいたので、トル子さんにこっそりと「彼はM君という生徒に似てるわ。M君は私が見てないとすぐサボる生徒でね〜」という話をすると、「実はあの子もそうなの。気はいいんだけどすぐサボるの。あの顔は万国共通のサボり顔なのかしらねえ?」とのことであった。
午後に入っても、目立った成果はない。去年からこのあたりを掘り始めていて、すでに民家が見つかっているので、このあたりにも絶対あるはずなのだ。でも、なかなか見つからず、全員の士気は下がりっぱなしのようである。それでも私(とモモ&コモモ)が見学しにきたことで、現場がちょっと活気づいたようなので役に立ったということにしておこう。
さて、16時になって製図の時間になった。ちょっと手のあいたトル子さんに発掘現場をあちこち案内してもらう。その様式や形で時代が特定できるのは面白い。また、遺跡の下から、さらに別の遺跡が出てくるというのも不思議だ。
そして17時になったところで、私は一足先に宿舎まで歩いて戻ることにした。明朝乗るバスのバス停を確認しておくためだ。宿舎を出て左に行き、最初の角を右に曲がり、十字路を左に行ったところにバス停はあった。おじさんたちがカフェの椅子に座ってのんびりまったりしている。一人でぶらぶら歩いている私を不思議そうに眺めていた。火・木・土・日の朝8時半にエスキシェヒル行きのバスが通っているらしい。これで明日の移動は大丈夫。エスキシェヒルから長距離バスでアンカラまで行ったら、買い物もたくさんしたいな〜 アンカラ城や博物館、ローマ浴場跡、アタチュルク廟は絶対みなきゃね。
宿舎でのんびりシャワーを浴びて日記を書いていたら、いつも発掘現場で一緒になる青年に「早く夕食を食べに行かないと遅れちゃうよ」と言われたので、一緒に晩ご飯を食べにいった。本日の晩ご飯もうまい!きれいにたいらげて部屋に戻ろうとしたところで、ヤプラック・ドルマス(葡萄の葉のピラウ包み)とビベル・ドルマス(ピーマンのピラウ詰め)を持ってきてくれた女の子がいたので、それも完食。彼女の家はレストランをしているので、ときどきこうしておいしいものが差し入れとして届くのだと言う。ヤプラック・ドルマスにヨーグルトをかけて食べると、「これがトルコの味か〜」と感慨もひとしお。ご馳走様でした。
外に出ると、今日も見事な星空。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


早速今日の発掘開始です。
なかなか目指すものが出てこないので
ちょっとテンションが下がってます。


今日もモモとコモモは…… (^^;


積んだワラを
方形に固めているのが面白い。


今日のおやつ。
ケシの実ペースト入りのパン。


トマトとチーズの入ったパン。
これもお母さん達の手作りです。


働き者のヤオズ君。
一生懸命掘ってます。


お昼ごはんのケバブ。
今日は「農家のケバブ」と言われるもの。


ワラを刈って移動する民族。
このテントには興味あり。


どこまでも続く道。
トルコの大地は
本当にまっすぐなんですね。


宿舎の入口。


宿舎近くのバス停。


村はのどかです。
静かだし、人通りも少ないし。
日本の昔の田舎を思い出す。


今夜は豆のスープ。
トル子さんはこれが苦手らしい。(^^;


食後にいただいたヤプラック・ドルマス。
学生さんの親からの贈り物。


ここが製図を取ったり
土器の復元をしたりする部屋。


トルコ人は世界一国旗好き。
今夜の月は国旗に似ている。

 

