一粒チョコな毎日

 


◆ 7月3日(水) ゲウチャイ

新宿に映画のレイトショーを見に行った。中国(香港)の映画で、中国の東北地方から香港に出稼ぎに行き、お金をためて故郷に戻ってきた女の子の話だ。タイトルは「ドリアン・ドリアン」。
映画の話はさておき、9:15から始まる映画の前に食べた夕ごはんの話。最近新宿ルミネの地下にある「ゲウチャイ」に行ってなかったなー、と思ったら、どうしても食べたくなってしまった。ここは他の場所にも店があるけど他所は宮廷料理を出していて値段はちょっと高い。ルミネ店だけはタイの屋台風で相席必至、テイクアウトもOKという庶民的な店なのだ。タイの屋台では卓上に置いてある調味料を料理にかけて、自分の好みの味にしていくという。この店もちゃんとテーブルには調味料が置いてあって、各自好きなだけ入れることができるようになっている。ところが、ここに来る日本人(タイ人も結構来る)は卓上の調味料を全然使わない人が多い。もったいない話だ。酸味、辛味、甘味のバランスがタイ料理の基本なのに、そのまま食べちゃもったいない。そんなわけで、私はここぞとばかりに入れまくる。唐辛子なんかはたっぷり入れるのでスープの色が紅く変わる。
前に相席したサラリーマン風の中年男性は、知ったかぶりで連れの男性に「これをかけるのがタイ風なんだよ」と言い、私の真似をして唐辛子をたっぷりかけたところ、非常に辛かったらしくゲホゲホとむせていた。ま、自分の体調と相談してから唐辛子は使ってください。


使用前。
(夜)Bセット、1180円。タイ風カレーと麺。
麺はいつもバミー(卵細麺)を頼みます。
センレック(太いビーフン)の汁ソバは苦手。
日本のラーメンよりあっさりしてます。


使用後。
卓上の砂糖、酢、唐辛子、ナンプラー等で
好みの味をつけます。
私はいつも砂糖1〜2杯、唐辛子3〜4杯、
酢7〜8杯。

◆ 7月6日(土) お買い物ったらお買い物!

昨日、6月分の給料が出た。そこで旅行に必要なものなどを買い揃えることにした。行先は新宿。
まずはヨドバシカメラでプリンターのインクや印刷用紙を購入。同じくヨドバシカメラでスマートメディア(デジカメの画像記録用カード)ケースとマルチ電源プラグ(コンセントプラグをどの国でも使えるようにする変換プラグ)を購入。電源プラグは初めて中国に行ったときに買ったので持っている。でも、あれはとても重いのだ。当時は7つのプラグ全てにあわせることのできるタイプは一番高くて(6000円くらいしたと思う)、しかもケースが大きくて重かった。そこで小さくて軽いものを買うことにしたというわけ。
そしてここまでで貯まったポイントは6000円分余り。このポイントと1000円割引券を手に、ヨドバシカメラの時計館に乗り込み、さっそく前から目をつけていたデュアルウォッチ(2つの時刻が表示される時計)を購入。シチズンのXCは前から気に入っていて、すでにクロノタイプのものとバングルタイプのものを持っている。そして「次はデュアルウォッチを買おう」と思ったとき、それは店頭から姿を消した。今年に入ってデュアルのものが復活したというのを知ったので、「これは自分の誕生日プレゼントとして買わなければ!」と気分が盛り上がった。ここ数年、自分への誕生日プレゼントは時計ばかり買っている。ちょっと遅くなってしまったけど、自分へのご褒美も兼ねてプレゼント。
その次こそが本日のメイン・イベント! “わちふぃーるど”でのお買い物だ。まずは傘。4月に気に入っていた赤い傘をバスの中で忘れてきてしまったので、それ以後はずっと古い傘を使っていた。“わち”の新製品で雨傘が出たので、これを買うことにした。でも、……でも。実は7月7日がダヤンのお誕生日。7月5日〜14日の間、ダヤンのバースデイフェアがあり、一定金額以上を購入するとプレゼントがあるという。そんな訳でこの数週間、ずっと買いたいのを我慢していた。だってどうせ買うならプレゼントが欲しいんだもん。そんなわけで今日は何回かに分けて欲しいものを片っ端から購入。スーツケースに貼るためのステッカーだって4枚も買った! 我が家のダヤンのぬいぐるみのためにバンダナも買ってやった! 友人の誕生日がもうすぐなので、そのプレゼントも買った! こうして散財し、私はプレゼントのガラス小鉢を3つ手に入れた。
そのあと、ちょっと変わった形の花瓶を買ったり、夕ご飯を食べたりして、軍資金の5万円は全て使い果たした。ちなみにボーナス支給は15日で、今夏の中国旅行の代金はそこから支払われます。


メディアケース(左)とマルチ電源プラグ(右)。
どちらも海外旅行には必要です。
とくに中国は全ての形状のプラグが
使われているので要注意。


ミニフラワーベース(花瓶)。
3つの花瓶がくっついた形で、
1つに水を入れると他の2つにも
水が行き渡ります。


海外旅行必携のデュアルウォッチ。
またまたXC(シチズン)を買ってしまいました。
よく見えませんが、文字盤は紺色。
ベルトはデュラテクト加工で傷に強いのです。


わちふぃーるどで買ったダヤンの傘。
早く雨が降らないかなー


ダヤンの頭に巻いてあるのがバンダナ。
手に持っているのがミニタオル。
ダヤンのぬいぐるみは以前に買ったもの。
(念のため……)


わちふぃーるどで買い物をすると
2000円以上でうちわ、
5000円以上でガラス小鉢がもらえる。
私はガラス小鉢を3つゲットしました!

◆ 7月7日(日) 使用前・使用後

旅行は準備も楽しいが、終わってから思い出すのも楽しいものだ。私は海外旅行時に山程写真を撮るので有名である。
例えば……
1989年のシンガポール(6日間) → 24枚撮りで10本(計240枚)
1990年の北京(1ヵ月半) → 24枚撮りで13本(計312枚)
1993年の香港(5日間) → 24枚撮りで5本(計120枚)
1996年の北京・天津(8日間) → 40枚撮りで5本(計200枚)
1996年の上海(4日間) → 40枚撮りで5本(計200枚)
2000年の韓国(4日間) → 40枚撮りで2本(計80枚)
2000年のイギリス(8日間) → 40枚撮りで10本(計400枚)
という具合である。韓国が少ないのは、このあたりからデジカメを併用するようになったせいだ。これ以外にも旅行の写真はたくさんある。それはよい。だけど撮り終えたフィルムも半端じゃない。このフィルムをなんとか劣化させずに残してはおけないものか? そう思っていたら、数年前からFUJI COLORがネガフィルムの画像ををPCに取り込んでCD-ROMに焼いてくれるというサービスを始めたのだった。たまりにたまったフィルムを全部CDに焼いておけば劣化させずに保存することが可能となる。「それならこれまでのフィルムをぜーんぶFUJI COLORのお店に持っていこうじゃないのよっ」と思い、今日、アルバムだのフィルム保存箱だのをひっくり返して、必要なものを探し出した。そうしたら、どうしても見つからないのが3つ。1995年の北京・天津、1997年の上海、1999年の大連・哈爾浜。いったいどこにしまわれてしまったのかわからない(←片付けたのは自分だ!)。とりあえずフィルム(APSを含む)50本は見つかったので、これをお店に持ち込まねばならない。いったい全部でいくらかかるのか。目下のところそれが一番の不安である。
そして。今夏の中国旅行も2週間後に迫ってきたので、少し準備をしなければと思い、昨日買ってきたダヤンのステッカーをスーツケースにペタペタと貼ってみた。ピンクのスーツケースに小憎らしい表情のダヤンが実によく似合っている(←馬鹿っ)。こうして旅行への期待はますます膨らんでいくのであった(←大馬鹿っっ)。


こっちが表。
シールを貼る前の姿は1月14日に載ってます。


こっちは裏。
こんなに浮かれたスーツケースでいいかしら?

◆ 7月12日(金) サムラート

まだ教師になりたての頃。当時は都内の私立女子高で講師をしていた。そこの生徒が、「先生、サムラートって知ってますか?」と話しかけてきた。サムラート? 知らないなあ。「新宿にあるインド料理屋さんで、すごくアヤシイんですよ」と言う。どうアヤシイのか聞いてみたら、そこで働いている店員が全てインド人で、日本語が通じないと言うのだ。「辛いのが好きならぜひ1度行ってみてください」と言われて数年。1度も足を運んだことがなかった。
今日は新宿で昼ごはんを食べたので、何となく足が向いた。こう毎日暑いと、冷たいものか辛いものしか食べたくない。昨日冷たいものを食べたから、今日は辛いもの(ちなみに一昨日は辛いものだった)。辛いものといえばインド料理(←短絡)。そんなわけで初めてのサムラート体験。
店内は結構広くて、「アヤシイ」雰囲気はない。なるほど店員はインド人ばかり。でも、日本語が通じる。お昼はカレー2種を選べるランチ(890円)かカレー3種を選べるランチ(1000円)がお得だというので、私はカレー3種の方を選択。辛口チキンカレー、チキンバター、魚のココナツミルク入りカレーを注文すると、「ドリンクは?」と聞かれた。そうか、ドリンクもつくのか。早速ラッシーを頼む。「ナンとライス両方?」というので、とりあえず頷く。ナンとライスはお変わり自由なので足りなくなったら頼めばいいとのこと。
わくわくしながら待っていたら、来た来た! ナンはふかふかの焼き立てで、ちょっと甘いけどカレーをつけるとちょうどいい。辛口チキンはちょっと酸味があって、ナンに合う。魚のココナツミルク入りカレーは香辛料の入ったターメリックライスとよく合う。お店のおすすめだというチキンバターは、バターの香りが香辛料をマイルドに包んでいて、そのままスプーンですくって食べるのがいい感じ。先日行った九段下のカンチャナ(名前を出しちゃった。ファンの人がいたらごめんなさい!)に比べたら、断然こっちの方がいい。だってカンチャナのナンはオーブントースターでチンしてたんだもん……


店内は明るい雰囲気でした。


そんなに辛くなかったけど
おいしかったです。

◆ 7月14日(日) アソート・クッキーな週末

この週末は伊豆方面へ小旅行。
特製特大おにぎりを食べ、旧天城トンネルを越え、浄蓮の滝を眺め、陶芸をしてお寿司も食べて…… 実に盛り沢山の週末でした。二重マル。


本日のお弁当。
特大おにぎり、揚げびたし、変わり春巻の3品。
おにぎりの具は梅、野沢菜ちりめん、おかか、
江戸ごぼう(ゴボウの醤油漬け)の4種です。


かなり大きいおにぎりです。


旧天城トンネル。
霧が立ち込めて独特の雰囲気でした。


迫力満点の浄蓮の滝。


陶芸体験。
ろくろを回しての手びねりは初めて。
皿を3枚、モアナの置物、ぼのぼのの箸置き、
計5個を作りました。


例によって沼津のお鮨屋さん。
スペシャルロールは値段の安さも
味のバランスもスペシャルでした。
(あぶりマグロ巻です)


とろあぶり。
これを食べないとねっ


山中湖のそばにあるジェラート屋さん。
ここだけ明るくて外国みたいでした。

◆ 7月15日(月) ADSL開通!