■ 729日(土) トルコ9日目

いつものように朝ご飯を食べて、6:50にみんなを見送った。発掘隊とも今日でお別れなのだ。「また来てね」と言ってもらったり、トルコ式のハグとキスのお別れがあったりで、なかなか感動的である。
朝のうちは雲が多かったけど、8時頃には晴れてきた。日陰は少し肌寒い。荷物は昨夜のうちに用意しておいたので、準備もあっという間に終わった。今日の予定は結局、発掘隊のバスでセイトガーズィまで送ってもらい、そこからバスでエスキシェヒルまで行くことになった。なんでも村から出るバスはエスキシェヒルの中心まで行くので、エスキシェヒルのオトガル(バスターミナル)まで結構距離があるらしいのだ。そんなわけで、新しい隊員を迎えに行くという発掘隊のバスでセイトガーズィに向かう。運転手さんがバスターミナルで下ろしてくれたので、バスの発車時刻までチャイをご馳走になって待っていた。ここからエスキシェヒルまでは1時間ちょっと。あちこち工事をしていてスピードが出せなかったためだ。エスキシェヒルに着くと、運転手さんがどこまで乗るか聞くので、「オトガルまで」と答えると、今度は行き先を尋ねられた。「アンカラまで」と素直に答えると、アンカラ行きのバスの真ん前にバスをつけてくれた。お礼を言ってバスを下りると、今度はアンカラ行きのバスの運転手さんが、ターミナル内のチケットブースまで連れて行ってくれて、チケット購入を手伝ってくれた。そしてバスに戻ると、バスは程なく出発。あ〜、オトガルの中を見て回る時間がなかった〜! そう、トルコは国鉄が発達していない分、長距離バスが発達していて、大きなオトガルだと空港並みの設備があるというのだ。まあ、アンカラのオトガルをゆっくり見て回ればいいかな。
さて。バスが動き出すと、イケメンの車掌さんがコロンヤを持って回り始めた。清潔好きのトルコ人は、人をもてなすとき、必ず手洗い用の洗面器を用意するという。バスの場合はその用意がないので、レモンの香りのするコロンを乗客の手に振りかけておしぼり代わりにするというわけである。手や首筋につけると、なるほど気持ちがいい。続いて今度はお菓子と飲み物のサービス。トルコのバスはなかなかサービスがいいね。
さて。今度は車掌が「どこまで行くか」を各乗客に聞いて回り始めた。「オトガル」「ターミナル」という言葉が聞こえる。私の隣に座った女性はすかさず「ターミナル」と答えていた。うーん、オトガルとターミナルって同じじゃないの? それともオトガル以外に、市内の繁華街にターミナルが別にあるんだろうか? 私の持っている「地球の歩き方」には「オトガルはアンカライ(アンカラ最初の地下鉄の名前)の駅に直結しているので、街の中心地のクズライまでは1本で行ける」というようなことが書いてあったんだけど。疑問は膨らむばかりである。
アンカラまでは約3時間。オトガル以外の場所で下りると申告した人たちが次々と降りていく。どうしても気になったので、隣の席に座っているおねえさんに、「スヒィエまで行きたいんだけど、オトガルで下りればいいの?」と聞いてみると、彼女はほとんど英語ができないながらも、「スヒィエに行くならオトガルで下りて、アンカライとメトロ(アンカラで2番目の地下鉄)を乗り継げばいい」というようなことを教えてくれた。そして私がスヒィエに何をしに行くのか聞き、泊まるホテルがそこにあることがわかると、「ホテルの名前は? スルメリ? それなら知ってるから連れて行ってあげる」と言う。バスがオトガルに着くと、「こっちよ」とアンカライの駅に案内してくれて、クズライでの乗り換えも手伝ってくれて、そしてスヒィエに着くと、本当に一緒にメトロから下りて、「ほら、この隣の建物がスルメリよ!」と言うと、彼女は爽やかに去っていったのだった。うわぁ〜、かっこいい! たとえ言葉が通じなくても、一生懸命話せば理解できる。日本人なら「私は英語がわからないの。ごめんなさい」と言って逃げそうな場面でも、自分の使える英単語とトルコ語を混ぜて、何とか知っていることを伝えようとする熱意には脱帽である(←帽子はかぶってなかったけど)。
そんなわけで意外にスムーズにホテルまで来られたので、さっさとチェックインをして荷物を下ろす。部屋をチェックすると、さすが☆☆☆☆☆のホテル、ちゃんとバスタブがある。今夜はお風呂に入れるぞ〜〜〜!
今日の観光は、とりあえずアタチュルク廟だけ。そう思ってホテルを出て気がついた。あ。水を持ってくるのを忘れた! 近くの売店で水を買うと、なんと0.35YTL! イスタンブールでは0.5YTLだったのに、首都のアンカラでは0.35YTL(他の店は0.4YTLだった)? 物価が安いのね。ぶらぶら歩いていくと、ケバブをユフカという薄焼きパンで包んだものを売っているお店があったので、早速入ってみる。もうすでに午後4時頃なので、遅めの昼食という感じである。いつもは羊肉の方を食べているので、今回はチキンにしてみた。チキンもスパイシーでなかなかのものである。
お腹もふくれて元気が出たので、早速アタチュルク廟に向かう。そこは、ものすごく高い柱に支えられた明るい建物だった。トルコがイスラム教の国でありながら、さほどガチガチのイスラムではないのはムスタファ・ケマル・アタチュルク(アタチュルクは「トルコの父」という意味)のおかげである。私たちが自由にトルコの大地を旅することができるのは、きっとアタチュルクのおかげなのだろう。そんなわけで、棺に向かって、一応お礼を言っておいた。
そして今度はタンドアン駅からアッキョップル駅に向かう。今日のもう1つの目的はANKAmallというショッピングモールでのお買い物だ。さっき、道案内してくれたおねえさんにこの場所も聞いておいてよかった〜 ANKAmallは相当広くて迷子になりそう…… イスタンブールのアクメルケズよりも大きい建物だ。スタバでフラペを飲んで休憩しながらも、人の多さにちょっと疲れてしまった。そんなわけで地下のミグロスで果物やお菓子、お土産を買ってホテルに戻ることにした。
晩ご飯はホテルの近くで食べようと思っていたのに、店を探して歩いているうちに、とうとうクズライ(メトロに乗ると、隣の駅ね)まで来てしまった。クイマルピデ(ひき肉ののったピザ)とイチリキョフテが食べたいなあ、と思っていたら、ちょうどいいお店を見つけたので早速入ることにした。すぐにサラダが出てきて、しばらくすると揚げたてのイチリキョフテがテーブルに出てきた。カリッとした皮の部分と、熱々の具がバッチリ。ピロシキにも似ている感じ。これはおいしいじゃないの〜 そしてクイマルピデ。薄焼きパリパリで、これはコンヤ地方の作り方かな。ちょっと羊臭いけど、あっという間に完食してしまいました。
ホテルに戻ったら、冷蔵庫で冷やしておいたビールと葡萄とチョコレートで2次会です。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


発掘隊での最後の朝食。
このあとみんなを見送ってから、
セイトガーズィに向かいました。


バスを待つ間、チャイを……


このバスでアンカラまで行きます。
アンカラまでの料金は14YTL
3時間の道のりです。


エスキシェヒルのオトガル。


長距離バスのサービス。
結構サービスがいいんだよ。


アンカラに着いたのでお昼ご飯。
ユフカで包んだケバブです。


アタチュルク廟を見学。
ここからは市内を見渡せる。


広い敷地。
博物館も併設されている。


こちらが廟の中のお棺。
ちゃんと衛兵が見張ってます。


アタチュルク廟から見る
市内の様子。


こんなかわいいものがありました。
道端の看板?


ANKAmall
は巨大な
ショッピングセンターです。


中のフードコートも
かな〜り興味あり。


ホテルまではメトロですぐ。
交通が便利でうれしい。


晩ご飯はクズライで食べます。


イチリ・キョフテ。
イスタンブールでは見かけなかったけど。
食感がたまらなくいい!


夜のクズライをお散歩。
この辺りが賑やかな街の中心地。
さすがアンカラは首都です。


これが泊まったスルメリ・ホテル。


メトロのチケット。
回数券も同じ形です。


ホテルに帰ってからのおやつ。
葡萄がおいしい〜〜〜♪

 