今月1日、@niftyのADSL(下り8Mbps)を申し込んだ。最近は通信速度が速くないと見られないサイトも増えてきたし、ファイルのやりとりをするのにも通信速度の速さが必要となってきたからなのだ。初めてメールの送受信をしたときの通信速度は2400bpsだった。
そして先週の11日、ADSLの開通予定日だった。全部パソコンにつなぎ、モデムやLANカードのセットアップも済ませ、早速つないでみたら……つながらなかった。それから何回か試してみたけどつながらなかった。@niftyに問い合わせたところ、「すでに開通済みです」という回答がきた。うーん。どうしてつながらないんだろう?
あれこれ考えて、もう一度、いや、4回も5回も設定や接続を見直したのに間違ってるところは見当たらない。思い余って昨日の晩(それも夜の11時を過ぎてから)、友人に電話して相談する。
「LANカードのランプはついてる?」
はぁ? LANカードのランプ? LANケーブルを抜き差しすると点灯するけどLANカードにケーブルを差し込んだ状態だと点かないなー
「それはおかしいって。ちゃんとつながってれば光るはずだから」
え? そうなの? そういうものなの?
「抜き差しすれば点くわけ?」
そう。抜き差しすると……あっ ああっっ!
「何? どうしたの?」
カードにケーブルをカチッとはめるとダメだけど、ちょっと抜けかけた状態にしておくと点くよっ ちゃんと使えるよっっ
「……それ、カードかケーブルの初期不良じゃないの?」
そうかもしんない。
「ヨドバシで買ったんでしょ? まだ買って1週間も経ってないんでしょ? 交換してもらえば?」
そうする…… とりあえず今日は設定だけしとくわ……
というわけで、昨夜は夜中までかかってADSLにつなぐ作業に没頭。なんとかつながるようになって上りと下りの通信速度を調べてみたら、上りが1408kbps 、下りが864kbps。ちょっと遅いかなー でも、アナログでの通信に比べれば天国のようなもの。しかもインターネットし放題。これはありがたい。
結局今日、新宿でLANカードを交換してもらって(LANケーブルに異常はなかった)帰ってきて、家で再び接続開始。おお! 今度は大丈夫。ケーブルをきちんと差し込んでもちゃんとランプが点灯する!(←それが普通だってば) そういうわけで、申し込みから2週間、無事にADSLが使えるようになりましたとさ。
それにしても私は初期不良が多い。学生の頃に買ったCDラジカセも初期不良気味でCD部分がうまく機能しなかったし、FAXも初期不良で留守番電話が機能しなかったし、確かワープロも初期不良だった。最近ではカラープリンタが初期不良で動作しなかったし、今度はLANカードが初期不良。そういえば、新しくパソコンを買った人の初期設定に立ち会ったときもそのパソコンは初期不良だった。ここまで初期不良に当たるのって、宝くじに当たる確立より高いんじゃないかと思う。


関係ないけど、LANカードを交換してもらいに
新宿へ行ったので、
新宿西口の「紅虎餃子房」で
四川マーボ豆腐定食を食べてきました。
唐辛子が7本も入ってて、辛みもバッチリ。
結構おいしかったです。


このランプが光るのが正常。
これで快適なADSL生活。
通信速度が速いのもうれしいけど、
これから3ヶ月間は月額500円、
それ以降は月3280円という値段もうれしい。
もちろん電話代込みです。

◆ 7月17日(水) チビのこと

昨日、猫を拾った。右目はなく、左目も結膜炎がひどかった。重さはたった380gで痩せ細っていた。
自宅の横で見つけ、かなり迷って病院に連れて行った。ふらふらと車道の方に歩いていくので危なかった。病院に行くと「結膜炎だけでなく風邪をひいているし、ノミもいて、その上寄生虫もいる」と言われた。それぞれの処置をしてもらい、最低三日は続けて治療する必要があると言われた。誰か引き取ってくれる人が見つかるまでは私が保護することにした。情が移ると(別れが)哀しいからと思って名前をつけず、名無しの診察券をもらって家に帰った。大急ぎでダンボールの小さな家を作り、ベランダに置いてやった。薬を飲ませ、目薬をさし、軟膏を塗った。水と餌を用意し、古い布で寝床を作ってやった。
今朝起きてベランダに出てみたら、猫はダンボールの家の中で冷たくなっていた。昨夜寝る前に見たときのままの姿で。仕事の帰りに病院に行き、せめて名前くらいはつけてやろうと思い、診察券に「チビ」と書いてもらった。ニャアニャア鳴き続けて母親を探し、私が抱いてやったときだけ静かになったチビ。撫でてやると安心したように目を閉じたチビ。病院の診察台で、ただ拾っただけの私にしがみついて離れなかったチビ。たった一晩だけ私と共にいたチビは幸せだっただろうか。そんなことを考えながら病院から出てきたら、空からはやさしい雨が降ってきた。

症状がよくなってから
写真を撮ろうと思っていたので、
チビの写真はありません。
手のひらに乗るくらい小さくて、
耳が大きく尻尾の細い仔猫でした。
昨夜世話をしながら“チビ”と呼んでいたから
この子の名前は“チビ”です。
そして誰がなんと言おうと私の猫です。

◆ 7月23日(火) いよいよ中国!

6時に家を出る。新宿発の成田エクスプレスに乗り、空港へは無事に到着。
定刻通りに飛行機は動き出し、中国時間の13:10に北京到着。ここまでは順調。
さてさて。入国審査……がとろい! 係官は電話をかけて確認を取ったりして、のんびりやっている。あー、早くして〜 次の飛行機に間に合わなかったらどうするのー?
そう。今日はこのまま成都まで直行するのだ。飛行機の出発は15:25。結局入国審査に30分以上かかり、国内線のチェックインも長蛇の列で30分以上かかり、安全検査も20m近く並んだ人が列からはみ出るほどに溢れていて30分以上かかった。しかし、この混み具合は異常だね。「私の乗る飛行機がもうすぐ出るのに私の順番が来ない。先に通してほしい」って頼み込んでいたおばちゃんがいたけど、係の人は冷静に「排隊排隊排隊!(並んで、並んで、並んで!)」と言っていた。あのおばちゃん、間に合ったのかね?
成都行きの飛行機は民航だった。ちょっとボロい。スチュワーデスもちょっと怖かった。 (^^; 定刻より1時間遅れて出発、成都には19時に着いた。おかげでホテルに着いたのが午後8時。行きたかった陳麻婆豆腐店(麻婆豆腐の老舗)はすでに閉まっちゃってる。あーあ。
とりあえず市内に出て夕飯の食べられる場所を探す。そこそこ人の入っている店があったので、念願の麻婆豆腐を食べる。12元。安い! 空心菜の炒め物10元。うまい! ご飯は1元。ぼそぼそでマズイ!
今日は23時に就寝。本日の歩数15149歩。
(旅行中の日記より再構成)


夏休みなので成田は結構混んでます。


北京首都空港国内線待合室。


国内線の機内食。キュウリがうまい!