■ 730日(日) トルコ10日目

6時に目が覚めた。体内時計?
身支度を簡単にすませたら、地下のレストランで朝食。さすが☆☆☆☆☆のホテル、朝食のラインナップも豊富だ。シガラ・ボレイというシガレット型のパイがおいしい。……でも、ちょっとお腹の調子が変かな。ごろごろするし…… 昨夜のピデが半生な感じだったのがいけなかったかのかも。明日もこんな調子だとバスでの移動はキツイかもしれないなあ。バスだとシート間が狭いしね。そんなわけで、明日のイスタンブール移動はTCDDを利用することに決めた。ちょうど「Başkent Ekspresi(バシュケント・エクスプレスィ)」なら10:20発で16:50にイスタンブールに着く。バスに乗るのとそんなに時間もかわらない。
7
時半過ぎにホテルを出て、地下鉄でアンカラ駅に向かう。駅のチケットブースには時刻表がおいてなかったから、ハイダルパシャでデジカメに撮っておいた時刻表が役に立ってよかったわ〜 チケットもすぐに取れたから、これで安心。
さあ、いよいよ観光だ。まずはローマ浴場跡へ。途中でお腹がゴロゴロしだして、トイレを探すというハプニングもあったけど、なんとか9時頃にはローマ浴場跡に着いた。入ってみてびっくり! 浴槽や部屋の形が本当にきれいに残っているのである。これを偶然見つけた人は驚いただろうなあ。
続いてアウグストゥス神殿とユリアヌスの柱を見てから、アナトリア文明博物館に向かった。展示されているものをじっくり見てみると、中国風のものもあったりして、東洋とのつながりを感じる。実際三本足の鼎なんかは西安の博物館で見たのとそっくりだ。やっぱりアナトリアはアジアと関連があるんだなあ。私がぶらぶら見ていると、日本語が聞こえてきた。そうか、日本からの団体旅行なのね。バスであちこち連れて行ってもらえるから楽でいいよな〜(^^; 博物館を堪能して入口に戻ってくると、デジカメの電池がちょうど切れかかっていた。ついでなのでベンチに座って電池交換をしていると、隣のベンチにいたおじさんが「ジャポン(日本人)?」と話しかけてきた。「エヴェット(はい)!」と答えると、なにやらトルコ語で話し始めるではないか。「私、トルコ語はわからないのよ」と言うと、「“エヴェット”って言うからトルコ語が話せるのかと思ったよ」と英語に切り替えてくれた。トルコ語は5つか6つの単語しか話せないと言うと、「それだけ言えたら十分だよ」と褒めてくれました。(^^; そうかな〜? ついでなのでおじさんにアンカラ城への行き方を教えてもらう。どうやら壁づたいに歩いて上っていけば、すぐらしい。
そんなわけでアンカラ城に行ってみると、入った途端に驚くことばかり、そこには一般の人々が住んでいて、普通の暮らしをしているのだ。アンカラ城内の地図はないので散々迷いながらあちこち歩いていると、住民たちが不思議そうな顔でこちらを見ている。北側の壁にようやくたどり着いて四方を見渡すと、隣にいたおじさんが「ほら、アタチュルク廟だよ」と指をさす。本当だ、あんなところにアタチュルク廟が! それにしてもここから見えるなんて、やっぱり大きい建物だったんだなあ。そして今度は東側の壁を目指して歩いていると、完全に迷ってしまった。「ここから先は行き止まりだよ」とおばちゃんに言われ、別の奥さんに正しい道まで連れて行ってもらう。そしてそこでもまごまごしていると、そこで遊んでいた子供が「こっちだよ」と案内を始めた。これはお金をせびられるな〜、と思った私はとりあえず子供を無視して坂道を登る。ようやく頂上に着いたところで、やっぱり子供がマニマニ!(money money)」と言う。そこでちょっと冷たいようだが、はっきりと「NO!」と言うと、子供はおとなしく帰っていった。それにしても東の壁から見るアンカラ市内は本当に美しい。白い壁と赤い屋根。全体が調和している。
などとのんびり眺めていたら、お腹の調子が……(^^; 仕方ないので、途中で買ったコーラを飲みながら坂道を下り、ウルス駅までたどりついた。後ろから男の人がついてきて、「日本人? 韓国人? 中国人? さっきアタチュルク像の写真を撮ってただろ? 見せてくれよ。ねえ、どこかでお茶でも飲まない?」などと言う。うう、私のお腹は今、それどころではないのだ! 私にしては不機嫌な顔でじろりと男をにらみ、「ヨック!(Noの意味)」と答えて、駅の改札に滑り込んだ。幸いメトロはすぐに来たので、ANKAmallに直行。こうなったら一刻も早くANKAmallのトイレに入りたい! 入口のセキュリティチェックも煩わしい。お腹の調子が悪いのって、こういうときに困るんだよなあ。やっぱり明日はTCDDにして正解だったな。
時間的にはお昼だけど、そんな状態なのでお腹もそれほどすいていない。そこでスタバでアイスコーヒーとヨーグルトタルトを食べて休憩することにした。ついでにミグロスで今夜食べるご飯も買って帰ろう。多分、昨夜のピデだけじゃなくて、旅行の疲れが出てるんだと思う。それに昨夜は長風呂をしてしまったし。今日は無理しないで、あとはのんびりホテルで休もう。ということで、ピデやジュースを買って、早めにホテルに戻ってきた。
ホテルに帰ったら、とりあえずお風呂。バスタブにのんびり浸かって、体中のコリを揉み解す。うん、結構疲れがたまってるみたい。お風呂からあがったら、ベッドでゴロゴロしながらテレビを見た。海外のテレビは意外と面白い。バラエティ番組、ニュース番組、アニメ番組……それぞれ個性的である。6時くらいに、買ってきたピデとジュース、それに昨日の残りの葡萄で晩ご飯。少し軽めだけど、まあ、いいでしょ。
そんなわけで夜は早めに寝ることにしました。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


いいホテルは朝食もおいしい!


チケットを買いに
アンカラ駅まできました。
こちらも雰囲気のある建物。


アンカラ駅のホーム。
やっぱり自由に入れるのね。


ローマ浴場跡。
こんなにはっきり形が残ってます。


ここは何をした場所だろう?
脱衣所なんかも残ってます。
こういうのがひょっこり出てくるのは不思議。


ユリアヌスの柱。


アウグストゥス神殿。
今はこれしか残ってない!?


アナトリア文明博物館。
ここには日本人の団体さんが来てました。


ちょっと中国っぽい土器。


ヒッタイトと言えばシカ。
何故か分からないけどシカ。
シカが多かったのかな???


こんなかわいいものも発見!
トリさん、かわいい〜♪


一博物館の入口には
ちゃんと地図がかけてあります。


アンカラ城。
一歩中に入れば
庶民の普段の暮らしが見られます。


このあたりは一般の居住区。


東の一番高い壁まできました。
落っこちそうだけど……


市内を一望。
全体にまとまりのある家ばかりです。


揃いの赤い屋根がかわいいでしょ。
よく見ると崩れそうな家も。
でもちゃんと済んでるんだろうな〜


アタチュルク像。


ホテルのそばにあったシカの像。


晩ご飯はミグロスで買ってきた
ピデとジュースにしました。
ちょっとお腹の調子がね……

 