「夫妻肺片」の麻婆豆腐。辛くないぞ!

◆ 7月24日(水) そして重慶へ

朝5:50に起床。
バスターミナルに行き、重慶行きのバスのチケットを買うことにする。ホテルから歩いて20分くらいのところにターミナルがあるので、まずは窓口に行く。「1時頃のチケットが欲しい」と言うと、「1時に乗るなら1時に来い!」と怒られた。(^^; 仕方がないのでホテルに帰りがてら、朝市をひやかす。
7時過ぎにホテルで朝食。“炒土豆絲(ジャガイモの千切り炒め)”がうまかった。
8時過ぎにホテルを出て、まずは「杜甫草堂」へ。草堂とはいえ、今ではかなり広い公園となっていて、昔の面影はない。そして次は「武侯祠」へ。ここには三国志で有名な劉備と諸葛亮が祀られている。主君と臣下がともに祀られるだけでも珍しいのに、ここでは臣下の諸葛亮の方が有名なのだ。三国志は私が中国語と中国文学の世界に入ったきっかけとなったお話。ここがきっと私の原点なのだろう。
11時頃にホテルに戻り、チェックアウト。11時半頃にホテルを出てバスターミナルに向かう。「1時頃のバスを……」と言いかけたら、今朝のおばちゃんに「1時に乗るなら1時に来い言うたやろっ!」と、またまた怒られてしまったので、とりあえずターミナルの中の食堂で水餃子を食べて昼食とする。
その後、三峡クルーズの旅行社の人に電話をかけてからバスに乗る。重慶のバスターミナルまで迎えにきてもらうのだ。バスは豪華で、エアコンにトイレ付き、テレビで映画も流してくれた。成都から重慶までは高速道路で4時間〜5時間。途中1回休憩をして、5時頃に重慶着。途中、豪華な寝台バスを追い越す。いいなあ、アレ。乗ってみたいなあ。
重慶に着いてみたら迎えに着ているはずの旅行社の人が見当たらない。しばらく待っても現れないので電話をしようとしたところ、それらしき人が声をかけてきた。間違いなく迎えの人で、そのままタクシーで重慶のフェリーターミナルへ。
船は五つ星で、かなり大きい。4階のシングルルームに通されたのに、あとで「部屋が違うから」と言って、2階のツインルーム(乗船口の隣)に部屋替えをさせられた。他の人と相部屋だと言うのだ。あれは絶対に船か旅行社がピンはねしてるな。だって私は「一人部屋」で予約したし、その分のお金も払っている。フロントでかなり粘ったが、私にはその証拠がない。帰ってから旅行社に抗議するしかないな。とりあえず夕食を食べに外に出ようとしたら「外は危ないから出るな」と言う。だってまだ7時前だよ? 「食堂のルームサービスを取れ」と言う。外に出してもらえないのでは仕方がないので、ルームサービスを取ることにしたが、スパゲティ・ミートソースやハムサンドが40〜50元という値段(日本風に言えばサンドイッチが3000円するくらいの感覚)。馬鹿馬鹿しいが、腹はへっているので、サンドイッチとビール(ビールは25元。後に北京で買ったビールは1缶2.5元でした)で夕食。あー、外で美味しいものを食べたかったのになー 外に行けば半分か1/3の値段でもっとおいしいものがたっぷり食べられたのになー こんなので夕飯が足るかいっ! 仕方ないので日本から持ってきたおやつを食べて暇つぶし。何もかも気に入らないので9時にはベッドに入って、10時には就寝。
本日の歩数17634歩。
(旅行中の日記より再構成)


成都の小路で見つけた朝市。


豚肉だってこの通り!


バイクの後ろにも大胆に乗っけちゃう。


大通りはこんな感じ。


杜甫草堂の北門。


ハスの花がきれいに咲いていました。


武侯祠への入口。


ここからが諸葛亮を祀った場所。


バスターミナルで食べた水餃子。


船室のトイレとシャワー。

◆ 7月25日(木) クルーズ開始

今日の8時に船は出港する。
というわけで、6時半起床。見知らぬ同室の人のために朝から起きて待っている。出港の時間が近づいても、部屋には誰も来ないので、とりあえず朝食に行く。席がなくて、香港人のグループの座っている席に相席を求めたら断られた。いいじゃんっ 席が空いてるんだからさ。こういうときはお互い様じゃないのさ。仕方ないので西洋人のいるテーブルに行って相席を求めたら、すんなりOK。やっぱりこういうところは見習わなきゃね。彼らはカリフォルニアから来たファミリーで、5人で参加。初めての中国で「何もかもがエキサイティングだわっ」とうれしそうに語っていた。
そうしているうちに船は港を離れ、人々が騒ぎ出した。とってもうれしいらしい。 (^^; 私は部屋のことが気になるので、とりあえず自分の部屋へ。何も変わった様子がないのでフロントで聞いてみたら、「その人なら部屋が余っているから別のお部屋に移ったわ」と言う。だったら最初から部屋替えさせるなよっ 結局二人部屋を一人で使うことになった。
まずは船内の探検。9時半からは船旅についての安全説明。そしてふらふらと船内を歩いたり、外を見ているうちに昼食の時間。レストランに全ての客が入りきらないので、欧米人と香港人、中国人と台湾人とフィリピン人と日本人、という2組に分かれての食事なのだ。食事はバイキング形式。味はまあまあかな。
14時半、豊都で初めての下船。鬼城見学。ここには閻魔様がいるのだ。ここで死後の世界を体験しておけば、死んだ後も大丈夫というわけで、あちこち見てまわりました。
部屋でちょっと休んだら、船長主催の歓迎カクテルパーティー。5階の甲板でシャンパンやジュースが振舞われた。天気がよく、凧もあがっていて、なんだかウキウキしてくるような気分になったが、その原因はシャンパンを3杯飲んだせいだということを私は知っている。 (^^;
夕食後は4階の前甲板で椅子に座って夕景を眺めていた。ここがお気に入りの場所なのだ。部屋でコーヒーを飲んだりしているうちに眠くなり、おやすみタイムとなった。
本日の歩数は9679歩。
(旅行中の日記より再構成)


船の中はこんな感じ。


いよいよ船が動き出しました。


両側に山が連なります。


私の泊まった部屋。


昼食風景。バイキング形式です。


乗った船は「仙娜」号。


鬼達の住む鬼城への門。


閻魔様に祈ってるの?