■ 731日(月) トルコ11日目

今日はイスタンブールに戻る日。荷物はあちこちで捨ててきたので、結構減ったんだけど、昨日の買い物で、また増えちゃった。(^^; 今日も朝6時に朝ご飯を食べにおりて、のんびり時間をすごした。そのあと、ちょっと外に出てスィミットをGET! イスタンブールでは10.5YTLだったけど、ここアンカラでは1個が0.25YTLだ。やっぱり物価が安い。ちなみにイスタンブールとアンカラでは水の質が違うので、スィミットの味も違うのだという。早速私も1口かじって、その違いを味わう。
8
時半にチェックアウトして駅に向かう。それにしてもインターネット予約は本当に便利。今回のホテルなんか五つ星クラスなのに、1泊が5300円。支払いも済んでいるので、改めてホテル代を払う必要もない。この次もインターネット予約を賢く使って旅したいな。
さて、アンカラ駅にはあっという間についてしまった。結構ヒマだったので、駅のPASTANE(カフェのこと)でチャイを飲んで、列車の発車を待つ。今日のお昼は食堂車だぞ! しばらくすると列車に乗車できるようになったので、手荷物の検査を受けて列車に乗った。とりあえず列車の中を探検。うん、ちゃんと食堂車もあるね。今日のお昼は絶対食堂車だ!
列車はちょっと遅れて10時半頃動き出した。のんびり外を見ていると、ついうたた寝してしまう。昨夜あれだけ寝たのにね。時計の針が1時を過ぎた頃、昼ご飯を食べに食堂車に入った。今日は絶対ウズガラキョフテを食べるんだと決めていたのに、品切れだって…… そんなわけで鶏のグリルを注文。ついでにサラダとコーラも。途中の駅から乗ってきたお客さんで、食堂車も混み始めた。隣のテーブルに座っていたおじさんがこちらに移ってきて、相席になった。おじさんはジャーナリストなのだと言う。食堂車の職員は英語が話せないので、おじさんが通訳を買って出てくれた。そして、「食事はおいしいかい? 私の母は料理が上手だよ。今食べている料理よりおいしいんだ。今度アンカラに来たら、ぜひ家に来るといい」と言って、名刺をくれた。その名刺、もうちょっと早くほしかった。(^^;
食事を終えて自分の席に帰ると、空調の故障で温度が異常に上がっていた。でも、次に停まる駅までは2時間ある。乗客は上着を脱いだり、本で扇いだりしているが、その間も社内の温度は上昇を続ける。……暑い。持っていた水もすっかり温まってしまった。それでも乗客は文句一つ言わない。みんなじっと耐えている。そして列車は駅のホームにすべり込んだ。係員がホースを引っ張ってきて、客車の下部を水で冷やす。それで空調が復活するのか心配である。
とにかく列車は再び動き出し、イスタンブールを目指して走り出した。イスタンブールには50分ほど遅れて到着した。ハイダルパシャから船に乗ると、ちょうどそれはエミノニュ行きだったので、エミノニュのすぐ横にあるエジプシャン・バザールで今夜食べる果物を買うことができた。そしてトラムに乗ってホテルに直行。ホテルは私のスーツケースをちゃんと保管してくれていたので、荷物を受け取って部屋に落ち着く。あっという間に時間は7時を過ぎてしまう。そろそろ晩ご飯のことを考えなきゃ。今夜は最後だし、両替したトルコリラがまだたくさん残っているから、ちょっと豪勢にいってみよう。
というわけで、晩ご飯はイスティクラール通りまで出ることにした。トラムに乗ってみると、かなり混雑している。これは危ないなあと思って、普段は背負っているリュックを前で抱えることにした。そしてカラキョイでトラムを下りて、テュネルに乗ろうとしたら……携帯電話がない! 携帯電話にアクビルをつけていたから、トラムに乗るときにはちゃんとあったのだ。それなのに、今、私のリュックには携帯電話がついていない(←盗難が心配だったので、長いストラップをつけてリュックに結び付けておいた)。とうぜんアクビルもない。さっきトラムの中ではリュックを前で抱えていたよね? いつ? どこで盗られたの? 全く見当もつかない。とにかくテュネルに乗るのは諦めて、トラムの駅に引き返す。係のおじさんたちに携帯電話を盗られたことを告げると、彼らはほとんど英語が話せないにもかかわらず、そのことの重大さをわかってくれて、一生懸命追跡してくれた。でも、30分ほど頑張ったが、結局携帯電話のありかはわからなかった。「日本の携帯電話? そんなに値段が高いのかい? それじゃあ戻ってこないかもしれないなあ」と言われたが、とにかく明日もう1回来るように言われた。もしかしたら届いているかもしれないから、と。
結局こんな状態では食事にも出かけられない。とにかくホテルに帰って、DoCoMoに電話して使用停止措置をしなければ。私がトラムに乗るためにジェトン(チケットになるトークンね)を買おうとすると、トラムの駅のおじさんたちは「いいからそのままトラムに乗りなさい」と言ってくれた。そしてホテルに帰ったら、ドコモの国際ローミングセンターに国際電話。とりあえず使用停止措置はしてもらった。でも、盗難に遭った携帯電話の賠償が必要になるので、結構お金がかかるらしい。せっかく楽しい旅だったのに、最後の最後にこれかと思うと泣けてくる。こんなことなら携帯電話のレンタルなんかしないで、家の近くの激安携帯電話ショップで5000円の海外使用可能な機種を買えばよかったなあ。そして、一番悔やまれるのが、携帯電話の中に入っているminiSDカードの画像情報だ。デジカメが間に合わなくて、携帯電話で何枚か写真を撮ったんだよね。その画像が永遠に失われてしまったと思うと、本当に悔しい。80枚くらい撮ったのに、日々ブログにUPしていた40枚ほどがサーバに残っているだけだ。女医の
西川史子が、ある番組の中で「世の中の99%のことはお金で解決できる」と言って周りの出演者から非難を浴びていたが、実はそれはその通りだと私も思っている。ただ、お金で解決できない残りの1%が問題なのだ。盗られた携帯電話など賠償額を払いさえすれば許される。盗られたFOMAカードは手数料を払えば再発行してもらえる。失ったminiSDだって、ヨドバシあたりで20003000円で買えるだろう。だけど、その中に入っていた画像とその思い出は二度と帰ってこないのだ。
再び外に出る元気もなく、今朝買ったスィミットと、エジプシャン・バザールで買ったブラックベリー、それと帰りに買ったビールでさびしい晩ご飯になってしまった。
(旅行中の日記をもとに再構成しました)


今日でアンカラともお別れ。
イスタンブールに向かいます。


ハムとチーズがあったら
ついついサンドイッチにしてしまう。(^^;


駅のカフェで発車を待つ。


列車の窓からは
ヒマワリ畑が見えました。
今日もいいお天気です。


食堂車にやってきました。


鶏のグリルを食べました。


野越え山越え谷越えて、
列車はひた走ります。


途中で冷房の具合が悪くなったので
急遽水で冷やしてます。


イスタンブールに帰ってきました。
ボスポラス大橋とクズ塔が見えます。


チィ・キョフテ売りのおにいさん。


チィ・キョフテは生肉と米、香辛料などをこねて
野菜やパンにくるんで食べるもの。


携帯電話の盗難に遭ったため
晩ご飯はブラックベリーだけだった……(T_T)

 


 

<< 前のページ 次のページ >>

戻る

 

inserted by FC2 system