下界の眺め。すばらしい。


自分で撮ってみました。


ロープウェーで下界に下ります。


夕食を取ってきたところ。

◆ 7月26日(金) 船旅は佳境へ

6時起床。慌てて身支度をして外に出てみたら、すでに太陽は昇っていた。日の出が見たかったのにな〜 30分くらいぼーっと見ていた。山の色、何て言ったらいいんだろう……
時間になったので朝食をとりに3階の食堂へ。食べていると、太ったおじさんが英語で相席を求めてきた。「どうぞ」と言ったら、彼の連れ2人もやってきて、それぞれ自己紹介が始まる。彼らはジョン、トニー、ヘレンと言い、中国系のフィリピン人。薬草茶を飲んだり、持込のピータンを食べたり、大忙し。そのうちに私にもおすそわけがまわってきて、「夕食は一緒の席においで」と誘われたのでOKする。
8時半くらいに最初の峡谷・瞿塘峡を通過する。中国語のガイドは5階の後ろ甲板、英語のガイドは4階の前甲板だというので、当然私は英語のガイドを聞きにいく。だって中国語のガイドさん、だんだんなまってきて聴き取りにくいんだもん。わずか15分で緑の山々の間を通り抜ける。そのまま待っていると、今度は第2の峡谷・巫峡を通過。さまざまな色と形の山が連なる峡谷を通り抜けながら、その狭さと絶景に感激。昨日までの長江の広さがどうしてこんな風になっちゃうんだろう、というくらい狭いのだ。天気もよく、暑い日ざし。
そのあと、荷物を置きに部屋に戻り、ちょっとテレビを見てから昼食へ。しかし食べてばっかりだなー あんまりお腹が減っていなかったのでちょっと食べておしまい。
12時半に下船して木の小船に乗り換える。神農渓を行くのだ。今までの峡谷よりもさらに狭い渓谷を今にも沈みそうな船に乗って進む。途中までは黄色く濁った長江の水だったのが、ある地点から急に緑色に変わり、水底が見えるほど透明度が出る。男4人が舟を漕ぎ、さらに前と後ろに1人ずつ。船が漕げないほど狭いところや浅いところは男達が船を引いて行く。船を1往復すると賃金は20元だと言っていた。太古の昔から変わらないんじゃないかというくらい緑豊かな山々。途中、台湾人の女性とも知り合い、また別の台湾人の男の子とも友達になった。中国語と英語を勉強していてよかった。
戻ってきたら風邪の初期症状で喉が痛くなってきたので、少し寝る。船に乗る前に漢方薬のトローチ(普段から日本でも服用していて、かなり効く)を買っていたので、それをなめながらごろごろしていた。
そのうちに17時になり、いよいよ最後の峡谷・西陵峡を通過する。またまた4階に上がったら、なんと雨が降ってきた! 雨男(雨女)は誰だ? 屋根のあるところにひっこんで少し待っていたら雨が上がったので、再び甲板に出て川をぼんやりと眺める。三峡の中で一番狭いと言われるだけあって、切り立った山が後ろへと移っていく。それはそれはファンタスティックな眺めであった。
夕食の時間に食堂に行くと、すでにトニーとジョン(どちらもおじさんだ!)がいて、さらにリンダとアレクスが加わり、ヘレンもテーブルに着き、賑やかな食卓となった。トニーが盛んに勧めるので朝鮮人参スープを飲んでいたら、「これも食べるかい?」といってスープの中から肉を取り出した。それはもしかして……蛇? 「そう、蛇だよ」……蛇か。君とはもっと感動的な対面をしたかったよ。>蛇くん。蛇を食べるときには「今日は蛇を食べるぞ。蛇を食べるぞ。ヘッヘッヘーッ 蛇のニョロニョロめ、ざまー見ろっ」と気分を盛り上げてから食べたかったんだ。そんなわけで、何の構えもなく蛇を食べてしまった。骨が多くてまずい! 食事の後、トニーが明日の夕食の追加料理を頼んでいたが、果たして喰いきれるのかちょっと心配だ。
食事のあとはカラオケ大会。カラオケを聞きながら、トニーが2日前に買ったというパソコンで遊んだり、メルアドの交換をしたりして、カラオケ以外のことで楽しんでしまった。 (^^;
船旅も2日目。少しずつ知り合いが増えていく。こんな旅もいいかもしれない。
本日の歩数は5340歩。少なし!!
(旅行中の日記より再構成)


三峡に昇る朝日。


瞿塘峡を通過。


瞿塘峡は霧に霞みます。


さらに船は巫峡を進みます。


神農渓を木の小船で行く。


西陵峡は三峡最長最大の峡谷です。

◆ 7月27日(土) 最後の夜。

三峡ダム見学のために朝は5:45に起きる。
6時半が朝食で、食堂に行くといつもの面子がいた。喉が痛いのでしばらく部屋で休む。今度は鼻もグズグズし始めてきた。まずいぞ。
7時半にダム見学のため下船。ダムは大きいけど、果たしてこのダムは本当に必要なものなのだろうか。工事中の様子を見ながらふと疑問になった。
船に戻り、10時頃に西陵峡の東側を通り抜けるのを見る。また4階の甲板に行こうとしたら、ヘレンとあったので、トニーやジョンと一緒にコーヒールームでコーヒーを飲みながら外を眺めた。徐々に景色は変わり、狭い峡谷から広い長江へと戻っていく。そして葛州
[土覇ダムを通過。ここはロックゲート式になっていて、船が通過するのに30分かかる。その間に昼食(食べてばかりだ!)。食後は図書室で話をしたり、子供たちのチェスに口出ししながら大人同士の戦い(?)をしたりして、ひとしきり遊ぶ。
3時になると中国舞踊のレッスンがあるというので行ってみる。扇子の回し方やステップの踏み方を教えてもらって、ちょっと踊る。なめらかに手を動かすのが難しい〜
そして夕食。昨日注文した通り、山ほど追加料理が出る。いったい全部でいくらになるなのであろうか。でも、満腹、とてもおいしかった。続いて歓送晩会。中国人用のものと西洋人用のものでは内容は同じだったけど、西洋人のパーティーの方が盛り上がったぞ。やっぱり目の青い人たちはこういうときの楽しみ方を知ってるという感じだ。
今日は疲れた。寝る! 本日は7311歩。
(旅行中の日記より再構成)


三峡ダムは建設中。


ロックゲート式の葛州[土覇]ダム。


踊りのレッスンを受けるヘレン。

◆ 7月28日(日) 武漢から北京へ

6時半に起きる。実際にはもっと早くから目が覚めていた。というのは、今日の武漢から北京への汽車のチケット受け渡しについて、かなり心配をしていたからなのだ。
スーツケースに荷物をつめたり、忘れ物がないかを確認しているうちに、7時半。とりあえず4日間にかかった費用(ルームサービスとかマッサージとか)の値段を払い、8時に朝食に行く。いつものように6人で朝食をとり、私はついでに夜のためにパンをくすねてきた。「これ、今日の晩ごはんなの」と言うと、「じゃあこのピータンも持っていきなさい」といって、ピータンを2個くれた。「醤油もなしに食べるのか?」とかそういうことはおいといて、同じ時間を過ごした者への気持ちをさりげなく表す彼らに「本当にありがとう」としか私には言えなかった。
さて。11時半に船は港に着き、私は下船した。まずは電話を探して、汽車の切符を手配してくれた黄さんと連絡をとらなければならない。黄さんと私の関係は複雑で、一言では言えない。(^^; 要するに、私の友人であるところのエンちゃん(中国人)の旦那の会社の知り合いのさらに知り合いで、私は会ったこともなければ、個人的に連絡をしたこともない。成都のホテルから電話をしたのがファーストコンタクトだ。武漢に着いたら電話をするように言われていたので、早速電話。港まで来てくれると言う。武漢は交通事情が悪く、すぐそこまで行くのにも時間がかかる。実は、武漢には河が2つ流れていて、街そのものが3つに分けられているのがその理由だ。黄さんの到着まで40分。ぼーっとしながら武漢の地図を眺めて過ごした。売店の猫がちょっとナマイキだったので写真も撮った。
さて。黄さんとは無事に会うことができて、そのまま昼食へ。黄さんが「武漢で一番美味しい」と勧める“亢龍太子酒軒”に行く。白身の魚を薄切りにしたものを熱した油を入れたキャセロールに放り込み、パチパチ言わせてから食べる“通江柴魚”は絶品。辛いタレにつけて食べると、休むのを忘れてしまうのだ。その他にも“臭豆腐”という臭い豆腐の料理を食べたけど、想像したほど臭くなかった。むしろおいしいくらい。北京ダック風の“片皮鴨”もパリパリでばっちぐ〜 
すっかりお腹がふくれたところで黄鶴楼へ。空気が悪く、向こうが霞んで見えなかったので、せっかくの5階建ての黄鶴楼も少し期待はずれだった。でも、その建物自体はすごいと思う。ただし。あまりに暑くて二人ともへたばってしまい、駅近くのホテルで涼みがてらコーヒーを飲んで休憩した。携帯電話のこと、交通事情のこと、猫の話、子供の頃に犬に噛まれた話などなど、話をしたり新聞を読んだりしているうちに、いつの間にか6時を過ぎていた。とうとう最後の最後まで黄さんにお世話になり、列車の中に荷物まで運んでもらった。黄さんは私と何の関係もないのに、本当に感謝である。
列車に乗ってしまえばあとは安心。このまま終点の北京西駅まで乗ればいいのだ。到着は朝の7時。安心したらお腹が減ってきたので、結局食堂車に行くことにした。食堂車は9号車。味はまあまあ、値段もそこそこ、満腹になって帰ってきて、同席の人たちとしばらく話をする。そろそろ寝ようかと思い、寝台に横たわったとき、隣のおじさん(といってもまだ若い。40歳前か?)が話し掛けてきた。「日本が中国に戦争を仕掛けたのは正しいことだと思うか?」「日本人は戦争の真実について知っているか?」「教科書書き換えの問題などで歴史の真実が葬られるのではないか?」「中国は日本にとって脅威か?」「石原慎太郎東京都知事の発言はいかがなものか?」等、面倒なことを聞いてきた。昼間ならいざ知らず、そろそろ寝ようとしているときにそんな話を持ち出すなんて非常識きまわりない。もう、そんなこと私に聞くなよ……
疲れた。今日は14282歩。
(旅行中の日記より再構成)


港の売店で。冷蔵庫の上で。


ここがフェリー・ターミナル。


武漢の街並み。


黄鶴楼の前で。


汽車に乗ると切符の代わりに渡される。


寝台車の“硬臥”。


食堂者の風景。


汽車の食事。苦瓜と牛肉の炒め物。

◆ 7月29日(月) 北京到着

5時半に起床。洗面所が混む前に仕度をする。しかしなー、「トイレ使用後は必ず水を流してください」って書いてあるけど、肝心の水が出ないんだもんなー(乗った時から) 「だったら書くなよ」と言いたい。
さて。外をぼんやりと眺めているうちに7時。駅に着いてタクシーを拾う。タクシー乗り場を探すのにちょっと迷ったが、無事にホテルへ。8時前にホテルに着いてしまったので部屋があるかどうか心配だったけど、「掃除が済むまで40分待って」と言われただけだったので、ちょっと安心。時間つぶしにラウンジでコーヒーを飲み、ホテルの周りを散策して、実家に国際電話をかける。9時半に部屋に上がってみたらまだ掃除が終わっていないのでフロントに文句を言ったら、すぐに掃除してくれた。どうなってんの?
さて。荷物の整理や昨日の服の洗濯をしたら、いよいよ行動開始。6年ぶりの北京なのだ。まずは自分の印鑑を作るために琉璃廠へ。とにかく街の様子を観察するために歩く。永安路を歩いていたら、前を行く自転車に乗ったおじさんのポケットからお札がぼとっと落ちてきた。ひゃあ! 何千元もありそうだ。慌てて呼び止めようとしたら、後ろから来た別のおじさんがお金を拾い、自転車に乗って逃げ始めた。私には「黙ってろよ」と言う。そういうわけにも行かないので、前のおじさんを呼び止めて、「アイツが盗ったっ!」と教えてあげた。おじさんは猛スピードで追いかけていった。
さらに歩いていくと、“煎餅”を食べている人がいたので、「食べたいなー」と思って探したら、胡同(小道・横丁みたいなもの)に屋台が出てました。さっそく1つ購入。2元。これが今日の朝食兼昼食です。
その後、胡同に迷い込み、ふらふらと歩いていくと、おばあちゃんと猫がいた。今朝、ホテルのそばで見かけた猫と同じ種類のようだ。写真を撮ってもいいか訪ねたら、おばあちゃんはしばらく考えて「1枚1元だね」と言った。キーーーッ もちろん写真は撮らなかった。
そのままぶらぶらと歩いていくと、目的地の琉璃廠に辿り着いた。天福茗茶があったのでまずはお茶を購入。大量に買ったので、お店のおねえさんが奥で茶芸を披露してくれた。お茶とお菓子をたっぷりご馳走になり、茶菓子のこと、自分も烏龍茶が好きで今使っている急須は自分個人のものだということ、日本人は大抵烏龍茶を買っていくこと、以前私が行った大柵欄の店はすでに改装されて昔の面影はないことなど、いろいろと話してくれた。
そして今度は印章屋。あれこれ見て周り、よさそうなものを探す。ここでは私は韓国人と間違われた。30分で彫ってくれるというので、その間にあちこち見てまわり、ついでに両手いっぱいのお茶をホテルまで置きに行くことにする。道々、「今夜はビールを飲みたいよなー」などと考えていたので、早速ビールを購入。4缶で10元。安すぎ!(ちなみに水は1本2〜4元です)
ホテルから琉璃廠へ戻るのに、今度はバスを使う。さすがにもう歩くのはちょっとイヤ。バスは1元。空調バスは2元で定期券では乗れないらしい。バスだと歩かずにすむのでらくちん。さて、印鑑を受け取ったら、さらにまたバスに乗り、西単へ。ここは昔、なんだかさびれたような通りだったのに、今は大きなビルが立ち並び、北京図書大厦という北京最大の本屋もできた。料理の本や、生徒たちへのおみやげの本を大量に買い、地下の郵便局カウンターで日本に送る手続きをする。朝2万円を元に替えたのに、すでにもう残りがない。慌てて近くの大きな中国銀行ビルで両替。
書店を出るとスターバックスがあったのでコーヒーを飲んで休憩。上海もそうだったけど、北京にもスタバができてよかったわー
そして地下鉄1号線(以前来たときは未完成だった)に乗って王府井へ。王府井はすっかり様変わりして、歩行者天国もあったりして、まるで上海の南京東路のようだった。ショッピングモールにデパート。小吃店を集めたストリート、ジェラートやドリンクを売っているテント、「これが王府井?」と驚いてばかりだった。
5時過ぎに王府井の夜市を見に行った。今夜はここで夕食を調達する。担々麺や羊肉串などを食べる。なんだかきれいになったのはいいけど、夜市の面白さはなくなった気がする。どこも同じようなものを扱っていて、特色がないのだ。
ホテルに帰り、久々の風呂。何しろここのところずっとシャワーばかりだったし、昨日は汽車の中だったからシャワーさえ浴びていない。やっぱりバスタブはいいね。風呂は命の洗濯です。今日は疲れたので10時半には就寝です。本日は25110歩。
(旅行中の日記より再構成)


北京西駅に着いた汽車。


オッド・アイの猫。兄弟か?


北京の“煎餅”。上海のとは少し違う。


これが胡同。生活のにおいがする。


さらに胡同を歩く。


地下鉄の駅。


地下鉄のホーム。


王府井夜市のはじまり〜


蓮根の細切りが入ってます。


虫の串焼き。臭豆腐もアリ。


外国人も楽しんでます。


屋台の担々麺。辛くないぞ!


パンのようなものに肉が挟んである。


羊肉串。昔はもっと小さかったのに……

◆ 7月30日(火) 北京最後の日

起きたら9時! 寝過ごした! 今日は早く起きて天壇公園に行く予定だったのにー
今更嘆いても仕方ないので、とりあえず身支度をして部屋を出る。前門を目指して。
大柵欄に向かって胡同を歩いていたら、朝ご飯が食べたくなった。手近な店に入って、ワンタンと包子を注文したら、餃子が出てきた。どゆこと? でも、まあまあおいしかったし、これで4.5元は安い。これが早点儿のいいところだ。
さらに大柵欄の天福茗茶でお茶を買い、近くの工芸店でもおみやげを買う。前門は昔とあまり変わってなくて、少し安心した。
続いて天安門広場。広い! 相変わらず広い!(そりゃそうだ) 人も多いし、毛主席紀念堂も行列が絶えない。南から北に抜けるだけでも大変だ。
天安門を近くで眺めていたら、やっぱり故宮に行きたくなった。通るだけでもいいかな、と思い、さっそくチケットを買って中に入る。陳列は以前に見たことがあるから一切パス。とにかく南から北へ、一直線に抜ける。ラスト・エンペラーの世界そのままで、今は人が溢れているのが違うだけ。中にスタバがあったのでちょっとビックリ。
そして故宮の北にある景山公園で休憩。ここからは故宮が一望できるのだ。次は久しぶりに長富宮飯店に行ってコーヒーでも飲もうと思ったら、ちょうど昼食時でコーヒールームは入れなかった。残念! 王府井に戻り、昨日のようにスタバでケーキとコーヒーで遅めの昼食。どこにでもあるスタバは本当に重宝します。
そういえば自由市場に行ってないなー、と思ったら、急に行きたくなった。すぐに地下鉄に飛び乗り、大望路まで行き、東郊市場を訪ねる。ここにはペットを売っている店もあるのだ。シマリス10元、うさぎ8元、仔猫は15〜50元。「1匹買うか?」って言われたけど……買ってもねえ? シマリスは元気だったけど、仔猫はこの暑さにすっかりへたばって、舌を出してハアハア言っていた。
王府井に戻り、いよいよ東安市場を見る。ここは私が学生の頃によく行った場所で、昔は1階建ての汚い普通の市場だったところ。今はここに地上6階、地下1階のショッピングデパートができている。5階のファーストフード店や地下の食品街は見ているだけでも楽しい。昔風のお菓子も売っていて、なんだか懐かしくなった。
さてさて。5時半過ぎ。とうとう念願のアソコに行くときが来た。そう、羊のシャブシャブで有名な老舗「東来順」である。昔から行きたかったのに、いつも同行する人が「羊は嫌い」とか「肉は嫌い」とか言うので行けなかった店である。こんなときに一人だと行動が自由でいい。店に入り、羊肉や豆苗などを注文。鍋の到着である。羊肉をしゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ…… うん。うまい! でも、まあ、普通のうまさですね。ものすごくウマイって訳ではない。今年の冬に上海で食べた火鍋の方が美味しかった気がする。
そして、ホテルへ。今日は疲れたので足底マッサージをしてもらう。担当のお兄ちゃん、日本語はできなかったけど、マッサージはうまかったよ。今まで一番うまかった。「そこ痛いよー」と言うと、「ここは心臓ね」と言われた。ドキッ
部屋に戻って日記を書いていたら、日本人の団体が着いたようだ。廊下がうるさい。どうして日本人の団体ってうるさいんだろう?
それにしても。どこに行っても「どこから来たのか」「中国は何回目か」「どこで中国語を勉強したのか」「何歳か」「何日くらい中国にいるのか」「仕事は何か」等を聞かれる。最初こそ真面目に答えていたけど、だんだんウンザリしてきた。だってタクシーに乗ったり、店で買い物をするたびに聞かれるんだよ。いっそのこと「私は日本人です。中国は9回目、北京は4回目です。日本の大学で中国語を勉強しました。今は●歳で、中国には9日、そのうちに北京には2日半滞在します。仕事は日本語と中国語の先生です」と書いた紙を首から下げた方がよくはないか?
そして、23時就寝。本日は28546歩。がんばったね。
(旅行中の日記より再構成)


朝のワンタン。1.5元。


朝食を食べた店。


前門。昔とあまり変わらない。


街中の公衆電話。種類も豊富。


天安門広場。凧揚げしている人も。


天安門。毛沢東の絵が……


故宮の太和殿。政治の中心でした。


建物の屋根もかわいい。


故宮内のスターバックス。


九龍壁。ちょっと汚れてるぞー


景山公園から故宮を一望。


右の子がチビに似てる。


うさぎはごろごろしてました。


元気なシマリスちゃん。


王府井は賑やかです。


王府井小吃街。ここも面白い!


一生懸命たこやきを焼いていました。


東来順のシャブシャブ。

◆ 7月31日(水) 再見、中国!

5時半に起きて6時にホテルを出る。天壇公園まで歩いて30分ちょっと。今日こそは人が少ないうちに天壇公園に行き、中をのんびりと散策するつもりなのだ……ったんだけど……なんだってー? 公園は6時からやってるけど、中の円丘や回音壁は開門が8時からなの? 聞いてないって…… 仕方ないので、中をぶらぶら歩き回り、おじいちゃんおばあちゃんの太極拳を見て、そのまま北門から出てきた。
前門大街の方に歩いていったらヨーグルトが飲みたくなった。北京のヨーグルトは昔から陶器のビンに入っていて、飲み終わるとビンを返すのだ。ちょうど店があったので1つ買い、「これ、持っていっていい?」と聞いたら「1元出せばいいよ」というので、そうさせてもらう。ヨーグルトをズビズビと飲みながら、ぶらぶらと通りを歩く。
そして前門へ。やっと朝ご飯にありつける。当初の予定とは違ったけど、胡同で餃子のオバケのようなものを買い、大柵欄の店で豆腐脳(朧豆腐みたいなもの)を食べる。一緒に包子も注文したけど、さすがに全部は食べきれなかった。
大柵欄を西に歩いていくと、普通の胡同に行き当たる。人々は「?」な顔で見ているが、気にせずにずんずん歩く。そのうちに私の知ってる通りに出たので、そのまま歩いてホテルまで帰ってきた。朝の散歩、約3時間半。
ホテルで休憩してからチェックアウト。荷物を持ってタクシーに乗り、空港へ。しかし、お金が余ってる。今回は6万円を換金したけど、まだ500元も残っている。タクシー代と空港税で200元としても300元は残る。結局空港内の免税店で、何かにとりつかれたように買い物をした。ちなみに、私が空港の免税店で買い物をするのは今回が初めてである。お菓子を買い、薬などを買い、そして一番馬鹿な買い物をした。アヒルの子のぬいぐるみだ。なんだか心惹かれちゃったんだよねー
空港内はとてもきれいになっていて、食事のできるところもある。私はコーヒー(44元。高いってば)を頼み、ぼんやりしていた。
飛行機の出発は14:45。待合室に行く途中、さらにチョコレートを買う。別にお金を使い切る必要はないけど。他の人は日本円で1万、2万の買い物をしてました。馬鹿馬鹿しい。街中だったら半値以下で買えるのに。そして飛行機は動き出し、3時過ぎに離陸。しかし初めてANAに乗ったけど、スチュワーデスがイマイチだね。英語のアナウンスも下手だし、中国語のアナウンスはないし。でも、機内食はおいしかったです。
本日の歩数は23542歩でした。
さよなら、中国。そしてただいま。
(旅行中の日記より再構成)


天壇公園内部。広〜い。


中にはニラと卵と春雨が入っていました。


手前がヨーグルトドリンク。後ろは水。


豆腐脳。ようするに朧豆腐。


北京の空港。国際線付近。


北京首都空港もきれいになりました。


コーヒーと旅の手帳。


アヒルのチビ。なんだか心惹かれる手触り。


帰りの機内食です。


 

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